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【スターダム】3周年記念日、イオvs夏樹の赤いベルト戦

【スターダム】3周年記念日、イオvs夏樹の赤いベルト戦

スターダム3周年記念日
日時:2014年1月26日(日)開始:18:00
会場:東京・後楽園ホール
観衆:1150人

3周年記念日にイオの赤いベルトに挑戦した夏樹が6.1後楽園で引退!
惡斗は宝城との初一騎打ちで勝利!タッグ王座は木村&アルファが奪取

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  • オープニング
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       いつものように風香GMとKちゃんパンダによるオープニングダンスを踊り終えると、GMが「皆さん、こんばんは。3年前に旗揚げしたとき、3年間続くとか続かないとか考えなかったんですけど、3年間コンスタントに続けて来られたのは応援してくださる皆さんと、マスコミの皆さんだと思います。この大会は女子プロレスの未来を照らす大会だと思います。新人選手が未来を照らして、ベテラン選手がいまを照らす、そんなバランスで出来るているのがスターダムだと思うので、これからも突っ走っていきたいと思います」と挨拶。

       オープニングVTRは選手たちが思い出の試合を語り、その映像が流れるという構成。4期、5期生が自分のデビュー戦を挙げる中、惡斗は愛川ゆず季戦、宝城と岩谷が世代闘争、脇澤はヒジを脱臼しながらもタッグ王座を奪取した試合、世IV虎は初後楽園での愛川戦、夏樹は奈苗戦、イオはスターダムへの参戦表明した場面、奈苗は里村戦。BGMは奈苗と村田アナが歌う故大瀧詠一さんの『君は天然色』だった。

▼第1試合 ルーキー・オブ・スターダム 15分1本勝負
●コグマ
7分55秒 カカト落とし→エビ固め
○愛星ゆうな

  • 試合詳細
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       これがデビュー2戦目となる愛星は初の後楽園で同期のコグマとシングルマッチを行う。握手を交わしてからゴングが鳴ると、コグマはタックルのフェイントからヘッドロックに捉えて投げていく。脱出した愛星は腕の取り合いを展開。しかしコグマはフェイントを入れてからのドームドラッグで投げるとドロップキック。
       愛星も串刺しドロップキックを返すと、串刺しフロントキックを叩き込む。コーナー下に座り込むコグマにストンピングを浴びせていった愛星に対し、立ち上がったコグマはエルボー合戦を挑んでいく。

       愛星のエルボーをかわしてDDTで叩き付けたコグマはスリーパーに捉える。サーフボードストレッチにスイッチするが、身体の柔らかい愛星は完全に開脚状態から脱出すると、「お返しだ!」と腕固めに捉えた状態で大きく仰け反っていく。
       ロープに逃れたコグマは愛星のフロントキックをかわすと張り手。愛星も張り手を返すとカカト落とし。だが、キャッチして大外刈りで倒したコグマはジャックナイフ式エビ固め。キックアウトした愛星は後転してグラウンドでのフロントネックロックに捉える。

       そのまま立ち上がった愛星はネックスクリューホールドで押さえ込むがカウントは2。2回目のネックスクリューを狙った愛星だが、横から飛び付いたコグマは回転エビ固め。愛星もすぐに立ち上がってフロントキックを叩き込むと、「終わり!」とフィニッシュ宣言すると脳天にカカト落としをお見舞いして3カウント。
       愛星の初勝利は同期のコグマから後楽園ホールという大舞台で奪ってみせた。

  • 試合後コメント
    • 愛星ゆうな
      ――見事5期生対決で勝利しました。
      「よかった! よかった。何か……いや、もちろん勝つ気でやってはいたんですけど、コグマが強いのをたぶん私が一番良く知ってますし、負けたくないって気持ちで一生懸命やったので嬉しいです」
      ――後楽園ホールでの試合はいかがでした?
      「とても広くって、大きいです(笑)。こういうところでドンドンできるように……もちろん、新木場も大事ですけど、後楽園も聖地ですので。そこでドンドン闘っていけるようになりたい」
      ――カカト落としは愛川さんを意識して?
      「そうですね。練習始めた時に、すぐ風香さんがカカト落としの練習をつけてくださって。もちろん愛川さんの事は知ってたんですけど、なぜカカト落としなのかっていうことは分からないままスターダム来てたので。でもそうやって期待してもらえるのは嬉しいので、期待に応えられるようになりたいです」
      ――愛川さんが使うとゆずポンキックですが、名前は?
      「『ゆずポンキックを伝承してもらえば?』という話は前回してもらったんですけど、あの……こないだ箱根合宿で愛川さんと一緒になって、その話を一緒に脇澤さんとしたんですけど、『ゆずポンキックと名乗るには、まだかな』と脇澤さんに言われまして。脇澤さんに教えていただいた『筋トレをマスターできたら、ゆずポンキックができるようになるよ』と言われたんで、その練習をしてちゃんと……そうですね。スターダムの象徴とも言っていい愛川さんの技なので、ちゃんとできるようになってから使うようになりたいです。(カカト落としは)使ってるんですけど、(ゆずポンキックを)伝承できるかはまだ練習が足りないかなと思いますね」
      ――初勝利はどんな気持ちですか?
      「ビックリしちゃって、よく分からない(苦笑)。分からなかったんで……そうですね、あのちっちゃいコグマ選手は、リングに立つと力強くとても重く(感じる)。私もこう、身体は大きいんでね、そうなれるようにさらに練習していきたいと思います」
      ――愛川さんと直接話したりは?
      「何度もお会いさせていただいて、試合に出る前も『頑張って』と言って頂いて、力が入りました」
      ――愛川さんからアドバイスは?
      「それは脇澤さんの筋トレがちゃんとできないと、そういうところまではできないので。まずは脇澤さんをクリアしてから、一緒に愛川さんのところにいけたらいいなと思います」

      コグマ
      ――5期生対決で負けてしまいました。
      「負けるとは思ってなくて。私のほうが先にデビューしたというプライドというか、そういうのがありまして。身体はゆうなさんのほうが大きいし、体重も重いですけど、でもそういう……とにかく負ける気はしなかったはずなので、負けてしまってすごい悔しいです」
      ――ビッグブーツやかかと落としをくらった感触は?
      「初めて食らったんですけど、すごい脳が揺れるというか、一瞬空に飛んで行くというかそんな感じで。すごい不思議な技で、ちょっとヤバかったです」
      ――彼女をライバルとして今後はやっていく?
      「はい。同期というのは一番ライバル視するので、まずは倒したいですね。やっぱり。はい」

▼第2試合 6人タッグマッチ 20分1本勝負
豊田真奈美(フリー)/○松本浩代(エスオベーション)/岩谷麻優
11分25秒 ライガーボム→エビ固め
米山香織(フリー)/夕陽(ZERO1野良犬道場)/●ケリー・スケーター

