学生プロレスサミット2012に向けて(2)〜SWS編〜

120125_StudentProWrestlingSummit2012.jpg 各大学のプロレス同好会が一同に会す『学生プロレスサミット』が、今年も2月18日に新宿FACEで開催される。この中に未来のプロレス界を背負って立つ逸材がいるかもしれないということで、バトル・ニュースでは参加団体にインタビューを行った。
 2回目となる今回はSWSガクセイプロレス(帝京大学、首都大学東京、拓殖大学、東京デザイナー学院etc)。SWS会長を務めるNYU-LIN PARK選手と、今回の『学生プロレスサミット2012』に出場するSWSの選手の中でイチオシ選手という児ーポ監督を直撃した!

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120203_GakuPro-1.jpg■NYU-LIN PARK選手(SWS会長)

――SWSとはどのような団体なのでしょう。

NYU-LIN「そうですね、SWSは来年で30周年を迎える結構老舗団体なんですけど、試合だと飛び技や派手な技などが、他の団体よりちょっと目立つ団体なのかなと思います。1年生の時からなるべく色んな技に触れさせることで、早いうちから個性を開花させて、それを試合の中で取り入れてほしいなというのが教育目標じゃないですけど、そういう形で自分も先輩から指導させていただきましたし、自分も指導してますね」

――代表から見たSWSとは?

NYU-LIN「飛び技や派手な技が多い団体です。その中でどんどん年を重ねていくごとに、技の質や試合の質を上げていく感じですね」

――文化祭では興行をされていますが、それ以外で普段の興行はどのように行われているのでしょうか。

NYU-LIN「毎年5月に『学生天国』という八王子学生委員会の学生が、企画・運営しているお祭りに出ています。毎年6月にはOBが静岡の方で『金太郎祭り』というのに参加しています。あとは毎年8月の終わりから9月に新木場で自主興行をやっています。文化祭以外だとその3つですね。あとは毎年1年限りで出してくれる主催者がいたら、積極的に参加している感じです」

――今回SWSから出場する選手で、代表から見た注目選手はどなたでしょう。

NYU-LIN「児ーポ監督という3年生の選手なんですけど、去年はセミファイナル、今年はメインという形で、うちの団体では唯一の3年連続でのサミット参加なんですね。毎年サミット出てるので、他団体のファンの方や常連さんでも知れ渡ってると思うし、キャラが強烈なのでですが、彼を物語る上ではとくにキャラと匂いと顔が強烈ですね。呼んじゃうのが申し訳ないぐらい(苦笑)」

――サミット後プロのリングで試合をしたSWSの先輩としては、エロワード・ネゲロ選手がいますが、先輩たちについてはどう思われますか。

NYU-LIN「そうですね、自分結構離れた代だと2、3人有名な方の話も聞いていますし、実際に会った事もあるんですけど、自分を指導してくれた人がプロになるっていうのは、やっぱりすごいデビュー戦見ても感動しましたね」

――実際に先輩たちのプロでの試合をご覧になられたことは?

NYU-LIN「ユニオンさんとか通ってますね」

――では続いて、会長自身のお話も伺いたいのですが、ご自身のファイトスタイルは?

NYU-LIN「自分は一つ一つの技を大事に使いたいと思っているので、1年生から比べると技を少なくして、少ない技で相手を追い込んでいくプレイスタイルを意識しています」

――好きな団体はどの団体でしょう。

NYU-LIN「DDTさんやユニオンさんのような、興行の中にいろんな要素を取り入れてる団体が好きですね」」

――サミット出場は何年目ですか?

