FUJITAが出会ってから15年目にして初の望月超え!高木&CIMA&ロビンでパルプンテ!光留、鈴木に下克上ならず
東京愚連隊興行
東京PRIME TIME 〜真夏のメモリーズ〜
日時:8月26日(月)開始:19:00
会場:新宿FACE
観衆:405人(超満員ぐらい)
26日、新宿FACEで行われた東京愚連隊興行『東京PRIME TIME 〜真夏のメモリーズ〜』。メインではFUJITAが保持している東京世界ヘビー級王座に、ドラゴンゲートの"御大"望月成晃が挑戦。6・20HIROKI自主興行でHIROKIに初防衛戦したFUJITAだが、2度目の防衛戦にして何とも厄介な挑戦者を迎えた。
序盤から激しいチョップ合戦を展開すると、望月は蹴りを軸にしてFUJITAの左足を徹底的に攻撃。ニークラッシャーでエプロンに叩き付けてからアキレス腱固めを極めた望月は「昔と変わらねぇな!」と叫ぶ。ムッとした感じで空いている右足で望月の顔面を蹴っていったFUJITAだが、望月は右足をも巻き込んでクロスヒールホールド。
その後も望月は足4の字固めで痛めつけるが、FUJITAもカニ挟みで望月をコーナーに激突させると、後頭部にニー。さらにトップロープに望月を乗せてネックスクリューを決めると、望月の蹴り足をキャッチしてドラゴンスクリュー。だが、勝負に出たSAYONARAを望月は反転して逆にツームストンパイルドライバー。
そこから見るからに強烈な蹴りをバンバン叩き込んでいった望月。FUJITAもエルボーを返していくが、望月は「効かねぇよ」とうそぶいて張り手。するとFUJITAはエクスプロイダー、串刺しドロップキック、RKO、インプラントDDTで一気呵成に攻め込むとダイビング・ボディプレス。
これを剣山で迎撃した望月は逆に一角蹴り。さらにFUJITAのジャーマンを着地すると、顔面へのソバットからツイスター。完璧に決まったが、カウント2で返すと三角蹴りを狙う望月をコーナーでストップさせると雪崩式フランケン。さらに今度こそSAYONARAを決めるが、望月も最強ハイキックやランニングローを返す。
だが、カウンターのラリアットを返したFUJITAはサスケだましセグウェイからドラゴンスープレックスを狙った望月を逆にドラゴンスープレックスで投げて3カウント! 敗れた望月は「お前と出会ってから15年。15年前は俺は武輝道場でお前は大日本プロレスだった。その15年を通して、今日、俺はお前に初黒星だ。これは俺がトシを取って負けたわけじゃねぇぞ。理由はよく分からないよ。北尾光司とグレート小鹿に乾杯ってことだ」と言うと、北尾コールをしながら引き上げていった。
勝ったFUJITAは「望月さん、ありがとうございました。残念ながらあの人の蹴りか張り手か分からないですけど、耳が少々聞こえないですけど、何かいいこと言ってくれていたんだと思います。まぁ今日勝ったけど、見て分かるように15年経っても怖い先輩には緊張するし、足も多少もつれるし、皆さんが見たかった綺麗な試合は出来なかったかもしれませんが、そんな感じが俺なんです。ベルトも防衛したし、また次もタイトルマッチやります!」と、らしいマイクアピール。
5・27『東京MISSION』で対戦→急遽タッグ結成したドラゴンゲートのCIMAとウルトラマンロビンが再び合体! しかもDDTの大社長・高木三四郎とトリオを結成し、お笑いプロレスのトップ3と言ってもいい菊タロー&"ハリウッド"ストーカー市川&めんそ〜れ親父と対戦。気になるのは試合のサブタイトルとして付けられた「パルプンテ」。ドラクエに出て来る"何が起こるかまったく分からない"呪文だが......
