キーハンティング4WAYを勝ち抜いたT-Hawkを下した吉野がドリームゲートV2!トライングルゲートへの挑戦権を争う闘いに4チームが名乗り!
DRAGON GATE
CROWN GATE
日時:11月7日(木)開始:18:30
会場:後楽園ホール
観衆:1850人(超満員札止め)
7日、後楽園ホールで行われたDRAGON GATE『CROWN GATE』。4カ月連続ドリームゲート戦開催となった後楽園大会だが、今大会では10・10後楽園大会でYAMATOを下してドリームゲート王者となり、11・3大阪大会で土井成樹を撃破して初防衛に成功した吉野正人が、中3日で2度目の防衛戦を行うことに。
防衛戦の相手はMAD BLANKEYからB×Bハルク、MONSTER EXPRESSから戸澤陽、ジミーズからジミー・ススム、ミレニアルズからT-Hawkが出場し、この日の第2試合で約9年ぶりに行われることになった"キーハンティングルール"による4WAYマッチで決定することとなった。
キーハンティングルールとはリング上のターンバックル(各コーナーに3個ずつ計12個)の中に隠された挑戦者の証である鍵を一番最初に見つけた選手の勝利。試合開始7分が経過した時点で開封してOKなのだが、1人の選手につき3つのターンバックルまでしか開封することが出来ない。
試合が始まると、何となくハルクvs.戸澤&ススム&T-Hawkという図式に。だが、ハルクが蹴りで応戦すると、T-Hawkはススムとチョップ合戦へ。戸澤は試合開始7分が経過した直後、すぐに2つのターンバックルを開封するが鍵はない。そんな戸澤がハルクをジャーマンで投げ捨てると、T-Hawk、ススムとトレイン攻撃へ。
だが、戸澤は攻撃にいくと見せかけてターンバックルを開封。だが、結局鍵はなく、3つのターンバックルを開封したのに鍵が見付からなかった戸澤は失格に。3つ巴となり、ススムがジャンボの勝ちでハルクを吹っ飛ばすと、T-HawkがBTボムで叩き付ける。さらにススムがジャンボの勝ち固めでそのままハルクを抑え込んで3カウント。
これで開封数に制限のないフリーオープンとなり、ススムもT-Hawkもターンバックルを開封していくが鍵がない。T-Hawkはウラジゴク、BTボムからナイトライドを狙うが、うまく逃れたススムはジャンボの勝ち!からジャンボの勝ち固め。カウント2で返したT-Hawkはジャンボの勝ちを狙ったススムをカウンターで担ぎ上げてナイトライドで叩き付ける。意地で立ち上がったススムだが、T-Hawkは続けてもう一度ナイトライドで叩き付けるとターンバックルを開封。そこには挑戦者の証である鍵があり、T-Hawkが挑戦権を獲得した。
吉野を呼び出したT-Hawkは「俺は死に物狂いで時代を動かす。時代の扉を開くのはこの俺、T-Hawkだ!」と言い放つが、吉野は「一番若いお前が上がってきたんや。今日のメインは新世代vs.超新世代の闘いや。一気に時代を動かすやと? そんなに簡単に動かされてたまるか。メインイベントではきっちり弾き返したろうやないか」と言い返した。
そして迎えたメインイベント。T-Hawkのセコンドにはミレニアルズのメンバーと共に、ミレニアルズTシャツを着たCIMAの姿も。T-Hawkはゴングと同時に逆水平チョップ。かわした吉野はドロップキックで倒すが、ロープワークからT-Hawkがショルダータックルで吉野を場外まで吹っ飛ばすとトペを発射。
スピードスター吉野のスピードと躍動感溢れる攻撃に対し、T-Hawkは荒削りながらも若さ溢れるパワー&スピードで対抗し互角の展開に。吉野の超高角度ミサイルキックをかわしたT-Hawkはベルデで痛めつけると、続いてウラジゴクで叩き付けてからパワーボムの体勢に。リバースで切り返した吉野はリバースパワースラムからみちのくドライバーIIで叩き付けるがカウントは2。大「吉野」コールが起こる中、吉野はライトニング・スパイラルの体勢。踏ん張ったT-HawkはBTボムを狙うが、吉野もうまく逃れて腕吉野で叩き付けてからソル・ナシエンテを狙う。
これを逃れてダブルチョップを見舞ったT-Hawkはウラジゴクで叩き付ける。大の字にダウンした吉野だが、どうにか立ち上がると逆水平チョップ合戦へ。キング・オブ・チョップばりにお互い一発一発腰を入れて叩き込み、お互いに胸が真っ赤になる。どちらも退かないが、こから張り手を見舞った吉野はトルベジーノからソル・ナシエンテへ。だが、T-Hawkはロホで切り返す。ガッチリと決まり、思わず勝利を確信したミレニアルズ勢が身を乗り出すが、吉野はジリジリとロープに這っていきどうにか脱出。
勝負どころと見たT-HawkはBTボムで叩き付けると、一度は逃げられたもののナイトライドE.N.D.を決める。どうにかカウント2で返した吉野はナイトライドを丸め込みで切り返すと、張り手からライトニング・スパイラル。そして狙い澄ましたトルベジーノからソル・ナシエンテ! ミレニアルズ勢が檄を飛ばす中、持ち上げようとしたT-Hawkだが、吉野はそのまま絞め続けギブアップを奪った。
