前回の"元親分"夏樹戦で何かが吹っ切れたという惡斗は、奈苗に対しても「弱点を見つけた」と発言。するとその言葉通り、惡斗は奈苗が今年4月の試合中にアクシデントにより眼窩底骨折をした目を集中攻撃！　サミングやロープへ擦りつける攻撃のほか、コンプリート・ショットで何度もコーナーに奈苗の顔面を叩き付ける。
　逆にコンプリート・ショットで惡斗を叩き付けた奈苗は足4の字固めに捕らえていくが、ギブアップか聞いてくる和田京平レフェリーに「クソジジイ」と叫びながらロープに逃れた惡斗はストレッチマフラーで反撃すると、このところ出しているストレッチマフラーを決めながら両足で相手の首をロックするマフラークラッチを狙うが、奈苗は首を決められる前にロープに脱出。
　ならばと惡斗はコーナー一段目→二段目から惡トーンを連続投下してからコーナー最上段へ。奈苗が追いかけていくと、叩き落とした惡斗はミサイルキックを初公開。クリーンヒットしたが、奈苗はショートレンジラリアットから延髄斬りで反撃すると冷蔵庫爆弾。だが、剣山で迎撃した惡斗はランニングニーを叩き込んでからアクトロックで丸め込む。
　カウント2で返されても間髪入れずもう一度アクトロック。辛くもカウント3寸前で肩を上げた奈苗は、残り時間3分のところでコーナーに登った惡斗を追いかけていって雪崩式ブレーンバスター。惡斗も必死に丸め込むが、アルゼンチン・バックブリーカーから足横須賀のような形で惡斗をマットに叩き付けた奈苗はナナロックに捕らえてギブアップを奪った。これで奈苗は2勝1分の5点でブルースターズ首位をキープ。

　9・1新木場大会で世IV虎をヘッドバットの連打でKOしてみせた木村響子は、世IV虎の親分である夏樹☆たいようと因縁の対決。緊張感のある雰囲気からまずは総合格闘技ばりのグラウンドでの攻防。そこから夏樹が木村のお株を奪うような胴絞めスリーパーに捕らえるが、首を抜いた木村は逆にマウントを取ってナックルを連打。夏樹は木村のビッグブーツをかわしてジャンピングバックエルボーを叩き込むと、ソバットからロープへ。
　追走式ビッグブーツを叩き込んだ木村だが、夏樹はいきなりモモ☆ラッチ。しかし木村もエビ固めで切り返す。スリリングな攻防から今度は木村が胴絞めスリーパー。木村が自ら技を解くとレフェリーはダウンカウントを数える。どうにか立ち上がった夏樹は突進してくる木村に対し、トップロープを下げてうまく場外に追いやる。その際、右足を痛めた木村は場外で動けない状態に。それでも意地で立ち上がりリングに戻った木村だが、すかさず夏樹はヒザ十字固めに捕らえる。
　さらにレッグクラッチ・スープレックスで投げていくが、木村もリストクラッチ式バックドロップ3連発を返す。しかし木村の右足を攻撃し、エルボーをガンガン叩き込むが、木村もエルボーを返すとノータッチヘッドバット。夏樹もローキックから張り手、顔面へのソバット3連発からグーパンチを叩き込むが、木村も返す刀でグーパンチ！　これで両者、大の字に倒れ、そのままダウンカウント10が入り、壮絶な両者KOという決着に。その結果、夏樹も木村も1勝1敗1分の3点となった。
　また、1敗1分の1点といまだ白星がない世IV虎は、約1年前の5★STAR GPで対戦した際、スリーパーで絞め落とした夕陽と対戦。開幕戦で夏樹に勝利し、2日前にはZERO1の大会で師匠・日高郁人と対戦して手荒いエールを受けた夕陽としては是が非でもリベンジしたいところだったが、世IV虎がスリーパーでは決められなかったが、コーナー二段目からのダイビング・セントーンで圧殺し、待望の初白星をあげた。

　前ワールド・オブ・スターダム王者のアルファ・フィーメルと対戦した二冠王の米山香織は、この試合のために"ベルリンの赤い雨"を習得。だが、圧倒的な身長差にものを言わせて、アルファがガンガン攻め込んでいく。
　米山はハイスピード王者らしく機動力でアルファを掻き回し、DDT、ランニングニー、ダイビング・セントーンで反撃すると、アルファは必殺のアルファプレックスを狙ったところをモモ☆ラッチのような形で丸め込んで3カウント！　これで米山は2勝1敗の4点、アルファは1勝1敗1分の3点となった。
　彩羽匠は8・17後楽園大会で対戦したダーク・エンジェルと再び対戦。白いベルトは奪取出来なかったが、今回は徹底的に関節技を狙っていき、最後は腕十字でギブアップを奪う大金星！　これで彩羽は1勝1敗1分の3点、エンジェルは1勝2敗の2点という展開に。
　また、2戦2勝の4点でレッドスターズ単独首位の紫雷イオは、2戦2敗の宝城カイリとシングル初対決。宝城は持ち前の突進力でイオにガンガン向かっていったが、イオは落ち着いて迎え撃つ。マヒカ・デ・イオをカウント2で返して意地を見せた宝城だったが、最後はその場跳び→コーナー二段目→最上段とムーンサルトプレス3連発でイオが勝利。全勝優勝を掲げているイオはこれで3戦全勝の6点でレッドスターズ独走状態。対する宝城は3戦全敗の0点だが、次の彩羽戦に「ここを負けたら、もう何か自分に罰を与えるというか......罰というか試練......もし負けたら何かをする覚悟で。その何かはちょっとまた考えますけど、それぐらいの覚悟で勝ち抜きます」と悲壮な決意で挑むと語った。

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▼第1試合　スターダム3WAYバトル 15分1本勝負
○BUSU
6分27秒　バックスライド
●MAYUCICA
※もう一人はマスクドひろよん

▼第2試合　5★STAR GP2013 レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
○彩羽匠［1勝1敗1分＝3点］
9分2秒　腕ひしぎ逆十字固め
●ダーク・エンジェル［1勝2敗＝2点］

▼第3試合　5★STAR GP2013 ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
○世IV虎［1勝1敗1分＝3点］
10分5秒　ダイビング・セントーン→片エビ固め
●夕陽（ZERO1野良犬道場）［1勝2敗＝2点］

▼第4試合　5★STAR GP2013 レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
○紫雷イオ［3勝＝6点］
10分53秒　ムーンサルトプレス→片エビ固め
●宝城カイリ［3敗＝0点］

▼第5試合　5★STAR GP2013 レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
○米山香織（フリー）［2勝1敗＝4点］
5分27秒　エビ固め
●アルファ・フィーメル［1勝1敗1分＝3点］

▼第6試合　5★STAR GP2013 ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
△夏樹☆たいよう［1勝1敗1分＝3点］
10分18秒　両者KO
△木村響子（フリー）［1勝1敗1分＝3点］

▼第7試合　5★STAR GP2013 ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
○高橋奈苗［2勝1分＝5点］
13分44秒　ナナロック
●安川惡斗［1勝2敗＝2点］