この試合がドリームゲート王座から陥落し、しばらく日本を離れていたCIMAにとっては国内復帰戦。だが、高木の右足をちょいちょい蹴っていく菊タロー、和田京平レフェリーを含む全選手をうっちゃってから欽ちゃんジャンプする親父、CIMAから「一発ギャグ」をリクエストされるが、寒いギャグで観客を凍らせるスト市と、相手チームはやりたい放題。
思わず高木が「何だよ、コレ......」とぼやくほどの試合展開となったが、親父から缶チューハイを奪い取ったCIMAは口に含んで噴射。さらにダイビングカンチョーを狙ってコーナーに登ったスト市に向かって、ロビンがスペシウム光線的なものを発射すると、高木がロビンを肩車し、股下から出てきたCIMAと共に3人で光線的なものを発射!
そこからコーナーに追いかけていったロビンが、スト市を雪崩式サイドスープレックスで投げてから、ダイビング・クロスボディーを決めて3カウント。怪獣は出てこなかったので地球の平和は関係ないが、お笑いプロレストリオに勝利し、ロビンさんの威厳が保たれた!?
鈴木みのるのネットショップ『パイルドライバー』プレゼンツとして行われた鈴木&冨宅飛駈vs.佐藤光留&伊藤崇文というパンクラスの選手によるタッグマッチ。煽りVのBGMは『ハイブリッドコンシャス』だが、「お前は噛みつかないないのか?」という世代交代では有名なセリフを拝借した佐藤光留があぐらをかきながらピョンピョン跳んでいる怪しげな映像と、「近藤有己の作ったカレーはうまいんですよ」という謎の言葉......
いきなり「なお、この試合はパンクラス公式ルールに則り行われます」とアナウンスされるが、「このシューズいいのかよ!」「身体に何か塗ってる!」と選手側から猛抗議があったため、通常のプロレスルールで行われることに。するとこの試合のテーマに世代交代を掲げた光留は、「鈴木、出てこい、コラ!」と鈴木を指名。冨宅が「先輩、呼び捨てにするな」と注意するが、鈴木が先発を買って出る。
いきなり鈴木vs.光留の師弟対決になり、関節の取り合いから光留がロープに逃れると、思わずリングアナが「エスケープ!」というアナウンスしてしまったが、これは通常のプロレスルール! その後も鈴木がサッカーボールキックからカバーしてもパンクラスの梅木レフェリーが思わず「ギブアップ?」と聞いてしまうと鈴木が「違うだろ! カウントだろ!」と抗議。すると、梅木レフェリーはイエローカードを提示! 思わず冨宅も入って来るが、何と冨宅にはレッドカードが提示される(とくに罰則はなし)。
コーナーに冨宅を押し込んでいって蹴っていった光留に向かって鈴木が「ブレイクだろ、このハゲ!」と抗議すると、何と唾を吐きかけた光留。怒った鈴木が背後から蹴っていくと、光留は殴りかかるが、鈴木はぶら下がり式腕十字から場外に連れ出してイスを叩き付ける。そこから鈴木は場外で光留をボコボコにすると、リング上でもチョップを叩き込んでからアキレス腱固めに捕らえると、冨宅に「ダブル、ダブル」と指示。しかし冨宅は鈴木にアキレス腱固めをかけてしまい、慌てて光留にかけ直す。
15分が経過し、伊藤にチョップ合戦を仕掛けた鈴木は「来いよ、オラ」と挑発しながらバチバチ打ち合う。胸板を真っ赤にして鈴木にチョップを打っていく伊藤に「こうやってやるんだよ!」と腰を入れたチョップを入れていく鈴木。そこから張り手を入れた鈴木だが、伊藤もソバットを返す。伊藤は光留と合体攻撃を次々に決めると、光留が鈴木にバックドロップからアンクルホールド。
その間に伊藤が冨宅を抑え付ける。振り切った冨宅がカットに入ろうとするが、ロープにつまづいてコケてしまい、そこを伊藤がアンクルホールドに捕らえる。仕方なく自力でロープに逃れた鈴木は、光留のブレーンバスターを背後に着地すると、スリーパーに捕らえてからゴッチ式パイルドライバーの体勢に。だが、伊藤が飛びヒザ蹴りでカット。光留がジャーマンを狙うが、投げさせない鈴木は張り手。これをかわしてハイキックを叩き込んだ光留は「俺たちの下克上、食らえ!」と叫びながらグーパンチ。だが、ブロックした鈴木は張り手からスリーパー。ここで「佐藤選手はあと1回のロープエスケープでTKO負けとなります」のアナウンス。