  • 試合詳細
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       6人タッグ王座を奪取し、公認サポーターの亀の子束子を表敬訪問したたわしーずは、社長さんから公認ウェポンを進呈された。今回はタッグのタイトルマッチがある脇澤の代わりに“脇澤コネクション”から豊田真奈美を助っ人として招聘し、米山&夕陽&ケリーのトリオと対戦。
       脇澤に先導され、たわしの入ったダンボールを担いで登場したたわしーずは、そのたわしを客席に投げ込む。公認ウェポンを振り回す岩谷に向かって紙テープが投げ込まれると、岩谷の身体中に紙テープが巻き付く。

       早速たわしのネックレスを公認凶器と言い張って首にかけて先発で出ていった岩谷。「たわし」コールが起こる中、夕陽は容赦ない前蹴り。ロープに飛んだ夕陽に対して、リープフロッグを狙った岩谷だが、夕陽は避けて走ると岩谷に体当たり。
       しかし岩谷の腕を取った夕陽がロープに飛び乗ろうとすると、松本がロープを揺らして阻止。しかしケリーが入ってきて夕陽と同時にオールドスクール(=ロープ歩きからの手刀)を決めると、岩谷にサンドイッチローキック。

       米山も入ってきて3人がかりでフロントキックを狙ったが、岩谷がかわすと豊田がダイビング・クロスボディーで3人をなぎ倒す。さらにたわしーずは米山組をロープに張り付けると、背後から3人同時ドロップキック。松本が「これを使え!」と豊田に亀の子束子公認ウェポンをパスするが、米山が奪い取ろうとする。
       引っ張り合いになったときに手を離して米山をずっこけさせた豊田だが、夕陽とケリーが入ってきて豊田にトレイン攻撃。さらに米山がミサイルキックを発射するが、立ち上がった豊田はバックを取ってぶっこ抜きジャーマン。

       米山を肩車した豊田だが、高角度前方回転エビ固めで切り返した米山。ならばとローリングクレイドルをお返しした豊田だがカウントは2。タッチを受けた岩谷がミサイルキックを発射して米内山を吹っ飛ばすが、夕陽が入ってきて蹴りまくる。しかしコルバタで投げた岩谷は低空ドロップキックからダブルリストアームサルト。
       飛び付いていって逆打ちの体勢からアームドラッグで投げた岩谷だが、蹴り倒した夕陽はライオンサルト。ケリーはニーリフトから岩谷を自軍のコーナーに押し込む。そこに米山は夕陽がダブルの串刺しニーを叩き込むと、3人で同じコーナーに登っていくが、松本が巨大たわしで殴打して岩谷を救出。

       ケリーをコーナーに追い込んだ岩谷は巨大たわしをセット。そこに松本がコーナースプラッシュをお見舞い。自分にもダメージがあったが、今度は松本が倒れたケリーの上に巨大たわしをセットし、その上に岩谷がダイビング・ボディプレスを投下。「豊田」コールが起こる中、ケリーの上に大量のたわしの雨を降らせると、その上に豊田がムーンサルトプレスを投下。
       だが、かわして自爆させたケリー。すかさず夕陽が岩谷をジャーマンで投げて、ケリーがジャックナイフ式エビ固めで合体するがカウントは2。ケリーはクロスアーム式河津落としで叩き付けるが、今度は松本がたわしを投げつけてカット。

       さらにたわしによるクローズラインから岩谷がウラカン・ラナで丸め込むがカウントは2。10分が経過し、米山と夕陽が入ってくるが、松本はまとめてバックドロップで投げていくと、ケリーをコーナーにホイップして巨大たわしで殴打してから突進。だが、ケリーも巨大たわしを投げつけて迎撃。怒った岩谷は巨大たわしを奪い取ってケリーの顔の前にセットすると、そこに豊田がミサイルキックを発射。
       一気に松本がライガーボムで叩き付けて3カウント。あれほど勝てなかったたわしーずだが、6人タッグのベルトを奪取してからというもの勢いが違う。

  • 試合後コメント
    • たわしーず
      松本「今回、たわしーずに豊田真奈美選手が助っ人として入ってくれたんですけど、見事、やっぱり勝利をおさめました!」
      岩谷「よっしゃー!」
      松本「やっぱり今、たわしーずはアーティスト・オブ・スターダムチャンピオン、そして、何と亀の子束子さんがスポンサーについてくださって、毎回たわしの武器を作ってくれているという心強いスポンサーがいるので」
      豊田「これ、すごいねー!」
      岩谷「聞いてないですね。今、たわしに夢中になってる(苦笑)」
      松本「たわし、お気に入りですか? ありがとうございます」
      豊田「何に使えばいいんだろう、このたわし?」
      松本「これはもう本当に身を持って体験されたと思いますけど」
      豊田「これ、マジ痛いよ」
      松本「痛いから相手にやっぱりダメージを……」
      豊田「でも私達もダメージじゃない、これ?」
      松本「痛みを分かっていたほうがまた成長できるかなって。まぁこれからももっともっとたわしーずは成長できるし、もっともっとすごい武器がこれからも出来ると思うので。そして次回の新木場大会、2月9日に初防衛戦が決まっていて。ちびーずと再戦。前回、大阪でこっちが挑戦者として当たって、その時は負けてしまったんですけど、それ以来の再戦。リベンジを果たす時が来たので。今日はいい勝利だったのではと思います」
      岩谷「いやー! 本当たわしは痛くってですね、松本さんにカットされて、カットに来たのはいいんですけど、誤爆をしてしまいまして、ちょっと(※擦り傷がついた腹を見せる)」
      松本&豊田「うわーーー!」
      松本「たわしの威力は……」
      岩谷「これは本当に痛いので、相手にもすっごいダメージを与えられるんですけど、気をつけないと自分たちも食らってしまうので」
      松本「そうですね」
      豊田「だって私が飛んだ時なんか、これ(=巨体束子)はもちろん痛いんだけど、『痛い』と思ってゴロッとなったら、ちっちゃいのいっぱいあるじゃない! 痛くて!」
      松本「慣れないとね」
      豊田「これはすごい武器だね」
      松本「これは最強です」
      岩谷「次のタイトルマッチでは誤爆に気をつけながら、はい」
      松本「頑張ります」
      岩谷「また豊田さんも是非助っ人に」
      松本「よろしくお願いします」
      豊田「私も仲間入り。今日、風邪引いてたから次はちゃんと歌うので。次、カラオケにしといてくんないかな? 歌入りだと私の綺麗な声が聞こえない」
      松本「そうですね。今度はカラオケ用意しときます!」
      豊田「用意しといてよちゃんと」
      松本「フルで歌っていただきます」
      ――久々のスターダムでしたが。
      豊田「何か若いね」
      松本「ありがとうございます!」
      豊田「え? あんたほんとに20代?」
      松本「はい。20代です、もちろん」
      豊田「ほんと? 何歳ごまかしてんの?」
      岩谷「あははは(笑)」
      豊田「こういう疑惑を作ると、絶対嘘だから。年齢」
      松本「見ての通り20代でございます」
      豊田「(岩谷は)20代だよね?」
      岩谷「ピチピチのハタチでございます」
      豊田「ピチピチとか付けなくていいんだよ!」
      岩谷「申し訳ございません!」
      豊田「私だってピチピチの43歳になりますから」
      岩谷「はい。おめでとうございます!」
      松本「ふた回り違う」
      豊田「何どし?」
      岩谷「酉年」
      豊田「酉か」
      松本「24歳……」
      豊田「酉だったら22じゃない? 私、イノシシ」
      松本「はい、すいませんでした。23歳違うのかなと思って」
      豊田&岩谷&松本「あははは(※目を合わせて笑い合う)」
      ※豊田が無言でたわしを松本の太ももへ
      松本「きゃー!」
      岩谷「松本さん、女性に年齢の話を振るのはダメですよ」

