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【全日本プロレス】王道トーナメント1回戦、ドーリングvs潮崎、秋山vs宮原

【全日本プロレス】王道トーナメント1回戦、ドーリングvs潮崎、秋山vs宮原

第2回 王道トーナメント〜2014 オープン選手権〜【開幕戦】
日時:2014年9月15日(月・祝)開始:12:00
会場:東京・後楽園ホール
観衆:1012人

第2回王道トーナメント1回戦でいきなり潮崎が三冠王者ドーリング撃破!
秋山は宮原に敗れ、2年連続1回戦負け!鼓太郎がKENSOから金星!

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▼第1試合 シングルマッチ 20分1本勝負
○渕正信
9分47秒 バックドロップ→片エビ固め
●中島洋平

  • 試合詳細
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       全日本プロレスに入団した中島洋平は、所属として初の後楽園大会で“全日本の重鎮”渕正信と対戦。赤と白のXceedカラーのコスチュームに金髪姿で登場した中島。渕に握手を求めてから試合開始すると、まずはロックアップ。
       ロープに押し込んだ渕は貫禄のクリーンブレイク。再びロックアップして渕-がまたもロープに押し込むが、体勢を入れ替えた中島はミドルキックの連打で渕を場外に蹴落とすとプランチャを投下。

       渕がリングに戻ってきたところに襲いかかった中島だが、渕も走り込んできた中島の顔面にフロントキック。中島を吹っ飛ばした渕はボディスラムで何度も叩き付けると、腕を取ってグラウンドに持ち込み、アームロックに捉えていく。さらにヘッドシザースで絞め上げていった渕だが、中島は必死にロープに足を伸ばす。
       しかし渕は逃がさずにキャメルクラッチ。しっかりと両腕をヒザの上に乗せて、大きくアゴを引き上げたが、中島はどうにかロープに脱出。ならばと逆片エビ固めに捉えた渕はリング中央に引きずっていくと、どっしりと腰を落とす。

       悲鳴をあげながらもロープに辿り着いた中島だが、渕は疲れた様子でなかなかどこうとしない。渕がコブラツイストを狙ったところを卍固めで切り返した中島だが、渕は腰投げで脱出。ドロップキックを放った中島に対し、返す刀でドロップキックを発射した渕は続けてバックドロップ。
       しかしスタミナ切れでカバーにいけない。ならばともう一度バックドロップで投げていった渕は、そこからボディスラムを狙ったが押し潰した中島。さらに渕のバックドロップを背後に着地してドロップキックを連発してからミサイルキック。

       これをかわして自爆させた渕は首固め。カウント2で返した中島は続くバックドロップもすぐに起き上がって気合いの雄叫び。だが、渕は顔面へのフロントキックからバックドロップ2連発で投げていって3カウントを奪った。

  • 試合後コメント
    • 中島洋平
      ――所属第1戦でしたが。
      「2戦目ですね。(15日の)千葉があるんで。後楽園は初ですけど。初の後楽園で一発目が第1試合って事だったんで、勝って王道トーナメント、Xceed優勝につながるように盛り上げようと思ったんですけど。なんですかね、渕さん。今まで感じたことのない強さ、強さっていうか巧さ。両方でしたね。でもここで絶対僕が生き残っていくにあたって必要なものだと思うんで。今日は負けましたけれど、渕さんくらいキャリアがある人に20代の選手が負けてちゃダメだと思うんで。恩返しっていう意味も含めて次はきっちり勝って、渕さんに恩返ししたいと思います」

      ――コブラツイストを卍固めに切り返したところに中島選手の意地を感じたのですが?
      「そうですね。あれは意地しかなかったですね。その前の逆エビ、キャメル(クラッチ)が、今でもそうですけどかなり腰に来ていたんで。あれは本当に意地です。もっと深くしようとして一瞬腕を動かしたその隙を突いてなんとか切り返せたんですけど。その後投げられちゃってるんで。そこが自分の甘さかなと思いますね。卍でもギブアップとれるくらいに昇華させていかないとと思っています」

  • 第2回 王道トーナメント〜オープン選手権〜入場式
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       第2回王道トーナメント〜2014 オープン選手権〜の入場式として、豊橋大会から出場するゼウスとボディガーを除く14名のトーナメント出場が名前の入ったタスキをかけ、1回戦の対戦カード順に登場。前年度優勝者の曙はトロフィーを抱えてリング上へ。
       サムライTVの伊藤プロデューサーが開会宣言をすると、曙が優勝トロフィーを返還した。

