序盤からくるみはセントーンやキャトルミューティレーションなど得意技を繰り出していくが、藤本もくるみをロープに括りつけ、背後からドロップキックを叩き込む。だが、2発目をタックルで迎撃したくるみは、倒れた藤本にボディプレスを連発。
　藤本はドロップキックを放つが、踏ん張ってはね除けたくるみは、ロープに持たれかかる藤本に大暴走プレス。そのままコーナーに登るが、藤本がデッドリードライブを狙う。これをコーナー上で耐えたくるみは、空飛ぶくるみ割り人形を投下。さらにくるみ割り人形を狙ったが、藤本が足を伸ばして迎撃。
　くるみはなおも丸め込もうとするが、藤本はうまく防御。だが、くるみはうつ伏せの藤本の腹を蹴り上げていき、悶絶する藤本をジャーマンで投げ捨てたくるみはる。ダイビング・ボディプレス2連発で勝負に出たくるみだが、藤本も変型の欧州式エビ固めで抑え込む。キックアウトしたくるみにツカドーラを狙った藤本。
　潰してみせたくるみだが、藤本はラ・マヒストラルで丸め込む。ならばとくるみもラ・マヒストラルで応戦。さらに藤本の延髄斬りをマトリックスでかわすとくるみ割り人形。カウント2で返した藤本は、くるみのボディスラムを着地するとツカドーラで丸め込んで3カウント。
　貫禄勝ちを収めた藤本だが、「いや、すごい。くるみ！　あなたはアイスリボンの誇りです。素晴らしい」とくるみの成長を絶賛。さらに昔、くるみがつくしとエキシビションマッチを行ってきたこの会場で、タイトルマッチをやれたことが感慨深いと言った藤本だが、「でも、このベルトは豊田真奈美から勝って巻いたベルト。そう簡単に負けるわけにはいきません！」と、次の防衛戦を大晦日の後楽園大会でやりたいとした。

　セミでは新田猫子の持つトライアングルリボン王座に、9月のWRESTLING DREAMERS解散後、フリーとして初めて上がったリングであるアイスリボンで猫子からギブアップを奪ったはやてと、推薦者として新北京プロレスの趙雲子龍が挑戦。
　序盤、猫子がスピードではやてと趙雲を翻弄すると、はやてと趙雲は「やってられるか」と控室に帰ろうとする。だが、客席からの「趙雲」コールと「はやて」コールでリングに戻ると、はやてが猫子に「仲直りすっから。アミーゴ」と握手を求める。
　猫子は握手に応じるかと思われたが、すぐにロープに押し込むとはやてのチョップを趙雲に誤爆させる。これでまたしてもはやてと趙雲は控室に帰ろうとするが、観客からのコールを受けて渋々リングへ戻る。
　トライアングルらしい目まぐるしい攻防から、趙雲がはやてのゴリースペシャル。さらにイーアルサンスーとキックを叩き込んでいくが、はやては回し蹴りでカット。そのはやての串刺し攻撃をオ―バーヘッドキックで迎撃した猫子はダイビングクロスボディー。続いて急所攻撃から尻尾攻撃をお見舞い。はやてもロープに走ろうとする猫子の尻尾を掴むと、猫子の腕に尻尾を巻き付けての卍固め。
　猫子が尻尾攻撃で逆襲するが、かわしたはやてがチョークスラムを狙うと、猫子はカサドーニャで丸め込む。キックアウトされるとロープに飛んだ猫子だが、はやてはカウンターのラリアット。さらにブラックウイングで叩き付けてからコーナーに登るが、その間に趙雲が猫子にチャイニーズゴリーを狙う。
　だが、着地した猫子ははやてがいるコーナーに趙雲を叩きつけて落下させる。股間を強打したはやて、さらに趙雲にも急所攻撃を見舞った猫子はダイビング・クロスボディーから猫入り十字固めで、2人まとめてフォールして3カウントを奪ってみせた。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合　6人タッグマッチ 20分1本勝負
○星ハム子／内藤メアリ／235
8分50秒　ダイビングボディプレス→片エビ固め
松本都（崖のふちプロレス）／小林香萌（WNC）／●弓李

▼第2試合　タッグマッチ 20分1本勝負
紫雷美央（フリー）／○山口ルツコ
9分16秒　後方回転エビ固め
●成宮真希／世羅りさ

▼第3試合　タッグマッチ 20分1本勝負
○志田光／花月（センダイガールズ）
12分16秒　魂のスリーカウント→エビ固め
●つくし／ラビット美兎（JWP）

▼第4試合　トライアングルリボン選手権 15分1本勝負
［王　者］○新田猫子
11分22秒　Ｗ猫入り式十字固め
［挑戦者］●はやて（フリー）／［推薦者］●趙雲子龍（新北京プロレス）
※第15代王者・猫子が2度目の防衛に成功

▼第5試合　ICEx∞選手権試合 30分1本勝負
［王　者］○藤本つかさ
12分9秒　ツカドーラ
［挑戦者］●くるみ
※第18代王者・藤本が2度目の防衛戦