      米山香織&夕陽&ケリー・スケーター
      夕陽「いやー、たわしーず。たわしーずと言っても正規のメンバーではなくて、今回豊田真奈美選手がたわしーずに加わったということでね、私自身としては(豊田からは)仙女の大会の時にフォールを奪っているので、その勢いで今回もフォールを取ろうと思ったんですけど、なかなか岩谷選手にも敵わない部分があって悔しいです」
      米山「たわしはさ公認凶器とか言って、これ見てよ!(※ケリーの傷跡を見せる)何? 大日本のデスマッチとかでも使えそうなぐらいのさ(凶器じゃん)」
      ケリー「アブナイヨ」
      米山「危ない危ない。次はちびーずでたわしーずのベルト挑戦するから。この負けはキッチリ返してベルト取り戻そうぜ! ちびーず+何? バカガイジン?」
      ケリー「……OK(苦笑)!」
      米山&夕陽&ケリー「ちびーず+バカガイジ~~ン!」

▼第3試合 彩羽匠 試練の10番勝負 第4戦 15分1本勝負
●彩羽匠
7分27秒 ダイビング・セントーン→片エビ固め
○世IV虎

  • 試合詳細
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       試練の10番勝負第4戦に臨む彩羽匠は、世IV虎と“歴代新人王対決”を行う。新人王のときの金メダルを口にくわえながら入場してきた世IV虎。彩羽も新人王のメダルを首からさげて入場。
       ヤンキー座りでメンチを切った世IV虎は、手四つの力比べを要求。彩羽が応じるが、世IV虎がジリジリと押し込んでいき、一気に押し倒してからストンピング。さらにヘアホイップで投げていった世IV虎は顔面ウォッシュ。

       逆エビ固めに捉えた世IV虎は腰をドスンと落としてから逆片エビ固めに移行。かなりキツイ状態だったが、辛くもロープに逃れた彩羽。すると彩羽もサイドキックから逆水平チョップを連打。さらに世IV虎のお株を奪うように中指を立てて挑発するが、世IV虎は「舐めるな!」とショルダータックルでなぎ倒す。
       しかし彩羽もカウンターのパワースラムを返すと腕十字へ。何とかクラッチした世IV虎は持ち上げてからまっとに叩き付けて脱出。エルボー合戦になると、お互いにロープを揺らして気合いを入れてから打ち込んでいく。

       だが、背後から襲いかかった世IV虎はロープに飛ぶ。これをカウンターのドロップキックで迎撃した彩羽は変型のブルーサンダーで叩き付けるとサイドキック。しかしキャッチした世IV虎はヘッドバットからネックハンギングで吊り上げると、そのままマットに投げつけてからのセントーン。
       続く上からヨシコ(=リバーススプラッシュ)をかわした彩羽はぶっこ抜きジャーマンを狙うが、踏ん張った世IV虎はラリアットを狙う。これをかわしてニールキックを叩き込んだ彩羽はフロッグスプラッシュを投下。

       カウント2で返した世IV虎に対し、彩羽もう一度ぶっこ抜きジャーマンを狙う。世IV虎の巨体を見事に投げてみせた彩羽だが、これもカウントは2。ブレーンバスターを狙う彩羽だが、踏ん張った世IV虎はショートレンジラリアットでなぎ倒す。ネックハンギングボムもカウント2で返してみせた彩羽だが、世IV虎はコーナー二段目からのダイビング・セントーンで、昼のDDT後楽園大会での赤井沙希に続き、彩羽もマットに沈めてみせた。
       上から見下ろすように彩羽を睨み付けた世IV虎は、同じ新人王での格の違いを見せつけた。

  • 試合後コメント
    • 世IV虎
      ――初対決でした。
      「今日、昼のDDTと夜のスターダムで2試合目だったんですけど、まぁ余裕ですね! 2試合とも勝っちゃったし。これが3年間、自分がやってきたこと。4年目一発目に見せられたんじゃないかなと思います、この格の違いをね。なぜか向こうも新人王のメダル持ってアピールしてきたり、やる気はあったみたいですけど、全然自分のほうが強かった。それだけです。強いて言うなら、久々にジャーマンを食らって。今までずっと食らいたくなくて。マジ、ヤバイんで避けてきたジャーマンを、今日久々にやられたっていう事は、アイツも自分を持ち上げられる力がついてきてるんだなというのは思いましたけど、まだまだです。あのジャーマンでは自分からスリー(カウント)は取れません。いつか自分からジャーマンでスリー取ってください。そこんとこ世露Ⅳ苦」

      彩羽匠
      ――世IV虎選手はいかがでした?
      「いや、ひとことで言うと強いですね。セントーンで内臓が潰されました。いやー、パワーファイターって感じですね。やっぱ重量もあるし、パワーもあるし、きっついですね」
      ――初代の新人王が相手で、新人王対決でもありました。
      「ん~、まぁでも新人王は新人王ですけど、あっちはすごい生え抜きの中で、何回か勝ち抜いて取った新人王で、こっちはただ1回しか(試合を)してないっていう。そういうふうに思われる人もいるかもしれないですけど、でも新人王は新人王ですから。世IV虎さんが前、会見で言ってたように、新人王獲った人は出世するってジンクスがあるらしいんで、やっぱそれを自分もこれからちゃんと出世して、新人王の歴史を作っていきたいですね」
      ――10番勝負はいかがですか?
      「きつい! 正直、精神的にもやられる。そういうこと言ったらアレかもしれないけど、でも精神的にきついし、シングルばっかりで。やっぱりリングの中では自分しか頼れる人いないし。まぁでも、こうやって自分のシリーズを組んでいただける事がすごい試練でもあるけど、やっぱりチャンスがゴロゴロあるっていうのもあるし、やっぱりそれはどんどんチャンスを活かしていきたいですね」
      ――今後は誰と当たりたいですか?
      「誰と? ん~、まぁでも、(対戦希望は)ありますけど。でもまぁ言わないでおきます(苦笑)」

▼第4試合 ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
[王者組]高橋奈苗/●脇澤美穂
13分29秒 アルファプレックス
[挑戦者組]木村響子(フリー)/○アルファ・フィーメル
※第5代王者組ナナミホが2度目の防衛に失敗。モンスター軍が第6代王者組となる