紙一重の勝負だったが、T-Hawkに新時代の扉を開かせなかった吉野は「中3日でドリームゲート防衛したぞー! いやぁ、苦しい闘いやった。ホンマにもう何回もアカンと思った。T-Hawk、お前はすごい奴やないか! T-Hawk、お前はいま何歳や? 23か。俺は33や。T-Hawk、お前はキャリア何年や? 3年か。俺は13年や。年齢もキャリアも10個も違うのに、お前はめちゃめちゃ恐ろしい奴やないか! それからミレニアルズ。これだけの年齢とキャリアでドラゴンゲートのリングの中心で闘っているお前らも素晴らしいよ。確かにお前らは素晴らしい。でもな、俺もここまで来るのに13年かかったんや。新時代の扉が開いて群雄割拠の時代に入ったけど、俺はこの流れをしっかり受け止めてストップさせてもらいます。そういうことやから、まだお前らに時代を渡すわけにはいかないんや」と言い放つ。
そしてCIMAにこの日キーハンティングに立候補したほかの3人ともいずれ防衛戦をしたいと訴えた吉野。それを聞いたCIMAは「15年やってきた俺から1つアドバイスしておこう。......ちょっと休め」と言うと、次回の後楽園大会となる12・5はトライングルゲートの防衛戦をやりたいと提案。
まず現王者のB×Bハルク&YAMATO&サイバー・コングを呼び出したCIMAは、この日のドリームゲート戦でT-Hawkが支持を受けたのは4WAYを勝ち上がってきたからだと分析。そこでトリオ4チームで1DAYトーナメントを行い、優勝チームがその日のメインでMAD BLANKEYにトライングルゲート王座に挑戦ることを提案。しかもトーナメントは"2カウントフォール"&"1チームにつき3エスケープのみ"の特別ルールを採用するという。
それを聞いた土井成樹が早速、土井&Kzy&問題龍でエントリーし、トーナメントで優勝したらタイトルマッチはやらずにMAD BLANKEYでダーツ大会をやると言い出す。続いてMONSTER EXPRESSからは戸澤陽&鷹木信悟&しゃちほこBOYでエントリー。ミレニアルズからは初期メンバーであるT-Hawk&Eita&フラミータでのエントリーを表明。すると土井がミレニアルズに絡んでいき、1回戦での対戦が決定。
そこに第3試合で行われたタッグ3WAYで、ミレニアルズのU-T&ヨースケ♡サンタマリアに勝利したCIBAとリョーツ清水が登場し、「僕とリョーツ、自分たちも立候補しますよ! CIMAさん、トライアングル挑戦するには3人必要なんです! もう1人必要なんです! マイクをしてるCIMAさん、とっても素敵です。でも後楽園のお客さんは試合をしてるCIMAさんが見たいですよね?」と言って、次期挑戦者決定トーナメントへのエントリーを直訴した上でCIMAを勧誘!
それを聞いたCIMAが「俺は腐ってもCIMAや。マイクもやりたいが、試合もやりたい! やるからには3試合やる気で行くぞ!」と受諾したことで、トーナメント1回戦で戸澤&鷹木&しゃちのMONSTER EXPRESSと対戦するが決定。その後、八木本部長が12・5後楽園大会で、2カウントフォール&3エスケープルールの次期挑戦者決定トーナメントを行い、優勝チームがMAD BLANKEYのトライアングルゲート王座に挑戦する"ミラクルゲート"を正式決定した。
※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。
▼第1試合 6人タッグマッチ 20分1本勝負
ドラゴン・キッド/○K-ness./Gamma
7分30秒 青き光
新井健一郎/しゃちほこBOY/●富永千浩
▼第2試合 オープン・ザ・ドリームゲート王座 次期挑戦者決定 キーハンティング4WAYマッチ 時間無制限
【退場順】戸澤陽(9分10秒 3オープンにより失格)→B×Bハルク(11分47秒 ススムのジャンボの勝ちからT-Hawkと2人で丸め込む)
●ジミー・ススム
16分30秒 カギ獲得
○T-Hawk
▼第3試合 3WAYタッグマッチ 30分1本勝負
●U-T/ヨースケ♡サンタマリア
8分13秒 カルデラ→エビ固め
○CIBA/リョーツ清水
※もう一組はKzy&問題龍
▼第4試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負
Eita/○フラミータ/ロッキー・ロボ
8分10秒 トロ→片エビ固め
堀口元気H.A.Gee.Mee!!/●ジミー・神田/斎藤"ジミー"了
▼第5試合 タッグマッチ 30分1本勝負
●望月成晃/ドン・フジイ
12分38秒 影縫
○ジミー・カゲトラ/Mr.キューキュー"谷嵜なおき"豊中ドルフィン
▼第6試合 6vs.5ハンディキャップマッチ 45分1本勝負
土井成樹/YAMATO/サイバー・コング/○B×Bハルク/Kzy/問題龍
13分58秒 ファーストフラッシュ→片エビ固め
鷹木信悟/戸澤陽/アンソニー・ニース/しゃちほこBOY/●マイク・サイダル
▼第7試合 オープン・ザ・ドリームゲート選手権試合 60分1本勝負
[王 者]○吉野正人
20分50秒 ソル・ナシエンテ
[挑戦者]●T-Hawk
※第17代王者・吉野が2度目の防衛に成功
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