イサミがナックルで飯伏の右足を攻撃していくと、宮本も飯伏の右足を徹底的に攻撃。だが、飯伏は宮本にキャメルクラッチを決めた状態で、手で口と鼻を塞ぐ拷問技で応戦。ケニーも同じ技で続くとゴールデン☆ラヴァーズ（以下GL）が徐々に連係攻撃を繰り出していく。宮本も「後楽園ホールの皆さん、愛してまーす！」と叫んでからブレーンチョップを落とすと、飯伏は前のめりにダウン。
　さらに飯伏のその場飛びムーンサルトを剣山で迎撃した宮本は、ラ・マヒストラルで丸め込んだと思ったら、続いて豪快なサンダーファイアーパワーボム。そこから今度は二丁拳銃が連係攻撃。だが、ケニーは宮本にドロップキックを叩き込むと、イサミをリフトアップしてから宮本に向かって投げつける。
　場外にエスケープした二丁拳銃に向かってGLはクロススラッシュを発射。リングに戻り、ケニーの波動拳→飯伏のジャーマンを狙ったGLだが、イサミが場外からケニーの足を引っ張って阻止すると、逆にイサミのカメハメ波→宮本が飯伏にジャーマン。しかし着地した飯伏は「ちくしょー」と叫びながらダッシュしてきたイサミにカウンターのラリアット。
　GLは宮本にPKこころΩを決めたが、カウント2でイサミがカット。ケニーがイサミを攻撃していくが、イサミはケニーの攻撃をかわして場外の飯伏にトペを発射。その間に宮本がハンドスプリング・レッグラリアットからファイアーサンダー。だが、続くイサミの勇脚・斬をケニーがかわすと、飯伏がスワンダイブ式ミサイルキック。さらにラストライドで場外に投げ捨てようとしたが、宮本はエプロンに着地。
　エプロンで飯伏と宮本がラリアットの相打ち。そのまま場外に転落すると、リング上ではイサミの昇龍拳をかわしたケニーが飛びヒザ蹴りから片翼の天使を狙ったが、イサミが螺旋丸で切り返して3カウント！　20分間ほぼノンストップでぶつかり合った両軍だが、最後は王者の意地で二丁拳銃が勝利。KO-DタッグV3に成功した二丁拳銃は、鶴見亜門GMに路上プロレスを再三アピールした。

　11・4大阪大会で行われたDDT初となるKO-D無差別級＆DDT EXTREME級＆アイアンマンヘビーメタル級トリプル選手権試合。ここで勝利して三冠王となったHARASHIMAだが、そのうちEXTREME王座だけを賭けて前王者のアントーニオ本多のリマッチを受けることに。
　挑戦者アントンから提示されたルールは「目隠し乳隠しデスマッチ」。目隠し乳隠しデスマッチとは、目隠ししながら相手のブラジャーを獲ったほうが勝ちという恐ろしいルール！　お互い目隠しをした状態で入場すると、身体にはすでにブラジャーを装着。いざゴングが鳴ると、手を前に出しながらゆっくりを歩を進め、まずは相手に触ろうとするという独特過ぎる"間合い地獄"が展開される。ちょっと相手に触れただけでビクッとなったり、手四つの力比べをしようとしても、お互いに右手同士で組んでしまい、左手が空中を彷徨うなどなど......。
　場外に転落してしまうと、よりどこにいるのかが分からなくなり、HARASHIMAは徘徊老人ならぬ徘徊王者状態でステージの上や記者席の周りをウロウロ。ようやくリングに戻ったHARASHIMAにアントンはナックルパートからのダスティンを狙ったが、運良くかわすことに成功。アントンが闇雲に連打するため、裁いている松井レフェリーにヒットしそうになるが松井レフェリーが間一髪でかわしてみせると、何とHARASHIMAにうまいことヒット！　すかさずカバーするアントンだが、HARASHIMAはうつ伏せ。
　HARASHIMAはうまくアントンの背後に回り込むと、リバースフランケンで投げ飛ばすが、アントンは松井レフェリーを巻き込むように横転。HARASHIMAは蒼魔刀を発射するが、その先にいるのは松井レフェリー。たまたま松井レフェリーが目を回して倒れたため空振りとなると、HARASHIMAはハイキックを連打。連打しているうちにアントンが吸い込まれるようにHARASHIMAに近づいていってしまい、見事クリーンヒット！
　今度こそ蒼魔刀を叩き込んだHARASHIMAは大の字に倒れたアントンから、ブラを剥ぎ取って勝利。爽やかな笑顔を浮かべながらブラを外したHARASHIMAが「今まで体験したことないし、ちょっと癖になりそうな貴重な体験をさせてもらいました」と挨拶していると、DJニラが登場。
　帯同した木曽レフェリーを指差して「次の挑戦者だ」と言い出したニラだが、あっさりとロケットパンチで木曽レフェリーを撃破（？）すると、「第一コンテンダーの木曽を倒した俺が挑戦者に相応しいことが証明された！」と勝手にどんどん話を進めていく。結局、HARASHIMAが口を開くことがないまま11・23横浜大会のメインで、HARASHIMAvs.ニラのEXTREME戦が決定！
　続いて第2試合で行われた11名参加バトルロイヤルで優勝し、鶴見亜門GMから優勝賞品つとして次期アイアンマン王座への挑戦権を贈呈されたワンチューロが登場。GMはそれまでHARASHIMAがアイアンマンを持っているいればという条件付きながら、11・24仙台大会でHARASHIMAvs.ワンチューロのアイアンマン戦を行うことを決定。
　さらにKO-D無差別級王座の防衛戦を12・23後楽園大会で行うと発表すると、第4試合のタッグマッチで、入江茂弘に飛びヒザ蹴りからのハイキックでヒザをつかせると、顔面にヒザ蹴りを叩き込んでKOしてみせた坂口征夫が現れる。坂口が殺気を漂わせながら睨み付ける中、握手を求めたHARASHIMAだが、坂口は拳を握ったまま突き出す。するとHARASHIMAはその拳に拳を合わせることで挑戦を受諾。
　坂口との初の一騎打ちがKO-D無差別級の防衛戦に決まったHARASHIMAは「坂口征夫、前から興味があってシングルではやったことなかったから、シングルでやってやるよ。そしてもちろん自分が勝ってやるさー！　タイトルマッチいろいろあるけど全部、自分が勝ってやるさー！　ベルト3つ持って年越してやるさー！　なんでかって？　それは鍛えているからだー！」と叫んだ。

