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【DDT】KING OF DDT 2014、KUDOvs入江、飯伏vsイサミ

カテゴリ:DDT

【DDT】KING OF DDT 2014、KUDOvs入江、飯伏vsイサミ

KING OF DDT 2014
日時:2014年6月29日(日)開始:12:00
会場:東京・後楽園ホール
観衆:2000人(超満員札止め)

KING OF DDTを制したイサミが両国のメインに立つことが決定!
ササダンゴを退けたHARASHIMAにケニーが挑戦!竹下vs棚橋決定!

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▼ダークマッチ 5WAYマッチ 3分2R
▲ゴージャス松野
2R 3分0秒 時間切れ引き分け
▲DJニラ(在野)
▲勝俣瞬馬
▲星誕期
▲伊橋剛太

  • 試合詳細
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       ダークマッチは3分2Rの5WAYマッチ。松野がニラに襲いかかる中、伊橋、誕期、勝俣は睨み合いのまま動かない。ニラをロープに貼り付けた松野は619でエプロンに蹴落とすと、スライディングキックで場外に蹴り出し、自らも場外に出て攻撃。
       ここでようやく勝俣が伊橋にドロップキックキック。さあにロープに飛び乗ってのクロスボディーを放っていくが、キャッチした誕期はマットに叩き付ける。しかし誕期が串刺し攻撃を狙ったところで伊橋が割り込んできてコーナースプラッシュ。そこから誕期と伊橋がサンドイッチの体当たりを見舞ってから、お互いに対角線のコーナーに登っていくが、ここで1R終了のゴング。

       2R、またも松野はニラに襲いかかっていき、場外戦へと雪崩れ込む。リング上では勝俣が伊橋にエルボーから飛び付き式のフェースバスター。すると誕期が頬を差し出して挑発。果敢にエルボーで向かっていった喝端だが、チョップ一発で吹っ飛ばした誕期はブレーンバスターで投げていく。
       ここで松野とニラがリングに戻ってきて2人がかりで誕期を蹴散らすと、ニラが勝俣を押さえて、松野がゴージャススター・エルボー。しかしニラが勝俣をどかして松野を自爆させ、勝俣をカバー。辛くもカウント2カットされたが、その直後に2R終了のゴング。

       ダークマッチのため判定はなくドロー。なおも松野とニラはやり合いながら退場していった。

  • オープニング
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       鶴見亜門GMと井上マイクリングアナがリングに上がり、前説がスタート。まずはこの日から発売開始になった新グッズの紹介。続いて高木三四郎がKUDOらと共に登場。一緒にリングに上がった人物をラーメン評論家の大崎裕史さんと、市ヶ谷の麺や床のの店長さんを紹介した上で、DDTの新事業としラーメン界に進出すると宣言。
       大崎さんプロデュース、床のさん協力により開発された濃厚鳥白湯スープのラーメンをえびすこ酒場で限定発売し、行く行くはランチ開始、その先には店舗展開を考えているという。このラーメンは本日から発売開始。高木は「2万2000杯のラーメンを食べてきましたが、その中から指折りで美味しいお店とタッグを組んでほしいということで、構想1年! ラーメン業界の中でもプロレス好きは多いので、タッグを組めれば面白いんじゃないかと思いました」と挨拶。床のさんは「プロレスのラーメンの絡みっぷりを濃厚に仕上げました」と挨拶した。

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       さらにビアガーデンプロレスをはじめとする大会スケジュールなどの告知。今年のビアガーデンプロレスからFC会員は席が選べるようになるという。行く行くはすべての大会でそうしていく予定とのこと。
       東京女子プロレスの山下実優とえーりん、入江と彰人が登場し、ケガを高井憲吾とケンドーリリコのAID興行を行うことを告知。まずリリコAIDに関して山下は「この度、ケンドーリリコちゃんが左右腕をケガしてしまって……」と“左右腕”という謎の言葉に、すかさずGMがツッこむ! えーりんは「東京女子プロレスには全7選手と練習生を含めた8名で3試合ほど行います。市ヶ谷でやるのははじめてなので、ぜひ遊びにきてください」と挨拶。
       続いて高井AIDについて入江が「自分の師匠である高井さんが足首を複雑骨折しまして、1年近く欠場することになったので、何か力になれることはないかとDDTに相談してチャリティ興行を行うことが出来ました。この日はDDT名古屋大会があり、そのままハシゴできます」と言うと、彰人は「追加選手としてDDTからKUDO選手と坂口征夫選手が参戦してくれることになりました」と告知した。

       最後に飯伏を呼び込んだGMは、飯伏が今年の7月でデビュー10周年になることを改めて発表。記念DVDが発売になることに加え、DDTとして10周年記念試合を7.13大阪と7.20後楽園でやろうと思っているが、カードを飯伏自身に決めてもらいたいという。
       「何でもいいんですか? 花火でも?」と言い出す飯伏だが、GMは「花火だダメだよ。考えておいてよ」と言うと、全試合終了後に超重大発表があることを告知。そして飯伏がGMから言われた通りに「今日も頑張ります。後楽園大会、スタート」と大会開始を宣言。オープニングVTRがスタートすると、この日からオープニング曲となった『ゲットレディ』が流れた。

▼第1試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負
彰人/○竹下幸之介/遠藤哲哉
7分48秒 ジャーマンスープレックス・ホールド 
石井慧介/高尾蒼馬/●平田一喜

  • 試合詳細
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       平田組は『TOKYO,GO』で入場。平田はこの日から発売された平田Tシャツを着て、お手製の仮面をつけてリングに上がると、マグナム級のダンスを披露。その間にすでに試合は始まっており、踊り終えた平田の背後から竹下がドロップキック。続いて高尾が遠藤にドロップキックからのカニ挟み。ロープに激突した遠藤にエプロンから石井がニーを叩き込むと、遠藤をエプロンに座らせた石井と高尾は場外をダッシュしてサンドイッチ・ドロップキック。
       平田はなぜかモンゴリアンチョップを見舞っていき、観客を微妙な空気にさせる。完全に掴まってしまった遠藤に対し、石井はジャンピング・ステップキックからサマーソルトドロップ。しかし遠藤もカウンターのドロップキックを返すと、ようやく彰人にタッチ。

       高尾と平田が入って来るが、彰人は2人まとめてドラゴンスクリューで投げると、石井を俵返しで投げてから串刺し式スピアー、ダブルアーム・スープレックス。だが、石井もカウンターのフランケンシュタイナーを返すとジャーマンで投げ捨てて平田にタッチ。彰人はビクトル投げからアンクルホールド、バックドロップと決めて竹下にタッチ。
       ジャベリンキック(=ミサイルキック)をかわした平田はトラースキック。だが、竹下もトラースキックを返すとブルーサンダー。エルボー合戦からロープに飛んだ平田だが、竹下はカウンターのフロントキック。だが、倒れない平田はランニングエルボーでなぎ倒すと、ドリフの2人とトレイン攻撃。