▼第2試合 Jrスクランブルプレミアム6人タッグマッチ 30分1本勝負
●SUSHI/土方隆司(フリー)/梶トマト(K-DOJO)
13分06秒 腕ひしぎ逆十字固め
ウルティモ・ドラゴン(闘龍門MEXICO)/○佐藤光留(パンクラスMISSION)/石井慧介(DDT)

  • 試合詳細
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       大漁旗をマント代わりにしたSUSHIがまず入場すると、続いて梶がトマトダンスを踊りながら入場。その後も一人ずつ入場。光留は新テーマ曲で登場。
       その光留と土方の先発で試合開始。片足タックルでテイクダウンを奪った光留だが、ヘッドシザースで切り返した土方。首を抜いてガブっていった光留はロープに押し込むとクリーンブレイク。ローを蹴ってくる土方にタックルを狙った光留だが、ロープに押し込んでいった土方は離れ際に張り手。

       光留がミドルを蹴っていくと、土方もミドルを返すが、蹴り脚をキャッチした光留はアキレス腱固めへ。これを腕十字で切り返した土方だが、光留が再びアキレス腱固めに捉えると、土方はロープに脱出。ここで光留がウルティモにタッチすると、SUSHIが土方にタッチを要求。
       土方がタッチをすると、SUSHIウルティモの腕を取って捻り上げる。切り返してからアームドラッグで投げていったウルティモだが、足をすくって倒したSUSHIはレッグロック。だが、ウルティモはコークスクリュー・シザースで切り返す。

       続いて石井と梶がリングイン。ロープで勢いをつけた梶はランニングエルボーで石井を吹っ飛ばすと、飛び込んできた光留も場外に追いやってプランチャを投下。さらに石井をリングに戻すと、コーナーからウルトラタイガードロップ。しかし石井もオーバーハンドのチョップからドロップキックを返してウルティモにタッチ。
       スタンディングクラッチに捉えたウルティモ。続いて光留がサッカーボールキックを叩きオムと、石井はサンセットフリップ。しかし石井の串刺し攻撃をかわした梶はミサイルキックを返して土方にタッチ。

       串刺しハイキックからハーフハッチで投げ捨てた土方はサッカーボールキック。蹴りのコンビネーションを叩き込む土方だが、ハイキックをかわした石井はフランケンシュタイナー。土方も立ち上がってハイキックを叩き込むが、ブレーンバスターを逃れた石井は延髄斬り。タッチを受けたウルティモはドロップキックからショルダースルーで投げると、蹴りのコンビネーションからソバット。
       アサイDDTをワキ固めで切り返した土方だが、ウルティモはラ・マヒストラル。これもエビ固めで切り返した土方はカウント2で返したウルティモに張り手からバズソーキック。ダブルダウン状態から両者タッチ。

       光留はSUSHIに串刺しミドルキックからランニングキックを狙ったが、かわしたSUSHIはニールキック。場外ダイブを狙ったSUSHIに石井が襲いかかるが、梶が石井を場外に追いやると、SUSHIは光留に向かってトペコンを発射。さらにリングに光留を戻してダイビング・ヘッドバットを投下。続けてTEEKAMAKI(=レインメーカーの動作→エビ固め)を狙ったが、光留はニーリフトで迎撃。
       さらにハイキックからバックドロップで投げた光留はカウント2で返したSUSHIを腕十字に捉える。クラッチが切れた瞬間にエビ固めで丸め込んだSUSHIは、トラースキックからTEEKAMAKIを狙ったが、丸め込む瞬間、光留は腕十字い捉えてギブアップを奪った。

       すると光留はセコンドから受け取った掛け軸を広げる。そこには「王道トーナメント準決勝 秋山社長指名」と書かれてあった。光留が9.18豊橋での1回戦・金丸戦に勝てば、9.20博多での二回戦でこの日行われる秋山vs.宮原の勝者と対戦する。

  • 試合後コメント
    • ウルティモ・ドラゴン&佐藤光留&石井慧介
      ――今日の試合はジュニアランブルということで、改めてウルティモ選手、佐藤選手などバラエティに富んだ選手が集まってきたなと思いました。ウルティモ選手の視界にはやはり世界ジュニアが入っている感じでしょうか?
      ウルティモ「自分はちょっと仕切り直しですね。今の全日本ジュニアは佐藤選手、石井選手などすごい選手がたくさんいるので。自分は前チャンピオンで、今のチャンピオンに負けたんだけれど、ちょっとしばらく仕切り直しして自分のポジションを作って。挑戦してもいいかなってチャンスが来たら挑戦しようかなって。今はまだその時期じゃないと」