  • 試合詳細
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       高橋奈苗&脇澤美穂の“ナナミホ”が持つゴッデス・オブ・スターダム王座には、木村響子&アルファ・フィーメルのキムラモンスター軍☆2トップが挑戦。
       東京スポーツ紙上でナナミホの写真にかけていたケチャップを持って入場した木村。一方、キッスの世界の『バクバクKiss』を踊りながら入場してきたナナミホ。

       記念撮影の際にベルトを強奪したモンスター軍が奇襲攻撃を仕掛けていくが、逆にナナミホが同時串刺し攻撃を返していき、さらにナナミホの2人で木村を捕まえるが、逆に木村が掟破りの逆ベノムアーム。しかしナナミホも2人がかりでベノムアームを返すと、脇澤がキャメルクラッチに捉えて「ナナミホ最高!」とミホカヨポーズ。
       だが、ダブルドロップキックを自爆させた木村がアルファにタッチすると、アルファは脇澤をボディスラムで叩き付ける。さらにマシンガンショット(=相手の胸部をハンマーで連続殴打)をお見舞いしたアルファがタッチすると、木村が脇澤の両腕を足で固定。

       奈苗が飛び込んでくるが、張り手で蹴散らした木村は脇澤をロープに張り付けると、顔面にケチャップをかけまくり。さらに背後からビッグブーツを叩き込んでからアルファにタッチ。ケチャップまみれの顔面を踏みつけたアルファは、脇澤を挑発。すると脇澤も何とか回転エビ固めで切り返す。
       だが、木村が入ってきて奈苗へのタッチを阻止。ならばと脇澤は唾攻撃から首固めで丸め込む。カウント2でアルファが返すが、奈苗へのタッチは成功。モンスター軍の2人をクロスボディーでなぎ倒した奈苗は串刺しラリアットを木村とアルファに連続で叩き込むと、アルファに二段目からの冷蔵庫爆弾を投下。

       さらにアルバトロス(=クロスフェース)に捉えるが、サイドバスターで切り返した脱出したアルファはブロックバスターで投げ捨ててから木村にタッチ。またもケチャップを手にした木村はニーリフトの連打からケチャップを顔面にかけようとしたが、パワーで吹っ飛ばした奈苗は起き上がりこぼしラリアット。
       木村も追走式ビッグブーツを返すが、奈苗も追走式ラリアット。さらに脇澤の唾攻撃から奈苗のバックドロップ+脇澤のクローホールドSTOの合体攻撃を決める。だが、木村も奈苗にノータッチヘッドバットからリストクラッチ式バックドロップ。返す刀でシャイニング膝アッパーを返した奈苗だがダブルダウン。

       両者立ち上がると激しいエルボー合戦から張り手合戦へ。左右の張り手を連打した奈苗はイクボム(=ブルーサンダー)で叩き付けるが、木村も走り込んできた奈苗にビッグブーツ。さらにアルファが脇澤をリング内に引きずり込んでバックドロップ。さらに首をかっ斬るポーズからオメガスラム(=相手を顔面から叩き付ける変型アバランシュホールド)を狙うが、脇澤は背後に着地。
       そこに奈苗が入ってきて合体攻撃を狙うが、アルファはダブルラリアット。それでも倒れない奈苗はラリアットの相打ちに打ち勝つと、コーナーに登っていく。脇澤が追いかけていって雪崩式フランケンで奈苗を投げてアルファに叩き付けると、脇澤はジャーマンで投げる。

       10分を経過。カウント2で返したアルファはコーナーに登っていくが、奈苗が足止めしている間に脇澤が追いかけていって雪崩式ブレーンバスター。カウント2で返したアルファに対し、脇澤はコーナーに登っていくが、エプロンから木村が足止め。追いかけていったアルファだが、先にマットに飛び降りた脇澤はもう一度コーナーに登っていって雪崩式フランケン。
       しかしアルファが回転を止めて逆さ吊り状態にすると、そこに木村がビッグブーツ。続けてモンスタークラッシュ(=ゴリースペシャルの体勢から後方に倒れて決めるフェスバスター)を決めるがカウント2で奈苗がカット。さらにアルファのオメガスラムもカウント2で奈苗がカット。

       奈苗のアシストを受けて脇澤がバックスライド・フロム・ベノムを決めたが、こちらもカウントは2。ならばと奈苗がショートレンジラリアットで木村をなぎ倒し、ナナミホは同時に対角線上のコーナーに登って冷蔵庫爆弾を投下。しかし足を上げて迎撃したモンスター軍。
       アルファは脇澤にショートレンジラリアットを叩き込むと、そこからアルファプレックス(=抱え込み式バックドロップ・ホールド)で投げて3カウント。タッグ王座を奪取した上、奈苗の顔面にケチャップをぶちまけた木村。敗れたナナミホは悔しさで顔をクシャクシャにしながら引き上げていった。

  • 試合後コメント
    • キムラモンスター軍☆
      木村「おめでとうとか、ねぇのか? 気が利かねーな」
      ――おめでとうございます。
      木村「何か? 当然の結果ですけど」
      ――ケチャップにこだわってましたが。
      木村「うちらにタブーはない。モンスター軍にタブーはない。こういうところの、ひとつの表現方法。100ある中のひとつの表現方法。別にケチャップだけにこだわる気はない。何でもいいよ、そこに思いがあるなら何でもいいよ。うちらにタブーはない」
      ――ナナミホの印象は?
      木村「ナナって言ったら! ナナって言ったらナナモモだろう? 違う? 正直、みんなそう思ってんだろ? ナナって言ったらナナミホが出て来るか? ナナモモのおまけだろう、ナナミホは。何年前のこと言ってんだ。現在のプロレスしてるつもりだから。過去の名前だけでやってる人にいつまでも付き合ってられない。異議ありますか? スターダム全選手、異議ありますか?」
      ――今後は?
      木村「誰でもいいよ。片っ端から受けてやるよ。その代わり、負けたらモンスター軍に入れって、東スポが言ってたよ。東スポの名のもとに、負けた奴は全員モンスター軍入りだからな」
      ――キムラモンスター軍でベルトを獲って、今後の対等タッグは?
      木村「惡斗がどう捉えるか(次第だな)。あのモンスター軍の4WAYで惡斗が勝ってれば、ここにいたのは惡斗だよ。その場にいなかったんだ。結果を出した人がチャンスを与えられるのは当たり前の話だから、対等タッグを続けたいんだったら、自分自身で変えろと。方向性を変えろと(言いたい)。スターダムっていうビジュアルばっかり推しの会社の方針の流れを変えるぐらいの勢いで来い。私は惡斗はビジュアル系じゃないと思ってるから。以上です」

      ※ナナミホはノーコメント

▼第5試合 ワンダー・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
[王 者]○安川惡斗
12分57秒 マフラークラッチ→レフェリーストップ
[挑戦者]●宝城カイリ
※第3代王者・惡斗が2度目の防衛に成功