       さらにドリフの2人の合体攻撃から平田がスライディングキック。さらにストレッチボムの体勢に入るが、竹下がうまく逃れると遠藤が飛び込んできて延髄斬り。さらに竹下がショートレンジラリアットでなぎ倒してから高角度のジャーマンで投げて3カウントを奪った。

▼第2試合 KING OF DDTトーナメント2014準決勝 第1試合 30分1本勝負
●入江茂弘
12分40秒 ダイビング・ダブルニードロップ→体固め
○KUDO
※KUDOが決勝進出

  • 試合詳細
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       『KING OF DDT 2014』のトーナメントの準決勝第1試合。入江は『タチムカウ』〜師匠・高井憲吾の入場曲である『MIGHTY WINGS』で入場。
       握手を求めた入江だが、KUDOは拒否。ローからミドル、さらにインローから左足へのローを集中に蹴っていくKUDOに対し、入江は抱え上げてマットに叩き付けると、タックルで吹っ飛ばす。さらにコーナーに追い詰めてエルボーを連打した入江。

       ぐったりするKUDO。レフェリーがコーナー際ということで止めるが、入江は松井レフェリーに向かって吠えると、KUDOに馬乗りになってエルボーを連打。さらにスリーパーに捉えるが、KUDOはロープに脱出。なおも強烈なエルボーを叩き込んでいった入江は、串刺しラリアットからブレーンバスター。KUDOもエルボーで反撃するが、一発の重さでは圧倒的に入江が上。
       ならばと変則的な動きから顔面に低空ドロップキックを叩き込んだKUDOはロープに飛ぶが、入江はブラックホールスラム(=旋回式スクラップバスター)で叩き付ける。コーナーからフライング・ソーセージを投下してカウント2まで追い込むと、ロープに飛んだKUDOを追走してエルボー。

       だが、KUDOもカウンターのミドルキックで蹴り倒すと、ロープに飛ばしてもう一発ミドル一句。3発目はかわした入江だが、KUDOは延髄斬りから8×4(=走り込み串刺しジャンピング肘打ち)、ダイビング・ダブルニーアタック。掌底と蹴りの連打からヒザで片膝をつかせたKUDOは、胸板への蹴りで入江をダウンさせると、起き上がってきたところにハイキックを狙うが、入江はファイアーマンキャリーで持ち上げる。
       逃れたKUDOは入江のヘッドバットをかわすが、入江は振り向き様にノータッチヘッドバットを叩き込むと、ビーストボンバー2連発。カウント2で返したKUDOをコーナーに乗せた入江は、自らも最上段まで登っていく。だが、ヘッドバットで逆さ吊り状態にさせたKUDOは垂直にダイビング・ダブルニードロップを投下。

       お互いかなりダメージがある中、エルボー合戦では入江が優勢。KUDOは正拳突きの連打から顔面へのナックルパンチ。すると入江はエルボーサポーターを外してのエルボーを連打してからロープへ。10分が経過し、カウンターの延髄斬りで迎撃したKUDOは、バズソーキック3連発。前のめりにダウンした入江だが、カウントは2。
       「入江」コールも起こる中、KUDOの蹴り脚をキャッチした入江はKUDOの両腕を掴んでヘッドバット。さらに自分が垂直落下式バックフリップを狙うが、KUDOが逃れようとすると、師匠の技であるでらホフボム(=ギャラリア)で叩き付ける。ロープに飛んでビーストボンバーを狙った入江だが、KUDOはスピンキックで迎撃すると、顔面へのスピンキック2連発。

       これもカウント2で返した入江だが、KUDOはコーナーからダイビング・ダブルニードロップを投下して3カウント。まずKUDOが前KO-D無差別級王者の意地で決勝進出を決めた。しばらくリング上で座り込んでいた入江だが、観客からは惜しみない拍手と「入江」コール。入江は「もう1回」と人差し指を出しながら引き上げていった。

  • 試合後コメント
    • 入江茂弘
      ――まさにあと一歩というところまで追い込んだのですが。
      「でも負けてしまったんで。僕は3人倒して両国でもHARASHIMAさんを倒すつもりだったんで。今日は負けてしまったんで。今日は本当にトーナメントに出て一回戦で負けてしまって。チームの仲間の高尾くんと石井さんと僕の師匠である高井憲吾さんの気持ちを背負って闘って。……どうしても勝ちたかったんですけど。もうそう簡単には行かないというか。自分でタチムカウだけですね」
      ――今日はテーマ曲も高井選手のものを使用していましたが。
      「今、高井さんは本当に辛い状況でして。僕もやっぱり試合前とかに不安になったりするんで、高井さんに背中を押してもらおうと思いました」

▼第3試合 KING OF DDTトーナメント2014準決勝 第2試合 30分1本勝負
●飯伏幸太
11分3秒 ヨーロピアンクラッチ
○木高イサミ(ユニオンプロレス)
※イサミが決勝進出

  • 試合詳細
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       『KING OF DDT 2014』のトーナメントの準決勝第2試合。日本刀を手にユニオンTシャツを腰に引っ掛けて入場したイサミ。セコンドにはチェリーと三富がつく。飯伏はIWGPジュニアとKO-Dタッグのベルトを両肩にかけ、気合いの入った表情で入場。
       握手を交わして試合が始まると、まずはグラウンドでのバックの取り合い。一旦離れた両者はロックアップから飯伏がロープに押し込むが、体勢を入れ替えたイサミがクリーンブレイク。ロープに飛んだイサミだが、飯伏はリープフロッグからカウンターのドロップキックで場外に追いやる。

       三角跳びケブラーダを狙った飯伏だが、素早くリングに戻ったイサミ。飯伏も突っ込んできたイサミを迎撃してからスワンダイブ式ミサイルキックを狙うが、イサミは飯伏が飛ぶ瞬間にデッドリードライブで投げるとキーロックで捕獲。しかし飯伏は後転してロープに脱出。イサミは串刺しジャンピング・フロントキックを叩き込むと、エルボー合戦へ。
       フェイントから腹パンを叩き込んだイサミに対し、「来いよ、オラ」と挑発した飯伏。イサミがエプロンに出ると、飯伏も追いかけていくが、飯伏がエルボーで叩き落とす。するとイサミは記者席のテーブル、さらに入場ゲートの上に登ってエルボー合戦。イサミを叩き落とした飯伏は、入場ゲートの上からケブラーダを発射!

