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【ユニオンプロレス】光留vs風戸のMAX戦、UWA世界タッグ戦、福田vsテイオー

【ユニオンプロレス】光留vs風戸のMAX戦、UWA世界タッグ戦、福田vsテイオー

ユニオン収穫祭2014
日時:2014年9月15日(月・祝)開始:18:30
会場:神奈川・横浜ラジアントホール
観衆:262人(超満員)

粘り粘った風戸を退けた光留はUWA世界タッグへの挑戦を要求!
イサミは即答で防衛戦を承諾!福田はテイオー超えならず!

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  • オープニング
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       細身のシャイボーイリングアナが「私はユニオンの中では一番風戸選手が好きです。私は風戸さんの勇気を感じるところがあります。ぜひ今日は頑張っていただきたいです」と前説で言ったあと、ナオミ・スーザン代表と共にユニオンの選手がリング上へ。
       まずはスーザン代表が「何か久しぶりという感じのラジアントホールって感じです」と挨拶してから、ドラマティック総選挙に福田以外のユニオンの選手がエントリーしていることを改めて説明。

       そして初メイン、初タイトルマッチに挑む風戸が「佐藤光留を倒して絶対ユニオンにベルトを取り戻します! いつも俺が大きな声で叫んでいるだけじゃないことを証明します! しかし! 今日はいつも以上に大きな声で叫びます! 押忍!」と気合い充分の挨拶。

▼第1試合 タッグマッチ 20分1本勝負
●チェリー/諸橋晴也
9分5秒 ランヒェイ
○円華(YMZ)/くるみ(アイスリボン)

  • 試合詳細
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       諸橋が握手を求めるとくるみは警戒しながらも応じる。チェリーとくるみの先発で試合が始まると、観客からは「若いのガンバレ!」という声援と共に「若い」コール。そんなコールにも手を上げて応えるチェリー。怒ったくるみはジャンピング・ボディプレスからサンセットフリップを落としていく。髪の毛を掴んで引き抜いていくチェリーをアームドラッグで投げていったくるみ。
       続いて諸橋と円華がリングインし、諸橋が円華の腕を取って絞りあげる。軽快な動きで切り返した円華はフェイントを挟んでの低空ドロップキック。すかさずくるみがストンピングから踏みつけるが、諸橋はサミング。

       合体攻撃を狙ったチェリーはくるみをキャメルクラッチに捉えて「顔面を蹴れ!」と指示。しかし諸橋が蹴ったのはチェリーの顔。「投げるぞ!」と指示したチェリーは合体ブレーンバスターを狙うが、諸橋はくるみとの合体ブレーンバスターでチェリーを投げる。すかさず円華が入ってきて形勢逆転。くるみをオンブしての合体攻撃を狙うが、重たくして失敗。
       ならばとくるみが円華をオンブしてチェリーにボディプレスを投下。しかし諸橋がダブルラリアットで円華とくるみをまとめてなぎ倒し、さらにチェリーが倒れた円華に諸橋を叩き付け、その上からフットスタンプ。

       「押さえておけよ」とチェリーに指示した諸橋はチェリーが羽交い締めにした円華に向かってラリアット。円華がかわすと寸前でストップして「セーフ」。だが、背後から円華がドロップキックを見舞って行き、諸橋はチェリーに激突。すかさず円華はチェリーにダイビング・ダブルニードロップを投下してからランヒェイ(=高速雁之助クラッチ)を決めて3カウント。

▼第2試合 3WAYマッチ 20分1本勝負
○松本都(崖のふちプロレス)
6分50秒 みやここクラッチ
●竜剛馬
※もう一人はゴロージュニア

  • 試合詳細
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       入場曲が『ジョーズ』『アイ・オブ・ザ・タイガー』『マンマ・ミーア』と奇しくも有名な曲が3つ並んだこの試合。笑顔で握手を求める竜を無視してゴロージュニアに握手を求めた都。吉野レフェリーの「安全運転で」のひと声から試合開始。
       早くもいやらしく都を触ろうとする竜の腕を取ってハンマーロックに捉えたゴロージュニア。そんなゴロージュニアを場外に追いやった竜は都をヘッドシザースで捕獲。ゴロージュニアが戻ってきてカットすると、竜は「待ってくれ」と言ってポケットから1万円を取り出す。

