ユニオンの8周年&分社化を記念して行われた純血メンバーによる1DAYトーナメントは、決勝でイサミを下した石川が優勝!独自タイトルの新設も決定!
ユニオンプロレス
8周年記念興行
日時:10月23日(水)開始:19:00
会場:新宿FACE
観衆:328人(満員)
23日、新宿FACEで行われたユニオンプロレス『8周年記念興行』。ユニオンの8周年記念、さらにDDTからの分社化を記念して純血メンバーだけによるシングルマッチの1DAYトーナメント『Get the glory!トーナメント』が開催された。
優勝候補は石川修司と木高イサミだが、一発勝負のトーナメントだけにこの2人以外の選手にも十分チャンスはある。1回戦で石川と対戦したSAGATはグレート・コキーナばりのコスチュームで登場すると、その肉体をフルに使った肉弾攻撃で石川に向かっていく。それでも石川は粘るSAGATをランニングニーで沈めて準決勝進出。
FUMAと風戸大智というイキのいい若手同士の対決は、打撃や投げ技などお互いに持ち味をフルに発揮した上でバチバチとやり合った末、アゴから出血しながらもFUMAがジャーマンで辛くも勝利。
トーナメント出場者唯一の女子選手であるチェリーは、1回戦からイサミとの対決となったが、エルボーで奇襲攻撃を仕掛けると、コルバタで場外に投げていって場外乱闘。しかしイサミもチェリーをイスに座らせてテーブルダッシュのスライディングキック。だが、これをかわしたチェリーは階段からダブルフットスタンプを投下して素早くリングに戻る。リングアウト勝ちを狙ったチェリーだが、辛くもカウント19でリングに滑り込んだイサミ。それでもチェリーはイサミの地味だけで痛そうな左腕攻撃で耐え、勇脚をかわして春夜恋で丸め込んでみせたが、何とかカウント2で返したイサミが四壱九でギブアップを奪った。
諸橋晴也vs.福田洋はどちらもアメリカンプロレスに多大な影響を受けつつも、それぞれ違うスタイル(簡単に言えばクリス・ベノワスタイルvs.テッド・デビアススタイル)をぶつけ合った末、福田のパーフェクトプレックスを返してクリップラー・クロスフェースを狙った諸橋をうまく丸め込んだ福田が勝利!
この結果、準決勝は石川vs.FUMA、イサミvs.福田というユニオンのツートップにユニオン期待の若手が挑む形になった。1回戦でアゴを切ったFUMAだが、開始早々張り手、レッグラリアット、フロントネックロックでガンガン攻めていくと、張り手の連打からハイキックで石川に片膝をつかせたところにバズソーキック。
だが、ジャーマンで投げさせることを許さなかった石川は、ボスしけてるぜで投げていくと、ランニングニーリフトで突き上げ、さらに腕を掴んでヘッドバットを打ち下ろしてから盤石のスプラッシュ・マウンテンで叩き付けて3カウントを奪い、決勝進出を決めた。
もう一方の準決勝ではイサミが福田の左足を攻撃。殴って地味に痛めつけていくほかに、裏STFや足4の字固めなども繰り出す。だが、福田も背後からイサミのヒザ裏にエルボーを見舞っていき、さらにイサミのダイビング・ダブルニードロップをかわして自爆させたところにカウンターのアッパーカット。そしてパーフェクトプレックスで投げていったが、イサミは四壱九で切り返そうとする。ところが福田は諸橋から勝利した丸め込み! 辛くもキックアウトしたイサミは勇脚・斬を叩き込んで福田を沈め、決勝進出を決めた。
決勝はやはり石川vs.イサミに。大日本プロレスの11・4横浜文化体育館大会で、BJW認定デスマッチヘビー級王座をかけて対戦することが決まっている両者だが、その前にホームリングでの一騎打ちが実現した。
石川はこの日、3試合ともBJW認定デスマッチヘビー級のベルトを持って入場。イサミは石川の巨体に絡みついてグラウンドに持ち込むが、石川はそのまま立ち上がりボディスラムで叩き付けると、イサミが準決勝で痛めた左足を徹底的に攻撃。
するとイサミは足を止め、気合いを入れてのエルボー。石川もイサミと相対するとエルボーを打ち返す。一発一発に気合いと体重を乗せてのエルボー合戦になると、石川はフラッとエプロンに出て、コーナーの金具に自らの頭を打ち付けてからリングに戻ってヘッドバット。とてつもない鈍い音が場内に響き渡ったが、イサミも返す刀でグーパンチを叩き込んでダブルダウン。
それでも立ち上がったイサミは石川をブレーンバスターで投げていったが、石川も変型のストレッチマフラーに捕らえる。悶絶しながらもロープに逃れたイサミは、スプラッシュ・マウンテンを着地してジャンピングニーを叩き込むと勇脚。しかし石川はラリアットからファイアーサンダー、さらにダメ押しのスプラッシュ・マウンテンで叩き付けて3カウント!
試合後、ナオミ・スーザン代表はユニオン独自のタイトル(ベルト)を新設することを発表。12・11新宿FACE大会でGet the glory!トーナメントで優勝した石川修司と、スーザン代表が連れてくる選手による王座決定戦を行うという。
さらにスーザン代表は、バックステージで石川と新設タイトルを争う選手に関して、「実は今、1人考えている人がいて交渉もしている」と明かした上で、その選手に関して「(試合をする)日にちが決まっていて、日本ということで、ポッと来られる人でない人を考えている」と外国から招へいするようなことを臭わせた。
※全試合の簡易詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。
▼第1試合 Get the glory!トーナメント1回戦 Aブロック 20分1本勝負
○石川修司
4分45秒 ランニング・ニーリフト→片エビ固め
●SAGAT
※石川が準決勝進出
▼第2試合 Get the glory!トーナメント1回戦 Bブロック 20分1本勝負
○FUMA
9分51秒 原爆固め
●風戸大智
※FUMAが準決勝進出
▼第3試合 Get the glory!トーナメント1回戦 Cブロック 20分1本勝負
○木高イサミ
5分38秒 四壱九
●チェリー
※イサミが準決勝進出
▼第4試合 Get the glory!トーナメント1回戦 Dブロック 20分1本勝負
●諸橋晴也
8分1秒 クリップラー・クロスフェースを切り返して→片エビ固め
○福田洋
※福田が準決勝進出
▼第5試合 河村知哉デビュー戦 20分1本勝負
●河村知哉
10分33秒 羽折り固め
○円華(フリー)
▼第6試合 Get the glory!トーナメント準決勝 30分一本勝負
○石川修司
3分15秒 スプラッシュマウンテン→エビ固め
●FUMA
※石川が決勝進出
▼第7試合 Get the glory!トーナメント準決勝 30分1本勝負
○木高イサミ
10分13秒 勇脚・斬→エビ固め
●福田洋
※イサミが決勝進出
▼第8試合 アイデアポケット提供試合 3WAYマッチ 30分1本勝負
○紫雷美央(フリー)with星美りか
7分27秒 土蜘蛛
●三富政行●with卯水咲流
※もう1組はめんそ~れ親父(フリー)with天海つばさ
▼第9試合 Get the glory!トーナメント決勝戦 60分1本勝負
○石川修司
13分26秒 スプラッシュマウンテン→エビ固め
●木高イサミ
※石川がGet the glory!トーナメント優勝
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