マスカラス兄弟で日本最後の編隊飛行と思われたが、まさかのタッグ王座奪取!ドス・カラスは現役続行に意欲!?
東京愚連隊
TOKYO DREAM 2013
日時:12月4日(水)開始:18:30
会場:後楽園ホール
観衆:888人
4日、後楽園ホールで行われた東京愚連隊興行『TOKYO DREAM 2013』。メインでは引退ツアーを開始し、これが最後の来日になると発言しているドス・カラスにとっては日本引退試合となる一戦。兄ミル・マスカラスとタッグを組んでNOSAWA論外&MAZADAが保持している東京世界タッグ王座に挑戦。
王者チームの東京愚連隊が先に入場。続いて『スカイハイ』に乗って、マスカラス兄弟がもの凄い人だかりの中を入場。挑戦者チームが赤コーナー、名前のコールも後という異例のタイトルマッチ。マスカラス兄弟はオーバーマスクを客席に投げ込み、準備万端。
MAZADAvs.ドスで試合開始。「ドス・カラス」コールが起こる中、ロックアップから一本背負いで投げていったドス。さらにアームドラッグで投げていくと、MAZADAは一旦場外にエスケープ。
もの凄い重圧がかかる中、MAZADAはリングに戻り、ショルダータックルでなぎ倒す。しかしドスはグラウンドに持ち込むと、いきなりラ・マヒストラル。カウント2で返したMAZADAだが、ドスはカニ挟みで倒すと両足を掴んで尻にヘッドバットを見舞ってからカバージョ。
さらに弓矢固めで持ち上げるが、MAZADAもすぐに脱出。ここでドスはマスカラスにタッチしたため、MAZADAも論外にタッチ。手四つの力比べになると、そこからマスカラスはコークスクリュー・シザースで何度も投げていく。
論外も堪らず場外にエスケープ。リングに戻った論外をアームドラッグで投げていったマスカラスは、そのまま腕を固めていくと、サーフボードストレッチへ。さらにアームホイップからショルダータックルでなぎ倒したマスカラスは、カニ挟みで倒してからインディアンデスロック。そこからリバースフルネルソンの複合技に移行すると、そのまま立ち上がってメキシカンストレッチへ。
手四つの力比べから論外の両手を踏みつけていったマスカラスは、ドスにタッチ。「ヘイ、セニョール」と握手を求めていった論外だが、ドスが応じようとしたところに背後からMAZADAが攻撃。
肘グリを見舞っていったMAZADAだが、ロープに飛ばしていったドスはフライング・クロスチョップ。さらにドロップキックで場外に追いやるとトペを発射。10分が経過し、場外でMAZADAを鉄柱に叩き付けたドスは、リングに戻ってコブラツイストから足を持っての拷問技からグラウンドコブラ。そしてマスカラスにタッチすると、MAZADAも論外にタッチ。
するとマスカラスもフライング・クロスチョップを発射。ここでドスも入ってきてマスカラス兄弟がダブルのフライング・クロスチョップで編隊飛行! さらにMAZADAも捕まえてダブルのレッグスプリット。
どうにか逃れた愚連隊だが、ドスはMAZADAをケブラドーラ・コンヒーロで叩き付けると、変型メキシカンストレッチ。論外がカットするが、マスカラスがアトミックドロップで叩き付けると、ドスともう一度ダブルのフライング・クロスチョップ。さらにマスカラスはコーナー最上段からダイビング・ボディアタックで飛来して3カウント。
敗れてしまい虎の子の王座がこれで海外に流出してしまう愚連隊だが、笑顔でマスカラス兄弟と握手。東京世界タッグのベルトを受け取ったマスカラス兄弟に向かって、論外が「グラシアス」とマイクを渡す。
するとマスカラスは「日本語、少し」と言ってからスペイン語で「40年以上も変わらず私たちを応援してくれてありがとうございます。前回と同じような素晴らしい機会を与えてくれたことは、私にとってもかけがえのないことでした。私は日本の歴史を多く学んでいる。あなたたちは素晴らしい歴史を作っている。私はあなたたちを尊敬しています。アリガトウ」と挨拶。
続いてドスが「35年間日本に来てますが、毎回温かい声援をいただいています。ドウモアリガトウゴザイマシタ」と挨拶した。最後は兄弟揃ってベルト姿で記念撮影に応じ、『スカイハイ』が流れる中、引き上げていった。
※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。
▼ダークマッチ ダークマッチ 30分1本勝負
●エル・マヒコ
4分51秒 メキシカンバックブリーカー
○エル・プルポ
▼第1試合 水道橋名勝負数え歌 〜UWFルール〜30分1本勝負
○藤原喜明 (藤原組)[3D1E]
5分56秒 足首固め
●望月成晃 (DRAGON GATE)[1D3E]
▼第2試合 ワクチンファイト提供試合 〜THE BRAVE 聖地見参〜30分1本勝負
高山善廣(高山堂)/○THE BRAVE(BRAVE)/甲斐拓也(ワクチンファイト)
12分54秒 オリンピック・ジャーマンスープレックスホールド
嵐(天龍プロジェクト)/ブラック・タイガー(フリー)/●那須晃太郎(U-FILE CAMP)
▼第3試合 LUCHA DE FAMILIA 〜父対息子〜10分1本勝負
●エル・パンテーラ
5分49秒 ラ・マヒストラルを潰す→エビ固め
○エル・イホ・デル・パンテーラ(WNC)
▼第4試合 スペシャル6人タッグマッチ 時間無制限1本勝負
○鈴木みのる(パンクラスMISSION)/CIMA(DRAGON GATE)/高木三四郎(DDT)
15分1秒 ゴッチ式パイルドライバー→片エビ固め
佐藤光留(パンクラスMISSION)/中澤マイケル(DDT)/●"ハリウッド"ストーカー市川(DRAGON GATE)
▼第5試合 菊☆やります! 菊健復活!? 45分1本勝負
菊浩/○佐々木健介 (ダイヤモンド・リング)
14分24秒 ノーザンライトボム→体固め
バラモン・シュウ(フリー)/●バラモン・ケイ(フリー)
▼第6試合 東京世界ヘビー級選手権試合 60分1本勝負
[王 者]○FUJITA
14分56秒 ドラゴンスープレックスホールド
[挑戦者]●日高郁人 (ZERO1)
※第3代王者FUJITAが3度目の防衛に成功
▼第7試合 東京世界タッグ選手権試合 〜ドス・カラス日本引退試合〜 60分1本勝負
[王者組]●NOSAWA論外/MAZADA
14分18秒 ダイビングボディアタック→片エビ固め
[挑戦者組]○ミル・マスカラス/ドス・カラス
※初代王者組が初防衛に失敗。ミル・マスカラス&ドス・カラスが第2代王者組となる
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