       受け取った上で竜に攻撃していくゴロージュニア。さらなる金銭を要求するゴロージュニアは「もうない」という竜に「飛べ」と指示して小銭まで要求。竜はそんなゴロージュニアを場外に追いやると都に向かって万札を差し出すが、都はその手を払って「金じゃねぇんだ!」と絶叫。
       にも関わらず竜に「飛べ」と指示した都はぴょんぴょん飛ぶ竜の急所を蹴り上げ、ゴロージュニアに向かって「あなたは無機質だからお金の価値は分からなくても、この会場の空気は分かるよね? だからこの事故りかけている3WAYを早く終わらせるために、これ私のイメージDVDをあげるから」と自分のイメージDVDをプレゼント。

       だが、ジャケットの写真と本人をよく見比べたゴロージュニアは「オエ〜〜〜」と気分を悪くしてしまう。激怒した都は飛び付いていってDDTで叩き付ける。仕方なくDVDを竜に渡す都だが、竜も「オエ〜〜〜〜」と気分が悪くなる。そんな竜を掴んでコーナーに登った都はマンマミーア(=バレリーナのように踊ってからのボディプレス)でダウンしているゴロージュニアにダイブすると、続けて竜をみやここクラッチ(=外道クラッチ)で丸め込んで3カウントを奪った。

▼第3試合 シングルマッチ 20分1本勝負
○シバター(P'sLAB横浜/フリー)
3分28秒 フロントネックロック
●三富政行

  • 試合詳細
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       三富をモチーフにしたオリジナルラップで入場したシバター。まるで異種格闘技戦のような雰囲気の中、三富はシバターをロープまで押し込んで逆水平チョップ。さらに強烈な張り手から「来いや!」と挑発すると、シバターもマウスピースを投げ捨ててミドルキックを打っていく。三富は逆水平チョップからコブラツイストを狙うが、シバターが踏ん張るとブレーンバスターにスイッチ。
       もう一発狙う三富だが、シバターもフロントネックロックで切り返す。もの凄い勢いで絞め上げていったシバターはそのまま胴絞め式に移行。これで三富はギブアップ。

▼第4試合 グッバイミスター〜サムデイ・アゲイン〜 20分1本勝負
○MEN’Sテイオー(大日本プロレス)
8分39秒 ランニング・ネックブリーカー・ドロップ→エビ固め
●福田洋

  • 試合詳細
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       10月から全日本プロレスにレンタル移籍する福田洋は、同じWorld Men's ClubのMEN’Sテイオーと一騎打ち。移籍前、最後の師弟対決。
       福田から握手を求めていくとテイオーも応じてから試合開始。お互い先手を取らせず睨み合いになると、両者ともWorld Men's Clubポーズ。そのままお互いの手を合わせると、テイオーはヘッドロックに捉えていく。

       福田は何とか脱出しようとするが、テイオーはなかなか離さない。それでもニークラッシャーで脱出した福田が先にスピニング・トーホールドを仕掛けるが、すぐに切り返したテイオーは逆にスピニング・トーホールド。下から蹴り上げて福田が脱出すると、吹っ飛んだテイオーは場外に落ちそうになるが、ロープを掴んで耐える。
       だが、テイオーを場外に蹴落とした福田はナックルパートとチョップで痛めつけてからリングに戻すと、コーナーからスレッジハンマーを投下。「カモーン、テリー!」と挑発した福田はパーフェクトプレックスを狙う。これを足をすくって倒してスピニング・トーホールドを狙ったテイオー。

       しかし福田は首固めで切り返す。カウント2で返したテイオーはジャックナイフ式エビ固めを狙うが、リバースで切り返した福田はそこからバックスライド。キックアウトしたテイオーはもう一度スピニング・トーホールドを狙うが、またも首固めで切り返した福田は、そこから流れるようにパーフェクトプレックス。カウント3寸前で返したテイオーはミラクルエクスタシーを返してからダブルダウン。
       どうにか立ち上がったテイオーはエクスプロイダーで投げると、走り込んできた福田にランニング・ネックブリーカーを決めて3カウント。秋山準のエクスプロイダー→ジャイアント馬場のランニング・ネックブリーカーという“王道フルコース”で愛弟子を送り出したテイオー。師弟対決に惜しくも敗れた福田だが、観客からは大「USA」コールが起こった。