      ――石井選手はアジアタッグを目指して全日本マットに参戦してきましたが、今回はジュニアとしてラインナップされていましたが?
      石井「まずは2日前のKO-D(無差別級)のベルトを勝って持ってきて、ここに来たかったんですけど。KO-Dは残念でしたけれど、今日はこの中に入って試合して、すごい刺激的でした。ウルティモ・ドラゴンさんとは2度目のタッグでしたし、佐藤光留さんとは2012年6月24日以来のタッグで。パートナーもそうでしたし、対戦相手もすごく刺激的でした。ジュニアの闘いに入っていって、ジュニアのベルトを獲るのも夢であります」

      ――これからはウルティモ選手同様、ジュニア戦線の中で自分のポジションを作っていくということでしょうか?
      石井「そうです。目指したいです。もちろんDDTでも全日本でもどっちでも目指したいです」

      ――佐藤選手は王道トーナメントにエントリーされている中でこの試合に参加されていましたが?
      光留「(※『王道トーナメント 準決勝 秋山社長指名』と書かれた巻物を口にくわえながら)……。」

      ――これ以上言うことはないという感じですか?
      光留「(諏訪魔に)しゃべるなって言われたから書いてきたんだよ!」

▼第3試合 タッグマッチ 30分1本勝負
曙/●金丸義信
11分08秒 アックスボンバー→エビ固め
○大森隆男/吉江豊(フリー)

  • 試合詳細
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       18日の豊橋大会で一回戦を行う前年度覇者の曙は、吉江豊とタッグマッチで前哨戦。大森vs.金丸で試合開始。腕の取り合いから大森がハンマーロックに捉える。しかし金丸が自軍のコーナーに大森を押し込んでいって曙にタッチ。両手を広げる曙にショルダータックルでぶつかっていく大森だが、曙は余裕で受け止めると至近距離からのショルダータックルで大森を吹っ飛ばす。
       タッチを受けた吉江もショルダータックルでぶつかっていくが、曙はショルダーブロックで受け止めると、カウンターのラリアットでなぎ倒してからのエルボードロップ。続いて金丸がエルボースマッシュでカチあげていくが、吉江はロープには飛ばされない。

       逆に金丸をロープに振った吉江だが、金丸はその勢いを利用してドロップキック。さらに回転エビ固めを狙ったが、吉江は雷電ドロップで押し潰す。続いて大森がニードロップを落としてからボディシザースに捉える。悶絶しながらもロープに逃れた金丸はエルボースマッシュを打っていくが、大森もエルボースマッシュで対抗。
       打ち勝った大森は吉江にタッチ。低空のサンセットフリップを落とした吉江は、飛び付いてきた金丸をアバランシュホールドで叩き付けると、ジャンピング・ボディプレスを投下。これをかわして自爆させた金丸は曙にタッチ。

       コーナースプラッシュからエルボードロップを落とした曙は、ランニング・ボディプレス。これをかわした吉江はコーナースプラッシュからスティンクフェイスをお見舞いすると、ジャンピング・ボディプレス。だが、気合いの雄叫びと共にキックアウトした曙。立ち上がってきたところにビッグブーツ、後頭部ラリアットを叩き込んでいって大森だが、走り込んできた大森をスクラップバスターで叩き付けた曙は金丸にタッチ。
       ヒザへの低空ドロップキックからダイビング・クロスボディー、串刺しラリアットと決めた金丸だが、大森もブレーンバスターを狙う。これを逆に投げてみせた金丸。曙が入ってきてエルボードロップを落としたところにカ金丸がダイビング・ボディプレスを投下。

       しかし吉江が入ってきて金丸にラリアット。曙が吉江を場外に連れ出して体当たりしていくが、かわされて鉄柱に誤爆。その間にリング上ではアックス・ギロチン・ドライバーを狙った大森を金丸が丸め込むがカウントは2。ならばと逆さ押さえ込み。これもカウント2で返した大森は今度こそアックス・ギロチン・ドライバー。これもカウント2で返した金丸だったが、大森は立ち上がってきた金丸に走り込んでいってアックスボンバーで吹っ飛ばして3カウント。
       王道トーナメント1回戦で当たる曙をリング上から睨み付けた吉江。勝った大森もトーナメントで当たる可能性がある吉江を激しく意識しながらリングを降りていった。

