言霊
まず初めに、この度の東北地方太平洋沖地震による被災者のみなさんに、心よりお見舞い申し上げます。
こういう非常事態に何か元気になれるようなコラムでも書ければいいのだが、筆者の筆力では何を書いてもチープな格好つけ文章になってしまう。そこで今回の『マスカラ・コントラ・コラム』では、ここ数日間のあいだにプロレスラーや格闘家、または団体関係者がTwitter上でツイートした言葉の中から、いくつか印象深いものを紹介させてもらう。
元々プロレスラーや格闘家は、コピーライターや作家顔負けなセリフを言うなと思うことが多々あったが、150文字以内という制限があるTwitterでも十分素晴らしい言葉ばかりだ。
プロレスラーや格闘家は何もリング上で闘うことだけが仕事ではない。その言葉や生き様も含めて、ファンに夢と感動と元気を与えていくのも大きな役目。彼ら、彼女らの言葉にはそれがよく表れている。
さくらえみ(アイスリボン)
事務所に何人か選手が集まってきて、昼からずっと練習しています。まぼろしのデビュー戦となった成宮とみんなで汗を流しています。帯広から禁止といったのに電話。泣いてた。壊れそうだった「さくらさん、プロレスを頑張りましょう。プロレスが必要な時が必ず来ます!」これが今の支え。
近藤修司(全日本プロレス)
生きている。本気で死を覚悟した、それくらい信じられない奇跡が何度も起きた。この命は大事に使っていきたい。今回の件でご心配をおかけしてすみませんでした、被災者の方々のご冥福をお祈りします。
近藤修司(全日本プロレス)
会社の判断に委ねるが、プロレス団体として今できることは試合を通してみんなに勇気や希望を与えることだと思う。力道山がそうだったようにプロレスは復興の象徴だと思うし、電気は自家発電の照明だけでもいい。被災を体験してる全日本はなにか行動を起こしたほうがいい。
高木三四郎(DDT)
葛藤もありましたが明日のDDT大阪大会、開催する事にしました。募金を実施し、義援金と興行収益の一部は被災地の復興のため役立てます。プロレスは夢を与える商売です。明るく楽しく激しい試合で多くの人に勇気を与えたい!ご理解ください
邪道(新日本プロレス)
今までくだらない事しか呟いてないが今日ぐらいはいいだろう。俺みたいなクソ野郎が試合をする事でみんなが元気になってくれれば。ここが踏ん張り所。頑張ろうぜ!
邪道(新日本プロレス)
明けない夜明けはない。必ず明けるさ。だからみんな頑張ろう。必ず明けるから。
浜亮太(全日本プロレス)
しかし自然の力の前では人間は本当に無力だな。身体がデカ過ぎると尚更無力さを感じた。逃げれないし動けないし寝れないし... 本当に辛かった。皆はもっと辛い思いをしているはず...何とかならないものか...
木村響子(フリー)
大地震の後でも、いつも通りに試合した。自問自答しながら。。でも、今日の沖縄プロレスのタイトルマッチみてたら、、、涙でそうになった。くじけんな!負けんな!そんな気持ちが、しみてきた。。迷ってる場合じゃない、全身全霊で試合することが、わたし達にしかできないこと。
マリーンズマスク(K-DOJO)
そして、成田に向かう車の中で我々が今できる事、やるべき事を話してみるとやはりプロレスしかない。プロレスで人々を助けるのだよ!!
佐藤嘉洋(K-1)
俺はとにかく最後まで前に出ました。だけどその結果判定で負けました。そしてダメージは皆無です。KOできなかった自分が悪かった。負けたけど俺はこれからも前に出続けますよ。それが自分の道だから。だからみんなも前を向いていこう。こんなときこそ明るく生こまい。
CIMA(ドラゴンゲート)
自分達に出来ることは何か。。会場外には早くから楽しみに待ってくれてるファンもいる。とにかく今日も元気に試合をやるしかない!
新日本プロレス企画
色んな考えはあるが...今現在新日本プロレスに出来る事は、開催出来る会場にて選手、関係者が一丸になり全力で凄い試合を映像や情報で被災地に元気を届ける事。自分達の使命だと思う。
全日本プロレス
プロレスで元気と勇気を与えたい!今までこれを胸に我々は試合をしてきました。そして、今こそこの想いを皆さんに届けるべきだと考えております。夢や希望を忘れないでほしいのです。私たちはプロレスしかできません。だから、すべきだと考えております。
全日本プロレス
大会開催、してもしなくても賛否両論は出ます!被災地の皆様が戦っている!だから私達は闘います。現状を知ってる私達にしかできないこと、伝えられないことがあるはずです。お願いします、国技館の皆様!
中邑真輔(新日本プロレス)
悔しいが、今できることを実行するしかない。今できなくてもチャンスは来る絶対に。大きい小さい関係ない、やろう。
KAI(全日本プロレス)
今、全日本プロレス両国大会開催の有無が問われていて賛否両論あるとは思いますが、自分としては開催して欲しいです!こんな状況だからこそ自分に出来るのはプロレスだし、プロレスを見て皆に元気を出して欲しいです!
浜亮太(全日本プロレス)
こうゆう時だから、あまり多くは語りたくない。だが本当に皆には元気になってもらいたいし、笑顔を取り戻して欲しい。非難はあるかもしれないが地震後最初の試合は両国大会になる...僕達が試合を通して皆に元気を与えられる場所。必ず開催して欲しい。
大和ヒロシ(全日本プロレス)
プロレスには、「夢」があり、「力」がある。その「夢」や「力」を、こんな時だからこそ色んな人に伝えたい。でも、やらなければ伝わらない。だからこそ、3・21両国大会、絶対やりましょう!
いかがだっただろうか。まだまだ印象深いツイートはたくさんあるので、あとはTwitter上で見てもらいたいし、ブログやメディアのインタビューなどで印象深い言葉を残している選手もたくさんいる。それに見られるような状況にあるのならば、ぜひリング上の姿も見てほしい。
なかなか状況が状況だけに大会を行うのも難しいし、例え大会を開催出来ても会場まで行けない状況の人もいると思うが、バトル・ニュースでは会場で見たくても見られなかった人に、少しでも会場での熱を伝えられるような記事をお届け出来るようにしたいと思っています。
※今回は特別に全文掲載しました。来週からはバトル・ニュース携帯サイトでご覧ください。
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