  • 試合詳細
    • 140126_Stardom-06.jpg

       休憩明け、スターダムプロモーション所属第1弾アーティストのaa7(エーツーセブン)がダンスパフォーマンスを披露した。

       セミでは同じ三期生ながらこれまで一度も一騎打ちを行ったことがなかった安川惡斗と宝城カイリが初の一騎打ちを行う。愛川ゆず季さんにこだわり続け、愛川引退後に悲願のワンダー・オブ・スターダム王座を奪取した惡斗だが、愛川に立会人になってくれるように打診した宝城が、師匠の目の前で白ベルト奪取に挑む。
       まずは特別立会人の愛川ゆず季が『パイレンジャー』に乗って登場。以前使っていた『パイレーツ・オブ・カリビアン』の曲を前奏に使ったビッグマッチバージョンのテーマ曲で入場した宝城。一方、いつも以上に口から酒を噴射しながら入場した惡斗。

       宝城から握手を求めるが、その手を惡斗が払うと、宝城は背後からのドロップキックで奇襲攻撃。そのまま試合開始となると、宝城はコーナー下で惡斗を踏みつけてからエルボードロップ。逆片エビ固めはすぐに惡斗がロープに逃れる。すかさず宝城をコーナーポストに叩き付けていった惡斗はドロップキック。
       宝城の顔面を踏みつけていった惡斗は、「テメーらシャッターチャンスだ!」と叫んでから惡斗様固め(=こうもり吊りからの恥ずかし固め)へ。エルボーで反撃に出た宝城はスピアー。

       だが、キャッチした惡斗はガブった状態からスイングしてブン投げる。宝城も背中をバンバン叩いてから前方回転ネックブリーカーを決めると極楽固めへ。惡斗の腰を踏みつけた状態で決めていった宝城は、コーナー二段目からダイビング・エルボードロップを投下。これをかわして場外にエスケープした惡斗は「じっくり行こう、じっくり」と言って観客の飲み物を拝借。
       宝城が追いかけていくと、素早くリングに戻った惡斗。苛つく宝城がリングに戻ろうとしたところに蹴りを入れ、ロープ越しのスタナーを決めた惡斗はミサイルキックを発射。1回転した宝城に対し、なおもドロップキックを叩き込んだ惡斗は、顔面を踏みつけて「カイリ」コールをして挑発。

       宝城も横十字で丸め込むと、続けて足を取って倒しておいての逆エビ固めへ。さらに腰にエルボーを落としていった宝城だが、惡斗はスクールボーイからストレッチマフラー。しかし腰にダメージですぐに離してしまう。すかさず串刺し式スピアーから正調スピアーを叩き込んだ宝城はイカリ(=相手の足を交差してから決める逆エビ固め)を狙う。
       だが、決められる前にロープに逃れた惡斗はエルボーで宝城を吹っ飛ばす。宝城もエルボーを返していき、声を張り上げながらのエルボー合戦に。だが、飛び付いてきた宝城をキャッチしてアバランシュホールドで叩き付けた惡斗は、コーナーに登っていく。

       しかし下から攻撃した宝城がデッドリードライブで投げ捨てると、逆にコーナーに登ってダイビング・エルボードロップを惡斗の腰に投下。辛くもカウント2で返した惡斗だが、宝城は間髪入れずイカリで思い切り反り返る。チョーク攻撃で何とか逃れた惡斗。
       10分が経過し、両者マットに両ヒザをついたままの状態から宝城がエルボー。さらにヘッドバットを見舞っていくがカウントは2。惡斗の宝城がエルボーに来たところをコンプリート・ショットで切り返すと、コーナー二段目からの惡トーン(=ローリングセントーン)。

       だが、ACTΩ(=ACTスペシャルの体勢からのドリラー)を背後に逃れた宝城は、背後からスライディングDを叩き込むと4173(=変型外道クラッチからのレッグクラッチホールド)。しかし、カウント2で返した惡斗は続くスライディングDをかわしてのストレッチマフラー。さらにマフラークラッチ(=ストレッチマフラー+両足で相手の首をフック)に移行。リング中央で決まり、動けない宝城を見たレフェリーは試合をストップ!
       「ギブアップしていない」と必死にレフェリーに食い下がる宝城だが、勝った惡斗は特別立会人の愛川さんに向かって、自分の腰にベルトを巻くように指示。愛川さんが惡斗の腰にベルトを巻くと、両者は握手。その姿はかつての憧れの人との握手ではなく、対等……いや、現役バリバリのチャンピオンとOBか。
       そしてマイクを持った惡斗が「イヤー! 安川惡斗、完全防衛! 愛川ゆず季に腰に巻いてもらうのも果たしたしな。アタシはこれで何も言うことなし! 以上!」と言い放つと、場内からは「惡斗」コール。

       惡斗からマイクを投げられた宝城は「待て。今日は私が負けた……。だけど愛川さんの前で勝つ姿を見せられなかったのはほんとうに悔しいけど、絶対もう1回……私は白いベルトを諦めないから、絶対持ってイテよ! それまで持っていてよ。もう1回、お願い……」と懇願。
       それを聞いた惡斗は「そうだな。いいこと教えてやるよ。白いベルトがこの団体で一番似合うのは宝城カイリだよな! それはファンも望んでいるよな? ……あれ? アタシのほうが似合ってる。見ろ、この客の反応。お前はアタシが持っていないものを持っている。だからもっともっと頑張れよ。きっと似合っている。それが分かっているからお前に巻かせない。何度やっても巻かせない。それでもやるなら何でもかかってこいよ!」と、何とも惡斗らしい独特な言い回し。

       そして惡斗から「愛川、何か言う?」と強引にマイクを渡された愛川さんが「スターダム3周年、皆さんありがとうございます。3期生の惡斗選手と宝城カイリ選手の試合を見るのは感慨深いです。2人とももっともっと頑張ってください。ありがとうございました」と言うと、2人の腕をあげて健闘を称えた。

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  • 試合後コメント
    • 安川惡斗
      「安川惡斗だー! 防衛ね、しました。しましたよ。宝城カイリ! なんかね……いやー、同期だなんだかんだ言って、よう泣く奴だ。アイツはやっぱり私の言った通り、ただのアイドルレスラーです! アイツはもっともっと強くなってもらわないと困る。それが今日の客の反応……客の反応が自分の思ったものではなくてビックリした。そのためには! もっとカイリが強くなって、これ(=白ベルト)に相応しくなってもらうしかないっすね。以上!」
      ――愛川さんの前で白いベルト防衛しましたが。
      「そうっすね。やっと愛川ゆず季に『巻け、巻け』って言って巻かせたし、アタシは1つずつ夢を実現していってるのは事実なんで。このまま新しい目標……目標が愛川ゆず季を倒すから始まって、倒して、白いベルトをゲットする。本当は愛川ゆず季から獲りたかったけど、白いベルトをゲットする……ゲットできた。愛川ゆず季に白いベルトを巻かせる。巻かせた! じゃあ次はなんだ? それはね、お楽しみに。アタシはどんどんどんどん自分の夢を1つずつ、1つずつ叶えていくタイプだから! 地道なんだよ、こう見えて。地道に行くぞ! 以上!」

