岡林と前年度覇者の田中を撃破し、初出場の火祭りで最年少優勝をやってのけたライディーン「ZERO1を日本のトップ団体にしたい!」

130804_Zero1-1.jpgプロレスリングZERO1
真夏の祭典・火祭り2013〜決勝戦〜
日時:8月4日(日)開始:18:30
会場:後楽園ホール
観衆:未公開

 4日、後楽園ホールで行われたプロレスリングZERO1『真夏の祭典・火祭り2013〜決勝戦〜』。最終戦の公式戦を終えるまで、A・Bどちらのブロックも誰が優勝決定戦に進出するか分からない混戦となった。

 Bブロックは新婚の大谷晋二郎が3勝1敗6点の1位で最終戦を迎え、吉江豊と対戦。吉江の巨体をドラゴンスープレックスで投げてみせた大谷だったが、吉江も体当たりで大谷を倒すとジャンピング・ボディプレスを浴びせる。カウント2で返した大谷だったが、吉江は何とダイビング・ボディプレスを2連続で投下して大谷を圧殺。
 この結果、大谷は6点でリーグ戦を終了。そのため、2勝1敗1分の5点で大谷を追う岡林裕二とジェームス・ライディーンの直接対決で勝ったほうが優勝決定戦に進出することに。チョップやタックルなどパワー対パワーの真っ向対決を行った岡林とライディーン。なかなか倒れないライディーンを全体重を乗せたラリアットでなぎ倒した岡林は、必殺のゴーレムスプラッシュを投下。
 これをカウント2で返してみせたライディーンは、岡林のパワーボムをリバースで切り返すと思わせておいてアラバマスラムで叩き付けると、大きく振りかぶりながら殴り付けるように叩き込むラリアット2連発からハイアングル・パワーボムで投げ捨てて3カウント。3勝1敗7点でBブロック1位となり、優勝決定戦進出を決めた。

 一方、Aブロックは昨年度覇者ながら3勝1敗6点で最終戦を向けた田中将斗が小幡優作と対戦。決勝に進み、2試合やる気満々の田中はいきなりラリアットを叩き込むと、早くも垂直落下式ブレーンバスターからスーパーフライを狙ってコーナーへ。だが、下からのドロップキックで田中を場外に蹴落とした小幡は、スワンダイブ式プランチャを投下。さらにエプロンに上がった小幡はダッシュしてから場外の田中のミサイルキックを発射。
 流れを掴んだ木幡は田中に休む間を与えることなく積極果敢に攻め込んでいくが、コーナー最上段から雪崩式ブレーンバスターで投げていった田中は、今度こそスーパーフライを投下。小幡も田中のスライディングDをかわして、背後から後頭部にミサイルキック、変形ノーザンライトボムと決めると、フェニックス・スプラッシュで勝負に出る。
 しかし、これをかわして自爆させた田中はエルボーを連打。小幡もカウンターでコードブレイカーを決めたが、田中はその反動を利用し、返す刀でスライディングDを叩き込んで3カウント。これで8点となった田中が優勝決定戦に進出できるかどうかは次の試合の結果待ちとなった。
130804_Zero1-2.jpg 公式戦で田中に勝利し、3勝1分7点の1位で最終戦を迎えた関本大介は佐藤耕平と対戦。1勝2敗1分3点ですでに優勝決定戦進出の可能性がない耕平だが、相手が関本ということでいつも以上に重たくて強烈な蹴りを連打。さらに関本がラリアットを狙ったところを飛び付き腕十字で切り返すなど随所でテクニックも披露。
 だが、関本もカラダの大きい耕平をブレーンバスターでぶっこ抜くとサソリ固めで動きを止めてからフロッグスプラッシュを投下。これを耕平が剣山で迎撃すると、関本が大きくバウンドするほどの衝撃。パイルドライバーからのランニングローからもう一度パイルドライバーを狙った耕平だが、リバースで切り返した関本は垂直落下式ブレーンバスターからぶっこ抜きジャーマン。
 勝負あったかと思われたが、カウント2で返した耕平はもう一度ジャーマンを狙う関本にハイキックからパイルドライバーを決めると逆にジャーマン。関本もカウント2で返してみせたが、耕平は間髪入れずタイガースープレックスで投げていき、関本から3カウント。この結果、関本は7点止まりとなり、8点の田中がAブロック1位で優勝決定戦進出を決めた。

130804_Zero1-3.jpg 2013年の火祭り優勝決定戦は連覇を狙う田中将斗と、NWFを率いるZERO1ナンバー1外国人のジェームス・ライディーンの一戦。腕の取り合いなど細かいレスリングテクニックでも田中と互角に渡り合ってみせたライディーンは、エルボー合戦やチョップ合戦でも田中を相手に一歩も引かない。
 さらに場外で田中がテーブルを持ち出し、その上に寝かせてからコーナーに登っていくと、追いかけていったライディーンは田中をコーナーから叩き落としてからパワーボムで叩き付けてテーブルクラッシュ。ハードコアな闘いでも負けていない。しかし10分が経過した辺りでスーパーフライを投下。さらにライディーンの反撃を許さず、垂直落下式ブレーンバスターからスライディングD。これをかわしたライディーンは投げ捨てジャーマン2連発。だが、田中はすぐに立ち上がり、ライディーンの後頭部にスライディングD。
 しかしライディーンはこれで沈むことなく、チョークスラムで豪快に叩き付けると、豪快な投げ捨てパワーボム。かなりダメージの大きい田中だが、それでも各種エルボーを乱れ打ちしていくと、側頭部にスライディングDを2連発。これもカウント2で返したライディーンは、アラバマスラムからのパワーボム。カウント2で肩を上げた田中だったが、何とライディーンは餅つき式で再び田中を持ち上げると、もう一度ハイアングル・パワーボムで叩き付けて3カウント!