       リングに戻った飯伏はソバット、ハイキックからその場飛びムーンサルト。イサミも気合いで飯伏を持ち上げてブレーンバスターで投げると、バズソーキックを叩き込んでからコーナーへ昇っていく。だが、追いかけていった飯伏は雪崩式フランケンの体勢。イサミは裏拳で飯伏をエプロンに追いやるが、飯伏はスワンダイブで飛び付いての雪崩式フランケンで投げていく。
       飯伏の利ラリアットをブロックしたイサミは、飛び付き横十字の体勢から四壱九(=変型腕固め)へ。エビ反りになるまで飯伏の腕を伸ばしていくが、飯伏は何とかロープに脱出。10分が経過し、イサミはニードロップを落とすと、ロープに飛んだが飯伏はカウンターのハイキックからシットダウン・ラストライドの体勢。

       これを首固めで切り返したイサミだが、キックアウトした飯伏はショートレンジラリアット。もう一度シットダウン・ラストライドを狙った飯伏だが、背後に逃れたイサミは意表を突いたヨーロピアンクラッチで抑え込んで3カウント!
       この結果、決勝はKUDOvs.イサミに決定。思わず頭を抱え込んだ飯伏だが、場内騒然とする中、イサミから握手を求める。飯伏も握手に応じ、潔くイサミの勝利を称えた。

  • 試合後コメント
    • 飯伏幸太
      ――飯伏選手にとってもまさかの敗退だったと思いますが。
      「あぁそうですね。負けるのはやっぱり悔しいし、決勝に残れなかったのも悔しい。優勝できなかったので、両国のメインは立てない……」
      ――松井レフェリーに「カウント3入ったの?」と確認していたのも珍しい姿でしたが。
      「う〜ん。まぁ返せたのかと思ったんですけどね。まぁ全てはレフェリーが判断することなんで。それはもうしょうがない。負けたからにはイサミ選手に優勝してもらいたいです」
      ――敗因を探すとしたら何になりますか?
      「敗因ですか? ……敗因! 何か違うことを考えていたのかな。集中はしていたつもりだったんですけど。集中しきれていなかったのかな」
      ――見ていても油断という感じはしませんでしたが……
      「なんですかね? なんだろう? 集中力がなかったのかもしれない。自分では集中していたつもりだったんですけど。もう一個あるみたいな、決勝が。そういうのをどこかで考えていたのかも。全部集中できなかったのかもしれない」
      ――この前のIWGPジュニア戦の直後だからというのは関係ありませんか?
      「あ、それは関係ないです。体調も万全だったし。……悔しいですね」
      ――イサミ選手とシングル対戦したのは久々でしたが。
      「久々でしたね。『ハードヒット』以来かな。プロレスで当たったのはタッグが多いんで、シングルではやってないんですけど。今度はトーナメントではなく、シングルでやりたいですね。もっとなんか、狂った面白いことができそうです」
      ――これで両国には飯伏選手に相応しいカードが用意されることになると思うのですが、次はそれに向けて。
      「そうですね。もう自分はなんでもやりたいことをやらせてもらおうと思います。(7月)20日は自分の好きなカードをやらせてもらえるので。楽しみですね」

▼第4試合 高木軍 vs マイケル軍イリミネーションマッチ 30分1本勝負
●[高木軍]高木三四郎/大鷲透/MIKAMI/アントーニオ本多
7分48秒 0−1
○[マイケル軍]中澤マイケル/松永智充/男色ディーノ/大石真翔

【退場順】
①●本多(2分43秒 OTR)マイケル○
②●MIKAMI(3分7秒 OTR)マイケル○
③●大鷲(3分19秒 OTR)マイケル○
④○高木(4分18秒 OTR)ディーノ●
⑤⑥○高木(4分31秒 OTR)松永●大石●
⑦●高木(7分48秒 ローフライフロー→体固め)マイケル○

  • 試合詳細
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       マイケル軍はマイケルトレインで入場。ディーノは遠藤のズボンを下げながらリングイン。入場するなり高木は「なにがマイケル軍だよ! マイケル軍vs.高木軍、両国まで引っ張らないねぇぞ! お前との契約も今日で終わりにしてやる! いいか、終わりだ! 終わりだ! 終わりだ!」と叫ぶが、マイケルは「うるせー!」とアルティメット・ベノムアームで奇襲攻撃。
       さらにディーノと大石がファイト一発!から攻撃していくが、MIKAMIと大鷲がカットに入り、逆にマイケルを集中攻撃。そこからアントンがバイオニックパンチからエルボーを狙ったが、マイケルがかわすとディーノと大石が天コジカッター。

       するとディーノがマイケル軍に戦闘配置につくように指示し、ディーノはケツを出してコーナーでセット。そこに大石がアントンをホイップすると、松永がエプロンんい追いやってからマイケルがアルティメット・ベノムアームを見舞ってアントンはOTRで失格に。この流れ作業のような攻撃でMIKAMI、大鷲も失格になってしまう。
       残った高木はドラゴンリングインするが、大石がガットショットで迎撃すると、まずはディーノのケツに向かってホイップ。そして松永がエプロンに追いやるが、マイケルの腕を掴んで逆にマイケルの顔面に押し付けた高木は、ディーノのケツに奥義・直腸カンチョーを見舞ってOTRで失格にさせると、大石と松永の顔面をアイアンクローで掴んでから投げ飛ばし、OTRで失格にさせる。

       これで残ったのは高木とマイケルだけ。熱くなって脱ごうとするマイケルを殴っていった高木はラリアット。しかし2発目を木曽レフェリーを盾にして誤爆させたマイケルは、アルティメット・ベノムアームの体勢に。急遽松井レフェリーが入って来るが、マイケルのアルティメット・ベノムアームは松井レフェリーに誤爆。
       マイケルが「3人目のレフェリー、カモン!」と呼び込むと、何とレフェリーウェアを着た鈴木みのるがとても丁寧な姿勢で登場! GMが「降りてください!」と言うが、鈴木レフェリーが睨み付けると、GMは鈴木のレフェリーを認めてしまう。

       高木がマイケルを抑え込むが、鈴木レフェリーは超スローカウント。逆にマイケルが抑え込むと、阿部四郎並の高速カウント。怒った高木が鈴木に襲いかかるが、鈴木はスリーパーで捕まえると、そこからゴッチ式パイルドライバーで叩き付けていき、マイケルをカバーさせて3カウント。
       マイケルは「オイ、高木三四郎よ、両国で俺たち2人を相手にするって言ってたけど、赤っ恥かく前にやめておいたほうがいいんじゃないか?」と挑発。高木は「もうそうだったら俺にも覚悟がある! 両国は普通のプロレス形式じゃなく、両国全域を使った路上プロレスだ! ダークマッチじゃねぇぞ! 本戦でやってやる! タッグマッチだ! 俺は最高にイカれたパートナーを連れて来ている。この男だ!」と叫ぶと、葛西純が登場!

