日高、リー、峰雄とZERO1ジュニアを撃破したHUBが天下一Jr.初優勝!願い事はタイガース&キッドのタッグ王座挑戦!
プロレスリングZERO1
第11回天下一Jr. ~決勝戦~
日時:9月16日(月・祝)開始:12:00
会場:後楽園ホール
観衆:非公開
16日、後楽園ホールで行われたプロレスリングZERO1『第11回天下一Jr. ~決勝戦~』。9・6新木場大会でのクリスタルウォーズを勝ち抜き、クリスタルを手にした8名のジュニア戦士が、すべてのクリスタルを集めて願いを叶えるために1DAYトーナメントを行う天下一Jr.。
タイガースマスクの挑発に乗る形で前年度覇者のジョナサン・グリシャムが、インターナショナル&世界ジュニアヘビー級王座をこのトーナメントの優勝者に授与されることにまった。
9・6クリスタルウォーズで優勝候補の1人である菅原拓也を撃破し、台風の目となったジェイソン・ニュー改めジェイソン・リーは、トーナメント1回戦で大阪軍団のビリーケン・キッドと対戦。リーはカンフーコンビネーションからミサイルキック、そして菅原を下した死亡遊戯を狙うが、キッドはショートレンジラリアットで切り返す。丸め込み合戦からリーがバズソーキック、カンフーコンビネーションと畳みかけるが、キッドはこうもり吊り落とし。
カウント2で返されたキッドはリーを肩車するが、フランケンシュタイナーで返したリーはバズソーキック。さらにカンフーコンビネーションから死亡遊戯をズバリと決めて3カウント。準決勝進出を決めた。
1回戦でライバルの日高郁人を猛毒波布空爆で撃破したHUBが、準決勝でジェイソン・リーと対戦。開始早々アンクルホールドを繰り出していったHUBは、リーのトラースキックをキャッチし、後頭部へ延髄斬り。さらに串刺し延髄斬りから蛇苦波布で叩き付ける。さらにブラックマジックを狙ったが、これを避けたリーは首固め。キックアウトしたHUBはカウンターで尻尾攻撃。
だが、リーは尻尾を捕まえるとトラースキック一閃。さらに飛び付き式スイングDDTから丸め込むもカウントは2。リーはカンフーコンビネーションから死亡遊戯を狙うが、HUBはゴリースペシャルで切り返すと、強烈なラリアットからペディグリーで叩き付け、最後は猛毒波布空爆を投下して3カウント。決勝進出を決めた。
もう一方の準決勝は1回戦で前年度覇者であるグリシャムを撃破したタイガースマスクと、圧倒的なパワーを誇るハートリー・ジャクソンを雁之助クラッチで丸め込んでみせた藤田峰雄が激突。
菅原が予選で姿を消し、日高も1回戦で敗退したため、ZERO1ジュニアの砦を守ることになった峰雄はタイガースと真っ向勝負。タイガースの地獄の皇太子は二度死ぬを避けてタイガースープレックスで投げるがカウントは2。ならばちインプラントで叩き付け、さらに必殺のスワントーンボムを投下するが、タイガースは膝で迎撃。
タイガースはブレーンバスターで叩きつけると走り込むが、峰雄はカウンターで雁之助クラッチ。だが、回転を加えて立ち上がったタイガースが地獄の皇太子は二度死ぬ。さらにタイガースープレックスで投げていくが、峰雄もカウント2で返す!
タイガースはコーナーに登るが峰雄が正面に登り雪崩式ブレーンバスターを狙う。タイガースはこれを叩き落とすも、峰雄は走りこんでドロップキック。再度正面から登った峰雄はタイガースに雪崩式インプラント! さらにスワントーンボムを投下して3カウントを奪い、決勝でHUBと対戦することになった。
第11回天下一Jr. の決勝戦は、大阪軍の一員としてZERO1に殴り込んできたHUBvs.ZERO1ジュニア最後の砦・藤田峰雄という顔合わせに。峰雄はコーナー二段目にHUBを座らせると股間ウォッシュを狙うが、レフェリーが制止。ごねる峰雄にHUBが尻尾で襲いかかるが、これはレフェリーに誤爆。すかさず峰雄がドロップキックでHUBを吹っ飛ばすと今度はレフェリーに激突。レフェリーが失神している隙に股間ウォッシュをお見舞いした峰雄は、場外にエスケープしたHUBにノータッチトペ。
だが、リングに戻ったHUBはカニ挟みで峰雄をロープに激突させると、後頭部に延髄斬り。さらにウルトラタイガードロップから蛇苦波布。カウント2で返されたHUBは、峰雄をコーナーに座らせてから自分もコーナーに登るが、これは峰雄が飛び付き雪崩式フランケンで切り返す。だが、コーナーからダイブした峰雄をHUBは尻尾で迎撃。間髪入れず蛇腕潰沈から閃光毒牙。だが、峰雄もダウンバーストを返してダブルダウン!
