大混戦の公式戦を勝ち抜いた内藤が、絶対エースの棚橋を下して涙のG1初制覇!「俺の夢は新日本プロレスの主役になること!」

130811_NJPW-1.jpg新日本プロレス
G1 CLIMAX 23
日時:8月11日(日)開始:15:00
会場:両国国技館
観衆:11,500人(超満員札止め)

 11日、両国国技館で行われた新日本プロレス『G1 CLIMAX 23』。両国2連戦2日目、いよいよ『G1』最終日を迎えたが、A・B両ブロックとも最終日の公式戦が終わるまでは誰が優勝決定戦に進出するか分からないほどの大混戦!

 まずBブロックは中邑真輔、鈴木みのる、カール・アンダーソンの3人が5勝3敗の10点で最後の公式戦へ。前日に内藤哲也に敗れた中邑はシェルトン・X・ベンジャミンと、前日に飯伏幸太を撃破した鈴木は矢野通と、昨年は準優勝に終わったアンダーソンは内藤と対戦。しかも内藤とベンジャミンは4勝4敗の8点、最後の公式戦で直接対決を行う永田裕志と高橋裕二郎も8点のため、8点で並んでいる4選手も勝った選手は10点になるため、優勝決定戦進出の可能性がわずかながら残るという状況。
 まずは永田が裕二郎をエクスプロイダーオブジャスティスで下し5勝4敗の10点で公式戦を終了。続いて鈴木がスリーパーを狙ったところを、文字通り足をすくわれてのエビ固めで3カウントを許してしまい10点止まりで公式戦を終了。前日、内藤に不覚を取った中邑は攻守が目まぐるしく入れ替わるスリリングな一戦の末、トドメのボマイェを狙ったところをベンジャミンがベイ・ダートで切り返して3カウントを奪ったため、中邑とベンジャミンの2人とも10点で公式戦を終了。
 そして勝てば2年連続優勝決定戦進出のアンダーソンと、勝てば10点で並ぶことが出来る内藤の一戦へ。ジャンピング・フロントキックがポイント、ポイントでズバリと決まり、アンダーソン優勢で試合が進む。内藤は雪崩式フランケンを狙ったが、アンダーソンは腿に噛みついて脱出すると旋回式ガン・スタンを雪崩式で決めてから、さらにバーナードライバー。
 このピンチを何とか凌いだ内藤は正調ガン・スタンを高角度前方回転エビ固めで切り返すと、続けて新兵器の飛び付き式変型三角絞めの"プルマ・ブランカ"を決めてギブアップを奪った。この結果、10点で6選手が並んだが、どの選手にも直接対決で勝利している内藤がBブロック代表として優勝決定戦に進出することが決定した。

130811_NJPW-2.jpg 一方、Aブロックは真壁刀義、デイビーボーイ・スミスJr.、柴田勝頼の3人が5勝3敗の10点で最後の公式戦へ。腰の負傷が心配される真壁はプリンス・デヴィットと、スミスはタッグパートナーであるランス・アーチャーと、柴田は2006年の3月に両国で行われる予定だったが、直前で消滅した因縁のある棚橋弘至と対戦。さらに4勝3敗1分の9点で追う棚橋(vs.柴田)、オカダ・カズチカ(vs.小島聡)も勝てば優勝決定戦進出に望みを繋げることが出来るため、すべての公式戦が終わるまで分からない状況。
 まずアーチャーvs.スミスの"KES対決"は、タッグパートナーだからという遠慮は一切なく、デカイ外国人同士の対決らしいド迫力のぶつかり合いに。アーチャーの雪崩式パワーボムをリバースで切り返して免れたスミスだったが、スミスをそのままコーナー上に釘付けにしてアーチャーは一気にスミスの巨体を抱え上げると、必殺のブラックアウトを決めて勝利。試合後は爽やかに健闘を称え合ったスミスだが、10点で公式戦を終了。
 真壁は腰を散々攻め込まれながらも、何度も介入してくるファレもうまく撃退してみせたが、レフェリー不在の無法地帯になったところでファレが真壁をチョークラリアットでKO状態にしてみせると、デヴィットがブラディサンデーを決めて勝利。これで真壁もデヴィットも10点で公式戦を終了。

130811_NJPW-3.jpg オカダは小島にレインメーカーをラリアットで迎撃された直後に、ラリアットをモロに食らって敗退。9点止まりで脱落が決定し、G1連覇はならず。そして迎えた棚橋vs.柴田。10点の柴田と9点の棚橋、勝ったほうがAブロック1位となるわけだが、両者は2006年3月に両国で対戦する予定だったが、直前で消滅した因縁がある。
 ヒザ十字固めやアキレス腱固めで棚橋の動きを止めてからFKを叩き込む柴田だが、棚橋も太陽ブローで応戦。田はエルボースマッシュでカチ上げると、コーナーに追い詰めてエルボーを連打。棚橋を動けなくした柴田は串刺しドロップキック。さらにフロントネックチャンスリーで投げた柴田はバックドロップを狙ったが、棚橋は身体を捻って押し潰す。さらにドラゴンスクリューを狙うが、柴田は左右の掌底を連打。
 だが、構わずドラゴンスクリューで投げた棚橋は、さらにドラスクからフライング・フォアアーム。エルボー合戦から柴田がワンツーエルボーを叩き込めば、棚橋もノータッチヘッドバットを返す。柴田もノータッチヘッドバットを叩き込むが、棚橋はその場跳びのスリングブレイドからハイフライフロー。
 これを剣山で迎撃した柴田はスリーパーに捕らえる。ロープに逃れた棚橋だが、下から蹴り上げた柴田はファイアーマンキャリーで担ぎ上げると、ケガでG1途中から無念の欠場となった後藤洋央紀の得意技である牛殺し! 柴田はさらにPKを決めるとトドメのgo2sleepを狙ったが、決まったと思われた瞬間、棚橋はかつて得意技にしていた高速の首固め(電光石火)で丸め込んで3カウント! これで11点となった棚橋の優勝決定戦進出が決定!