 火祭り初出場にして、外国人選手初の優勝、しかも22歳での優勝は史上最年少という偉業をやってのけたライディーン。試合後、「アイツはグラジエーターと被る。あのキャリアと年齢で俺に勝つなんて、ぶっちゃけあり得ないこと」とライディーンをかつてのライバルに重ねた田中は、潔くライディーンの優勝を称えた。
 空位になっていた世界ヘビー級王者のベルトと火祭り刀を手にしたライディーンは「とても嬉しいし、とても誇りに思う。今日の結果に甘んじずにもっともっと上を目指していきます」と優勝の弁。インタビュアーから「次に目指す目標は?」と聞かれたライディーンは「俺の次のステップはZERO1を日本のトップ団体にすること。ZERO1の選手もNWFも頑張る! ZERO1こそがナンバー1だ!」と堂々宣言した。

130804_Zero1-4.jpg また、7・30ZERO1大阪大会に乱入したHUBが、盟友であるビリーケンキッド、タイガースマスクを連れてZERO1ジュニアに参戦。そこでZERO1側は、これまで抗争を繰り広げてきた日高郁人とZERO64の菅原拓也、藤田峰雄が緊急合体して迎え撃つことに。
 試合開始序盤こそギスギスした雰囲気のあったZERO1側だったが、菅原が大阪軍団に捕まってしまうと、カットに入った日高が菅原にストンピングを見舞って喝を入れる場面も。ようやく菅原が日高にタッチ成功すると、これまでの因縁がウソのように見事な連係を次々に披露。
 だが、チームワークという部分では大阪軍団に一日の長があり、日高と菅原を分断。最後はビリーケンキッドが藤田をこうもり吊り落としからのベルティゴで下して大阪軍団が勝利。するとHUBが「これで文句ないだろ。今年の天下一、俺たちも出させてもらうぞ。俺たち3人の中から必ず......いや、今年の天下一は俺が必ず優勝してやるからな!」と宣戦布告。「この借りは天下一でキッチリ返してやるからな!」と言い返した菅原がリング上の6人以外に天下一ジュニアに出たい選手がいるか呼び掛けると、めんそ〜れ親父やエル・イホ・デル・パンテーラ、NWFジュニア勢がリング上へ。
 それぞれが火花を散らす中、菅原が日高に向かって「ZERO1ジュニア、やられっ放しじゃ済まないよな。お前も蹴落として、大阪勢も蹴散らして、天下一は必ず俺が優勝する!」と堂々優勝宣言してみせた。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼ダークマッチ 10人タッグマッチ 30分1本勝負
KAMIKAZE/崔領二/○デーモン植田/横山佳和/矢野啓太(ワラビー)
8分49秒 ろう人形→エビ固め
タマ・ウィリアムス/●ロブ・モリガン/ジャック・アンソニー/ビクトル・コスモ/ファンタスティック・ボルト

▼第1試合 火祭りAブロック公式戦 30分1本勝負
●マイバッハβ【1勝4敗=2点】
12分41秒 顔面への膝蹴り→体固め
○KAZMA SAKAMOTO(フリー)【2勝2敗1分=5点】

▼第2試合 火祭りBブロック公式戦 30分1本勝負
●大谷晋二郎【3勝2敗=6点】
14分24秒 ダイビングボディプレス→体固め
○吉江豊(フリー)【2勝2敗1分=4点】

▼第3試合 火祭りBブロック公式戦 30分1本勝負
●岡林裕二(大日本プロレス)【2勝2敗1分=5点】
13分36秒 ハイアングルパワーボム→片エビ固め
○ジェームス・ライディーン【3勝1敗1分=7点】
※ライディーンが7点でBブロック1位となり優勝決定戦進出

▼第4試合 火祭りAブロック公式戦30分1本勝負
○田中将斗【4勝1敗=8点】
6分51秒 スライディングD→片エビ固め
●小幡優作【1勝3敗1分=3点】

▼第5試合 火祭りAブロック公式戦30分1本勝負
○佐藤耕平【2勝2敗1分=5点】
13分20秒 タイガースープレックスホールド
●関本大介(大日本プロレス)【3勝1敗1分=7点】
※8点の田中がAブロック1位となり優勝決定戦進出

▼第6試合 Road to 天下一6人タッグマッチ30分1本勝負
日高郁人/菅原拓也(フリー)/●藤田峰雄
17分58秒 ベルティゴ→片エビ固め
HUB(フリー)/○ビリーケンキッド(大阪プロレス)/タイガースマスク(大阪プロレス)

▼第7試合 火祭り2013優勝決定戦 時間無制限1本勝負
●田中将斗
17分5秒 ハイアングルパワーボム→片エビ固め
○ジェームス・ライディーン
※ライディーンが火祭り初優勝並びに世界ヘビー級王者となる

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