      宝城カイリ
      「……なんか、最後があんな感じだったので、試合がまだ終わった……負けてしまったっていう実感がないです。…すごくコメントはしづらいんですけど……ん~、全然自分の中で納得が、納得がいかない……。まだ色々と自分に足りない部分が分かったんで、ちょっと…しばらく考えたいと思います。あ~…もっとやりたかったです。ん~、まだまだ本当に。でも今日が初対決ということで、何か当たってて楽しかったですし、でもまだ惡斗のほうが強いんでしょうね。へへ(苦笑)。
       お客さんの反応がすべてだと思うので、それを流さずしっかり受け止めて。凹んではいられないので、私も……今ちょっとまだ浮かばないですけど、私には私の使命があるので。これからも今日の負けはしっかり受け止めて進んでいきたいと思っております。お客さんの応援もすごく、私への応援もすごく届いたので、すごく感謝したいです。私を応援してくれる人はいるので、少なからず。その方々に恩返しをしていきたいので、応援してくださった方にも悲しい思いをさせて申し訳ないですけど、もっともっと……次、もっと、倍以上の恩返しをしたいと思うので、自分を信じてこれからも諦めないで頑張ります。ありがとうございました。
       言い訳はしたくないんですけど、ちょっとおとといの最終練習で、滅多に怪我をしないんですけど、首のほうを怪我をしてしまって。昨日、一昨日と針を打ってもらって。なので、大丈夫だと思ったんですけど、その隙を作ってしまった自分が悪いので。次はもっともっと準備をしっかりして、肉体的にも精神的にも強くなりたいと思います。ありがとうございました」

▼第6試合 ワールド・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
[王 者]○紫雷イオ
20分38秒 スープレックス・デ・イオ(仮)
[挑戦者]●夏樹☆たいよう
※第3代王者イオが5度目の防衛に成功

  • 試合詳細
    • 140126_Stardom-08.jpg

       メインでは高橋奈苗や木村響子を下し、JWP中島安里紗とのダブルタイトルマッチをも経た紫雷イオの持つワールド・オブ・スターダム王座に、デビュー10周年を迎え、米山香織から虎の子のハイスピード王座を奪回した夏樹☆たいようが挑戦。

       南側客席通路に女性ダンサーが2人登場し、ヒップホップのダンスを披露していると、夏樹のテーマ曲にチェンジ。すると入口から腰にハイスピードのベルトを巻き、新コスチュームの夏樹が登場し、リングへ。世IV虎がロープを開け、夏樹をリングに招き入れると、夏樹もダンサーズと一緒にカンフー式のダンスを披露。
       一方のイオも白いIOTICAマスクを被り、南側客席から登場。腰に赤いベルトを巻いたままコーナー最上段から前宙でリングイン。

       なぜか風香リングアナは涙ぐみながら選手をコール。試合が始まると、ロックアップから夏樹がトリッキーな動きを見せるが、イオも付いていってみせる。手四つの力比べになると、夏樹が気合いで押し込んでいくが、イオが押し返すと夏樹はブリッジ。そこから巴投げで投げていくが、イオもカサドーラの体勢で飛び付いてのアームドラッグ。
       ハイスピードらしい攻防から夏樹がイオのバックに回ってスリーパー。イオは夏樹の両足をロックして切り返すと逆片エビ固めへ。イオはそこからロープに飛んでいくが、夏樹も伏せてかわす。

       イオがバック転フェイントを見せれば、夏樹もロープに飛び乗ってかわしてみせ、さらに場外に転落したところにイオが飛ぼうとすると、素早くリングに戻ってイオの左腕を攻撃。フットスタンプからオモプラッタに捉えると、変型の羽根折り固めへ。さらにサッカーボールキックを見舞った夏樹はイオの左腕を蹴り飛ばすと、コーナーを駆け上がってイオを翻弄してからアームブリーカーで叩き付けてのワキ固め。
       そこからエルボー合戦を仕掛けていった夏樹は、ランニングエルボーでイオをなぎ倒す。さらにカンフー殺法からバズソーキックを狙うが、イオはことごとくかわす。それでも蹴っていった夏樹に対し、イオもすぐに立ち上がって蹴り返す。ヘッドスプリングえ立ち上がった夏樹は左右の張り手を連打。

       コーナーまで後退したイオに対し、夏樹は串刺し低空ドロップキック。そこからミサイルキックを発射した夏樹はもう一発串刺し低空ドロップキック。かわしたイオは新幹線アタック(=串刺しダブルニー)を発射。コーナーに登ったイオだが、駆け上がっていく夏樹。だが、イオはトップロープへのエームブリーカーで叩き付けると、続けてミサイルキック。
       ダブルアーム・フェースバスターで叩き付けたイオはクロスフェース。世IV虎が必死に激を飛ばす中、10分が経過。かなり長時間捕まった夏樹だが、ギブアップしないと判断したイオはコーナーに登っていく。だが、またも追いかけていった夏樹は雪崩式アームドラッグで投げてからコーナーに飛び乗ってのムーンサルトアタック。

       腕固めに捉えていった夏樹。悲鳴をあげながらも必死に耐えるイオだが、夏樹は腕十字に移行。辛くもロープに逃れたイオだが、夏樹はフロッグスプラッシュを投下すると、間髪入れずワキ固めへ。そこからジャパニーズレッグクラッチホールドに移行した夏樹に対し、逆立ち状態から肩に飛び乗ったイオはミステリオラナを狙うが、夏樹はライガーボムで切り返す。
       だが、イオも何とかドロップキックで夏樹を城外に追いやるとトペを発射。「もう一発!」と叫んだイオはコーナーからケブラーダを発射。リングに夏樹を戻したイオはスワンダイブ式ミサイルキック→619→背後からのスワンダイブ式ミサイルキックと畳みかける。

       15分が経過し、イオはバズソーキックをキャッチされると、低空延髄斬り。さらにバズソーキック。夏樹もイグチボムを返すが、イオは返す刀でバズソーキック。ダブルダウン状態から先に立ち上がったイオはその場飛びムーンサルト→二段目からのムーンサルト→最上段からのムーンサルトを連続投下。これもカウント2で返した夏樹は再びコーナーに登っていくイオを追いかけていって雪崩式ジャーマン。
       だが、着地したイオはシャイニング・ウィザード。パッケージ・ジャーマンスープレックスホールド(=ダルマ式ジャーマン)を逃れた夏樹はたいようちゃん☆ボム(=ヨシタニック)を狙うが、イオが防御すると左右の張り手からミドルキック。レッグクラッチ・スープレックス・ホールドで投げるが、これもカウントは2。