       高木&葛西の“チーム・クレイジー大社長”での出陣を宣言すると、葛西は「はじめまして、世界一のデスマッチファイター葛西純です。あんたいろんなリングを渡り歩いて、俺には怖いものねぇって顔してるけど、両国では俺っちと三四郎で植え付けてやるよ、路上プロレスの恐ろしさを!」と挑発。鈴木は「誰が出て来るかと思ったら週刊プロレスでお馴染みの……誰だっけ? 大日本? 違うの? 俺と路上でやりたいの? 路上でやるの高校生以来だな。じゃあいくか。分かったよ、8月11日、両国でテメーらと路上プロレスやってやろうじゃないの。なぁマイケ……いや、ハイブリッド中澤。俺たちチーム・ハイブリッドでテメーらの身体もハイブリッドにしちゃうぞ!」と承諾した。

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  • 試合後コメント
    • 高木三四郎&葛西純
      高木「見たか、お前ら! クレイジー・モンキー葛西純となぁ、この大社長・高木三四郎が電撃合体だ! 今月やったBiSとの路上プロレスで、両国で組むのはこの男しかいないって思ってたんだよ! どっからどう見てもクレイジーだ。(鈴木は)業界一性格の悪い? こっちはなぁ、業界一クレイジーだ! 葛西ちゃん、言ってやってくれ」
      葛西「三四郎ちゃん。こんな刺激的なカードを両国で組んでくれてありがたいと思ってるよ。いろいろな団体を渡り歩いてきて、俺様みたいな顔してるけど、俺っちから言わせてもらえばよぉ、あんなの井の中の蛙だよ。あいつはなぁ、路上プロレスってもんを経験してないんだよ。だからよ、こっちからしてみれば手のひらで操るようなもんだよ。なぁ三四郎ちゃん」
      高木「純ちゃんの言った通りだよ! 早速7月19日、ハンドメイド・フェス、ビッグサイトというところで路上プロレスやるんだけど、純ちゃんスケジュール空いてるかな?」
      葛西「(※腕時計見ながら)……時計見たってしょうがない。まぁどんなスケジュールが入っていようが、三四郎ちゃんの頼みとあっちゃ断ることはできねぇ」
      高木「クレイジー大社長の試運転第一戦は、7.19ハンドメイド・フェスでやってやるよ、この野郎!」
      葛西「何かが起きるぞ、この野郎!」
      高木「めちゃくちゃにしてやるからな。この野郎!」

      鈴木みのる&中澤マイケル
      ――まさかレフェリーとして登場されるとは思わなかったのですが。
      鈴木「いいじゃねぇか。あいつらだらしがないから、正しいレフェリングを教えてやろうと思ってな」
      マイケル「わざわざ俺がオファーしたんだよ」
      鈴木「ギャラは払えよ。通常と一緒だぞ」
      ――試合後には路上プロレスへの参戦が発表されたんですけど。鈴木選手からすると、路上プロレスにはこれまでまったく関わってはこなかったわけですが……
      鈴木「路上プロレスには関わってない。ただ路上で闘えばいいんだろう? 好き、そういうの。大好き(笑)。学生時代以来だな。……いや、(学生時代以外にも)やってるな(ニヤリ)」
      ――葛西選手は「路上プロレスの経験のない相手だから手のひらで転がすようなもの」と言っているのですが、実際のところ路上プロレスを映像等でも見たことはありますか?
      鈴木「ない! だから路上でやるプロレスだろう? それでいいじゃん」
      ――戦うことには変わらないと?
      鈴木「一緒だろう。ぶん殴ればいいんだろう?」
      ――最後に立っている方が勝ちですね。
      鈴木「やっつけちゃえばいいんだろう? やっつけるよ。それがどこの誰であろうと。そんでなんであいつが路上プロレスの王を名乗れるか教えてやろうか? そのお前がやってるプロレスには俺がいないからだ。……(マイケルに)そうだろう?」
      マイケル「その通りでございます!」
      鈴木「練習が足りないんじゃないか? 足りないよ」
      マイケル「稽古お願いします」
      鈴木「とりあえず俺がしゃべってるから腕立てやってろ。いつものようにやれ」
      ※マイケルはその場で腕立てをはじめる
      ――路上で発揮するだけだと?
      鈴木「いつも通りな」
      ――まったく不安はないですか?
      鈴木「ないよ。なにしろ中澤が変身中だから、ハイブリッド中澤に。お前明日もちゃんと道場に来いよ。……今朝も道場に練習に来たんだ」
      ――両国までに変身は間に合いそうですか?
      鈴木「間に合うのか?」
      マイケル「間に合います! 間に合うじゃない、間に合わせるんだよ!」
      鈴木「見てみろ、この体つき。肩のカット。理想に近づいてきたろう。後は俺が徹底的に仕込んでやる。よくあるじゃん、パートナーに不安があるとか。今回まったく不安がないんで。大丈夫だよな、イケるよな?」
      マイケル「イケます! ……俺が穴だとか思ってないだろうな。そんなの全部鈴木さんが埋めてくれるんだよ!」
      鈴木「ちょっと待て。なんで最初から他力本願なんだよ。おかしいだろう。穴は自分で埋めろよ」
      マイケル「わかりました。自分が戦うことで自分の穴を埋めてみせる」
      鈴木「まぁそれで楽しみが増えたよ。路上の王なんだろう?それもいただくよ、両国で」
      ――また肩書きが増えますね?
      鈴木「またってなんだよ。俺の肩書はひとつだよ。世界一……俺に優しい男だよ。……お前、あと(腕立て)300やっとけよ(と言い残して控室に戻る)」

  • 8.17両国の追加参戦選手&決定カード発表
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       休憩あけ、8.17両国大会に声優の清水愛と越中詩郎の追加参戦を発表されたあと、長目玉カードとして竹下のシングルマッチが決まったと発表。GMに呼び込まれたその相手は新日本プロレスの棚橋弘至!
       エアギターをしながらリングに上がった棚橋は、竹下とリング上で並び立つ。棚橋は「皆さん、改めまして、新日本プロレス100年に一人の逸材、棚橋弘至です。竹下選手は僕も取れなかった新人賞を獲った選手ということで楽しみにしています。一丁胸を貸したいと思います」と言ってシャツのボタンを開けて胸筋をアピール。
       竹下は「棚橋選手、あなたは100年に一人の逸材ということですが、僕はジュラ紀から数えて2億万年に一人の逸材です。両国では僕がすべての能力で上回ります。そしてDDTが新日本プロレスを上回って、僕がプロレス界の未来を見せます!」と言うと、棚橋から求めた握手に慎重に応じてみせた。

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  • バックステージコメント
    • 棚橋弘至
      ――突然のDDTマット初見参とビッグカードの発表となりましたが、竹下選手の印象などありましたら教えてください。
      「え〜、実はあまり知らなかったんですけど、話が来て周りの人がいい選手だって言うので、今日は初対面ですけど、楽しみにしていたんですけど。ビッグマウス加減がオカダ(カズチカ)とかぶるかなと。似てる雰囲気があるなと。こういう選手が出てくるのは、DDTさんにとってもいいことだと思うんですけど! ねぇ?逸 材ですから。ジュラ紀からと言われたらそれにかぶせることはできないですけど(苦笑)、言っておくとしたら……逸材は遠いぞ! と、いう感じです(笑)」
      ――胸を貸すという言葉を使っていましたが?
      「シャツを洗ったら予想より小さくなってしまって、ちょうどこんな感じだったんで胸を出しました。シャツを犠牲にしたネタです」
      ――DDTファンへのサービスも兼ねて?
      「そうですね。DDTさんのファンは新日本とは全然違うって聞いていたんでどんな感じになるかなと思ったんですけど。まぁウェルカムの空気で迎えられたんでうれしいやら戸惑うやらで」
      ――やっぱり団体を超えたスターなんだなって実感しました。
      「いや、僕も実感しました(笑)」
      ――他団体の若手に胸を貸すのは、業界全体の責任を負う立場にいるんだとご自身は思いますか?
      「そうですね。他団体に出ること自体久しぶりだし、特に他団体の若い選手とやるというのも初めてのシチュエーションなので、団体を超えて業界全体を盛り上げようと考えていた僕は本当にいろんな意味で大切なカードになると思います」
      ――時期的にはG1の直後ということになり、体調的には厳しいものになりそうですが。
      「大丈夫です。疲れたことないんで」
      ――ちなみにDDTの試合で印象に残っている試合とかはありますか?
      「……すいません、僕、極力(他団体の試合は)見ないというか。すいません」

