DDTが様々な戦略を発表!たまアリ進出を目指して動き出す!赤井沙希はプロレス継続!手負いのHARASHIMAは辛くも王座初防衛!

130929_DDT-1.jpgDDTプロレスリング
who's gonna Top? 2013
〜DDT48 総選挙最終投票日〜
日時:9月29日(日)開始:12:00
会場:後楽園ホール
観衆:2052人(超満員札止め)

 29日、後楽園ホールで行われたDDTプロレスリング『who's gonna Top? 2013 〜DDT48 総選挙最終投票日〜』。両国2DAYSを成功させたDDTは、この大会の冒頭で"戦略発表会"を行い、超満員の観客の前で今後の展望を明らかにした。

 高木三四郎大社長は地方大会の強化として、5・25名古屋国際会議場大会を発表すると「ここを埋めるためにはいろいろな手を使わないとダメかなと。ありとあらゆる手を使って、まずはこの名古屋を埋めようかなと。名古屋の地元のアイドルグループいっぱいいるんで......例えばですよ。例えばですからね」とアイドルとのコラボを示唆。さらに東京女子プロレス、待望の旗揚げ戦が12・1北沢タウンホールに決まったことが発表されると、聞かされていなかった東京女子の選手たちは、思わず泣き崩れた。
 そのほかにも、このところDDTの知名度が大幅にアップしたせいで、つながりにくくなっていたDDTの公式サイトが10月7日から大幅にリニューアルされること(10月6日深夜からリニューアル作業に入る)、DDTがLINE公式アカウントを取得したため、『@ddtpro』で出てきてトークの部分を押すと、選手のオフショット情報など様々な情報が出ること、そしてDDTの公式ファンクラブが設立されることが発表された。
 大社長は「ファンクラブに関しては問い合わせが多かった。地方の方が増えたので、会場に来られない方のためにウェブとかスマホとかやる時代ですけど、ぬくもりがあるファンクラブなんかもいいんじゃないかと。来年から実施したいなと思ってるんで、準備期間にかっこいい名前を公募します! 採用された方は何かしら特典がつきます」と語った。

 また、ユニオンプロレスのナオミ・スーザン代表からは、これまでDDTが運営してきたユニオンを分社化し、映像会社だったDDTテックがTECと社名変更した上でユニオンの運営会社になることが発表された。スーザン代表は「分社化ということで、今まで以上に責任も出てきますが、これは大きなチャンスだと捕えています。このDDT後楽園ホールに来て、お客さんの入りを見て"DDT、勢いあるな"と実感しました。ユニオンプロレスは小さな団体ですけど、DDTに追いつき追い越せを目標に頑張っていきたいと思います」と語った。
 最後に鶴見亜門GMが20年続けたカフェのバイトを辞めて、GM業一本に専念することを発表したのだが、大社長が「そんなんで終わるわけないだろ! DDTの2013年度〜2014年度の発表で、鶴見亜門喫茶店のバイトを辞めるで終わるわけねぇだろ! 超重要な発表がある。いいか? DDTはステップアップして頑張っていかなきゃいけねぇんだよ! 思わず5年後に東京ドームをやるって言っちゃったんだよ! そのために俺はこの会場に進出しようと思う。ここだ!」と叫ぶと、スクリーンに表示されたのは、何と"さいたまスーパーアリーナ"!
 場内が大きくどよめく中、大社長は「俺には作戦がある。これこそ戦略! この作戦がうまくいけばさいたまスーパーアリーナ、成功間違いなし。さいたまSAを埋めるためにはテレビしかない。それもレギュラー中継だ! テレ玉で毎週レギュラー中継をやれば埋まる!」と言うと、偶然にも(?)この日会場に来ていたマッスル坂井さん(引退)を呼び出し、かつて『マッスル』がレギュラー番組を持っていたテレ玉に電話して、担当を紹介しろと指示。
 坂井さんがその場で公開生電話をすると、偶然にも(?)会場内に同じ台詞で電話をしている女性が! リングに上がったテレ玉の女性スタッフからは「私もスゴイDDTさんが大好きです。ただ、(レギュラー番組は)私の一存では決められないので、社に持ち帰って上司に相談してみたいと思います」と、なかなか前向きな返答が返ってきた!

130929_DDT-2.jpg 第4試合終了後、8・18両国大会でプロレスデビューした赤井沙希が登場し、「デビュー戦を終えて自分で感じたことは、すごいプロレスって楽しいなって。そう思った反面、すごい悔しかったり、反省点がすごい出てきました。もっともっと強くなって早く次の試合がしたいなってすごい沸いてきました」と挨拶。
 今後はDDTではなくオスカープロモーション所属としてプロレス活動を継続すること、第2戦がDDTの11・4大阪ボディメーカーコロシアム大会に決まったことを発表した。