       夏樹はダイビング・フットスタンプを投下するが、イオも王者の意地でキックアウト。ならばと夏樹はソバットからたいようちゃん☆ボムをズバリと決めるが、イオはカウント3寸前で返す。イオは鼻血を出しながらもカウンターのウラカン・ラナ。カウント2で返した夏樹はエルボー合戦からへ。さらに張り手合戦になると、夏樹が左右の張り手を乱打。
       しかしイオもヘッドバットからアッパー掌底を返すと、シャイニング・ウィザードを叩き込む。20分を経過し、イオは奥の手ムーンサルト・フットスタンプを出すが、やや当たりが浅い。ならばともう1発ムーンサルト・フットスタンプ。今度はズバリと決まると、イオはパッケージ・ジャーマンで投げてからのレッグクラッチホールドで押さえ込んで3カウント。

  • エンディング
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       腰に赤いベルトを巻いたイオはマイクを持つと「スターダム3周年記念大会、勝ったのはこの紫雷イオです! 夏樹さん、夏樹さんにはシングルで1回も勝ったことなかったですけど、今日こうして夏樹さんが赤いベルトに挑戦してくれて、5度目の防衛に成功して本当に嬉しく思います。夏樹さんのお陰です。ありがとうございます。相手なくしてプロレスは出来ませんし、相手なくしてチャンピオンなんて全然格好良くないです。夏樹さんは本当に本当に偉大な先輩です」と言ってからマイクを渡す。
       健闘空しく敗れた夏樹は「ありがとうございました。イオ、お前が名実共にスターダムのトップでエースだよ。今日は完敗を認めます。あともうひとこと言わせてください。自分は今年で10周年を迎えることが出来ました。ありがとうございます。これはずっと前から考えていたことなんですけど、10周年を迎える今年、プロレスラー夏樹☆たいように区切りをつけさせてもらいます。だからこそ今日は勝ちたかったんですけど、自分は6月1日、後楽園大会で引退します! まだ半年くらいあるので最後まで自分は進化をするように頑張りますので、引き続きスターダムの応援をよろしくお願いします」と衝撃発言!

       それを聞いてイオが「夏樹さんがこうして引退を心に決めたのは、本当にたくさんたくさん考えての結果だと思います。私たちスターダムの選手もこのことを聞いたのは最近のことですし、とにかくビックリしていますし、寂しいんですけど、寂しがったり悔しがったり引き止めるのは簡単なことだと思いますけど、夏樹さんが6月1日までにいかに笑って、安心して引退できるかどうか、どこまで私たちがそう思わせるか、それがこれからの私たちの仕事だと思っています。6月1日は最高の引退試合をしてもらえるよう、残された時間、頑張っていきますので、まだまだ私たちスターダムから目を離さないでください」と言うと、イオは奈苗にマイクを渡す。
       リングに上がった奈苗は「夏樹さ……私を倒してから行けよ! 言いたいことはいっぱいあるけどさ、こうやって『辞めないでくれ!』って声が出ることはレスラーとして幸せなことだと思う。辞めないでほしいよ……でもずっと夏樹の傍で闘ってきたから、いまの高橋奈苗がある。そしてスターダムもあるんですよ。ねぇ、皆さん! スターダムに夏樹☆たいようの試合があるのは本当に宝なんですよ! 6月まで何試合しかないですけど、もう目を離すんじゃねぇぞ! 夏樹、お前を精一杯送り出す。それがパッション! だけど最後まで倒されなかったら、いつまでも引き止めるかもしれないぞ。往生際が悪いのがパッションなんだよ! 人生まるごとパッション! 最後までパッション! パッション! パッション! いろんなことがあるスターダム。動いていくのがスターダム。4年目もよろしくお願いします! 夏樹、最後までパッションだぞ!」と絶叫してから夏樹を抱きしめた。

       最後は選手と風香GM、愛川さんもリングに上がってから、イオが「4年目のスターダムを絶対に目を離さないでくださいね! 今を信じて、明日に輝け! We are STARDOM!」で3周年記念日を締めくくった。

  • 試合後コメント
    • 紫雷イオ
      「いやー、本当、さすが夏樹☆たいようです。まぁ私がチャンピオンとして防衛することが目標というか大前提として。そういったものが勝たなきゃいけないって当たり前なんですけど、試合内容も伴わせなきゃいけないっていうのが、夏樹さんと私のカードだからこそのテーマとしてあるんじゃないかと思ってて。それができてたと思うし、私が思っていた以上のものを夏樹☆たいようが発揮してきて、自分もきっと負けずに出せてたんじゃないかと思って。でもやっぱりさすが夏樹☆たいようですよ。そのひと言ですかね」
      ――途中、鼻血を出して追い込まれた部分もありましたが。
      「そうですね。もう、あの、もう……猛烈なラッシュ? 張り手? 殴り? もう何をやられてるか分からないぐらいの、文字にしたら“ボコボコ”って感じだったと思うんですけど。いや、でも心が折れなかったですよ。やっぱり私にはこれ(=赤いベルト)がありますから。守るものがある人間は強くなれますし、アレさえも楽しかったと思いましたよ。夏樹さん、6月1日、笑って送り出したいですね」
      ――夏樹選手に勝って、木村響子、アルファ・フィーメル、世IV虎、高橋奈苗に勝って、そうなるとスターダムでは一巡した感じがあるが、今後チャンピオンとしてはどうしてくのか?
      「ん~、そうですね。一巡しちゃったのかな? いや、もちろん防衛だったり、ベルト獲得だったりっていうことはしてきたんですけど。ん~、次の対戦相手の候補的な事ですか?」
      ――このあとは、過去の挑戦者から外せば、初めてタイトルに挑戦する人か、外国人になると思うが。
      「ん~~そうですね、もちろん3月16日も後楽園ホール大会ありますので、ここまで防衛したからには私今年の目標赤いベルト連続防衛10回、まずは10回を目指してるので、もちろん防衛戦やりたいと思ってます。ただ、まあ相手に関しては夏樹選手とこうやって引退も発表されて、そこまでは今のところは頭にはないですね」
      ――スターダムの選手も夏樹選手の引退は直前に知ったとおっしゃられていたが、今回の試合は知った上でだったと思うんですが、今までと違う思いが試合にあったと思うんですが
      「ありましたね~。ありましたよ、そりゃ。もう、やっぱり尋常じゃないぐらい思いがありました。ただやっぱり夏樹さんの口からキチッとお客さんに発信するまでは、それを私達が見せてはいけないというか、それを私達が言うことではないので。どうしても隠すというか、そこを悟られてしまうわけにはいかないので、口にしたりは出来なかったんですけど、もう思いが尋常じゃないぐらいありましたね。入場を待つ間の試合前の映像だったりとかも耳に入ってる時とか、何かちょっとこう、しんみりしたりしてしまって。でも、『いやいや、これから試合だし』って、持ち直したりとか、色んなやっぱり複雑な思いありましたけど、最後に言った通り、いかに夏樹さんを安心させて、笑って送り出せるかが私達の仕事だと、使命だと思ってますので。6月1日まで全力でやっていくだけですね」