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  • 試合後コメント
    • MEN’Sテイオー、福田洋
      福田「センキュー・ソーマッチ。ありがとうございました」
      ※握手
      テイオー「まあ組んで…組んでというか、この会場で半年以上前かな。ミスターと初めて出会って、ちょうど同じ場所、同じ形でシングルをやって、その日からすぐタッグを組む流れになって。で、まあ1年近くこうやってやってきて、彼が今回王道のほうに行くということで。再びシングルマッチをこの会場でやるとは思わなかったので、ちょっと感慨深いところはありますよね。ですので、私が出来るオールジャパンという王道という意味では、一番好きだった80年70年60年の、ザ・ファンクスがいて、ハーリー・レイスがいてという時代のプロレスを彼に今日、リング上でティーチ出来ればいいんじゃないかと思って。まあ奥の手中の奥の手のネックブリーカーを何十年ぶりかに出しましたね」
      福田「何年ぶりですか?」
      テイオー「それはもう覚えてないね。下手したらプロのリングでは出してないかもしれない」
      福田「えっ!?」
      テイオー「っていうくらい、30年近く封印していたんだけど、まあ王道ですからね。やはり……エクスプロイダーからのネックブリーカーという王道で。でもミスターはミスターらしく、という意味でやりました」
      福田「ありがとうございました! いや……本当にですね、私、このMEN’Sテイオーさんとこの会場でシングルマッチをしてから約10か月くらいですか? 時が流れまして、そのあいだユニオンの試合はほとんどテイオーさん絡みのタッグのタイトル戦やら……まあほとんどタイトルマッチなんですけど! やらせてもらって、本当に私のプロレス界の第二の師匠だと思って……大丈夫ですか? 第二の師匠だと思って」
      テイオー「まあ50手前のギックリ腰オヤジですからね」
      福田「まあまあ、そのことはいいじゃないですか(苦笑)。ノーサイドな感じで」
      テイオー「ああそう? 俺、結構根に持つタイプだからさ」
      福田「知ってます!」
      テイオー「ああ知ってるんだ(苦笑)。じゃあノーサイドで」
      福田「本当は今日、勝って師匠を超えて、そして10月からオールジャパンにと考えていたんですけど、そうはいかなかったんで」
      テイオー「まあオールジャパンで結果を出して。ミスターパーフェクトから私の好きだったミスタープロレスになれるよう。ハーリー・レイスになれるようにね頑張ってもらいたいですね」
      福田「ありがとうございます!」
      テイオー「だから今度ね、半年後なのかな。一応予定では。まあそれは行ってみないとどうなるか分からない。1年になるのか、2年になるのか知らないけどね、まあまたユニオンのリングに帰ってきたときは、同じミスターでも“ミスターパーフェクトレスラー”“ミスターパーフェクトプロレス”という形で帰ってきてもらいたいね」
      福田「略したら全部ミスターですもんね!」
      テイオー「そうそうそうそう(苦笑)」
      福田「何でもいいんだ。じゃあ」
      テイオー「そうそうそうそう(苦笑)」
      福田「私が必ずミスタープロレスを名乗れるように頑張ります。そしてまたテイオーさんとシングルをやって、私が勝てるように! オールジャパンでプロレスを頑張ってきたいと思います。よろしくお願いします」

      ーー次回が向こうに行く前、最後の試合になると思いますが、何かプランはあるんですか?
      福田「本来であればユニオン側が私を送り出したいという熱烈な要望があったわけですから、しっかり考えてくることじゃないかなと思いますけど。私はデビュー以来、意外とユニオンプロレスでいままで一度も欠場せずにやっていますので、それなりの何か……それ相応の盛大な送り出し方があってもいいんじゃないかなと思っています。じゃないとファンも納得しないですから。ですよね、加藤さん?」
      週刊プロレス加藤記者「その通りだと思います」

▼第5試合 UWA世界タッグ選手権試合 30分1本勝負
[王者組]○木高イサミ/FUMA
10分21秒 勇脚・斬→エビ固め
[挑戦者]石川修司/●SAGAT
※第19代王者組が初防衛に成功