NYU-LIN「今年2年目ですね。去年も第2試合でした」

※この続きはバトル・ニュース携帯サイトでご覧ください。

120203_GakuPro-2.jpg■児ーポ監督(SWS)

――会長のNYU-LIN PARK選手からSWS一押しの選手と紹介されましたが。

児ーポ「そうですね、SWSの三冠ヘビー級チャンピオンという、先輩から代々受けつがれているものの7代目なんですけど、それをやらせていただいて、一応去年も1年間チャンピオンを守りきった自信はあります。あと自分が帝京という下の大学なので、相手が早稲田とか慶應だとか、そういうのには負けたくないという気持ちでいますね! 就活と同じく」

――UWFには負けたくないと。

児ーポ「みんないいとこ持ってっちゃうんですよ。イケメンだし、高学歴だし、ほんと多分就職もスムーズに決まると思うんですよ、彼らはいいところに。自分たちはもうブラックしかない企業で(笑)。未来はないんでね、ここが一番学生で輝ける場所かなと......」

――SWSで自分が一番輝く?

児ーポ「そうですね。メインイベントを任されて、結構身体も皆みたいにマッチョじゃないし、ただの見た目太ったおっさんみたいな感じなんですけど、ちょっとほんとに想像以上のね、パワーと動ける感じを見せて勝ちたいと思います」

――今回、児ーポ監督は学生プロレスサミット3年目ということですが。

児ーポ「やっぱり先輩方がすごかったっていう思い入れがあって。それに届いてないと思うんですけど、それを目指して先輩たちを超えたい。超えてもっといい試合したいっていうのと、お客さんもいっぱい呼ぶんで。新宿FACEも満員になったら600人とか入ると思うんで、そのお客さんを感動させられる試合をしたいなって。ちょっと恥ずかしいですね(苦笑)」

――ご自身のファイトスタイルは?

児ーポ「まあ、パワー系の皆を投げ飛ばすような。あとはちょっとお尻を使ったコミカルな、笑いを取るようなプロレスですね。そしてあ意外と機敏なデブのような、動けるデブのような、飛んだりとか跳ねたりとか。その3つをモットーにしてますね。笑いも取りつつ、パワーもあって、しかもちょっと予想外の飛んだ軽快な動きを見せる。サーカスですよね! 学生プロレスサーカスって言われてるんですけど、そんな感じですかね」

――好きな選手は?

児ーポ「大日本の関本(大介)選手とか、パワー系のレスラーとか。あとDDTの入江(茂弘)選手に結構似てるって言われて、自分もちょっと尊敬していて。ああいうアンコ型みたいな感じ。歴代辿れば結構ベイダーさんとかもいたんですけど、あんなパワフルな動きをしながら、意外と機敏なドロップキックやムーンサルトもやっちゃうのを見て『この人達、さすがプロレスラーだな』っていう。あと元々アパッチプロレスのスタッフをやってまして、それで結構マンモス佐々木選手とかの雑用だとか、一緒にちゃんこ配ったりですとか、そういうのもやってて。葛西(純)選手とかと一緒に食事だとかもやらせていただいて、すごい面白かったですね。傷跡自慢されたりとか、娘が可愛いとか。あとは金村キンタローさんとかは今でも親交がありますね」

――尊敬する先輩は?

児ーポ「去年一昨年とSWSの人は結構メインでシングルでやられまして、2年前のエロワード・ネゲロ選手とか、去年のHDTスタイルズ選手は思い入れのある先輩で、すごい先輩ですね。その先輩たちを超えられるように頑張ります」

――ネゲロ選手はプロとして試合をされていますがそれについて思うところはありますか。

児ーポ「やはり学生プロレスで培ったものがプロでなんかできるんだなと、ちょっとすごい先輩ではありますね。自分はプロに行く気はないんですけど、ほんとに陰ながら応援していく気持ちではありますね。デビュー戦も見たんですが、ガイジンのデカイ相手だったんですけど、学生プロレスと同じムーブを出してて、かっこいいなという。それをベルトも受け継いできてるんで、それに負けずに。でもプライベートは変な人なので(笑)。それも知ってるからこそ、なんかちょっと2面性じゃないですけど、すごいなと思いますね。普段はほんとに学校6年生でいるような先輩なんですけど、単位もギリギリで(笑)。でもすごいなと思いますね」

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[2012年02月03日]
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