130929_DDT-3.jpg メインでは8・18両国大会で入江茂弘からKO-D無差別級王座を奪取したものの、その後内側側副靭帯損傷により今大会への出場が危ぶまれていたHARASHIMAが、どうにか医師からのGOサインをもらうことが出来たため、ウラシマクドウの盟友ヤス・ウラノを相手に初防衛戦を行った。
 ヤスは独特なインサイドワークを駆使し、HARASHIMAを翻弄しつつ、隙あらば丸め込むという作戦に出るが、HARASHIMAもそう簡単に3カウントは許さない。ならばとヤスはHARASHIMAをレフェリーに激突させたところに急所蹴り。そこから逆さ押さえ込みを連発するが、これもカウントは2。
 HARASHIMAもヤスをエプロンに寝かせ、上半身だけ場外に出した状態にすると、スワンダイブ式ギロチンドロップでヤスの上半身をリング下に叩きつける。そこからヤスをリングに戻すとミドルキックの連打からハイキック。さらにフランケンから蒼魔刀を発射したが、避けたヤスはHARASHIMAが爆弾を抱える足を逆片エビ固めで捕える。
 どうにかロープに逃れたHARASHIMAだが、ヤスはなおも足攻撃。HARASHIMAもエルボー合戦を仕掛けて応戦するが、ヤスは延髄斬りからのウラカンでHARASHIMAを場外に落とすと、追いかけていって場外でボディスラム。さらに場外で倒れるHARASHIMAへヤスがトペを発射。
 両者リングに戻るとヤスはフィッシャーマンバスターからスライディングドロップキック。さらにツームストンパイルドライバーで叩き付けるとナックル連打から延髄斬り。だが、HARASHIMAがミドルキックを返すと、つるべ落としからの蒼魔刀でヤスを仕留め、辛くも初防衛に成功した。
 敗れたヤスが「見てよ、このお客さん。僕らが15年前にリングでやってた頃は、200人超満員でこれ以上入らないって言ってたのに、この会場に200人じゃスカスカだよ! DDTは本当にすごいんだよ。竹下とか、遠藤とか、FUMAとか、福田とか。これから先、未来は僕らが想像もつかないような楽しいDDTを作っていくんだ、アイツらが。その時に僕はこのリングにはいないかもしれないけど、そんなDDTが誇らしく思うし、いまこのリングでやってることも無駄じゃないかもと思うよ」と言うと、HARASHIMAは爽やかに「10年後がどうだとか、そんな先のこと心配しててもしょうがないよ。いまを精一杯楽しくやっていけばいいじゃん。先のことを心配して、つまらない余生なんか送りたくないよ。いまを楽しもうぜ!」と言い放った。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼ダークマッチ(11:35頃開始予定)5分1本勝負
△ワンチューロ(MAX lucha libre)
時間切れ引き分け
△ゴージャス松野

▼第1試合 KO-Dタッグ選手権試合 60分1本勝負
[王者組]○木高イサミ(ユニオン)/宮本裕向(666)
12分14秒 変形腕固め
[挑戦者組]石井慧介/●高尾蒼馬
※第48代王者組ヤンキー二丁拳銃が初防衛に成功

▼第2試合 アイアンマンヘビーメタル級選手権 時間無制限1本勝負
【退場順】マサ高梨(41秒 KUDOによりOTR)→松永智充(1分8秒 KUDOによりOTR)→平田一喜(1分53秒 KUDOによりOTR)→星誕期(3分8秒 OTR)→チェリー(3分59秒 KUDOによる体固め)→紫雷美央(7分28秒 ニラとマイケルによりOTR)→中澤マイケル(8分16秒 ニラによるOTR)→DJニラ(8分34秒 自爆OTR)
○KUDO
9分54秒 ダイビング・ダブルニードロップ→片エビ固め
[第974代王者]●アキヒロ
※KUDOが第975代王者となる

▼第3試合 タッグマッチ 30分1本勝負
佐藤光留(パンクラスMISSION)/●彰人
10分36秒 腕極め式スク~ルボ~イ
○MIKAMI/タノムサク鳥羽(フリー)

▼第4試合 KO D6人タッグ選手権試合60分1本勝負
[王者組]高木三四郎/大鷲透(紅白プロレス)/○曙(全日本プロレス)
13分4秒 大横綱プレス→体固め
[挑戦者組]飯伏幸太/ケニー・オメガ/●伊橋剛太
※第6代王者組・高木&大鷲&曙が初防衛に成功

▼第5試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負
○アントーニオ本多/佐々木大輔(フリー)/火野裕士(K-DOJO)
15分48秒 ダイビング・フィストドロップ→体固め
男色ディーノ/大石真翔/●スーパー・ササダンゴ・マシン(新潟プロレス)

▼第6試合 シングルマッチ 30分1本勝負
○入江茂弘
10分50秒 パッケージ・パイルドライバー→体固め
●竹下幸之介

▼第7試合 KO-D無差別級選手権試合 60分1本勝負
[王 者]○HARASHIMA
21分18秒 蒼魔刀→体固め
[挑戦者]●ヤス・ウラノ
※第46代王者HARASHIMAが初防衛に成功

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