新時代の扉を開いたはずの鷹木が、YAMATOに痛恨の敗戦でDG王座から陥落!ミレニアルズが凱旋帰国!傷心の鷹木は戸澤と合体!
DRAGON GATE
THE GATE OF GENERATION
日時:8月23日(金)開始:18:30
会場:後楽園ホール
観衆:1850人(超満員札止め)
23日、後楽園ホールで行われたDRAGON GATE『THE GATE OF GENERATION』。8・1後楽園大会でMAD BLANKEYに敗れ、暁-akatsuki-を解散に追い込まれた鷹木信悟が、ドリームゲート挑戦を表明した宿敵・YAMATOを相手に初防衛戦を行った。
第1試合の前に行われた公開調印式の際、「今日、俺はどんな手を使ってでもお前を王座から引きずり降ろす」と発言したYAMATO。「お前が一人で来るならどんな手を使っても構わんぞ。せっかくのタイトルマッチなんだから1対1でやろうぜ」とタイトルマッチなのだから真っ向勝負をしようと訴えかけた鷹木だったが......
メインが始まると、案の定YAMATOのセコンドにはセミで行われた4-4なにわ式イリミネーションマッチでWORLD-1 INTERNATIONALを撃破したMAD BLANKEY(以下MB)のメンバーがつく。YAMATOが「味方を連れてくるのは当たり前だろ。その味方もお前にはいないけどな」と言い放つと、そこに8・1後楽園大会でMBを追放された戸澤陽が現れ、「悪いけどな、この試合、この戸澤陽が鷹木信悟のセコンドにつかせてもらうぞ。コイツにはMBにやられているときに2回も助けられてるんや。コイツばっかりに格好つけさせるわけにいくか! 今日は俺が格好つける番や!」と言って鷹木のセコンドについた。
試合は鷹木の希望通りライバル同士による厳しい真っ向勝負となった。YAMATOは鷹木の右腕を腕十字や鉄柱攻撃で破壊していく。それでも鷹木はエルボー合戦にグーパンチを混ぜていき、さらにパンピングボンバー、STAY DREAMで追い込むと、MADE IN JAPANを狙う。だが、YAMATOが何とか回避すると、ロープに飛んだ鷹木の足を場外の問題龍がすくっていき、さらにMBの面々が一斉に乱入してきて鷹木にトレイン攻撃。
YAMATOは一気にスリーパーからのギャラリアでトドメを刺そうとしたが、鷹木はこれを掟破りの逆ギャラリアで切り返すと、垂直落下気味にラストファルコンリー、パンピングボンバー、MADE IN JAPANと必殺フルコース。辛くもカウント2で返したYAMATOは続くパンピングボンバーもブロック。するとまたも鷹木の背後から問題龍がイエローボックス攻撃! そこをYAMATOがフランケンシュタイナーで丸め込んでまさかの3カウント!
CIMAを倒して新時代の扉を開いたはずの鷹木が、初防衛戦でまさかの王座陥落......。観客の怒号やブーイングが鳴り響く中、YAMATOは憎々しい態度で「今日、俺はベルトを手に入れた。まさに全知全能だ。しかもセミファイナルで俺たちはWORLD-1を撃破した。いま、リングの中心は俺たちだ。文句がある奴は出てこいよ!」と言い放つ。
そこにジミーズやベテラン軍とともにW-1も入ってきて土井が「俺はお前のことを絶対に許さへんからな」と詰め寄るが、YAMATOは全方位に「もう一度言うぞ、このドラゴンゲートの中心は俺たちMBが中心だ。新しい扉? そんなものは関係ない! そんなものはぶっ壊してやるよ! 文句がある奴はいまここで俺にかかってこい!」と宣戦布告。
すると南側の客席から聞き覚えのないテーマ曲と共に、メキシコ修行に行っていた小林瑛太改めEita、苫小牧卓也改めT-hawk、練習生のままメキシコに渡ったU-Tの3人が登場! メキシコカラーで揃えたコスチューム姿で登場した3人は「俺たちが超新世代ユニットのミレニアルズだ!」と、"ミレニアルズ"としてドラゲーマットに逆上陸宣言!