  • 試合後コメント

    • ――王道トーナメント1回戦の相手の吉江選手との前哨戦でしたが?
      曙「もうねぇ。関係ないですよ。若手じゃないし、当たったらやるしかないんですよ。ひとつ言えるのは8月より間違いなく調子がいいし、試合が終わって話していても息の上がり方がちがうし。だから今日までは試合というよりは練習試合ですね。早く試合の体に戻す。もちろん今日は取られたし、前も取られたけど、やるときは曙はやりますよ。今日は練習試合としてやって調子もいいし。絶好調じゃないかもしれないけど、負けない自信はあります。元々吉江選手も組んでタッグを狙いたいと言っていた人なんで、その気持ちは変わっていないし。自分らしかできない全日本らしいスーパーヘビー級の試合をやって、お互いの気持ちを確かめ合って。もちろん結果としては自分が勝って2連覇目指して。三冠挑戦権を取りたいですね」

      ――青木選手に負けたショックは残っていますか?
      曙「その日はショックでしたけど、次の日には冷静になっていろんな事を考えると相手だって(世界ジュニアの)チャンピオンだし、ジュニアかもしれないけどそこらへんの選手よりずっと力を持ってる人なんで。だからそこでジュニアのペースにはまるとそういう結果もあるってのを久しぶりに感じましたね。チクショウ!っていう気持ちを久しぶりに感じましたね。こういうトーナメントは1試合1試合を大切にしないと。……頑張りますよ。往夫堂は生き様っていうじゃないですか(笑)」

  • 次期シリーズでジュニアタッグリーグ戦開催決定!
    •  第3試合終了後、スクリーンで“特報”として、次期シリーズ『復活! 2014ジャイアント・シリーズ』でジュニアタッグリーグ戦『Jr.TAG BATTLE OF GLORY』を開催すると発表。

       参戦チームは青木篤志&佐藤光留、鈴木鼓太郎&中島洋平、ウルティモ・ドラゴン&金丸義信、SUSHI&土方隆司、石井慧介&高尾蒼馬の5チーム。
       10.8木更津〜10.19福山で総当たりリーグ戦を行って得点を争い、上位2チームが最終戦の10.22後楽園大会で優勝決定戦を行う。優勝チームは年末恒例の『世界最強タッグ決定リーグ戦』に“ジュニア代表チーム”として出場できる。

       なお、開幕戦となる10.8木更津大会で長期欠場していた野村直矢の復帰戦(vs.金丸)が行われることも決定した。

▼第4試合 第2回王道トーナメント一回戦 時間無制限1本勝負
○鈴木鼓太郎
9分24秒 エンドレスワルツ
●KENSO
※鼓太郎が二回戦進出

  • 試合詳細
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       昨年から復活した無差別級トーナメント『王道トーナメント〜オープン選手権〜』が今年も開幕。まずは真霜拳號の裏切りにあい、なかなか結果を残せていないDKの総帥KENSOが、ジュニアヘビー級の鼓太郎を相手に1回戦を行う。
       ゴングと同時にビッグブーツで襲いかかったKENSOは、続けてラリアットを叩き込む。辛くもカウント2で返した鼓太郎を場外に放り投げたKENSOはプランチャを投下。さらに鉄柵に叩き付けていったKENSOは、鉄柵の外に連れ出す。

       客席に叩き付けた鼓太郎を、観客から奪い取ったペットボトルで殴打していったKENSOは、イスの山を築くと張り手を見舞ってからその上に鼓太郎をブレーンバスターで叩き付ける。リングに戻ったKENSOはコーナーカバーを外して投げ捨てる。そこに鼓太郎が戻ってきて走り込むが、KENSOはカウンターのラリアット。
       そこから金具が剥き出しになったコーナーに鼓太郎を叩き付けていったKENSO。悶絶する鼓太郎に張り手からブレーンバスターを決めたKENSOは、ダイビング・エルボードロップを投下。