      竹下幸之介
      ――両国国技館で棚橋戦というビッグカードが決まったのですが。
      「まだ心の整理はついていないですね。僕もさっき聞かされて。まだ実感がないというのが正直なところですね。棚橋選手は僕がプロレスラーになる前、ファンの頃に……僕は大阪なんで、大阪のボディメーカーコロシアムによく見に行っていたんですけど、その時毎回メインイベントを張っていて、毎回ベルトを防衛していたのが棚橋選手なんで。それを一番後ろの生で見ていた人間なんで。まだその一緒のリングに上がって試合をするっていう実感が湧いてないです」
      ――リング上で棚橋選手が「胸を貸す」と言っていましたが、正直カチンと来ていたんじゃないですか?
      「う〜ん。でも……そうですね。キャリアのことを考えたら“胸を貸す”という表現が一番ピッタリだと思うんです。でもそこをただ胸を借りたら僕も1ルーキーで変わらないと思うんで、ただ胸を借りるんじゃなくて、僕がさっきも言いましたけど全ての能力で勝って、DDTが勝って、胸を貸すと言ったことを公開させたいと思います」
      ――ジュラ紀以来の逸材であると証明すると?
      竹下「2億万年にひとりの逸材です」
      ――ちなみに棚橋選手の試合で印象に残っている試合はありますか?
      「やっぱり僕は新日本プロレスさんの東京ドームでの試合も見に行っていたんで、常にメインイベンターだったんで。どの試合というよりどの試合も印象に残っていますね、すごく。やっぱり僕が見に行く試合には常にメインイベントに立っていた選手なんで。その選手と両国でシングルマッチですか。たまらんですね」
      ――この素晴らしいカードは置いておいて、残念ながら両国のメインに出ることはできなかったのですが、それについてはいかがですか?
      「すごく今年の夏はこのトーナメントに懸けていて、かなり自信もありました。去年はどんなものかわからない状況で気づけば準決勝にいたというのが正直なところなんですけど、今年は絶対優勝。両国のメインというのを見てトーナメントの1回戦から臨みました。でもイサミさんに負けてしまって。しかも地元の大阪で完敗しました。で、ちょっと自分の中で少し燃え尽きたところがありました。懸けていたんで。でも今日カード聞いて、またビッグなチャンスをもらえるってことでもう自分の中では完全に燃え尽きたところから一気に来てる。これはヤバいです。自分でもどこまで抑えきれるか分からないくらいきてるんで。ここからやれることと言ったらその試合に向けて準備をするだけですからね。楽しみです」
      ――あと写真集の発売も発表されましたが?
      「写真集(苦笑)。そうですね。高校卒業したんでもう出れるだろうっていうことで。あの〜頑張りました。慣れないことでしたけど。買ってください、頑張ったんで(笑)」

▼第5試合 3WAYタッグマッチ 30分1本勝負
HARASHIMA/[いつどこ権]●ヤス・ウラノ
14分41秒 クロイツ・ラス
○ケニー・オメガ/佐々木大輔
※あと1組は坂口征夫/マサ高梨。ヤスのいつでもどこでも挑戦権がケニーに移動

  • 試合詳細
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       いつでもどこでも挑戦権を保有しているヤス・ウラノはスマイルスカッシュのHARASHIMAと組んで、ゴールデン☆ストームライダーズのケニー・オメガ&佐々木大輔、酒呑童子の坂口征夫&マサ高梨と3WAYタッグマッチ。

       HARASHIMA、ケニー、坂口の先発で試合開始。坂口のタックルを潰したケニーだが、坂口はバックに回ってスリーパー。そこにHARASHIMAがビクトル投げを仕掛けるが、坂口はケニーの足を掴んでアンクルホールド。一旦離れ、三つ巴の力比べになるかと思われたところで坂口がケニーを蹴っていくと、ケニーが坂口に襲いかかり、HARASHIMAも追随して、ケニーの背後からスリーパー。そこに坂口は下から三角絞め。
       だが、ケニーはそのまま立ち上がって脱出。ヤス、高梨、佐々木が出て来ると、高梨と佐々木が共闘してヤスにダブルの低空ドロップキック。しかし「ムカつく野郎だ」とすぐに仲間割れを起こした高梨と佐々木。さらにヤスがうまく誤爆を誘発してから佐々木をブレーンバスターで投げていく。

       そのヤスをコルバタで投げて場外に追いやった佐々木はロープに飛ぶが、場外から足をすくって倒した高梨。場外で佐々木を痛めつけてリングに戻すと、漁夫の利でヤスがカバーするが、坂口が入ってきてヤスを睨み付ける。笑顔で握手を求めたヤスに対し、坂口はなぜか握手に応じる。するとヤスは坂口とトレイン攻撃。
       だが、坂口が突進してきたところで佐々木をどかしてコーナーに誤爆させたヤスはHARASHIMAにタッチ。HARASHIMAが佐々木をロメロスペシャルで吊り上げると、高梨が下のHARASHIMAをカバー。怒ったHARASHIMAは高梨をリフトアップして佐々木に投げつける。

       「ごめんなさい!」と泣きついた高梨だが、HARASHIMAのハイキックを佐々木がかわすと高梨に誤爆! ドロップキックを返した佐々木はケニーにタッチ。ケニーは高梨をバックドロップで投げると、ヤスのヒザに低空ドロップキックを叩き込んでからコタロー・クラッシャー(=馬跳び式フェースクラッシャー)。そこに坂口が入って来ると、場外に投げ出したケニーはノータッチトペコンを発射。
       さらに坂口をリングに戻してダイビング・クロスボディーを放ったケニーだが、かわした坂口はパントキック(=下から顔面を蹴り上げる)。ケニーも逆水平チョップを打っていくが、坂口はミドルキックで対抗すると飛びヒザ。さらにHARASHIMAがジョンウーをケニーに見舞ってから、棒立ちのケニーに蒼魔刀。

       続く正調蒼魔刀をかわしたケニーを坂口がスリーパーで捕まえるが、背後からHARASHIMAがバッククラッカー。佐々木はダイビングラリアットで飛び込んできて高梨にクロスフェースを狙うが、高橋はトラースキックからタカタニックを狙う。そこをヤスが逆さ押さえ込み。高梨も佐々木とヤスをまとめて丸め込むが、佐々木はヤスをカニ挟みで倒して高梨に激突させるとクロスフェース。
       高梨が走り込んできた佐々木をコーナーに乗せると、坂口が走り込んできてニーリフトを突き上げる。さらにコーナーに登った高梨が雪崩式タカタニックを狙うが、HARASHIMAが追いかける。だが、下からケニーが捕まえてHARASHIMAと高梨を摩周で投げていく。