T-hawkが新ドリームゲート王者YAMATOに向かって「俺たちがメキシコで学んできたのはルチャはルチャでもストロングルチャだ! YAMATO、お前さっき、新しい扉をぶっ壊すとか言ってたな? 寝言いってんじゃねぇぞ。俺たちミレニアルズがいなくて新しい扉なんて開くわけねぇだろ!」と、ドラゲーの新しい扉を開くのは鷹木でもYAMATOでもなく、ミレニアルズだと宣戦布告。
それを聞いたYAMATOは八木本部長を呼び出して、「誰でもいいぞ。この無能な前チャンピオンと違いを見せてやる! この中から次の挑戦者を選んでもらおうか!」と要求。だが、次から次へといろいろなことが起こり、「何なんだよ、この状況! こんなもう何か......よく分かりません! こんな状況をどうやってまとめていいものか......どうしたらいいんだよ!」とプチパニック状態の八木本部長が「俺に代わってこの状況、誰かまとめてくれよ!」と叫ぶと、7・21神戸ワールド大会で鷹木に敗れてからドラゲーマットから距離を置いていたCIMAが登場!
リングインしたCIMAが「MB、ジミーズ、W-1、戸澤、信悟、ベテラン軍、若手、そしてメキシコからミレニアルズがついに帰ってきた。さぁ役者は揃いました。ここからは俺がまとめてみせましょう」と口火を切ると、初防衛戦を早くやりたいYAMATOが「CIMA、お前も報われないな。神戸ワールドで華々しく散ったかと思えば、次のチャンピオンは防衛回数はゼロだぞ、ゼロ! 俺はコイツとの違いを早く見せたいんだよ!」とアピール。
すると、そこに斎藤"ジミー"了が入ってきて「ゼロ、ゼロ、うるせーんだよ! 何が前代未聞だ! その昔、俺はドリームゲート防衛回数ゼロですよ!」と、鷹木だけではなく、実は自分もDREAMゲート防衛記録ゼロの元王者であることを明かし、CIMAにYAMATOとドリームゲート戦をやらせてほしいと直訴。
YAMATOが「お前が相手じゃ100%防衛は決まったようなもんだな」と吐き捨てると、斎了が「俺もたまにはキレるぞ! お前に赤っ恥かかせてやるからな!」と詰め寄り、早くも火花が散ったためCIMAは9・16後楽園大会でYAMATOvs.斎了のドリームゲート戦を行うことを決定する。
続いてCIMAはつい最近、一緒にメキシコでトレーニングをしたミレニアルズに向かって「確かにお前らはメキシコでサバイバルしてきたかもしれない。でも俺が自信を持っていうぞ。この日本のドラゴンゲートのリングはそんなに甘くないぞ」とチクリ。だが、U-Tが「今日のドラゴンゲートのリングを見て、これなら誰が来てもレベルは一緒だ。あんたたち先輩も昔もメキシコで練習してたんだよな? その古くさいルチャは今日でお終いだ」と大胆不敵な発言をすると、堀口元気H.A.Gee.Mee!!が入ってきて「俺もプライド持ってメキシコに渡った1人だよ。上等じゃねぇか! 試してみろよ」と宣戦布告。
最近小競り合いをしているMr.キューキュー"谷嵜なおき"豊中ドルフィンとジミー・カゲトラを呼んで、「お前ら下らない喧嘩してる場合じゃないぞ。コイツらにジミーズの意地、見せてやろうじゃねぇか」と呼び掛け、9・16後楽園大会でミレニアルズの凱旋帰国第1戦として堀口&谷嵜&カゲトラのジミーズvs.ミレニアルズが決定!