　また、高木三四郎＆大鷲透＆曙の保持するKO-D6人タッグ王座への挑戦を表明していた男色ディーノ＆大石真翔は、予告通り「曙が味わったことがないX」をパートナーとして連れてきた。そのパート名ーとは「横綱が味わったことがない......横綱があじったことがない......アジャったことがない」アジャ・コング！
　高木＆大鷲＆平田一喜を撃破したことで12・23後楽園大会で6人タッグ王座への挑戦が決まったディーノ組。さらにディーノはその1週間前となる12・15博多大会では前哨戦として、アジャの代わりに8月の両国大会で行われたアイドルランバージャックに出場し、高木と因縁のあるアイドルグループLinQの伊藤麻希さんをパートナーに抜擢。当初は高木＆大鷲vs.ディーノ＆大石with伊藤麻希だったが、高木に向かって中指を突き立て、「顔がデカイ！　ブス！」と罵られても「顔はデカイけどブスじゃねぇよ！」と反論（顔がデカイのは認める）してみせた伊藤麻希は、マネージャー的な"with扱い"ではなく、高木＆大鷲vs.ディーノ＆大石＆伊藤麻希の2vs.3のハンデキャップマッチながら、プロレスラーとして試合をすることになった。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合　KO-D6人タッグ王者が挑戦者としてふさわしいか査定する試合 30分1本勝負
高木三四郎／大鷲透（紅白プロレス）／●平田一喜
9分53秒　垂直落下式ブレーンバスター→片エビ固め
男色ディーノ／大石真翔／○アジャコング（OZアカデミー）

▼第2試合　11名参加バトルロイヤル 時間無制限勝負
【退場順】
①●MIKAMI（4分30秒　スク〜ルボ〜イを押し潰す→体固め）みんな◯
②●伊橋剛太（4分34秒　MIKAMIごとひっくり返す→体固め）みんな◯
③④●中澤マイケル●松永智充（6分4秒　OTR）高尾蒼馬◯
⑤●高尾（6分14秒　後方回転エビ固め）DJニラ◯
⑥●ニラ（6分43秒　自殺OTR）
⑦●マサ高梨（8分12秒　Now or Never→体固め）佐々木大輔◯
⑧●佐々木（9分8秒　OTR）ワンチューロ◯
⑨●星誕期（9分12秒　エビ固め）ワンチューロ◯

◯ワンチューロ（MAX lucha libre）
12分5秒　OTR
●佐藤光留（パンクラスMISSION）
※ワンチューロが優勝。ワンチューロにアイアンマンヘビーメタル級選手権次期挑戦権が与えられる。

▼第3試合　タッグマッチ 30分1本勝負
◯KUDO／ヤス・ウラノ
11分50秒　ダイビング・ダブルニードロップ→片エビ固め
竹下幸之介／●遠藤哲哉

▼第4試合　タッグマッチ 30分1本勝負
石井慧介／●入江茂弘
11分33秒　顔面への膝蹴り→レフェリーストップ
○坂口征夫（坂口道場 一族）／彰人

▼第5試合　DDT EXTREME級選手権試合 目隠し乳隠しマッチ 60分1本勝負
［王　者］◯HARASHIMA
12分3秒　蒼魔刀→ブラジャー剥ぎ
［挑戦者］●アントーニオ本多（フリー）
※第25代王者HARASHIMAが初防衛に成功

▼第6試合　KO-Dタッグ選手権試合 60分1本勝負
［王者組］◯木高イサミ（ユニオン）／宮本裕向（666）
20分57秒　螺旋丸
［挑戦者組］飯伏幸太／●ケニー・オメガ
※第48代王者組ヤンキー二丁拳銃が3度目の防衛に成功