  • 試合詳細
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       8.14新宿大会で木高イサミ&FUMAが奪取したUWA世界タッグ王座には、石川修司&SAGATが挑戦。
       SAGATの独特な雰囲気に場内がざわめく中、FUMAと石川の先発で試合開始。ヘッドロックに捉えた石川をロープに振ったFUMAだが、石川はショルダータックル。FUMAもカウンターのジャンピング・フロントキックを返してお互いにタッチ。

       SAGATがイサミの足元に飛びかかっていくが、イサミは余裕でかわしていく。串刺し攻撃もかわしたイサミだが、ショルダータックルでなぎ倒したSAGATは噛みつき攻撃。しかしイサミもフェイントを挟んで腹パンを叩き込むとFUMAにタッチ。フットスタンプを落としたFUMAは張り手から蹴っていく。
       続いてイサミがボディシザースに捉える。SAGATが悶絶しながらロープに逃れるとFUMAがエルボー。SAGATもエルボーで応戦してからカウンターのスピアーを返して石川にタッチ。

       FUMAにフットスタンプを落とした石川だが、FUMAも石川の巨体をバックドロップで投げてからイサミにタッチ。イサミはダイビング・クロスボディーからエルボー合戦。そこから石川はかんぬきに捉えてヘッドバット。しかしイサミも下からヘッドバットで突き上げる。お互いに連係攻撃を繰り出していくと、走り込んできたSAGATにイサミは人間魚雷。さらにFUMAとのサンドイッチキックを叩き込むが、石川が入ってきてFUMAにエルボーから強烈なヘッドバットを打ち下ろす。
       だが、FUMAもニールキックを返すと、イサミがSAGATにダイビング・ダブルニードロップ。これをかわしたSAGATはゴア・グラインド(=ハーフダウンの相手へのスピアー)を決める。カウント2で返されると、ロープに飛んだSAGAT。しかしイサミは追走式フロントキック。さらに垂直落下式ブレーンバスターから勇脚・斬(=ランニング式勇脚)を叩き込んで3カウント。

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  • 試合後コメント
    • 石川修司&SAGAT
      石川「まあ今日はせっかくSAGATとね。ユニオンではヘビー級はこの2人しかいないんで、ヘビー級のタッグとしてベルト獲って暴れたかったんですけど、今日は獲れなかったんで。でもやっていてイケるような要素が何個か見つかったので、もう1回チャンスがあったらやりたいなと思っています」
      SAGAT「……すみませんでした(※深々と石川に向かって頭を下げる)」
      石川「以上です!」
      SAGAT「次は勝つぞ〜」

▼第6試合 ユニオンプロレス認定シングル王座ユニオンMAX選手権試合 30分1本勝負
[王 者]○佐藤光留(パンクラスMISSION)
26分13秒 肩固め→レフェリーストップ
[挑戦者]●風戸大智
※第3代王者が3度目の防衛に成功

  • 試合詳細
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       佐藤光留の持つユニオンプロレス認定シングル王座ユニオンMAX王座には風戸大智が挑戦。7.19北千住大会で対戦した際、自分が放ったミサイルキックで負傷してTKO負けをしている風戸は、8.14新宿大会で試合終了直後の光留を背後から襲撃してタイトル挑戦を直訴。かなり強引な手で挑戦権を掴んだが、「佐藤光留に勝って胸を張って『俺はプロレスラーなんだ』って言える存在になりたい」と悲壮な決意で挑む。

       ユニオンファンからの期待を表れとして風戸には大量の紙テープが投げ込まれる。緊張感のある間合いから風戸が牽制のローを出していくと、光留も強烈なインローからタックルを狙う。これをガブって潰した風戸はグラウンドに持ち込むが、スイープした光留は上になってサイドを取る。
       袈裟固めからヘッドロックに捉えた光留だが、エルボーからロープに振って脱出した風戸はカウンターのドロップキック。エプロンに出た光留を低空ドロップキックで場外に追いやった風戸はエプロンをダッシュしてのミサイルキックを場外の光留に向かって発射。