       ケニーの波動拳をヤスがレフェリーを盾にして防ぐと、高梨にツームストンパイルドライバー。だが、坂口がカットすると、ケニーが坂口にニーアタック。ケニーは佐々木とフリーダム・コール(=ケニーが相手をカナディアンバックブリーカーで持ち上げたところに佐々木がダイビング・エルボードロップ)を決めるがカウント2でカットされる。しかし佐々木がHARASHIMAを場外の追いやっている間にケニーがヤスのクロイツ・ラス(=エレクトリックチェア式ジャーマン)を決めて3カウント。
       この結果、いつでもどこでも挑戦権がヤスからケニーに移動。GMがいつどこ権の使い方が分かるかケニーに尋ねると、ケニーは「分かるよ。いつでもどこでも挑戦できるってことだよね。ずっとあったんだよ。何回もあったんだけど両国のメインイベントでこの日に立ちたい! だからさ、HARASHIMAさん、お前のベルト獲るしかないわ」と言い放つ。「いつやります?」と聞かれたケニーは「出来るだけ早く、この野郎。でも次の後楽園でいいんじゃないですか? なのでHARASHIMAさん、よろしくお願いします」と7.20後楽園大会での王座挑戦を表明した。

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▼いつでもどこでも挑戦権使用 KO-D無差別級選手権試合 60分1本勝負
[王 者]○HRASHIMA
6分35秒 蒼魔刀→体固め
[挑戦者]●スーパー・ササダンゴマシン(新潟プロレス)
※第48代王者HARASHIMAが初防衛に成功

  • 試合詳細
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       7.20後楽園大会までケニーが負けなければHARASHIMAvs.ケニーのKO-D無差別級戦が行われることが決定し、ケニーのテーマ曲が流れた……と思ったらテーマ曲が変わり、ササダンゴマシンが登場! すると本部席のマイクを掴んだササダンゴは、自身が保持しているいつどこ権に関するプレゼンテーションをはじめる。
       恐らく自分でパワーポイントを駆使して作ったと思われるプレゼン資料をスクリーンに映し出したササダンゴは、本研究テーマを「KO-D無差別級王者になりたい」と発表すると、何となくそれっぽいプレゼントをしはじめる。分析の結果、「ササダンゴマシンは現状では王者になれないので、新必殺技の開発が必要」だという結果を導き出す。

       垂直落下式リーマン・ショックなる新必殺技を開発したというササダンゴは、この技を3回決めたら相手のHPをすべて奪うことが出来るため、必ずHARASHIMAに勝てると力説すると、ササダンゴはいつどこ権をいま行使! HARASHIMAは本部席のササダンゴを奇襲すると、場外の鉄製フェンスに叩き付けてから容赦なく毛手地区。
       そこからササダンゴをリングに上げたHARASHIMAは串刺しフロントキック。ササダンゴをコーナーに乗せたHARASHIMAは「リーマン・ショックだか何だか知らないがやってやる!」と叫んで雪崩式ブレーンバスターで投げていく。

       だが、ササダンゴはここで垂直落下式リーマン・ショックを決めていく。続けて2回目を狙ったササダンゴだが、逆にHARASHIMAが掟破りの垂直落下式リーマン・ショック。さらに続けて垂直落下式リーマン・ショックで叩き付けたHARASHIMAだが、カウントは2。「あと1回」コールも起こる中、HARASHIMAは3回目の垂直落下式リーマン・ショックを狙うが、踏ん張ったササダンゴが逆に2回目の垂直落下式リーマン・ショックを決める。
       「あと1回」コールが起こる中、ササダンゴの3回目を必死に堪えたHARASHIMA。そこをキドクラッチで丸め込んだササダンゴ。キックアウトしたHARASHIMAはロープに飛ぶが、ササダンゴはカウンターのラリアットから3回目の垂直落下式リーマン・ショック! だが、HARASHIMAはカウント2で返してしまう。

       「もう1回」コールが起こる中、張り手合戦になると、HARASHIMAが左右の張り手の連打からハイキック。辛くもカウント2で返したササダンゴだが、HARASHIMAはバズソーキックから蒼魔刀を発射して3カウント。これでケニーが負けない限り、7.20後楽園大会でHARASHIMAvs.ケニーのKO-D無差別王座戦が行われることに。
       HARASHIMAは「オイ、サ……サ……坂井君、やっぱり面白いよ。さっきのプレゼン見たときは3発食らったらヤバイと思ったけど、僕は3発食らっても返せました。キミは大事なことを忘れているよ。計算じゃ出ないことを。みんなの応援があって一気に8割まで回復したんだよ。最後の応援で9割まで回復したんだよ! そういう計算じゃ出せない部分、プロレスではあるんだよ。キミはねそういう面白い取り組み、ビックリしたけど楽しかったよ! ありがとう!」と言ってササダンゴと握手。

       HARASHIMAは「正直ケニーは本当に強いです。トーナメントで負けたときはちょっと嬉しいと思っちゃった自分がいます。松永よくやったって。でも僕はチャンピオンだから逃げるわけにはいかない。ガッチリ勝って、両国のメインに立ちたいと思います。必ず勝って両国のメインに立ってやるさー!(なんでー?)ケニーにも勝ってやるさー!(なんでー?)このあとメインで勝った人にも勝ってやるさー!(なんでー?)なんでかって、それは鍛えているからだー!」と雄叫びをあげた。

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  • 試合後コメント
    • スーパー・ササダンゴマシン
      ――プラン通りにはいかなかったですね。
      「いかないですねぇ。逆に言えば製造業界はリーマンショックから未だに回復できないで、苦境に立たされてますけどよく考えてみたらDDTはリーマンショックのあった2009年から急激に成長している会社で(笑)、HARASHIMAさんというのはその象徴的な選手なんですよね。僕も金型工場の専務をやってますけど、外部環境を分析するとやっぱり日本の製造業はダメなんじゃないかと思いがちなんですけど、そうじゃなくてそれでもリーマンショックが3回起きてもキックアウトできる気持ちみたいなものをHARASHIMA先輩から教えてもらったというのが僕は今日負けてしまいましたけど、明日からまだまだ金型の仕事を新潟で頑張れるんじゃないかなとそういう気持ちになれたんですよね。……なんのコメントですか(笑)」
      ――レスラーとしては?
      「レスラーとして(笑)。レスラーとしては実は本当に今回初めてDDTに上がらせてもらって1年ですか。初めてKO−D無差別級に挑戦させてもらって。それだけでも気持ちが高ぶっていたんですが、ベルトは獲れなかったんですが本当にあと一歩のところまで持って行けたんではないかとという瞬間があったんで。この気持ちを忘れずにいればまたチャンスもあるんじゃないかと思いました」
      ――そういえば先日のユニオンプロレスの後楽園ホール大会でデート権を獲得していましたが、それはどうなりましたか?
      「あの〜仕事や学業、プロレス業が忙しくてなかなかそういった時間が得られずに、作れずいます。今はそれを楽しみに頑張っています」