       カウント2で返されると、もう一度コーナーに登っていったKENSOだが、追いかけていった鼓太郎は雪崩式ブレーンバスターで強引に投げる。だが、すぐに立ち上がったKENSOは張り手から投げ捨てジャーマン。さらに葉隠れ2(=クローホールドSTO)で叩き付けると、張り手を連打。
       しかし鼓太郎もコーナーに叩き付けようとしたKENSOを、逆に金具剥き出しのコーナーに叩き付けてからコーナーに登る。しかし張り手を見舞ったKENSOは最上段に登って雪崩式ブレーンバスター。

       これを身体を捻って押し潰した鼓太郎だが、KENSOは腰紐を外してチョーク攻撃。さらに張り手を連打。だが、歯を食いしばって耐えた鼓太郎はエルボーを連打。ローリングエルボーからアッパー掌底、ボディへのエルボーと叩き込んでタイガードライバーを狙うが、KENSOがリバースで切り返す。そこを回転エビ固めで丸め込んだ鼓太郎は、続けてエンドレスワルツ(=連続ラ・マヒストラル)を執拗にカバーして3カウント。
       まさかの1回戦負けとなったKENSOは張り手を見舞って八つ当たりするが、ジュニアヘビー級でありながらヘビー級のKENSOから金星を奪った鼓太郎に場内は大喝采! だが、二回戦では曙vs.吉江の勝者という、どっちが上がってきても超スーパーヘビー級との闘いになる。

  • 試合後コメント
    • 鈴木鼓太郎
      ――体格差がプロレスのすべてではないということをこの勝利で証明しました。
      「デカいやつも小さいやつもプロレスでは関係ない。勝ったやつが強いんだよ。丸め込みだろうが、他の技だろうが(カウント)ワンツースリーはワンツースリー。俺の勝ちだよ。DK総帥の首を獲ったぞ。ほかのDKはどう出るんだ?」

      ――青木選手が千葉で曙選手から勝っているのは意識されていましたか?
      「もともと青木も持ってた考えかもしれないけど、俺だってジュニアに負けるのは当たり前という目で見られるのは。ジュニアで活躍している選手はみんなが持っている考えだと思うんで。それがずっと持っていた考えで、あいつが力をつけて、俺が力をつけて」

      ――GAORA TVの無差別級王者という立場だからこそ負けられないというのは?
      「それもあるよね。誰に負けても挑戦させろって言われるし、無差別のベルトを持ってるんだからそこはしっかり自覚をもってやらないといけないと思っています。1回戦はヘビー級だけど、2回戦は横綱vs.吉江選手(の勝者)。どっちもスーパーヘビー級だからね。今度は対スーパーヘビーで頭の中しっかり作り直して。簡単には攻略できないとは思いますけど、簡単に攻略できるならこれまで勝てているわけだから。なんとか……どっちが来るにしろ、あの巨体をうまく転がさなければいけないんだし。あんだけの肉厚があると通じないだろうし。一発で通じないなら3発でも5発でも10発でも入れていきます。そこにしか勝機は見い出せないと思うんで。まずはスタミナを奪うことですね。スタミナだったら絶対負けていないんで」

▼第5試合 第2回王道トーナメント一回戦 時間無制限1本勝負
○諏訪魔
15分57秒 万力スリーパー→レフェリーストップ
●青木篤志
※諏訪魔が二回戦進出

  • 試合詳細
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       諏訪魔はEvolutionに加入したばかりの世界ジュニアヘビー級王者の青木篤志と対戦。ダイナマイト・キッドばりのチョッキを羽織って登場した青木と、スタン・ハンセンばりのカウボーイスタイルで登場した諏訪魔。
       リング中央での睨み合いからエルボー合戦で試合開始。優勢だった諏訪魔は青木を場外に放り投げてから場外に降りていくが、青木は素早くリングに戻る。諏訪魔がリングに戻ると青木は片足タックルを仕掛けてからガブっていく。だが、組み付いていって逆にグラウンドに引き込んだ諏訪魔。

       上になった諏訪魔はアームロックを狙うが、青木は下から腕十字で切り返す。ロープに逃れた諏訪魔は場外にエスケープ。しかし追いかけていった青木は、諏訪魔の左腕を鉄柵に叩き付けると、鉄柵にホイップしようとした諏訪魔を逆に鉄柵に投げつけてからブレーンバスターの体勢。これは逆に諏訪魔が投げていき、さらに鉄柱攻撃からナックルパート。
       青木もチョップを返していくが、諏訪魔は鉄柵に青木を投げつける。勢い余って鉄柵の外まで吹っ飛んだ青木がリングに戻ると、諏訪魔はナックルパートを連打。さらに青木をロープに振ると、追っかけ式のキチンシンク。