       光留をリングに戻した風戸はスリングショット式エルボーから変型の羽根折り固めに捉えると、光留の腕を掴んだままヒザに低空ドロップキック。さらに三角跳び式のミサイルキックを叩き込むが、光留はカニ挟みからアキレス腱固めへ。何とかロープに逃れた風戸だが、左足に大きなダメージ。
       光留はその左足を蹴り飛ばしていくが、風戸は厳しい表情で「来いよ!」と挑発。サッカーボールキックを叩き込んだ光留を睨み付けてエルボーを打っていく風戸だが、光留はフロントネックロックに捉えると、そのまま押し倒してグラウンドへ。袈裟固めにスイッチした光留は腕決め式袈裟固めへ。

       そこからカバーした光留だがカウントは2。ニーリフトから逆エビ固めに捉えた光留だが、これもどうにかロープに逃れた風戸。すると光留のブレーンバスターを踏ん張り、逆二投げていく。走り込んでジャンピング・ラリアットを叩き込んだ風戸はエルボーからコーナー二段目からのミサイルキック。
       風戸はソバット、ブラジリアンキック、ゼロ戦キックからバックを取る。しかしバックを取り返した光留。またも風戸がバックを取るが、投げて防御した光留。15分が経過してロープに飛んだ光留に追走してラリアットを叩き込んだ風戸は、エプロンに出た光留にドロップキック。

       これで場外に出た光留に対し、風戸はトップロープに飛び乗ってのケブラーダを発射。光留をリングに戻した風戸はカバーするがカウントは2。バックを取った風戸は一気にジャーマンで投げたが、これもカウント2で返した光留はその瞬間、ダブルリストロックに捉える。どうにか回転してロープに逃れた風戸に光留は串刺しミドルキックから水車落としで叩き付けるとバックドロップを連発。
       4発目のバックドロップから風戸の上に座り込んでカバーした光留は、カウント2で返した風戸に腕十字。ほぼ完璧に決まったが、風戸はどうにか耐えてロープに脱出。必死の形相で立ち上がりエルボーを打っていった風戸に光留もエルボーで応戦。ヘッドバットにはヘッドバットで対抗するゴツゴツとした展開に。

       そこから風戸のヘッドバットをかわしたフロントネックロックに捉えた光留だが、これも何とか脱出した風戸はバックを取ってジャーマンで投げると、さらに串刺しドロップキックから光留をコーナーに乗せて雪崩式フランケン。そしてハーフダウンの光留に向かってスライディング・アックスボンバーを叩き込んだ風戸だが、これもカウントは2。
       もう一度バックを取った風戸はドラゴンスープレックスを狙うが、光留はビクトル投げで切り返すとアンクルホールドに捉える。しかし延髄斬りで脱出した風戸は、まだハーフダウンの光留にミサイルキックを発射。拳を握った風戸はスワンダイブで飛び込むが、正面からキャッチした光留は肩固めで捕獲。

       袈裟固め式の肩固めで絞め上げた光留。風戸も必死に脱出しようとするが、もがけばもがくほどガッチリと入ってしまい、最後はレフェリーが試合をストップ! 残り試合時間5分を切っていたが、光留が苦しみながらも勝利して王座を防衛した。

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  • エンディング
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       風戸のもとに駆け寄ろうとするユニオン勢を威嚇してリング下に下がらせた光留は、大の字に倒れた風戸に近づいていき、頬を叩きながら引き起こす。そして風戸と握手をしたあとに腕をあげて健闘を称える。

