三冠前哨戦で諏訪魔と潮崎だけでなく、曙とドーリングも激しくぶつかり合う!宮原が来場し王道トーナメントへの出場を表明!

130811_AJPW-1.jpg全日本プロレス
SUMMER IMPACT 2013
〜The beginning of evolution〜
日時:8月11日(日)開始:12:00
会場:後楽園ホール
観衆:647人

 11日、後楽園ホールで行われた全日本プロレス『SUMMER IMPACT 2013〜The beginning of evolution〜』開幕戦。最終戦の8・25大田区総合体育館大会で三冠ヘビー級王座を懸けて激突する諏訪魔と潮崎豪が前哨戦としてタッグマッチで対戦。諏訪魔はジョー・ドーリングとのタッグ、潮崎はバーニングではなく曙と初タッグを結成。

 いきなりドーリングと曙が真っ向からぶつかり合うド迫力な攻防を展開。タックルでのぶつかり合いでやや優勢だった曙はニヤリ。この真っ向対決に触発されるように諏訪魔と潮崎も激しいチョップ合戦を展開。手四つの力比べでは潮崎が押し込んでみせたが、グラウンドになると諏訪魔があっさりと上になってマウントを取る。だが、潮崎も諏訪魔を場外に連れ出すと鉄柵や鉄柱に叩き付けていく。
 コンビネーションでは武藤全日本の後期にLAST REVOLUTIONというユニットを組んでいた諏訪魔&ドーリングが断然有利。合体式ブロックバスターで潮崎を投げ飛ばすと、曙がドーリングのクロスボディをキャッチしても、すぐに諏訪魔が入ってきて押し倒す。
 ジャンピングショルダーで曙をヨロめかせた諏訪魔はラリアットを狙うが、曙はのど輪で捕まえる。しかしコンプリート・ショットで切り返した諏訪魔はアンクルホールド。これを潮崎がカットすると、諏訪魔は潮崎を場外に放り投げて曙をパワーボムで持ち上げようとしたが、リバースで切り返した曙は潮崎にタッチ。串刺し式ランニング逆水平チョップから、ジャンピングショルダーを狙った諏訪魔をドロップキックで迎撃した潮崎はフィッシャーマンバスター。
 曙がホイップした諏訪魔に潮崎が袈裟斬りチョップ。拳を握った潮崎は豪腕ラリアットを狙ったがブロックした諏訪魔は、ローリング袈裟斬りをダブルチョップで迎撃するとパワースラムからラストライドを狙う。これをウラカンで切り返した潮崎は逆水平チョップ。諏訪魔もエルボーで応戦するが、潮崎は袈裟斬りチョップを連打。
 すると諏訪魔はのど輪で潮崎を捕まえ「何だ、この野郎!」と凄むと左右の掌底を連打。さらにラリアットで吹っ飛ばすが、潮崎もショートレンジラリアットを返してダブルダウン。再び曙vs.ドーリングとなったが、曙のボディプレスをドーリングがかわすと、諏訪魔が入ってきて合体ブレーンバスターで曙の巨体を投げていく。
 ドーリングは曙をファイアーマンキャリーで担ごうとしたが重さで潰れてしまう。すかさずエルボードロップを落とした曙は、ランニング・ボディプレス。諏訪魔がカットに入ると、潮崎がラリアットを放っていくが、諏訪魔がかわして曙に誤爆させる。ドーリングのラリアットの連打を食らっても倒れない曙は張り手。だが、かわしたドーリングは曙を今度こそファイアーマンキャリーで担ぎ上げると、そのままデスバレーボムで叩き付けて3カウントを奪った!
 勝った諏訪魔はこれが後楽園ホールでは最後のお披露目となるインター、PWF、UNの3本のベルトを誇らしげに掲げた。