       青木の頭を叩いていく諏訪魔にムッとした表情でエルボーを返す青木。これに怒った諏訪魔は青木の髪の毛を掴んでロープに押し込むが、青木もバチバチと張り手を返していく。すると諏訪魔はもの凄い勢いのキチンシンクからジャンピング・エルボードロップ。さらにガッチリとコブラツイストに捕らえるが、青木は何とか腰投げで脱出。
       しかし諏訪魔は串刺しラリアットからスロイダーで投げていくと、青木の顔を足蹴にしていく。青木はカウンターのドロップキックを返すと串刺し攻撃を狙うが、諏訪魔は蹴りで迎撃。だが、バックを取られた青木はうまく諏訪魔を場外に投げ捨てると、スライディングキックからトペを発射。

       気合いの咆哮から諏訪魔をリングに戻した青木は、10分経過と同時にミサイルキックを発射。バックを取った青木だが、諏訪魔はエルボーで脱出するとパワースラム。さらにレフトハンド・ラリアットから高い位置から真下に落とすバックドロップ。ラストライドを狙った青木だが、青木は回転エビ固めで切り返す。カウント2で返されるとラリアットを連打していった青木だが、諏訪魔はダブルチョップで応戦。
       しかし青木はヒザへの低空ドロップキックからラリアットでなぎ倒すと、フロッグスプラッシュを2連続投下。アサルトポイント(=レッグロック・スープレックス)を狙った青木だが、諏訪魔がエルボーで防御すると青木はヘッドバット。ならばと諏訪魔は万力スリーパーホールド。

       そこからラストライドを狙った諏訪魔だが、青木はリバースで切り返すと腕十字へ。必死で逃げようとする諏訪魔だが、青木は腕固めでねじ伏せる。どうにかロープに逃れた諏訪魔だが、青木は左腕にオーガーヘッドキック。しかし諏訪魔は右腕でショートレンジラリアット。さらに左のショートレンジラリアットから投げ捨てジャーマン。両腕を広げた諏訪魔は背後から万力スリーパーホールドで捕獲。
       諏訪魔がグイグイと絞め上げていくと、青木は全身から力が抜けた感じで崩れ落ちていき、レフェリーが試合をストップ! “落ちてしまった”青木はすぐに目を覚まして立ち上がったが、レフェリーが試合が終わったことを告げるとコーナーに座り込んだ。

  • 試合後コメント
    • 諏訪魔
      「あいつのね、殴ってくる、向かってくる姿勢はあいつが全日本に来て初めて見た。さすがジュニアのチャンピオンベルトを背負っているだけの覚悟が見えたし。もっともっと、シバキ合いだけで15分20分イケんじゃねぇか(笑)。意識が持つまでやれるよ。ただ今まで俺だけバチバチやるのが好きだと思っていたけど、あいつも好きじゃねぇかよ(笑)。これはもうあいつの分まで気持ちを背負って優勝しなきゃいけないな。順調なスタートが切れましたよ」

▼第6試合 第2回王道トーナメント一回戦 時間無制限1本勝負
●秋山準
15分39秒 ブレイクハート→片エビ固め
○宮原健斗
※宮原が二回戦進出

  • 試合詳細
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       元々は昨年の王道トーナメントから“打倒・秋山”を掲げて全日本マットに乗り込んできた宮原健斗が秋山準と激突。
       まずはロックアップからロープに押し込んでいった秋山は軽く宮原の頬を叩いてクリーンブレイク。腕の取り合いから秋山がショルダータックル。さらにフロントキックで宮原を場外に叩き落とした秋山は場外に出て鉄柵攻撃。しかし返す刀でフロントキックを叩き込んだ宮原は、エプロンに上がって背後からジャンピングニー。

       秋山をリングに戻した宮原はエッグドロップを落とすとヘッドバット。秋山もヘッドバットを返すと、そこからエルボー合戦に。打ち勝ってみせた秋山は倒れた宮原に向かって両手を広げて「来いよ」と挑発。ヘッドバットからボディを蹴り上げていった秋山に対し、宮原も感情剥き出しにしてエルボーを連打するが、それでも秋山は倒れず逆にエルボーの連打で宮原をなぎ倒す。
       そして宮原を場外に投げ出すと鉄柵攻撃からボディスラムで床に叩き付ける。宮原をエプロンに乗せた秋山は宮原のアゴを掴んで鉄柱に押し付けると、さらに顔面にニーリフトからリングに戻ろうとする宮原をエプロンで捕まえて断崖式DDT。

