引退試合でもヘビー級トーナメント覇者ベホーベン相手に退くことなく前に出続けたアーツ!敗れたものの笑顔で引退

131221_Glory13-13.jpgGLORY
GLORY 13 TOKYO
日時:2013年12月21日(土)開始:15:00
会場:東京・有明コロシアム
観衆:6200人

 12月21日(土)、東京・有明コロシアムで行われたグローリー・スポーツ・インターナショナル『GLORY 13 TOKYO』。今大会でK-1 GRAND PRIX1994・1995・1998で優勝した"20世紀最強の暴君"ピーター・アーツが、2013 GLORY11ヘビー級トーナメント優勝のリコ・ベホーベンを相手に引退試合を行った。

 煽りVはK-1黄金期を振り返って「良い時代だったね。あの頃は戦っていて楽しかったよ」と語るアーツからスタート。そして故アンディ・フグの墓参りに行った様子が映し出される。ベホーベンを「技術屋」と表現したアーツは「俺はああいうのは嫌いなんだ」とキッパリ。最後は「やることはやったし、楽しかったよ。これが最後の戦いだ」と言ったアーツ。そして「Kの時代......完結」の文字。

 『ミザルー』に乗ってランバージャックスタイルのアーツは走って入場。すでに臨戦態勢のアーツだが、リングアナが「イッツタイム、フォーGLORY!」とコールすると、場内から大歓声が起こる。
 ゴングと同時に前に出たアーツはKOする気満々でローを蹴っていくと、パンチにはパンチで応戦。ローをもらっても下がることなく前に出るアーツだが、ベホーベンのローを食らってバランスを崩してしまう場面も。それdめお出したハイキックは空振り。ならばと組み付いてヒザを出す。とにかく前に出続けるアーツに、さすがのベホーベンも気迫で押され気味。

 2R、右ストレートで前に出たアーツは、カウンター気味に右ストレートを叩き込むと、右ハイキック。だが、クリーンヒットを許さないベホーベンはローからフックを叩き込む。それでもなおパンチで前に出るアーツだが、ローをもらってバランスを崩す。ローもフックもカウンター気味にもらってしまうアーツだが、なおも下がらず積極的にハイキックも狙っていく。前身し続けるアーツだが、残りは1R。

 3R、カウンター気味にフックをもらってしまったアーツだが、それでもハイキックを出すと、ローをもらってハイキックを返す。もう何発もローをもらい、足元がフラつくアーツだが、それでも一発逆転KOを狙ってハイキックを出し続ける。だが、掴みが多いとレフェリーから注意されあアーツは、ローキックをくらいながらも前に出る。ベホーベンもハイキックを返していくが、アーツもブロック。そして試合終了のゴング!

 判定の結果、2-1でベホーベンが勝利。判定を聞いた瞬間は肩を落としたアーツだったが、笑顔で観客に向かってガッツポーズ。「アリガトウゴザイマシタ、押忍!」と挨拶したアーツにまたもや大歓声が飛ぶ。

 「アーツ、ありがとう!」という声も飛ぶ中、アーツは胸に拳を当てると、投げキッスをしてファンの声援に応えた。そしてレミーと抱き合ったアーツは、魔裟斗さん、武蔵さんと並んで記念撮影。さらに両選手に花束が贈呈される。
 日本のファンにメッセージをと言われたレミーは「日本のファンの皆さん、10年間の応援、愛、サポートをアリガトウゴザイマス」と、そしてアーツは「ファンの皆さんに会えなくなるのが寂しくなります。アリガトウゴザイマス。押忍」と挨拶。

 リング上がアーツとレミーだけになると、10カウントゴングが鳴らされた。そして『エンドルフィンマシン』が流れる中、アーツとレミーは花道を歩いて退場していった。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼ローカルファイト 65kg 3分3R
●穣治(湘南格闘クラブ)
1R 1分49秒 KO
○亮徳(山根道場)