するとミレニアルズは暁が解散したのを機に、元三代目超神龍・渡辺陽介として素顔で試合を行っている渡辺やリョーツ清水らに向かって「1990年以前の選手、すべて俺たちミレニアルズの敵だからな。しかしお前たちはミレニアルズの敵にもなれれば味方にもなれる。これからの俺たちを見てよく考えておいてくれ。アディオス!」と問い掛けた。
続いてCIMAがそのリョーツ、さらにこの日からCIMAそっくりの髪型、動き、コスチューム姿となり「CIBA」に改名した琴香に向かって、インターナショナル・チャレンジマッチとしてCIBAvs.リコシェ、リョーツvs.ウーハー・ネイションを9・16後楽園大会で行うと告げた。なお、琴香がCIBAを名乗れるのは年内いっぱいで、ここで何かを掴めなければ後がないという。
そしてCIMAはこの日、望月成晃と組んでドン・フジイ&新井健一郎相手に目一杯"楽しいプロレス"をやってみせた戸澤に向かって「最高のエンターテイナーがこっち側に帰ってきたな! 信悟、ある意味傷心かもしれないが、お前の横に戸澤がいる。これからお前らどうするんだ?」と語りかける。
すると戸澤は「信悟、防衛回数ゼロなんて小さいこと気にしてたらアカンぞ! 俺なんかベルト巻いた事もないねん! 俺の中では決まっているんや。俺と信悟が出会ってから今年で10年目や。この出会って10年目の機会に、出会った頃の2人にもう一度戻って、手を繋ぎ幸せになろうよ!」とラブコール。
ずっと項垂れていた鷹木だが、「この1カ月でユニットもベルトもすべてなくした。でも唯一の救いはお前がセコンドにいてくれたことだ。お前は俺にとって腹の立つ同期だけど、隣にいるとなぜか笑顔になっちまうから。俺と組んだら何か面白いことが出来るんじゃないか?」と言うと、戸澤とガッチリ握手。さらに戸澤がいわゆる"恋人つなぎ"で鷹木の手を握ると、鷹木も思わず苦笑い! そんな戸澤を見てCIMAが「お前、素晴らしいよ」と絶賛すると、戸澤は「ミレニアルズよりお客さんの楽しませ方知ってるのはこの戸澤陽やろが! 今日の後楽園も楽しかったか? 来月も俺と信悟でこのドラゴンゲートのリング、めちゃくちゃ楽しくしてやるからな! 来月も見に来いよ!」と叫び、近々開催されるタッグリーグ戦にこのタッグで出場することを示唆した。
※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。
▼第0試合 シングルマッチ 10分1本勝負
●富永千浩
3分8秒 パイナップルボンバー→片エビ固め
○サイバー・コング
▼第1試合 6人タッグマッチ 20分1本勝負
Gamma/○K-ness./リョーツ清水
6分13秒 光の輪
堀口元気H.A.Gee.Mee!!/●ジミー・神田/Mr.キューキュー"谷嵜なおき"豊中ドルフィン
▼第2試合 シングルマッチ 20分1本勝負
●元三代目超神龍・渡辺陽介
4分0秒 一騎当千→片エビ固め
○ジミー・カゲトラ
▼第3試合 タッグマッチ 30分1本勝負
ドラゴン・キッド/●CIBA
11分3秒 夢限→体固め
○ジミー・ススム/斎藤"ジミー"了
▼第4試合 タッグマッチ 30分1本勝負
望月成晃/○戸澤陽
12分49秒 パッケージ・ジャーマンスープレックスホールド
ドン・フジイ/●新井健一郎
▼第5試合 MAD BLANKEY VS WORLD-1 INTERNATIONAL 4-4 なにわ式イリミネーションマッチ 時間無制限
○[MAD BLANKEY]B×Bハルク/ウーハー・ネイション/Kzy/問題龍
1-0
●[WORLD-1 INTERNATIONAL]土井成樹/吉野正人/リコシェ/しゃちほこBOY
<1人目>
[MAD BLANKEY]○ウーハー・ネイション
5分52秒 ウーハーコンビネーション→片エビ固め
[WORLD-1 INTERNATIONAL]●しゃちほこBOY
<2人目>
[MAD BLANKEY]●Kzy
20分50秒 Die Fly→片エビ固め
[WORLD-1 INTERNATIONAL]○リコシェ
<3人目>
[MAD BLANKEY]●問題龍
22分20秒 バカタレスライディングキック→片エビ固め
[WORLD-1 INTERNATIONAL]○土井成樹
<4人目>
[MAD BLANKEY]○B×Bハルク
24分42秒 ドロップキック→OTR
[WORLD-1 INTERNATIONAL]●土井成樹
<5人目>
[MAD BLANKEY]○ウーハー・ネイション
25分9秒 ショルダースルー→OTR
[WORLD-1 INTERNATIONAL]●リコシェ
<6人目>
[MAD BLANKEY]●ウーハー・ネイション
27分13秒 ドロップキック→OTR
[WORLD-1 INTERNATIONAL]○吉野正人
<7人目>
[MAD BLANKEY]○B×Bハルク
29分28秒 ファーストフラッシュ→片エビ固め
[WORLD-1 INTERNATIONAL]●吉野正人
※一人残りでMAD BLANKEYが勝利
▼第6試合 オープン・ザ・ドリームゲート選手権試合 60分1本勝負
[王 者]●鷹木信悟
27分27秒 フランケンシュタイナー→エビ固め
[挑戦者]○YAMATO
※第15代王者・鷹木が初防衛に失敗。YAMATOが第16代王者となる
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