       ついに光留がユニオンの選手を認めたかと思われた瞬間、光留は風戸を場外に放り投げる。一斉にユニオン勢がエプロンにあがってきて光留を睨み付けると、一触即発の雰囲気の中、光留はマイクを持つがスイッチが入らないため、生声で「頑張った? 当たり前だろ、プロなんだからよ! おめぇらプロレスって名乗っているんだったら、当たり前のことにいちいち喜んでるんじゃねぇぞ」と吐き捨てる。
       そして改めてマイクを持つと「よしこれから本番だ。お前らよく聞けよ。俺はな、お前らみたいな自分たちでハードル下げて飛んで喜んでいるサークル集団、アマチュアプロレス軍団が大嫌いなんだよ! お前らアマチュアって意味がどうか知ってるか? カネにならねぇだよ! おい、シバター。シバターいるだろ? お前、パンクラス道場にカネ払ってるアマチュア最強の男だったよな? アマチュアにはアマチュアのベルトっていうのがあるんだよ。オイ、お前(イサミ)の持ってるタッグのベルト、あるだろ? アマチュア団体のくせに世界なんてたいそうな名前つけてんじゃねぇよ。あれはな! シバターにこそちょうどいいんだよ! 当たり前だろ? 世界中の誰があのベルト知ってんだよ! あいつはな、YouTubeでしかそいつを知ってる奴がいねぇんだよ。横浜市民の半分も知らねぇのにデカイ顔してんだ! あれがアマチュアっていうんだよ、お前らと同じな! 次の防衛戦、お前ら次々後ろから襲いやがってふざけてんじゃねぇぞ。次はお前らに防衛してもらおうか。タッグのベルトをかけてシバターと、アマチュアの指導員のキャリア8年のこの俺がお前らの相手してやるよ。勘違いするなよ、俺は名お前らみたいにアルバイトが忙しいからどうたらじゃねぇんだよ。プロレスの試合がたくさん入っているんだよ。10月は出れません。11月の俺の空いている日、防衛戦をしろ! 以上! シバター、練習しに帰るぞ」と一気にまくし立てると、突然の指名に笑顔を浮かべながら戸惑うシバターと連れて引き上げていった。

       リングに上がったイサミが本部席のスーザン代表に向かって「タッグ戦、決定で」と言うと、スーザン代表は「イサミとFUMAがいいならいいよ」とイサミ&FUMAvs.光留&シバターのUWA世界タッグ戦を容認。イサミが「いいよ。当たり前じゃないですか」と返答したため、代表もその場で決定と発表。
       イサミは悔しさいっぱいのユニオンの選手、そしてファンに向かって「悔しい分はしっかり返そうか、タッグで。そしたらその先もきっと見えてくる」と語りかける。伏し目がちでリングに上がってくる選手たちに向かって「下向かないでさ、いくらアマチュア集団とか言われても俺たちはプロなんだよ! 下向いている暇があったら、強くなろう」と言うと、必死で立ち上がろうとする風戸にも「手は貸さないぞ。自分で立てよ」と言う。

       「分かってるよ」と言いながら歯を食いしばって立ち上がった風戸に「よくやったと思うよ。素晴らしい。でも自分で言ったことに気が付いたか? それじゃ次、することは分かるな?」とイサミが尋ねる。風戸が「分かってます。このまま止まらないことです」と応えると、イサミは「いいねぇ」。観客からも拍手が起こると、イサミは「だから我々はいつも言うんです。いくぞユニオンって。一緒に締めよう。下向いてないで前を向いて締めましょう。お前、いつもの声、どこ行ったんだよ! 声がちっちぇえ!」と風戸に檄を飛ばす。
       風戸が「はーーーーいっ!」と力一杯の大声で叫ぶと、最後はイサミと風戸が「いくぞー! いくぞー! いくぞー! いくぞー! 3、2、1、いくぞユニオーン!」と一緒に叫んで横浜大会を締めくくった。

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  • 試合後コメント
    • 佐藤光留
      「余裕……当たり前だろうよ。カネ払ってるんだから。5000円のチケット代の1試合は10円だな。タイトルマッチはボーナスが付いて15円だな。残り4800円くらいは俺を観に来てんだよ。ユニオンファン、いいじゃねぇか。アマチュアにカネ払わずプロに払ってるんだから。頑張る・強い、当たり前なんだよ。『一生懸命作りました。僕、美味しいラーメン作ってます』当たり前だよ! 美味いラーメン探して、みんな時間かけてカネ払って来てんだからさ! 不味かったら二度と行かないだろ? そういうことだよ。面白いと思って来る客が少ないから、ユニオンなんていまだにこんな小さな会場でしか出来ないんだ。調子に乗るなよ! イサミは両国のメインに立って? 人気がある? 総選挙の中間結果で1位? ずーっと中間からずーっと1位独走だった俺からアドバイスしてやるよ。……足りねぇな。俺は両国ダークマッチで2位になったんだよ。次の年は6人タッグの3WAYだか4WAYで1位になったんだ。それでも誰も俺を認めてくれなかった。だから今自分の力で認めさせてんだよ。お前らみたいな低くしました・飛びました・俺頑張ったでしょみたいな集団とは違うんだよ、ボケ。……何かあれば」