▼ローカルファイト 82kg 3分3R
●巻渕淳(BONDS)
1R 2分32秒 TKO
○工藤勇樹(エスジム)

▼ローカルファイト 65kg 3分3R
●YUTA(谷山ジム)
2R 2分49秒 TKO
○東本央貴(MAD MAX GYM)

▼ローカルファイト 70kg 3分3R
○廣野祐(NPO JEFA)
判定3-0
●小西拓慎(M-BLOW)

▼ローカルファイト 61.23kg 3分3R
○TAKEYUKI(WSRフェアテックス三ノ輪)
3R 1分31秒 TKO
●ニルトン・バチスタ(ブラジリアン・タイ)

▼第1試合 ヘビー級スーパーファイト 3分3R・延長1R
●ジェロム・レ・バンナ(フランス/GLORY世界ヘビー級9位)
判定0-3
○セルゲイ・ハリトーノフ(ロシア/GLORY世界ヘビー級10位)

▼第2試合 ヘビー級スーパーファイト 3分3R・延長1R
●エヴェルトン・テイシェイラ(ブラジル)
判定0-3
○ヘスディ・ゲルゲス(エジプト/GLORY世界ヘビー級13位)

▼第3試合 レミー・ボンヤスキー引退試合 3分3R・延長1R
●レミー・ボンヤスキー(オランダ/GLORY世界ヘビー級6位)
判定0-3
○アンデウソン・ブラドック・シウバ(ブラジル/GLORY世界ヘビー級8位)

▼第4試合 ウェルター級 WORLD CHAMPIONSHIP TOURNAMENT リザーブファイト
○アレキサンダー・ステツレンコ(ロシア/GLORY世界ウェルター級5位)
判定3-0
●カリム・ガジ(フランス/GLORY世界ウェルター級6位)

▼第5試合 ウェルター級スーパーファイト 3分3R・延長1R
○アルトゥール・キシェンコ(ウクライナ)
判定3-0
●拳月(山根道場)

▼第6試合 65kg級スーパーファイト 3分3R・延長1R
●久保優太(Fighting Kairos)
判定0-3
○モサブ・アムラーニ(モロッコ)

▼第7試合 ウェルター級 WORLD CHAMPIONSHIP TOURNAMENT 準決勝第1試合 3分3R延長1R
○ニキー・ホルツケン(オランダ/GLORY世界ウェルター級1位)
判定3-0
●カラペット・カラペティアン(アルメニア/GLORY世界ウェルター級4位)
※ホルツケンが決勝進出

▼第8試合 ウェルター級 WORLD CHAMPIONSHIP TOURNAMENT 準決勝第2試合 3分3R延長1R
○ジョセフ・バルテリーニ(カナダ/GLORY世界ウェルター級2位)
3R TKO
●レイモンド・ダニエルズ(アメリカ/GLORY世界ウェルター級12位)
※バルテリーニが決勝進出

▼第9試合 ライトヘビー級スーパーファイト 3分3R・延長1R
●ダスティン・ジャコビー(アメリカ)
判定1-2
○上原誠(士魂村上塾)

▼第10試合 ヘビー級スーパーファイト 3分3R延長1R
○ダニエル・ギタ(ルーマニア)
1R TKO
●エロール・ジマーマン(キュラソー島)

▼第11試合 ウェルター級 WORLD CHAMPIONSHIP TOURNAMENT 決勝戦 3分3R延長1R
○ニキー・ホルツケン(オランダ/GLORY世界ウェルター級1位)
3R TKO
●ジョセフ・バルテリーニ(カナダ/GLORY世界ウェルター級2位)
※ホルツケンがウェルター級 WORLD CHAMPIONSHIP TOURNAMENT優勝

▼第12試合 ピーター・アーツ引退試合 3分3R・延長1R
●ピーター・アーツ(オランダ)
判定1-2
○リコ・ベホーベン(オランダ)

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