スターダム『5★STAR GP』開幕戦で今年も惡斗が番狂わせ!イオは米山との王者対決を制し、夕陽が夏樹に勝利!
スターダム
5★STRA GP2013
日時:8月25日(日)開始:12:00
会場:新木場1stRING
観衆:285人
25日、新木場1stRINGで行われたスターダム『5★STAR GP2013』開幕戦。昨年第1回大会が開催され、愛川ゆず季の優勝で大いに盛り上がったスターダム最強シングル決定リーグ戦『5★STAR GP』。
第2回大会の開幕戦ではいきなりワールド・オブ・スターダム王者の紫雷イオと、ハイスピード&アーティスト・オブ・スターダム王者の米山香織が激突。スターダムにあるベルトを総ナメする気満々の米山だが、8・17後楽園大会での木村響子との壮絶な試合を制し、ひと皮剥けたイオがどう闘うか注目された。
この日、15分時間切れの試合が2試合もあり(アルファ・フィーメルvs.彩羽匠、高橋奈苗vs.世IV虎)、改めて公式戦の試合時間が15分しかないという難しさを思い出させた。5★STAR GPは初出場の米山だが、その辺を頭に入れておいたのか序盤から惜しみなく得意技を仕掛けていき、積極的に攻撃。
中でも雪崩式ブレーンバスターからのダイビング・セントーンは飛距離、当たり具合、与えたダメージ、どれをとってもこれで決まってもおかしくないほどの一撃だったが、イオは赤いベルトの王者の意地からか何とかカウント2で返す。米山のハイスピードに対し、イオは変幻自在のトリッキーな攻撃で対抗。しかしこういう展開だと現ハイスピード王者の米山はやはり強い。
せっかくイオが新幹線アタックからのライダーキックで追い詰めてのトドメのムーンサルトプレスをかわした挙げ句、着地してからすぐに放ったシャイニング・ウィザードもかわしてみせる。米山の米-ZOUを逃れてマヒカ・デ・イオで切り返したイオだが、米山はさらに上をいきエビ固めで切り返す。
だが、ひと皮剥けたイオは米-ZOUを決められたもカウント2で返すと、ロールスルージャーマンを着地し、バズソーキックから顔面へのローリングソバット2連発。そしてムーンサルト・フットスタンプを完璧に米山の腹部に突き刺して3カウント! 最後の畳みかけは間違いなく赤いベルトを巡る闘いでイオが身に付けたものだった。
5★STAR GPといえば昨年優勝した愛川が「唯一の汚点」とまで言ったのが安川惡斗にフォール負けした一戦。さらに今年の惡斗は2カ月間の欠場期間中に肉体改造に着手した上、8・17後楽園大会でメインの紫雷イオvs.木村響子戦に乱入し、ロッシー小川代表や川葛の2人に襲いかかるという謀反を起こした。
しかも川葛を脱退してモンスター軍に合流するかと思われたが、惡斗は「誰かの下につく気はない。すべてを破壊する」と一匹狼を宣言。それだけに木村との一騎打ちは「何かが起こりそうな予感」十分だった。
入場した木村がエナジードリンクの『MONSTER』を差し出しすと、意味ありげに『MONSTER』を受け取った惡斗。さらに握手を求めてきた木村に両手で握手に応じた惡斗だったが、いきなり丸め込みで奇襲攻撃。2連続丸め込みをキックアウトした木村は、胴絞め式のキムラロック(フロントネックロック)に捕らえるが、惡斗はロープに脱出。
ビッグブーツを狙ってロープに飛んだ木村だが、和田京平レフェリーを盾にした惡斗はギリギリでストップした木村の頭部を『MONSTER』の缶で殴打すると、そこを首固めで丸め込んで3カウント! 2年連続で番狂わせを起こした惡斗は不気味な笑い声をあげたが、一方の木村は意外にもサバサバした表情で「いいんじゃない? 正攻法でやるのがすべてか? 飛び級したいんだろ、惡斗は。どうしても勝ちたくて、今日あのやり方を自分で選んだんだろ? そこまでして私から勝った以上は、腰据えてこっちに引きずり込んでやるよ」と意味深発言。
さらに4・29両国大会でハイスピード王座を賭けて対戦し、ハイスピードプロレスの新しい一面を見せた夏樹☆たいようと夕陽がGP開幕戦で再び対戦。両国でも大会ベストバウトの呼び声高い試合内容だったが、新木場だとやはり2人のハイスピードの攻防を見る距離が近いため、観客から何度もどよめきが起こる。
夕陽がスピードがある上に見るからに重たいキックを織り交ぜていけば、夏樹も厳しい打撃で対抗。夕陽がハニーフラッシュを狙って背を向けてジャンプしたとことをフロントネックロックに捕らえてみせる。だが、夕陽も夏樹がレッグクラッチ・スープレックスを狙ったところをスタナーで切り返すと、今度こそハニーフラッシュ。
さらに首相撲からのヒザ蹴りを連打してから野良犬ハイキックを叩き込むが、夏樹はレッグクラッチ・スープレックス。ブリッジが崩れるとすぐにイグチボムで叩き付けた夏樹は、夕陽をコーナーに乗せるとたいようちゃん☆スパニッシュフライを狙う。
だが、先にマットに着地して回避した夕陽は背後から夏樹を持ち上げると、そのままハイブリッジのジャーマン。キックアウトした夏樹に打撃のラッシュをかけた夕陽。紙一重でかわし、蹴り足をキャッチしてのイグチボムを狙った夏樹だったが、何とこれは夕陽が仕掛けた罠! そこから飛び付き式首固めで丸め込むハニートラップをズバリと決めた夕陽が3カウント!
悔しがる夏樹を「してやったり」の表情で見つめた夕陽は、ニヤリと笑って握手を求める。夏樹も「もう1回」とアピールし、頷いた夕陽と握手。絶対に勝ちたかった相手から白星を奪って幸先のいいスタートを切った夕陽は歓喜の雄叫びをあげた。
※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。
▼第1試合 スターダム3WAYバトル 15分1本勝負
○脇澤美穂
7分50秒 バックスライド・フロム・ベノム
●岩谷麻優
※もう一人は松本浩代(エスオベーション)
▼第2試合 5★STAR GPレッドスターズ公式戦 15分1本勝負
●宝城カイリ【1敗=0点】
7分24秒 ウイング・スパン
○ダーク・エンジェル【1勝=2点】
▼第3試合 5★STAR GPレッドスターズ公式戦 15分1本勝負
△彩羽匠【1分=1点】
15分0秒 時間切れ引き分け
△アルファ・フィーメル【1分=1点】
▼第4試合 5★STAR GPブルースターズ公式戦 15分1本勝負
○安川惡斗【1勝=2点】
1分58秒 スモールパッケージホールド
●木村響子(フリー)【1敗=0点】
▼第5試合 5★STAR GPブルースターズ公式戦 15分1本勝負
●夏樹☆たいよう【1敗=0点】
10分34秒 ハニートラップ
○夕陽(ZERO1野良犬道場)【1勝=2点】
▼第6試合 5★STAR GPブルースターズ公式戦 15分1本勝負
△高橋奈苗【1分=1点】
15分0秒 時間切れ引き分け
△世Ⅳ虎【1分=1点】
▼第7試合 5★STAR GPレッドスターズ公式戦 15分1本勝負
○紫雷イオ【1勝=2点】
10分16秒 ムーンサルト・フットスタンプ→エビ固め
●米山香織(フリー)【1敗=0点】
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