4回目のDDT48総選挙、1位は男色ディーノ!2位にイサミが入り、飯伏はまさかの3位!高尾、竹下、彰人ら若手が躍進!

131002_DDT-1.jpgDDTプロレスリング
DDT48総選挙2013結果発表
日時:10月2日(火)開始:19:30
会場:新宿FACE
観衆:520人(超満員札止め)

 2日、新宿FACEで行われたDDTプロレスリング『DDT48総選挙2013結果発表』。今年で4回目を迎えたDDT48総選挙だが、今年は2枠増えて20位以内に入った選抜メンバーが10・20後楽園ホール大会『DDT Special 2013』の本戦に出場できる。そして1位になった選手は賞金100万円と共に、現在HARASHIMAが保持しているKO-D無差別級王座への挑戦権が与えられる。

 毎年、モニタで結果発表を行ってきたが、今年は"本家"に習って選挙管理委員の296氏から司会の村田晴郎アナに結果が書かれた紙が順位ごとに渡され、それを読み上げることで順位が発表になるという方法。
 無料とはいえ平日にFACEまで駆け付けた520人ものファンが見守る中、ステージ上にズラリと勢揃いした立候補者たちの間には独特な緊張感が漂う。まずはギリギリ当選の20位を残し、19位から発表。19位はアントーニオ本多、続く18位は石井慧介と、モンスター・アーミーとチーム・ドリフからまずはランクイン。
 17位には今年DDTに入団した彰人が入ったのだが、「いつの間にか所属になっている感じで、僕としてはお客さん的に認めてもらえてないのかなって不安だったんですけど、18位以内に入ったってことはようやく認めてもらえたのかなって......」と語った彰人は思わず涙。さらに16位には独特な活動で着実にファンの支持を集めてきた福田洋。15位にMIKAMI、14位にKUDOとベテラン組も着実にランクイン。
 13位には現役高校生の竹下幸之助。学校からFACEに直行してきたという竹下は安堵の表情を浮かべると「明日も学校なので終電で帰ります」と言い、結果発表の途中で帰っていった。12位にはマサ高梨、11位にはヤス・ウラノ、10位にはチェリーとお馴染みのメンバーがランクイン。

131002_DDT-2.jpg そして8月29日の中間発表で7位に入ったことで、一躍今年の総選挙の台風の目となった新潟プロレスのスーパー・ササダンゴ・マシンが9位にランクイン! わざわざ新潟から新幹線で駆け付けたマシンは「どうしたらいいんですか? えっと......1年ぐらい前から新潟プロレスというところで、何も考えずにバレなきゃいいと思ってやっていたんですけど、3月くらいに高梨にバレまして。高木さんから『なんだよ、お前。(DDTの)新潟出ろよ』って電話がかかってきて。こうなったら、出来る範囲で期待に応える体(てい)で頑張っていきます」とコメント。
 明日も金型工場での仕事があるため、本来なら途中で会場を出て新幹線で帰らなければいけなかったマシンだが、どうしても投票結果が気になるということで、親友の男色ディーノが車で新潟まで送ってくれることになり、結局最後まで結果を見守った。
 8位のケニー・オメガは4日に一旦カナダに帰国するが、10・20後楽園大会には出場するとのこと。7位は昨年の18位から大きくジャンプアップして高尾蒼馬がランクイン! そして6位には今年もフリーハグで選挙活動を行った大石真翔が入った。

 ベスト5の発表を前に、21〜24位までの"アンダーボーイ"が発表されることに。ここに入った選手は10・20後楽園大会のダークマッチに出場できる。ところが事情により22〜25位の選手がアンダーボーイになるという。結果は22位が紫雷美央、23位が坂口征夫、24位が中澤マイケル、25位がDJニラ。
 なぜアンダーボーイが21位〜じゃなかったかというと、20位が同数で2人いたため。その2人とは入江茂弘と佐々木大輔。前KO-D無差別級王者で、両国大会のメインを務めた入江が20位ギリギリだったのは意外な結果に思えたが、本人は悔しがることなくなぜかガッツポーズ。「あまり数字とか得意じゃないんで」と言う入江は、チーム・ドリフのメンバーである石井と高尾がすでに選抜メンバー入りしていたので、自分も入れたことが嬉しかったらしい。

