花月がアジャに完敗!超世代闘争は新星に世IV虎、彩羽、勝、重鎮に里村を加え、10・17後楽園で全面対決!"あの人"も来場か!?

130830_Sendai-1.jpgセンダイガールズプロレスリング
何かが起こる!!〜仙女変革〜
日時:8月30日(金)開始:19:00
会場:新宿FACE
観衆:490人(超満員)

  30日、新宿FACEで行われたセンダイガールズプロレスリング『何かが起こる!!〜仙女変革〜』。約2年ぶりとなる仙女の東京大会だが、選手入場式で挨拶した里村明衣子は「センダイガールズは今年の7月で7周年を迎えました。この時期に一丁大変革を起こそうと後楽園大会も打ち出しました」と10月の後楽園大会と併せて"変革"を起こすと宣言。

 メインでは「ベテランは引退してもらう」と過激発言をしたことが話題になっている花月が、ディアナのSareee、ZERO1野良犬道場の夕陽、アイスリボンの志田光といったキャリア5年以下の新星たちで、アジャ・コング&豊田真奈美&浜田文子&ダイナマイト関西の重鎮たちとの超世代闘争に挑んだ。
 いきなり先発を巡って小競り合いを起こす新星軍。そこからSareeeが飛び出していき、関西にドロップキックを見舞っていって試合開始。だが、Sareeeはすぐに関西に捕まってしまう。志田が竹刀攻撃でカットし、いきなりスリーカウントを叩き込んでいくが、関西がアイアンクローで捕まえると、豊田がミサイルキック。
 だが、豊田がコーナーからバランスを崩して転落したところで志田が一気に反撃。続いて夕陽が入ってくるが豊田はビッグブーツ、ドロップキックからムーンサルトプレス。これを剣山で迎撃した夕陽はムーンサルトを返すが、豊田もローリングクレイドル。続いて文子がミサイルキック。
 だが、夕陽もウラカンホイップから619、ライオンサルトを返す。文子は張り手を叩き込むと、ムーンサルトからのライガーボム。カウント2で返した夕陽はジャンピングハイからハニーフラッシュ。ようやくタッチを受けた花月は控えのアジャにエルボー。無表情のアジャは文子からタッチを受けると、いきなりラリアットから垂直落下式ブレーンバスター。
 さらに裏拳を叩き込むと、志田が入ってきて竹刀で殴打。混戦の中、豊田がコーナーからプランチャを放つが、新星軍がかわして重鎮軍に誤爆さえると、Sareeeのプランチャから夕陽のケブラーダ。だが、リング上では重鎮軍に花月が捕まってしまう。アジャが裏拳を叩き込んでからカウント2で花月を引き起こすと、文子のAPクロス→豊田のジャパニーズ・オーシャン・クインビー・ボム→関西のスプラッシュマウンテンと、重鎮軍が次々に必殺技を花月に決めていき、最後はアジャがダメ押しの裏拳から踏みつけフォールで3カウント!

130830_Sendai-2.jpg 世代闘争はアジャが花月に完勝して重鎮の勝利。するとアジャは「引退させる? テメーに引退させられるほど安い人生歩んでねぇよ。100歩譲って見ている皆さんの需要がなくなったら引退するけど、残念ながらうちらまだ需要があるんだ。テメーは(重鎮たちが)邪魔なんだろ? だったら力で排除してみろよ!」と大の字に倒れた花月に言い放つ。
 アジャにマイクを向けられた花月は「まだ自分は死んでねぇんだよ!」と叫ぶが、アジャは「もう1つ言っておく。お前ら年寄りを引退させるって言ってるけど、俺は今を生きてるんだよ。それはここにいる3人も一緒だ。だからこうして真っ向勝負を受けられるんだ。今までいろんな奴が来たけど誰も(世代交代)出来ないんだよ。どうせお前らにも出来ない」とバッサリ。
 そこにOZアカデミーでアジャと因縁のある志田が殴りかかっていき、「お前、いつも上から目線でムカつくんだよ! お前ら何かまとめて私がぶっ潰してやる!」と食ってかかる。するとその志田と因縁のある夕陽がマイクを奪い取り「お前なんかに出来るわけねぇんだよ! 全員、私がまとめてぶっ潰してやる!」と野良犬魂全開。Sareeeも「いつもベテランにやられているけど、ただやられているだけじゃねぇんだ! 自分には絶対諦めない気持ちがあるんだよ!」と、誰よりもベテラン選手と対戦して意地を覗かせる。
 するとスターダムの彩羽匠が入ってきて「デビューして4カ月ですが、自分が女子プロレスを変えます! (重鎮に)試合をさせてください」と、何といきなり世代闘争への参戦を表明。すると彩羽の先輩であり、この日夏樹☆たいようとの川崎葛飾最強伝説で仙女に参戦し、十文字姉妹を下した世IV虎が登場!
 一気に場内が沸き上がると、世IV虎はまず彩羽を「(スターダムで)結果出してから他団体に上がれ!」と一喝してから、昨年の12・15仙女・仙台大会で対戦したアジャに向かって「アジャ・コング、久し振りだな。覚えているか。スターダムの世IV虎様だよ。こんな奴、顔じゃねぇんだよ! お前ら全員ブッ倒してやる!」と不敵な笑みを浮かべて宣戦布告!
 アジャはその時、世IV虎とタッグを組んだ花月を指差し、「この間、組んでいた相方、こんなだぞ!」と余裕を見せる。さらにアジャから「ピンクの(Tシャツを着た)お嬢ちゃん」呼ばわりされたJWPの勝愛実「お前ら全員まとめてブッ倒してやる!」と重鎮に噛みつく。7人にまで増えた新星軍だが、アジャは「まとめてまとめてって言うけど、1対1でも倒せないだろ、ボケ!」と挑発。