      夏樹☆たいよう
      「あー、あのムーンサルトフットだけは絶対に食らわないようにしようと思ったんですけどね。アレは今まで受けた技の中で一番キツイかも。いやー、効きました。完敗です」
      ――引退発言については?
      「そうですね。これは結構前から決めてたというか、ちょうど今年で10周年で30歳になる節目でもありますし。はい、結構……うん。自分の中で夢が叶ったかなと思いまして、ここで区切りをつけようと思いました。でも、まだまだ。今日も負けてしまったし、やり残したことがあるので。奈苗さんにも最後、あぁいう風に『私を倒してから(引退しろ)』と言われてしまったのでね。はい。それは必ず、自分は実現してからリングを降りたいと思います」
      ――前から決めてたというのは要因はあったんですか?
      「いや、(プロレスを)始めた頃から最初は20歳になる年でデビューして、はじめは『25(歳)で辞める』とか言ってたんですけど、その時は全然目標も達成してないし、自分のプロレスも出来あがってないし、楽しくて楽しくて辞めれないと。じゃあ30歳と決めてたわけじゃないですけど、目安としていいかなぁと思ってやってきたんです。こうしてスターダムに入って、すごい濃い3年間を過ごしてきて、後輩たちも沢山育ってきて、自分ははじめは赤いベルトに興味なくて、奈苗さんにしか興味なかったんですけど、ハイスピードで争っていたイオがいつのまにか団体を背負うトップになっていて、前回の中島(安里紗)との試合を見た時に、自分は初めてイオのベルトに挑戦したいなと思って。そう思えるところまで来たっていうのは、安心して任せていけるというふうに思ったんでね。だからこそ、まだまだな自分は最後の最後まで進化したいと言いましたけど、(後輩たちの)壁にならなければいけないと思ってたから、今日も勝ちたかったですけど。はい」
      ――今日、もし勝ってたら引退という決意は伸びたりとかはあったんですか?
      「それはないですね」
      ――勝とうが負けようが6月(1日で引退)と
      「はい」
      ――今日、タッグのベルトが移動しましたが、川葛でタッグのベルトを巻くというのも常々口にしていたと思いますが、それも6月までに(実現したい)?
      「はい、そうですね。ナナミホが負けたのショックだった(苦笑)。もう自分の予定ではね、今日赤いベルトを巻いて、ナナミホからタッグのベルトを獲るっていう予定だったんですけど色々狂ってしまって……。でも、だからこそ面白いんじゃないですかね、プロレスって」
      ――残り約4カ月で、そんなに長くはないと思いますが、スターダムの選手とひと通りやりたいと思います。団体外の選手はもう希望を出さないと実現しなくなると思うが、誰かいますか?
      「いますけど、本当に少ないです。それだったら自分、あの…思い出づくりとかいらないんで。本当に残された時間、スターダムの人達と出来る限り闘いたいのが一番ですね。そして女子プロレスっていうものをしっかり残していく。それができるのは絶対、スターダムしかないので」
      ――少ない選手でも名前を挙げられる選手は?
      「う~ん……言っていいんですかね? やめとこうかな。やめときますね」
      ――引退後の予定は?
      「う~んと、自分の中では……はい。そうですね、まだ周りの人にも言ってないですけど、決めてます」
      ――プロレスからは離れる?
      「そうですね。辞めたら世界一周に行きたいなと思って。1年間ぐらい(笑)。それから考えようかなと思って。本当に女子プロレス、満足しました」
      ――引退試合のカードは頭に浮かんでるものはありますか?
      「そうですね、はい」
      ――今、言えますか?
      「いえ、まだですね」

  • 大会総括
    • ロッシー小川代表
      「最後はすごく壮絶な試合になって、常々夏樹が言ってた最先端プロレス? そういうのを示したんじゃないかなと思いますね。夏樹☆たいようから引退というのは、去年の暮近くに聞かされまして。選手に対しては1月19日に箱根で強化トレーニングやった時に、本人の口から言いました。それで今日は本人の口から(公の場で)話さなきゃいけない。タイミング的にはあと4カ月しかないんで、これを逃してしまったら、次は3月の後楽園っていったら、もう2カ月切ってしまうタイミングなんで、今日言わなきゃならないというところでした。あと惡斗vs宝城カイリも、(デビューから)2年間で初めてのシングルで、これは育てていくって意味で敢えてセミでやらせて(みた)。やがてこれがメインでやるカードに育っていければいいかなというところで、敢えてそういう扱いをしてます。今日はある意味、理想的に、ゲストというのも豊田真奈美ぐらいでほとんどレギュラーメンバーとスターダムの選手だけで出来たんで。この路線は変わらないと思います。他団体と絡むとしたら年に1回あるかないかじゃないかなっていう。基本的にこの路線で突っ走っていくんで、4年目もよろしくお願いします」
      ――イオ選手はひと通りの相手と闘ったと思うんですが。
      「まだいますよ。名前を出すとアレになるんで。いっぱいいます、まだ」
      ――それは未挑戦の人も?
      「います、います、います。別に何回挑戦してもいいんだし、とりあえず今までの5回(の防衛戦)は初めての人とやってたんですけど、まぁ6回目で終わるか、6回目以降になるのか、次は3月16日を防衛戦にしたいなと(思います)」
      ――二巡目もあり得ると?
      「あり得ますね。ただまぁとりあえずひと通りやったほうがいいんじゃないですかね、やれるんだったら」
      ――夏樹選手の引退を小川さんは聞いて、引き止めたりは?
      「自分もこの世界に入って長いんで、もう『辞める』って口に出した時点で受け入れるしかないんですよ。それはこの仕事の宿命なんで、それで止める・止めないとかじゃなくて、本人が言い出したことっていうのは覚悟を持って言ってるんだから、じゃあそれまで一生懸命やってくださいというところなんで。それはもう36年間やってきたんで、宿命ですよ。これは本当に。引退とか、辞めていくっていうのは」
      ――箱根の全体合宿の時、皆さんの中で動揺などはあったと思うんですが。
      「奈苗が一番ショックだったんじゃないですか? 他の人はあまり感情を出さないんで、そういう場では。奈苗は感情出すんで、そういう意味では」
      ――夏樹選手にとっては絶頂期だと思うんですが。
      「そうですね。絶頂期で辞めるって人もあんまりいないと思うんで、まぁいいんじゃないですか?」
      ――もう少し続けてもいいと思うんですが。
      「昔から決めてたみたいですよ。10年ひと区切りで。それはそれで、そういう引退もありなのかなと。今、ボロボロになってまでやる人もいるけど、それは人それぞれのプロレスなんで。夏樹が選んだプロレスを、スターダムは最後まで後押ししていければいいかなと(思います)」
      ――団体としては引退ロード的なものは?
      「引退ロードといっても4カ月しかないですからね。1試合、1試合、全部(が引退ロード)。次、2月2日に米山とハイスピードやるし、この二人だって1回で終わるか分からないし、何回もやるかもしれないし。さっき夏樹が言った通り、他の団体(の選手)とチャンスがあればやることもあるだろうし。ただ、チャンスがなければやらない。このままでいいかなと」
      ――すぐにリマッチですね。
      「それが二人が見せたい試合なんじゃないですか。(スターダムは)また今年もコツコツとやりますんで、コツコツ、派手にやりますんで」

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