130811_AJPW-2.jpg 諏訪魔とのタッグで秋山準&潮崎豪の世界タッグ王座に8・17博多大会で挑戦する大森隆男は、8・25大田区大会で世界ジュニア王座に挑戦する佐藤光留と組んで、秋山&金丸の王者コンビと前哨戦を行った。
 金丸のエルボースマシュに何度も仰け反りながらも「全然痛くありません!」と叫びながらチョップを返す光留。さらにパイルドライバーを狙う秋山をリバースで切り返していった光留。大森も秋山を相手にかなりワイルドな場外戦を繰り出す。
 光留に対して低空ドロップキックから串刺しラリアット、ハリウッドスタープレスを投下した金丸だが、串刺し攻撃をハイキックで迎撃した光留は串刺しラリアットから水車落としを決めると腕十字へ。金丸がクラッチすると、光留の背後から秋山がランニングニーを叩き込んで金丸は辛くも脱出。
 垂直落下式ブレーンバスターで叩き付けた金丸は、ディープ・インパクトでカウント2まで追い込むとタッチアウトを狙うが、光留はワキ固めに切り返す。さらにソバットから飛び付き腕十字にいった光留。クラッチが切れ、光留が金丸の腕を伸ばそうとした瞬間、その反動を利用した金丸がキドクラッチのような形で抑え込んで3カウント。敗れた光留は本番での雪辱を誓った。

130811_AJPW-3.jpg さらに、この日第3試合終了後に突如スーツ姿の男がリング上へ。その男はブードゥー・マーダーズの宮原健斗! 王道マットを跨いだ宮原は「元健介オフィスの宮原健斗と申します。秋山準大先生から来いと言われたので、今日、ここに来ました。秋山準大先生、見ているんでしょ? 出てきてくださいよ」と、マスコミを通じて舌戦を展開していた秋山を呼び出す。
 秋山が姿を現すと、宮原は「俺はあなたに言われた通り、今日、ここに1人で来ました。そしてこの新生・全日本プロレスにチャンスを掴みに来ました」と全日本参戦を表明。秋山から「すべてを懸けて来い!」と言われた宮原は「僕が来月のトーナメントに出てもっと新しい景色を見せますよ」と宣言。
 すると早速メインの前に9・11後楽園大会からスタートする『王道トーナメント ~2013オープン選手権~』1回戦の組み合わせを発表! 宮原はいきなり諏訪魔と激突することが決定。「エース候補として早くから期待」「大型日本人」「ブードゥーで修行」という共通点があることから諏訪魔は「自分と被る部分は少なからず感じる。ただ、いつまでもそういう風に言うだけが全てじゃないんだぞ、と。自分のことアピールするのもいいけど、しっかり自分の家を守る、そういうことの重要さを今度教えてやるよ。宮原の親父でもある佐々木(健介)さんには相当世話になっているので、骨の1本2本折ってやりますよ」と語った。
 このほかに秋山vs.曙、KENSOvs.バンビ・キラー、大森vs.青木、ドーリングvs.SUSHI、金丸vs.ディーロウ・ブラウン、潮崎vs.鼓太郎、元IWGPジュニアヘビー級王者のロウ・キーvs.ダーク・クエルボといったカードが組まれた。

 さらに大会終了後、渕正信取締役から8・25大田区大会で、蝶野正洋&ドーリングvs.KENSO&白石社長のエキシビションマッチを行うことが発表された。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 シングルマッチ 30分1本勝負
●宮本和志(天龍プロジェクト)
10分38秒 回転エビ固めを押し潰す→エビ固め
○井上雅央(フリー)

▼第2試合 タッグマッチ 30分1本勝負
鈴木鼓太郎/○青木篤志
22分25秒 腕ひしぎ逆十字固め
●渕正信/西村修(フリー)

▼第3試合 タッグマッチ 30分1本勝負
KENSO/●SUSHI
10分49秒 三角とびムーンサルトプレス→片エビ固め
ドラゴ(AAA)/○アルヘニス(AAA)

▼第4試合 世界タッグ&世界ジュニアW前哨戦 タッグマッチ 45分1本勝負
大森隆男/●佐藤光留(パンクラスMISSION)
24分19秒 腕ひしぎ逆十字固めを切り返す→片エビ固め
秋山準/○金丸義信

▼第5試合 三冠ヘビー級選手権前哨戦 タッグマッチ 60分1本勝負
諏訪魔/○ジョー・ドーリング
21分47秒 デスバレーボム→体固め
潮崎豪/●曙(フリー)

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