130830_Sendai-3.jpg そこに里村がリングイン。戦況を見守っていた里村だが、「私、こっちに入っていいですか?」と重鎮軍に合流。そして「熱いうちにやっていいですか? 絶対に逃げられない方法で試合しますよ。そっちは7人、こっちは5人。こっちはまだ人数少ないですから、人数揃えておきますよ。10・17、全面対決します!」と、10・17仙女の後楽園ホール大会で新星vs.重鎮7対7全面対決による超世代闘争を行うと宣言!
 さらに里村はアジャに完敗を喫した花月に向かって「お前が教えを受けたいあの人は私の師匠のあの人だよな? お前が大口叩くなら、いま、ここに連れてこいって言うんだよ。あの人はいま来ないぞ。お前がもし呼ぶことが出来たら、私がどうなるか分かっているな? やるなら本気でやってみろ!」と一喝。
 ようやく起き上がった花月は引き上げようとする里村に向かって「ちょっと待ってください! (あの人とは)話はつけているんですよ。里村明衣子、あなたを倒すためには自分は死ぬ気でやってやりますよ」と言い放つが、里村は「やるならやってみろ、バカヤロウ!」と捨て台詞を吐いて退場。
 リングに1人残された花月は「皆さん、今日......自分はまた負けてしまいました。去年からアジャ・コング、里村明衣子を倒すと言って、皆さんとの約束を果たせずに口だけの選手と思われているかもしれませんが、自分が口に出したことは必ずやり遂げます。自分が先頭に立って世代闘争を突破して、必ず新しい時代を作ります。10月17日、あの人を動かして、自分は必ず結果を出します。皆さん、どうかこの若手を、この花月を見ててください!」と声を詰まらせながらも仙女のファンに誓った。
 コメントスペースで「花月をはじめ若手が大口叩くってことはいいことですよ。いいことですけど、お前らあとがないぞってところを今日のメインの重鎮の選手たちは見せつけてくれた。それを見たかったんですよね。そこで譲るっていうことを敢えてしなかった。その試合を見ただけで私はなんかすごく心が燃えた」と語った里村は、10・17後楽園での超世代闘争はイリミネーションマッチでも14人タッグでもなく、どちらかのチームが出られる選手がいなくなるまでやる"シングルマッチ勝ち抜き戦"でやりたいと語った。
 さらに重鎮側の残り2枠については「歴史を作ってきた人でレジェンドと呼ばれる人。団体のトップ。これだけのメンバーがいるんで、それなりの大物に来てもらいたい」と語り、文子はその時期に海外に行っているため違う選手に代わる予定とのこと。花月が里村の師匠である"あの人"を連れて来られるか、その人の前で超世代闘争が行われるのならどちらかが勝つのかを含め、2013年後半の女子プロレス界を仙女が大きく動かしそうだ。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合『どこが鋼か言ってみろシングルマッチ』15分1本勝負
●旧姓・広田さくら(フリー)
10分53秒 念仏逆さ押さえ込みを切り返して→エビ固め
○ライディーン鋼(JWP)
※本人の希望により勝利返上

▼第2試合 スペシャルタッグマッチ【タッグ屋対決〜初遭遇〜】20分1本勝負
●DASH・チサコ/仙台幸子
15分5秒 たいようちゃん☆スパニッシュフライ→片エビ固め
○夏樹☆たいよう(スターダム)/世IV虎(スターダム)/

▼第3試合 スペシャルシングルマッチ〜女戦の乱〜 20分1本勝負
△里村明衣子
時間切れ引き分け
△華名(フリー)

▼第4試合 8人タッグマッチ【新星VS重鎮 〜超世代闘争〜】60分1本勝負
●花月/Sareee(ディアナ)/夕陽(ZERO1野良犬道場)/志田光(アイスリボン)
15分29秒 裏拳→体固め
○アジャ・コング(OZアカデミー)/豊田真奈美(フリー)/浜田文子(ZABUN)/ダイナマイト関西(OZアカデミー)

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