▼第6試合 KING OF DDTトーナメント2014優勝決定戦 時間無制限1本勝負
●KUDO
16分6秒 勇脚・斬→片エビ固め
○木高イサミ(ユニオンプロレス)
※イサミがKING OF DDT 2014優勝。8.17両国大会のメインイベントでのKO-D無差別級選手権試合への出場が決定

  • 試合詳細
    • 140629_DDT-15.jpg

       8月17日両国国技館大会のメインイベントでKO-D無差別級王座に挑戦する選手を決める『KING OF DDT 2014』のトーナメント決勝は、前KO-D無差別級王者のKUDOvs.ユニオンプロレスを代表して乗り込んできた木高イサミの一戦。

       イサミから握手を求めるが、KUDOは拒否。イサミのタックルをガブったKUDOだが、イサミはバタフライロックで切り返す。そこからヘッドシザースに捉えたイサミだが、首を抜いたKUDO。インローを蹴っていくKUDOに対し、ボディへのソバットを返したイサミだが、KUDOはキリンシンク。
       だが、イサミもKUDOを場外に追いやるとトペを発射。これをかわして伊橋に誤爆させたKUDOは、素早くリングに戻ると逆にトペを発射。場外でエルボーとヒザを叩き込んでいったKUDOは、さらにサッカーボールキック。

       イサミも客席に投げようとしたが、逆にKUDOが投げていく。イサミは走り込んで反撃すると、リングサイドを一周して助走をつけてからラリアットで飛び込んでいく。リングに戻ったイサミは、KUDOがロープを跨ごうとしたところでドラゴンスクリュー。さらにスタンディングクラッチ、トーホールド、STFと決めていったイサミは、KUDOがロープに逃げようとすると、裏STFへ移行。
       何とかロープに逃れたKUDOだが、イサミはエルボー合戦へ。そこからKUDOをコーナーに叩き付けたイサミは、場外に出ると鉄柱にKUDOの両足を絡みつかせてぶら下がり式足4の字固め。リングに戻ってエルボー合戦からロープに飛んだイサミだが、追走したKUDOは8×4(=走り込み串刺しジャンピング肘打ち)からスリングショット式ダブルニードロップ。

       ミドルキックを叩き込んだKUDOは、8×4からダイビング・ダブルニーアタック。だが、反転したイサミはサソリ固めに捕らえていく。ロープまで這っていったKUDOだが、足払いでコーナー下に座らせたイサミはバズソーキック。さらにコーナーからダイビング・クロスボディーを放っていくが、KUDOは蹴りで迎撃。
       10分が経過し、イサミは腹パンを連打。KUDOも正拳突きを高速で連打すると延髄斬り。だが、返す刀でイサミは勇脚(=トラースキック)。ダブルダウン状態からカウント7で立ち上がると、イサミは串刺し式ジャンピング・フロントキックからKUDOをコーナーに乗せて雪崩式ブレーンバスターを狙う。

       だが、KUDOはエルボーを叩き込んだイサミを逆さ吊りにすると、垂直にダイビング・ダブルニードロップを投下。さらにバズソーキック2連発からのミドルキックを胸板に叩き込むと、コーナーに登っていく。ムクリと起き上がったイサミはコーナーの上まで追いかけていくが叩き落とされる。それでも腹パンからもう一度追いかけていってイサミ。また叩き落とされたが、イサミは下から昇龍拳!
       そしてもう一度追いかけていったイサミはBrainbustaaaaahhhhh!!!!!(=ターンバックルの上に突き落とすブレーンバスター)を狙ったが、KUDOは背後に脱出。勇脚にスピンキックを合わせたKUDOだが、イサミは間髪入れず勇脚を叩き込むとダイビング・ダブルニードロップを投下。

       カウント2でKUDOが返すと、勇脚・斬(=ランニング式勇脚)を狙ったが、かわしたKUDOは顔面にスピンキック。これもカウントは2。KUDOはコーナーに登っていくとダイビング・ダブルニードロップを投下。かわしたイサミは飯伏を破ったヨーロピアンクラッチ! カウント2でKUDOが返して15分が経過。イサミはコーナーに自ら頭を叩き付け、気合いを入れてからエルボー合戦へ。
       ガンガン打ち合ってからKUDOのスピンキックをかわしたイサミは、KUDOをロープに押し込むと、フロントキックから垂直落下式ブレーンバスター。さらにバズソーキックから勇脚・斬を叩き込んだイサミが3カウントを奪う!

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  • エンディング
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       試合後、イサミは握手を求めるがKUDOは応じずに退場。「イサミ」コールが起こる中、HARASHIMAもしくはケニーに挑戦することになったイサミは「本当に両国決定したんですか? 僕、パンフレットとか配らなくて大丈夫? もぎりとか足りてる? オイ、1個言っておくぞ。結果は見たな? ユニオンは下請けじゃないぞ」と言うと、場内大歓声! さらにイサミは「俺のあとを続くヤツだって揃ってんだ。今年もまだまだ爆発させてやるよ。お前らDDTはスゲーと思うよ。だから言ってやる、オメーらには絶対負けねぇ! 両国、KO-D、命をかけてやらせてもらいます!」と言うと、「ユニオン」コールが起こりGMもリングから降りる。

       改めてイサミは観客に向かって「い〜〜〜〜、よしっ! 優勝しちゃったよ。まだまだ止まらないです。僕もユニオンプロレスも。ユニオンプロレスのためってこと僕のため、僕のためがユニオンプロレスのためになる、だから僕のためにKO-Dを獲りに行きます。なんか変な感じだな。でもこの景色、悪くないな。ユニオンプロレスもよろしく願いします。俺がユニオンプロレスの木高イサミだ!」と叫んだ。
       そして予告されていた超重大発表へ。その超重大発表とは……昨年衝撃を与えたコラボレーション再びとして、写真家のレスリー・キー氏が竹下、HARASHIMA、飯伏を撮影した写真集『スーパーDDT』第2弾の発売発表だった……