仕方なく光留がロープへの脱出を諦めると、鈴木はスリーパーの体勢からゴッチ式パイルドライバーの体勢に入り、滞空時間の長いゴッチ式パイルドライバーで叩き付けて3カウントを奪った。試合後、鈴木が握手を求め、光留が応じようとするとスカしてニヤリと笑った鈴木。だが、ガクッと崩れ落ちる光留を笑顔で抱き起こして抱きしめた鈴木が「伊藤、お前、意外にプロレスやるな。20周年の第1試合、任せたぞ。冨宅、相変わらずだな、お前でもな、間がよくなったな。オイ佐藤! お前、なんだあの試合前のVは? 呼び捨てにするなよ。先輩であり、年上であり、上司だぞ。分かってるよな? でも今日、頑張ってるから拍手してやってくれ」と後輩たちにメッセージを送った。
また、全日本プロレスの白石社長との因縁が話題になっている大仁田厚が、愛弟子・田中将斗との師弟タッグで参戦し、NOSAWA論外&KIKUZAWAと有刺鉄線ボード・ストリートファイト・トルネードタッグマッチ。愚連隊コンビを流血させ、グリーンミストを吹きまくった末にボードの上へのパワーボムで論外から勝利した大仁田は、「NOSAWA! いつかお前と電流爆破やろうぜ!」とマイク。
それを聞いた論外が「大仁田厚の毒、ガッチリ効かされちゃいましたね。大仁田さん、電流爆破お願いします! ある意味、俺と電流爆破やったら俺の勝ちだから。次は逃げないでくださいよ!」と言うと、大仁田に憧れてレスラーになったというKIKUZAWAも「NOSAWAにも電流爆破、経験させてやってください!」と後押し。すると大仁田は「いまや新日本プロレスの一人勝ちだ。インディーの中でNOSAWA、頑張れよ! 俺は王道を行かせていただきます」と意味深発言をしたが、バックステージで改めて論外との電流爆破マッチを承諾した。
なお、12月4日(水)に後楽園ホールで愚連隊興行が決定。論外&MAZADAは東京世界タッグの防衛戦をミル・マスカラス&ドス・カラス相手に出来るよう交渉中とのこと。
※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。
▼第1試合「ワクチンファイト提供試合 ~藤原教室~」10分1本勝負
△藤原喜明 (藤原組)/甲斐拓也 (ワクチンファイト)
時間切れ引き分け
△西村修(フリー)/関根龍一 (K-DOJO)
▼第2試合「スペシャル6人タッグマッチ ~パルプンテ~」20分1本勝負
高木三四郎(DDT)/○ウルトラマンロビン(SGP)/CIMA(DRAGON GATE)
13分34秒 ダイビングボディアタック→片エビ固め
菊タロー(アキバプロレス)/●"ハリウッド"ストーカー市川(DRAGON GATE)/めんそ~れ親父(フリー)
▼第3試合「マンデーナイトフィーバー ~世界で一番熱い夏~」30分1本勝負
○MAZADA
16分25秒 垂直落下式正田落とし→片エビ固め
●HUB(フリー)
▼第4試合「パイルドライバープレゼンツ ~パンクラスMISSION提供試合~」40分1本勝負
○鈴木みのる(パンクラスMISSION)/冨宅飛駈(パンクラスMISSION)
21分45秒 ゴッチ式パイルドライバー→体固め
●佐藤光留(パンクラスMISSION)/伊藤崇文(パンクラスism)
▼第5試合「有刺鉄線ボード・ストリートファイト・トルネードタッグマッチ ~納涼!肝だめし~」50分1本勝負
●NOSAWA論外/KIKUZAWA
11分36秒 有刺鉄線ボード上へのパワーボム→体固め
○大仁田厚(邪道軍)/田中将斗(ZERO1)
▼第6試合「東京世界ヘビー級選手権試合」60分1本勝負
[王 者]○FUJITA
16分7秒 ドラゴンスープレックスホールド
[挑戦者]●望月成晃(DRAGON GATE)
※第3代王者FUJITAが2度目の防衛に成功
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