      ーー風戸選手の力はどう評価しますか?
      「弱い! 弱い。前より良くなった。でもプロレスラーと名乗るのは辞めたほうがいいと思う。190センチ120キロでも『ああデカイね』って言われるんですよ。もっとデカイのが出て来るんだよ、プロレスって世界は。前より良くなったよ。でも悪いことは言わないから死ぬ前に辞めたほうがいいよ。団体を大きくしていきたいという気持ちは分かりますよ。このベルト獲って、自分が引っ張りたい。そりゃそうだ、プロレスラーだもん・人間だもん。誰かの脇役で死にたくねぇよ。その気持ちは分かる。頑張ったよ。でもプロレスっていうのは選ばれた人間がやるんだよ。才能がないなら人よりも何か大きく犠牲にして上に行かなければいけない。彼にはそれが足りない。彼だけじゃないですよ。ユニオンのメンツにはそれが足りないですよ」

      ーーユニオンMAXの次の挑戦者については、向こうから出て来いという感じですか?
      「ああ、いいよ別に。俺、別に挑戦者が来なくたっていいんだもん。休憩所なんだからユニオンなんだから。これ(=ベルト)ある限り、出りゃカネくれるんだもん。いくらでもやりますよ。いい技の練習台だよ。風戸にやったバックドロップ、今日4回やったんですよ。1個1個違うんです、上げ方が。蹴りも普段と違う。試してみたんです。でも『佐藤の蹴りって意外とイケるんじゃない』って思ったんじゃない? そりゃそうだよ、練習だもん。なんで休憩所で本気出さなきゃいけないんですか」

      ーーじゃあ今日の試合、26分練習していたってことですか?
      「はい。そうっすね。まだシバターのほうが強いな。OUTSIDER五分五分の男のほうが強いですね。あいつは打率1割のホームランバッターなんですよ。でもそのホームランは場外まで飛ぶから。普通の人よりも時間をかけて1周する奴だから大丈夫。(ユニオンは)それ以下。草野球で4割残して『俺はイチローになれる』って言ってる奴みたい。ユニオンの人たちって。そんな甘くないよ、プロレスは」

      ーー次に狙うUWA世界タッグのベルトはユニオンが作ったベルトではなく、由緒あるタッグのベルトですが……
      「(UWAは)潰れた団体じゃないですか。あれ、もうないって聞いたもん。なんで世界って言ってるのにユニオンの人たちが回しているんですか? でしょ? だからもう世界じゃないんだよ。仰々しい! だから自分たちでハードルを下げているんですよ。『これは世界のタッグベルトだ』『由緒ある』『誰々が頑張った』知らねぇよ! だからあれをP's LAB横浜の忘年会のベルトにしたいですね。忘年会、景品がたくさん出るんで。鈴木(みのる)さんの使用済みバスタオルとか。みんなでビール飲んでジャンピングスクワットやってスパーリングやるんですよ(苦笑)。回る回る。それくらいでちょうどいい。シバターが絶対王者。でも俺が獲ったら誰でもいいや。もう一人……アマチュア界のいろんな魑魅魍魎がいるから、うちは。そいつらで永遠に、忘年会のタッグマッチで防衛しましょう。あいつらの世界なんてそんなもんでしょう。いいよアマチュア道場は。リングもある、サンドバックもある、北岡(悟)が張ってくれた一面マットもある。キックボクサーのプロがいて、総合のランカーがいて、パンクラスのチャンピオンがいて、出稽古でいろんな団体の選手が来る。いいよ、好きなときに来られて。でもプロって名乗っているなら、プロレスって名乗っているなら、プロレスの流儀に従え。それだけ」

