力道山50回目の命日に孫の力がプロレスデビュー!父であり力道山の息子である百田光雄はダブルヘッダー
リキエンタープライズ
力道山没50年追悼記念興行『プロレスの力』
日時:12月16日(月)開始:19:00
会場:東京・後楽園ホール
観衆:1050人
12月16日(月)、東京・後楽園ホールで行われたリキエンタープライズによる力道山没50年追悼記念興行『プロレスの力』。日本プロレス界の父である力道山が亡くなって、50回目の命日となるこの日、力道山の孫にあたる"力道山三世"百田力が「力(ちから)」のリングネームで、父・百田光雄と親子タッグを組み、折原昌夫&NOSAWA論外を相手にプロレスデビュー戦を行った。
先に百田がお馴染みの『ロッキー』のテーマで入場してくると、息子の力(ちから)は幻想的な曲に乗り、力道山ばりの黒いロングタイツ姿に、祖父・力道山の立ち姿が背中に描かれたジャンパーを羽織って入場。名前がコールされると、力一杯右腕を突き上げた。
百田と論外の先発で試合開始。リストロックに捉えた百田だが、うまく脱出した論外は「ジジイ、来いよ」と力比べを要求。「ナニコラ」と受けて立った百田は、やや劣勢だったところをうまくテクニックで切り返すと、「いけるか?」と確認してから力にタッチ。
折原が入ってきてショルダータックルでぶつかっていくが、踏ん張った力は前蹴りからのショルダータックルで折原を吹っ飛ばす。さらに百田と親子の合体攻撃を狙うが、折原がうまくかわす。だが、力は逆水平チョップを連打。さらに声を出しながらのエルボーで折原に向かっていくが、折原はサミングを見舞い。
さらにフロントキックで吹っ飛ばすと、執拗にカバーしていくが、力は何度も肩を上げていく。論外にタッチすると、ダブルのクローズラインをお見舞い。さらに論外が肘グリで追い込むと、一本足頭突き。しかし力も頭突きをお返し。気合いもろとも正面から頭でぶつかっていった力だが、エプロンから折原がちょっかいを出す。
すかさず論外がストンピングを浴びせていくと、折原がヒップバット。さらに張り手を見舞っていくと、力も張り手を返していく。しかし試合巧者の折原はレフェリーの見ていないところでサミングを見舞ってからムーンサルトプレスを投下するが、これ力がかわして自爆。立ち上がったところをタックルで倒した力は百田にタッチ。
だが、ラリアットを叩き込んだ折原は論外にタッチ。百田は論外をコーナーに押し込んでチョップを連打すると、論外の串刺し攻撃をかわして回転エビ固め。カウント2で返した論外だが、力が入ってきて百田が羽交い締めにした論外に逆水平チョップを連打。そこから百田がパイルドライバーで叩き付けると、折原を場外に追いやる。
さらに論外に向かって祖父譲りの空手チョップを叩き込むと、続けて百田がバックドロップで投げて3カウント。父と共に勝ち名乗りを受けた力は大歓声に応えると、「今日は自分の小学校時代の友達、中学校時代の友達、スポーツクラブの仲間、総合格闘技の仲間、自分の人生に関わっているすべての人が応援に来てくれました。その人たちの前ですべてを出せたと言っても過言じゃありません。これからもよろしくお願いします!」とマイクで挨拶した。
力道山の息子である百田光雄はメインイベントの試合にも出場。ダブルヘッダーを闘い抜くと、力道山が入場時に着用していたロングガウンが運び込まれる。そしてマイクを持った百田が「本日は父の没50年追悼、及び息子・力のデビュー戦にお越しいただきありがとうございます。力道山の息子で力の親父である私が、これじゃちょっと不甲斐ないかなと思うんですけど、年齢的にこれで勘弁してください。これは精一杯です。またプロレスをよろしくお願いします」と挨拶すると、力道山への追悼の10カウントゴングが鳴らされた。
※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。
▼第1試合 力(ちから)デビュー戦 15分1本勝負
○百田光雄(リキエンタープライズ)/力(リキエンタープライズ)
9分22秒 バックドロップ→片エビ固め
折原昌夫(メビウス)/●NOSAWA論外(東京愚連隊)
▼第2試合 シングルマッチ 15分1本勝負
△齋藤彰俊(フリー)
15分時間切れ引き分け
△アレクサンダー大塚(AODC)
▼第3試合 大日本プロレス提供試合 タッグマッチ20分1本勝負
関本大介(大日本プロレス)/○岡林裕二(大日本プロレス)
13分45秒 アルゼンチンバックブリーカー→レフェリーストップ
河上隆一(大日本プロレス)/●橋本和樹(大日本プロレス)
▼第4試合 シングルマッチ 25分1本勝負
○ウルティモ・ドラゴン(闘龍門MEXICO)
11分12秒 アサイDDT→片エビ固め
●ブラック・タイガー5(フリー)
▼第5試合 タッグマッチ 30分1本勝負
嵐(天龍プロジェクト)/●宮本和志(フリー)
11分41秒 アックスボンバー→体固め
諏訪魔(全日本プロレス)/○大森隆男(全日本プロレス)
▼第6試合 メモリアル6人タッグマッチ 60分1本勝負
●百田光雄(リキエンタープライズ)/秋山準(全日本)/高山善廣(高山堂)
15分28秒 ノーザンライトボム→体固め
藤原喜明(藤原組)/○佐々木健介(DIAMOND RING)/スーパータイガー(リアルジャパン)
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