130811_NJPW-4.jpg 迎えた優勝決定戦、棚橋が勝てば第17回以来2度目、内藤が勝てば初優勝。棚橋は序盤から前十字靱帯断裂により長期欠場に追い込まれる原因となった内藤の右膝を容赦なく狙っていく。内藤もヒザを攻撃されながらも、ランニングサンセットフリップなど機動力を活かした攻撃を繰り出すが、内藤がペースを握ろうとしたところで右膝を蹴っていく棚橋は、15分過ぎにダルマ式ジャーマン、スリングブレイドからハイフライフロー。
 これをかわした内藤は棚橋の後頭部にミサイルキックを発射。続けてジャーマン、延髄斬り、ジャンピングエルボーアタック、グロリアからスターダストプレス。だが、棚橋もこれをかわして自爆させると、グラウンド・ドラゴンスクリューからテキサス・クローバー・ホールド。棚橋がリング中央でどっしりと腰を落としたため、右膝のダメージを考えると内藤万事休すかと思われたが、辛くもロープに脱出。
 そこから内藤はスリングブレイドをプルマ・ブランカで切り返すと、雪崩式フランケン。だが、棚橋は回転エビ固めで切り返すと、そのままスタイルズクラッシュで叩き付け、内藤の背中にハイフライフローを投下。さらに正面からトドメのハイフライフローを投下するが、内藤が剣山で迎撃。25分が経過し、棚橋が低空ドロップキックからスリングブレイドを狙うおうとすると、内藤が掟破りの逆スリングブレイド! さらにドラゴンスープレックスで投げ、エグイ角度のグロリアで叩き付けてから、今度こそスターダストプレスを完璧に決めた内藤が3カウントを奪ってG1初制覇!

130811_NJPW-5.jpg 「欠場期間中、どうせみんな俺のこと忘れているんだろうなって思ってました。いなくなっても何も思わずに新日本プロレスを見ているんだろうなって思ってました」と吐露した内藤は、それでも大内藤コールを送ってくれるファンに向かって「本当に最高の空間でした!」と言って思わず両手で顔を覆った。
 G1を制した内藤はまず田中将斗からNEVERの無差別級ベルトを奪って借りを返し、みんなが納得するカタチでIWGPヘビー級王座に挑戦したいという。その上でずっと憧れてきた棚橋に感謝の言葉を述べてから、もう一度大きな舞台で対戦したいと語った内藤は「俺の夢は新日本プロレスの主役になること。簡単な道じゃない。険しい。やっぱりムリだろうって思うでしょ? だからこそ俺はチャレンジしたい。だからこそ諦めずに夢を追い続けたい。誰に何を言われても構わない。俺の夢は変わらない。新日本プロレスの主役は俺だ!」と、新日本マットの中心で叫んだ。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合「G1 CLIMAX 23」Bブロック公式戦 30分1本勝負
○永田裕志【5勝4敗=10点】
9分6秒 EOJ→体固め
●高橋裕二郎【4勝5敗=8点】

▼第2試合「G1 CLIMAX 23」Bブロック公式戦 30分1本勝負
○矢野通【4勝5敗=8点】
9分23秒 エビ固め
●鈴木みのる(パンクラスMISSION)【5勝4敗=10点】

▼第3試合「G1 CLIMAX 23」Bブロック公式戦 30分1本勝負
●中邑真輔【5勝4敗=10点】
10分34秒 ペイダート→片エビ固め
○シェルトン・X・ベンジャミン【5勝4敗=10点】

▼第4試合「G1 CLIMAX 23」Bブロック公式戦 30分1本勝負
○内藤哲也【5勝4敗=10点】
13分11秒 プルマブランカ
●"ザ・マシンガン"カール・アンダーソン【5勝4敗=10点】
※同点の選手にすべて勝利している内藤哲也が優勝決定戦進出

▼第5試合「G1 CLIMAX 23」Aブロック公式戦 30分1本勝負
○ランス・アーチャー【4勝5敗=8点】
14分37秒 ブラックアウト→エビ固め
●デイビーボーイ・スミスJr.【5勝4敗=10点】

▼第6試合「G1 CLIMAX 23」Aブロック公式戦 30分1本勝負
●真壁刀義【5勝4敗=10点】
8分43秒 ブラディサンデー→片エビ固め
○プリンス・デヴィット【5勝4敗=10点】

▼第7試合「G1 CLIMAX 23」Aブロック公式戦 30分1本勝負
○小島聡【4勝5敗=8点】
11分56秒 ラリアット→片エビ固め
●オカダ・カズチカ【4勝4敗1分=9点】

▼第8試合「G1 CLIMAX 23」Aブロック公式戦 30分1本勝負
○棚橋弘至【5勝3敗1分=11点】
10分56秒 スモールパッケージホールド
●柴田勝頼(フリー)【5勝4敗=10点】
※棚橋がAブロック1位で優勝決定戦進出

▼第9試合 スペシャル6人タッグマッチ 30分1本勝負
○桜庭和志(フリー)/曙(フリー)/飯伏幸太(DDT)
13分25秒 サクラバロック
飯塚高史/石井智宏/●YOSHI-HASHI/

▼第10試合「G1 CLIMAX 23」優勝決定戦 無制限1本勝負
[Aブロック1位]●棚橋弘至
26分44秒 スターダストプレス→エビ固め
[Bブロック1位]○内藤哲也
※内藤哲也がG1 CLIMAX 23を制す

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