       そして朦朧とする宮原をエプロンからのカーフブランディングで鉄柵に叩き付けていった秋山は宮原をリングに戻してランニングニー。何とかカウント2で返した宮原だが、秋山はブレーンバスターを狙う。必死に踏ん張った宮原は逆にブレーンバスターで投げていくとフロントキックからヒザへの低空ドロップキック。前屈みになったあきやまの側頭部に低空ドロップキックを見舞った宮原はエルボーを叩き込むと、バックを取る。
       しかし踏ん張った秋山は走り込んでくる宮原にカウンターのラリアット。続くランニングニーをかわした宮原はトラースキック。そこからコーナーに登った宮原だが、追いかけていった秋山は雪崩式ブレーンバスター。

       気合いの雄叫びをあげながらすぐに立ち上がった宮原だが、秋山はエクスプロイダー。10分経過し、秋山はエプロンで再び宮原を捕まえるとダブルアームの体勢に。どうにか振り解いてフロントキックで蹴落とした宮原だが、秋山は場外からエプロンの宮原を掴めるとエクスプロイダーで投げていく。そして宮原をリングに戻した秋山はランニングニーから胴絞めフロントネックロック。
       そこからカバーした秋山だが、宮原の足はロープに。ロープを掴んで立ち上がろうとする宮原をニーリフトでカチあげた秋山はエクスプロイダーを狙うが、どうにか踏ん張った宮原はフロントキックで秋山を吹っ飛ばすと、串刺しニーからライガーボムで叩き付ける。

       カウント2で返した秋山だが、宮原はフロントキック。走り込む宮原にフロントキックを返した秋山だが、宮原は飛び付いていってスネークリミット(=三角絞めからの腕十字)。すぐにロープに逃れた秋山だが、宮原はブレイクハート(=ペディグリー)を狙う。踏ん張った秋山にタックルを狙った宮原だが、ニーリフトで迎撃した秋山は、宮原の顔面をニーリフトで何度もカチ上げると、ニーサポーターをズラして剥き出しのヒザでランニングニー。
       これもカウント2で返した宮原だが、秋山は垂直落下式エクスプロイダーで投げる。15分が経過し、秋山はリストクラッチ式エクスプロイダーを狙うが逆にニーリフトでカチ上げた宮原はジャーマンで投げていくがカウントは2。朦朧とする秋山を垂直落下気味のブレイクハートで叩き付けた宮原が3カウントを奪って勝利!

       何と秋山がまさかの2年連続1回戦負け! 両者とも試合後、なかなか立ち上がれないほどのダメージ。無念の表情で引き上げていく秋山にも惜しみない拍手が送られたが、タッグでの勝利に続き、秋山からシングルでも勝利した宮原。一気に王道トーナメント台風の目となった宮原は9.20博多で光留vs.金丸の勝者と対戦する。

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  • 試合後コメント
    • 宮原健斗
      ――王道トーナメント1回戦突破という意味を超えての大きい勝利でした。
      「僕が勝ったんですよね? 勝ったのに僕の方がダメージが大きいかもしれない(苦笑)。でも! 今はこういう…こういう勝ちが俺には欲しかったから。王道トーナメント、1回戦、秋山さんからこうやって(※パンパンパンと三回手を叩いて)きっちりとカウント獲れたことが今の俺には絶対の実績になる」

      ――何度もこれで決まったのでは? という場面が続きましたが、それでも諦めずに……
      「俺はあの人に勝ったことがないし、タッグマッチで勝ったと言っても、明らかに見る人たちからすれば、これだけの差があるわけで。それをドンドンドンドン縮める第一歩になったのかも知れないですね」

      ――秋山選手を倒した事で王道トーナメントもこれから優勝候補としての期待がかかると思うのですが?