131002_DDT-3.jpg そして、いよいとベスト5の発表に。ここから投票数がグッと跳ね上がったのだが、第5位は中間発表でまさかの18位だった佐藤光留! 「1位じゃないのは正直悔しい」と言いながらも、中間発表の結果を見て「中澤さんと傷の舐め合いをする気持ちもあった」ということで、なかなか複雑な心境だったようだが、「毛も増えたし、票も増えたんで」と言い聞かせていた。
 4位は現KO-D無差別級王者のHARASHIMA。王者といえど第一声の「ありがとうございます」がひっくり返るほど緊張していた様子。そして3位は何と飯伏幸太! 新日本プロレスの『G1クライマックス』出場、両国2DAYSではディーノ戦、オカダ・カズチカ戦と共に名勝負を展開し、昨年に続き2年連続1位は固いかと思われたが、まさかの3位という結果に「そうですね......何でも一番がいいんで悔しいですね」と珍しく悔しがった。
 2位は中間発表で1位だった木高イサミ! ユニオンだけではなく、いまやDDTでも大日本でもタッグ王者として活躍するイサミだが、「ありがとうございます。でもこれは悔しいですね。2位だったってことは来年1位があるんで、上を目指しましょう! ユニオンが分社化して、これからDDTとまた違う会社として頑張って行くんで。ユニオンを一番面白い団体にします。DDTにも負けるつもりはないです。ユニオンを一番面白い団体にします」とコメントすると、記者席から見つめていたナオミ・スーザン代表は思わず顔を覆いながら涙した。

131002_DDT-4.jpg 1位は428票を獲得した男色ディーノ! 今年は全然緊張しなかったというディーノだが、飯伏が3位だと聞いた瞬間から急激に緊張したという。だが、「1つ大きいことを言わせてもらっていいですか?」と言ったディーノは「私は外に狩りにいくから中はみんなで守ってくれって。このスタンスは間違ってなかったってことですよね? これから私が狩ってきた外の人に優しく接してやってください。ドラマティックドリームチームはみんなもですよ。ドラマティックドリームチームはみんなもですよ。私、試合後に売店とか行かせてもらっているけど、その時リングを撤収している人もいるんですよ。だからこれはドラマティックドリームチームの力だと思わせてください」とコメント。
 鶴見亜門GM曰く「DDTのアイコン(=象徴的記号)」であるディーノが、他団体や他ジャンルに出て行くことで獲得した新規のお客さんにも、元々のDDTファンは同じドラマティックドリームチームの一員として優しくしてほしい。そして表舞台に出ている選手だけでなく、裏で頑張っている選手もドラマティックドリームチームの一員だと力説した。
 この結果、10・20後楽園大会でディーノがHARASHIMAのKO-D無差別級王座に挑戦することが決定。このシチュエーションは2010年の第1回DDT48総選挙結果発表のときとまったく同じだが、バックステージで「プロレスって面白いんです。その表現方法がみんな違うだけで、DDTが誇れるのはみんながプロレスは面白いんだって思っていること」と語ったディーノは、喜びに浸る間もなくササダンゴマシンを送るために新潟に向けて車を走らせていった。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 タッグマッチ 30分1本勝負
チェリー(ユニオン)/●FUMA(ユニオン)
7分3秒 変形腕固め
○木高イサミ(ユニオン)/福田洋(ユニオン)

▼第2試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負
マサ高梨/●彰人/竹下幸之介
9分11秒 フライング・ソーセージ→体固め
○入江茂弘/石井慧介/高尾蒼馬

▼DDT48選挙結果発表(有効投票数:5728票)
 1位 428票:男色ディーノ(↑)
 2位 419票:木高イサミ(↑)
 3位 417票:飯伏幸太(↓)
 4位 344票:HARASHIMA(↓)
 5位 330票:佐藤光留(↓)
 6位 225票:大石真翔(↑)
 7位 221票:高尾蒼馬(↑)
 8位 200票:ケニー・オメガ(−)
 9位 252票:MIKAMI(↑)
10位 182票:チェリー(↑)
11位 174票:ヤス・ウラノ(↑)
12位 171票:マサ高梨(−)
13位 170票:竹下幸之助(↑)
14位 158票:KUDO(↓)
15位 156票:MIKAMI(↓)
16位 150票:福田洋(↑)
17位 149票:彰人(↑)
18位 147票:石井慧介(↓)
19位 146票:アントーニオ本多(↓)
20位 144票:入江茂弘(↓)
        :佐々木大輔(↑)
===================================
22位 143票:紫雷美央(↓)
23位 131票:坂口征夫(↓)
24位  92票:中澤マイケル(−)
25位  90票:DJニラ(↓)
===================================
26位  89票:ヨシヒコ
27位  51票:大鷲透
         三富政行
29位  45票:石川修司

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