関本と組んで高山&岡林と激突した永田「こういう試合してると衰えない!」マスクを破かれためんそ〜れ親父が日高にすべてをぶつける!
コラソン・ジャパン
第5回コラソンプロレス
日時:9月17日(火)開始:19:00
会場:新宿FACE
観衆:496人(超満員札止め)
17日、新宿FACEで行われたスポーツ関連企業コラソン・ジャパンが主催する『第5回コラソンプロレス』。"プロレス界のビックリ箱"と言われるコラソンプロレスだが、昨年9・27『第4回コラソンプロレス』で対戦した新日本プロレスの永田裕志と大日本プロレスの関本大介が、今回初のタッグを結成。"プロレス界の帝王"高山善廣が岡林裕二との超強力タッグで迎え撃った。
関本vs.岡林の大日本対決から試合開始。いきなりド迫力のロックアップから岡林がロープに押し付け、離れ際にエルボー。ショルダータックル合戦ではお互いなかなか倒れなかったが、最終的になぎ倒したのは岡林だった。
ここで両者タッチして永田と高山がリングイン。久し振りの対戦となった両者だが、岡林が高山に加勢すると、永田は「イテーな!」と岡林にフロントキック。そこから永田は岡林の左腕を徹底的に攻撃。関本もその左腕に腕十字を狙っていくが、これは高山がサッカーボールキックでカット。
岡林の左腕にミドルキックを叩き込んでいって永田は、ブレーンバスターの体勢に。だが、逆に岡林がぶっこ抜いて投げていく。タッチを受けた高山はエルボー合戦からフロントキック合戦へ。突進してくる永田をキチンシンクで吹っ飛ばす。
高山がバックドロップで永田を投げていき、エルボーからミドルキックを狙ったが、かわした永田はフェイントを入れてからのニールキックを見舞って関本にタッチ。控えの岡林にタックルを見舞った関本は、高山に串刺しラリアット2連発。さらに高山の巨体をブレーンバスターで完璧に投げると、逆片エビ固めに捕らえる。
高山は岡林をうまくリードしてトレイン攻撃からバックドロップ+ランニングネックブーカーの合体攻撃を決めていく。そこから岡林がラリアットで永田を吹っ飛ばすとオクラホマスタンピートを狙ったが、ショルダーアームブリーカーで切り返した永田は白目式腕固め。関本も高山をアルゼンチン・バックブリーカーで担ぎ上げる。さらに岡林に対して永田の延髄斬りと関本のラリアットのサンドイッチ攻撃。
永田の垂直落下式ブレーンバスターをカウント2で返した岡林だったが、最後は延髄斬りから完全無欠のバックドロップ・ホールドで永田が岡林から3カウントを奪った。勝った永田は「今日でコラソンプロレス5回目のメインイベントを闘わせてもらったわけですが、今日の敵が一番強敵でしたね。その中で勝利を収めたので、まだまだアンチエイジングの精神でプロレス界を突っ走っていきたいと思います」と挨拶。
岡林の強烈なチョップを受けた永田は試合後、「(スコット・ノートンや中西学、佐々木健介の)もっとすごいチョップとか受けてるから、『やってみろ!』って気持ちになってね。手数出して俺を壊せるもんなら壊してみろって。そういう変な意地になったな。今の選手ってどうなのかなって、この体で身を持って味わいたいというのがすごい出た試合。何かやられて火がつく。こういう試合してると衰えませんよ。いい刺激になりましたね」と充実した表情で語った。
若くて勢いのある他団体の選手と刺激のある試合をすることが、永田にとっては何よりのアンチエイジングのようだが、最後は芸能界を引退したあともプロレスファンとして観戦に来ていた小森美香さんと敬礼ポーズを決めてご満悦の表情だった。
紅白プロレス合戦でUWA世界タッグ王座を獲得したこともあるZERO1の日高郁人と、めんそ〜れ親父がシングルマッチで激突。日高は欽ちゃんジャンプやあり乾杯にも一切付き合わず、野良犬ハイキックで親父が持っていたオリオンビールの缶ごと吹っ飛ばすと、突如親父のマスクを引き裂く暴挙に出る。
素顔を露わになった親父に向かって「ヘラヘラしやがって!」と吐き捨てた日高は、さらに厳しい攻撃で親父を追い込んでいき、足4の字固めやローキックで親父の左足を徹底的に破壊。だが、親父も左ヒザを引きずりながらミドルキックを返すと、ロープに飛んだ日高にカウンターのミドルキックからコルバタで投げ飛ばす。場外に出た日高に対し、親父はコーナーからケブラーダを発射。
場外で自ら首にぶら下がっていた破れたマスクをかなぐり捨てた親父は、日高をリングに戻してダイビング・フットスタンプを投下。トラースキックから親父ぬいを狙ったが、コーナーに叩き付けて逃れた日高は、背後から左ヒザに低空ドロップキック。さらに左ヒザへのミサイルキックからショーンキャプチャーを狙ったが、親父は親父卍で切り返す。
もう一度親父ぬいを狙った親父だが、日高は防御する。だが、親父はハイキック、トラースキックを叩き込むと、ついに親父ぬいを決めてみせる。カウント2で返した日高に張り手を見舞った親父だが、日高も強烈な野良犬ハイキック。さらにイグチボムで叩き付けると、左ヒザへのソバットからショーンキャプチャー。粘った親父だったが、中央に引きずり戻されてヒザを極められた親父はタップアウト。
試合後、日高は座り込みながらしばらく親父に語りかけると、親父の肩をパンッと叩いて立ち上がった。そんな日高を真剣ま眼差しで見つめていた親父は試合後、「沖縄に4年間いて、それから東京に出て1年。この東京の1年間で本当に色んな人と試合して、色んなお客さんの前で試合させてもらって、その中で生まれた悩みも強みもあったと思います。そういうの全部含めて今日、日高さんにぶつけたつもりだったんですけど、やっぱりさすがにいつも僕のこと見てくれてるだけあって、その悩みも、しょっぱい部分、弱い部分、全部を見抜かれていました。今日、この素顔で試合することによって、ひと皮剥けなかったら今日、日高さんと試合した意味はありません。必ず次、日高さんと試合するときに僕が勝って、ひと皮だけじゃなくて、ふた皮も三皮も剥けたと、あの口から言わせてやります」と語った。なお、これを機にマスクを脱ぐということはなく、基本的にはマスクを被ってめんそ〜れ親父でやっていくとのこと。
※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。
▼第1試合 シングルマッチ 20分1本勝負
○SUSUMU(FREEDOMS)
8分13秒 ドーン・オブ・ザ・デッド→片エビ固め
●ワンチューロ(MAX lucha libre)
▼第2試合 タッグマッチ 30分1本勝負
NOSAWA論外(東京愚連隊)/○MAZADA(東京愚連隊)
12分58秒 ラリアット→片エビ固め
菊タロー(アキバプロレス)/●がばいじいちゃん(九州プロレス)
▼第3試合 タッグマッチ 30分1本勝負
○フジタ"Jr"ハヤト(みちのくプロレス)/間下隼人(RJPW)
12分50秒 KID
KUDO(DDTプロレスリング)/●田村和宏(HEAT UP)
▼第4試合 シングルマッチ 30分1本勝負
○日高郁人(ZERO1)
15分55秒 ショーンキャプチャー
●めんそーれ親父(フリー)
▼第5試合 タッグマッチ 60分1本勝負
○永田裕志(新日本プロレス)/関本大介(大日本プロレス)
20分3秒 バックドロップホールド
高山善廣(高山堂)/●岡林裕二(大日本プロレス)
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