      「もちろん! 目指すは優勝、それだけですよ。絶対絶対優勝する!」

▼第7試合 第2回王道トーナメント一回戦 時間無制限1本勝負
●ジョー・ドーリング
19分48秒 豪腕ラリアット→片エビ固め
○潮崎豪
※潮崎は二回戦進出

  • 試合詳細
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       いきなり1回戦から現三冠ヘビー級王者のジョー・ドーリングと8.16後楽園大会から復帰した潮崎豪が激突。ドーリングは三冠のベルトを持って入場。ゴングと同時に突進していったドーリングだが、体勢を入れ替えてドーリングをコーナーに押し込んだ潮崎は逆水平チョップ。
       ドーリングも逆水平チョップを返すとショルダータックルで吹っ飛ばす。場外にエスケープした潮崎を追いかけていったドーリングはフロントキックで吹っ飛ばすと、潮崎を鉄柵に叩き付ける。さらに抱え上げて鉄柵の上に喉元から投げつけたドーリングはリングに戻る。

       潮崎が戻ってきたところをブレーンバスターで投げていったドーリングは逆水平チョップで反撃しようとする潮崎にエルボーを叩き込んでからヘッドロックでグイグイと絞め上げる。さらに首を捻りあげていったドーリングは、潮崎の逆水平チョップには逆水平チョップで対抗。
       珍しくヘッドバットを連打した潮崎だが、ドーリングはショルダータックルで吹っ飛ばすと、潮崎を場外に投げ捨てる。自らも場外に出たドーリングはハンマーを背中に振り下ろすと、走り込んできた潮崎をカウンターのタックルでまたも吹っ飛ばす。

       朦朧としながらどうにかリングに戻った潮崎は何とか逆水平チョップを打っていくが、エルボーを返したドーリングはコーナーに押し込むように踏みつける。しかしドーリングの串刺し攻撃をかわした潮崎は打点の高いドロップキックからコーナーに押し込んでの逆水平チョップ。ジャンピングショルダーからブレーンバスターを狙った潮崎だが、腰を落としたドーリングは蹴りで突き放す。
       逆にブレーンバスターを狙ったドーリングをぶっこ抜いてブレーンバスターで投げた潮崎は、10分経過と同時に逆水平チョップを連打。だが、ドーリングも串刺し攻撃を狙った潮崎をショルダーブロックで迎撃。串刺しラリアットからショートレンジラリアット、エルボードロップと畳みかけたドーリングはファイアーマンキャリーで持ち上げる。

       背後に逃れた潮崎はブレーンバスターを狙うが、これはドーリングが逆に投げる。エプロンに出た潮崎は近づいてきたドーリングをヘッドシザースで捉えて場外に落とすと、エプロンからダイビングショルダー。しかし肩口でキャッチしたドーリングはそのままデスバレーボムで叩き付けていく。どうにかリングに戻った潮崎だが、ドーリングはもう一度デスバレーボム。
       カウント2で肩を上げた潮崎にドーリングはレボリューションボム(=スパイラルボム)を狙う。持ち上げられたところをウラカン・ラナで切り返した潮崎はロープに飛ぶが、ドーリングはカウンターのクロスボディー。ドーリングはもう一度レボリューションボムを狙うが、潮崎は何とか回避するとショートレンジラリアット。

       15分が経過してゴーフラッシャーで叩き付けた潮崎だがカウントは2。豪腕ラリアットを狙った潮崎をスパインバスターで叩き付けたドーリングだが、ダメージが大きくダブルダウン。立ち上がったドーリングのエルボーに対し、潮崎は逆水平チョップ。ドーリングも逆水平チョップを返すと、エルボーの連打からロープに飛ばそうとする潮崎の腕を掴み、引き込むようにしてショートレンジラリアット。
       さらにレボリューションボムを狙ったが、旋回して叩き付ける直前に背後に脱出した潮崎はシットダウンコブラツイスト。さらに上半身をコブラクラッチに捉える変型ストレッチプラムに捉えてからカバーするがカウントは2。

       ダメージの大きいドーリングは前のめりにダウン。そのドーリングを引き起こした潮崎は豪腕ラリアット。だが、ドーリングは倒れない。ラリアットの相打ちに持ち込んだドーリングだが、その直後、潮崎は棒立ちのドーリングに豪腕ラリアットを叩き込んでいって3カウント!
       三冠ヘビー級王者から完璧な3カウントを奪った潮崎が二回戦進出を決めた。足早に引き上げていったドーリングに対し、朦朧としながら勝ち名乗りを受けた潮崎は完全燃焼した様子で引き上げていった。

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  • 試合後コメント
    • 潮崎豪
      「(※精根尽き果てた声で)三冠チャンピオンに勝ったよ。文句ないだろう。目指すは優勝だけ……」

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