カウント9で立ち上がると峰雄はインプラントを狙うが、これを丸め込んだHUBはブラックマジック。さらに閃光毒牙から亜留魔下首領。カウント2で返されると、必殺の猛毒波布空爆を投下するが、峰雄は剣山で迎撃。すかさず雁之助クラッチで丸め込むがカウントは2。
峰雄はHUBのランニングダブルニーを叩き込むと、ZERO64の盟友・菅原の必殺技である十三不塔! さらに自身の必殺技であるスワントーンボムを投下するがカウントは2。ならばと雪崩式インプラントを狙った峰雄だが、HUBは雪崩式ペディグリー切り返すと、20分スギに蛇腕潰沈。カウント2で返して意地を見せた峰雄だったが、HUBは猛毒波布空爆を投下してついに3カウント。
4度目の出場で悲願の初優勝を飾り、インターナショナル&世界ジュニアヘビー級王座も獲得したHUBは「沖縄にいた時を色々思い出しながら控室にいたんですけど、感無量です。お客さんのお陰で優勝出来ましたけど、今年は楽しく天下一を闘えたんです。同志のタイガースやビリーケン・キッドのお陰で楽しく闘えました」と喜びの弁。
さらにすべてのクリスタルを集めたHUBは願いを聞かれると、「はじめに思っていたのは、優勝したらジュニアのベルトに挑戦することでした。でも、何の因果かこのトーナメントにベルトが懸けられて、願い事が叶ってしまいました。だからってわけじゃないんですけど、今日みたいな過酷な3試合を闘えたのはお客さんのお陰もありますけど、セコンドで応援してくれてたキッドとタイガースのお陰だと思ってるんで、キッドとタイガースにタッグのベルト挑戦させてください!」と言い、その願いは実現することが決定。
最後にHUBは「ZERO1ジュニア、いま外人軍団、ZERO1軍、大阪軍と別れてますけど、ヘビーには負けないっていう熱い思いは一緒だと思います。そして俺は全然ZERO1所属とかじゃないですけど、俺、ビリーケン・キッド、タイガースマスクが当分ZERO1ジュニア引っ張ってくんで応援よろしくお願いします!」とZERO1ジュニアのエースを宣言した。
※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。
▼第1試合 天下一Jr.トーナメント二回戦 30分1本勝負
●ジョナサン・グリシャム
8分59秒 タイガーススープレックスホールド
○タイガースマスク(大阪プロレス)
※タイガースが準決勝に進出決定
▼第2試合 天下一Jr.トーナメント二回戦 30分1本勝負
●ハートリー・ジャクソン
3分16秒 雁之助クラッチ
○藤田峰雄
※峰雄が準決勝に進出決定
▼第3試合 天下一Jr.トーナメント二回戦 30分1本勝負
●ビリーケン・キッド(大阪プロレス)
8分58秒 死亡遊戯
○ジェイソン・リー
※リーが準決勝に進出決定
▼第4試合 天下一Jr.トーナメント二回戦 30分1本勝負
●日高郁人
9分59秒 猛毒波布空爆→体固め
○HUB(フリー)
※HUBが準決勝に進出決定
▼第5試合 8人タッグマッチ 30分1本勝負
大谷晋二郎/田中将斗/崔領二/●KAMIKAZE
14分34秒 フェニックススプラッシュ→片エビ固め
関本大介(大日本プロレス)/○小幡優作/デーモン植田/横山佳和
▼第6試合 天下一Jr.トーナメント準決勝 30分1本勝負
○藤田峰雄
9分13秒 スワントーンボム→片エビ固め
●タイガースマスク(大阪プロレス)
※峰雄が決勝戦に進出決定
▼第7試合 天下一Jr.トーナメント準決勝 30分1本勝負
○HUB(フリー)
11分1秒 猛毒波布空爆→体固め
●ジェイソン・リー
※HUBが決勝戦に進出決定
▼第8試合 Jr.6人タッグマッチ 30分1本勝負
菅原拓也(フリー)/○怨霊(666)/原学(フリー)
10分22秒 怨霊クラッチ
めんそ~れ親父(フリー)/●ジャック・アンソニー/エル・イホ・デル・パンテーラ(WNC)
▼第9試合 天下一Jr.トーナメント決勝戦 時間無制限1本勝負
●藤田峰雄
21分2秒 猛毒波布空爆→体固め
○HUB(フリー)
※HUBが天下一Jr.初優勝と同時に、第12代インターナショナル&世界ジュニアヘビー級王者となる
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