      風戸大智
      「クッソ……何もないっすよ。チクショウ! みんなに…みんなに合わせる顔がないっすよ。大見栄切って飛び出していって、あんな方法で無理矢理タイトル挑戦、ユニオンのみんないろんなこと思ったと思いますけど、それでもみんなは俺の背中を押して、俺の言った言葉を信じてくれて、みんな送り出してくれて。ファンのみんなにも絶対、絶対ベルト獲り返すって言って、ベルト獲れなかったっす。だから今日の試合は何もないっす。本当に……みんなに合わせる顔がないです。だけど、だけど最後にイサミさんも言ってましたけど、絶対に、絶対にこれで終わりにしちゃいけないんです。プロレスラー風戸大智を一人でも、一人でも、一人の人でもプロレスラー・風戸大智を応援しれるんだったら、俺はその人のために何度でも何度でも立ち上がり続けます。それがプロレスラー風戸大智に課せられている使命だと思います。だから、だから敢えて言いますけど、これで絶対に終わりじゃないです。佐藤光留が言っていた、これが風戸大智のプロレスラーとしてのキャリアの頂点……絶対にそんなことはないです! これから上を向いて前に、前に進み続けなければいけないんです! ありがとうございました」

      木高イサミ&FUMA
      ーー今日の防衛戦の感想をお願いします。
      イサミ「何かいきなり石川修司が出てきたっていうのが、結構ビックリした部分もあったんですけど、そこを相手に防衛できたのは大きいかなって。UWAのベルトっていうものをユニオンのファンの人たちにも定着させたいので。やっぱりユニオンの中で闘いたい選手っていうと、やっぱり石川修司とか。SAGATも頑張ってくれたんで、すごく手応えはあるし、なおかつユニオン内で出来たっていうのが1つ大きいかなと思いますね」
      FUMA「イサミさんも言いましたけど、石川さんと闘えたっていうのは(大きい)。しかも自分が王者としてタイトルマッチとして闘えたっていうのは大きいですね」
      イサミ「そうだよね、ないよね。自分がチャンピオンで、修司が挑戦者側だもんね」

      ーーメイン終了後、佐藤光留選手からアマチュアのベルト扱いされた上、シバター選手とのタッグで挑戦表明がありましたが。
      イサミ「これ歴史ある世界のベルトですからね。UWAに失礼だし、我々にも失礼だし。アマチュア、アマチュアって言うのは勝手だと思いますよ。どういうふうに思おうが、僕の知ったことではないし。でも僕は前も言いましたけど、佐藤光留という人間は否定からしか入らないので。自分が否定するって決めたことはずっと否定し続ける。僕はそういう意見もあるなって1回頭に入れてから考えるタイプの人間なので、別に『ああそう。そういうふうに思っているんだ』って。だったら今日のリング上もそうでしたけど、みんが下を向いて言われちゃったなじゃなくて、言われちゃったみたいな顔するなら言い返してほしかったし。僕は言われて下向かないから。だからもう(防衛戦は)決定で。すぐに代表に言って、すぐに決定してもらいました。アマチュア、アマチュアって、お前らがアマチュアだって言ってましたけど、彼は。僕はプロだもん。そういう意味で今日結果が出なかった風戸は悔しいと思いますけど、ここからまた這い上がって一人前のプロレスラーにまたなって、どんどんどんどん強くなっていくのもまた1つのプロレスだと思っているので」

      ーーFUMA選手、今度は王者として佐藤光留を迎え撃つ立場になるわけですが。
      FUMA「そうですね。佐藤光留選手はユニオンに参戦した当時から、ユニオンのことをずっと否定していて。実際、僕も4月にシングルをやって負けて、そのあと佐藤選手がベルト獲って、実際に結果を出されてしまっている。それはずっと悔しい思いがあったので」
      イサミ「まあ我々、シングルで1回ずつ負けているからね。きっちりね」
      FUMA「はい。悔しい思いを……まあみんな持っていると思うんですけど、代表して、王者として(返したい)。シバター選手は初めて闘いますけど、しっかり勝って」
      イサミ「タッグを盤石なものにしたいね」
      FUMA「はい」

      ーーイサミ選手はシバター選手をどう評価していますか?
      イサミ「別にどうも……まあネット関係って言われても、あまりよく分からないので。でもまあ強いんじゃないですか? ぐらいの認識です。別に何かそれで試合中にカメラがついているからどうたらこうたらというのは全然意識してないので。そういう人もいるだろうなぐらいの認識ですね」

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