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  • 試合後コメント
    • 木高イサミ
      ――トーナメント優勝おめでとうございます。ユニオン代表という気持ちを強く持って試合に臨んでいたのではと思いますが。
      「そうですね。トーナメントに出ることもユニオンのメンバーが譲ってくれてね。この位置にいられると思うんで。これなら文句ないでしょう、KO−Dに挑戦するのに。あいつじゃ役不足だっていうのは別にないでしょう」
      ――つい数か月前にはベルトを3つもっていましたが……
      「そうなんですよ。全部なくなっちゃったんですよ。まず一個獲ります」
      ――それがKO−Dなら最高ですね。
      「気持ちいいですね。僕の中でこれが頂点だと思ってないんで。あと1回です。これで優勝まであと1回。全5回戦の決勝だと思ってるんで。やっぱり坂口さんも幸之介も飯伏も。彼の口からこのまま勝って優勝してって言ってたんで。kUDOも握手もしなかったけど…KUDOさんだってベルトのポーズして、優勝したらもう1回やりたいって言ってるんですよ。優勝したい。僕の中で優勝はKO−D獲ること。両国のメインでベルトを獲ったら。それくらい今回のトーナメントは楽しかったです。しんどかったですけど楽しかったです」
      ――現王者のHARASHIMA選手と、次期挑戦者のケニー選手ではどちらに挑戦したいですか?
      「それはどちらでも。でも欲を言うならケニーとは3回やってるんで、HARASHIMAさんとやってみたいですね。僕の中では(HARASHIMAは)DDTの象徴っていう気がするんで。任天堂の象徴がスーパーマリオ。そういうイメージです。オールマイティにすごくて、なんでもできるじゃないですか。トータルバランスの凄さとか憧れる。だから倒したいですね」
      ――イサミ選手とHARASHIMA選手の違いは、他団体でも活躍していることと、自分の団体でずっと闘ってきていることにあるように思うのですが?
      「いやぁ活躍ったってHARASHIMAさんもめちゃくちゃ活躍してるじゃないですか。他団体とかそんなの関係ないですよ。どっちが強いか比べたいだけですよ。そういう意味ではケニーも同じですね。負け越してますから」

      KUDO withマサ高梨
      高梨「まさかイサミにKUDO、坂口の酒呑童子2強がいかれるとは思わなかったよ。でもイサミは試合後に握手を求めたりしてKUDOを超えたつもりでいるかも知れないけど、ハッキリ言って(準決勝の)一回戦の入江戦で真っ向からあんなにガンガンやりあってなかったら、イサミには負けなかったと思ってる。イサミだって飯伏を倒したかもしれないけど、あいつはちゃんと考えて丸め込んでダメージを少なくして上がってきた。それも戦法だと思う。あいつはトーナメントの勝ち方をよくわかっていたよ。だからあいつは勝ったんだと思う。はっきり言って俺は酒の席でもしつこいからね。何回だってKUDOも坂口も行かせて、今日の借りを返させてもらうから。イサミ覚えておけよ、以上」
      ※KUDOは同席するもコメントなし

      HARASHIMA
      ――まずはササダンゴ・マシン選手の挑戦から……
      「そうですね。試合後ああいうかたちで来るとは予想していなかったんで。でもね、彼がプレゼンしていた、あれを見られたんであの技も見様見真似でやったらできたんで。でも面白い理論だとは思うけど、プロレスは理論だけじゃできないんで。そういう坂井君がプロレスを始めた頃に教えたんだけど彼は忘れたみたいで。やっぱりお客さんの声援というのはプロレスをやる上で大事で、それがあるから単純に計算が成り立たない試合になるんだと。あの技は効きましたよ。首が今痛いんで(苦笑)」
      ――これからも使ってみようとは思いませんでしたか?
      「ねぇ(笑)。使ってみようかな。あと思ったんだけど、2009年以降リーマンショックで落ちたって言ってたけど、DDTは2009年初めて両国を成功させて、そこから上がっていってるんで。単純にそれでリーマンショックみたいなことがあっても上げていくことはできるし、みんなの力があれば上を向いて行けるってことだよ。それを思い出した」
      ――その2009年以降トップでDDTを支えていたのが、HARASHIMA選手なわけですが……
      「はい。まだまだ頑張りますよ。ケニーがいつでもどこでも挑戦権を今日獲って。正直僕が負け越している相手なんで、リング上でも言ってしまいましたけど、トーナメントでケニーが負けた時にラッキーと思ってしまって。その時点で自分が弱気なんで、もうケニーとガッチリやるだけですね。やって、勝って、両国のメインに立ちたいですね」
      ――そのタイトルマッチに勝つことを前提にお伺いしますが、今日のトーナメントでイサミ選手が挑戦権を獲得しました。
      「そうですね。団体を背負って敵地に乗り込むというのはそれはすごい力だろうし、僕もDDTを代表して迎え撃つんで。あとイサミはいろんな団体に出て、すごいデスマッチもやって本当素晴らしいレスラーだと思います。タッグでしか当たったことがないんで、彼とやれるならうれしいです。でもね勝つのは僕です。DDTを代表して必ず勝ちます」
      ――HARASHIMA選手は逆にDDTをベースに強敵を倒してきたわけですが、そういった差を感じることはありますか?
      「どうですかね。あんまり考えていないですけど(笑)。僕はDDT内でしっかり守ります」

      ケニー・オメガ
      「負け犬イメージは嫌だった。だから今日、試合(でフォール)を獲って、これ(=いつどこ権)を獲って、(KO−D無差別級に)挑戦できて嬉しいです。今年、何でもチャンピオンになれない。タッグベルトを成功した何回も防衛戦出来たけど、シングルはよく分からない……。身体がよくなってもビッグマッチで勝てない。両国で、メインで、DDTのリングで勝ちたい。両国のメインに勝ったら、ワタシは負け犬じゃない。そういうメッセージを伝えたいです。もし両国のメインで勝たなかったら今年はムダしちゃう。それは一番最悪。でもいまひとつのチャンスしかない。絶対成功する。両国のメインで勝ちます。
      ーー負け犬イメージはそんなについてないのでは?
      「自分の考えです。BOSJも、本当に勝てないと意味ないです。ベルトが欲しい。シングルの……。今年はいい試合が出来て、それはよかったけど、いま置いておいてシングルのベルトが欲しいですね。飯伏とのタッグはチームとしてはお互いに対等な立場だし、どっちが弱点ということもない。自分のことだけど、シングルのキャリアは運なのかどうか分からないけど、ビッグマッチで勝つ運がない。だから今回、両国のメインで勝つことができたら運のなさを払拭できると思う。自分にとっては呪いみたいなもんだよ。
       BOSJでの試合内容は納得しているけど、試合の勝ち負けは納得していない。(KING OF DDTでの)松永との試合もいい試合だけど、なんで負けた、と(思うよ)。自分は運だけのせいだけに出来ない。次があるとも簡単に思えない。このままだと負け犬だと思いはじめている。そんな負け犬気分になるならベルトを獲ってやる!
       試合順に関しても自分のレベルと自分のいる位置が釣り合っているとは思わない。メインにいてもおかしくないし、みんなよりハードなトレーニングもしていると思っている。相応しい試合順かつ結果が伴ったものを見せないといけない。
      ーーHARASHIMA選手はケニー選手を苦手と言ってましたが。
      「もちろん苦手だろうね。毎回、HARASHIMAとやると思うけど、常に自分に勢いがあるような試合をしている。今回に関して言えば、勢いみたいなものが自分にあるわけじゃないし、立場が違うと思う。HARASHIMAについてはよく分かっている。ボクとの違いは、ボクは常に進化している。だけどHARASHIMAは変わっていない。だから返し肩も分かっているし、気を付けているし、簡単な試合になるとは思っていないよ。オレの前に立ちふさがるならぶっ潰す!」

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