ビアガーデンプロレス内で初めて開催されたハードヒットで、光留と坂口が壮絶ドロー!甦ったアルティメット・ロワイヤル!

130731_HardHit-1.jpgDDTプロレスリング
闘うビアガーデン2013『ハードヒットデー』
日時:7月31日(水)開始:19:00
会場:新木場1stRING
観衆:375人(超満員)

 31日、新木場1stRINGで行われたDDTプロレスリング『闘うビアガーデン2013〜ハードヒットデー』。今年も7月28日からスタートしたDDTのビアガーデンプロレスだが、4日目は佐藤光留プロデュース興行のハードヒットデー。

 メインでは現在KO-Dタッグ王者である佐藤光留と坂口征夫が激突。8・18両国大会では宮本裕向&木高イサミのヤンキー二丁拳銃を相手にタッグ王座の防衛戦が控えている光留&坂口だが、その前に15分1本勝負・5ロストポイントのハードヒット公式ルールで一騎打ちを行うことに。
 序盤から光留はタックルを狙っていくが、坂口はそう簡単に懐には入らせず、緊張感のあるスタンドの展開が続く。光留のタックルを潰して胴絞めスリーパーを狙った坂口だが、防御した光留は重たいパンチを坂口のボディに振り下ろす。坂口も鋭いミドルを光留の脇腹にクリーンヒットさせると、そこから顔面への掌底とボディへのパンチのコンビネーションで攻め立てる。
 苦しくなった光留はグラウンドで張り手を打っていくが、坂口も張り手を返すとオモプラッタからの変型クロスフェースでエスケープを奪う。さらに掌底を狙った光留の顔面にカウンターで掌底を叩き込んでダウンを奪う。だが、光留も胴絞めフロントネックロックでエスケープを奪い返すと、スタンディングのアームロックを狙った坂口をオリンピックスラムのような体勢で投げてダウンを奪った。
 グランドで下になった坂口は三角絞めを狙うが、光留は何とか持ち上げてバスターで叩き付けるが、坂口は離さず腕十字に捕らえていき、光留はエスケープ。3ロストポイントとなった光留だが、スリーパーを狙う坂口を逆に腕十字に捕らえ、エスケープを奪ってロストポイントで並ぶ。さらに坂口がボディへの攻撃で光留からダウンを奪えば、その直後に光留もアッパー掌底でダウンを奪い返し、そのまま15分時間切れ。
 ロストポイントでも並び、引き分けに終わったが、光留は「1年に1回くらいはこういう場で、UWFでいうところの"スポーツドリンク"を飲んで楽しんでもらえれば。小難しいことは置いておいて、殴り合ったりしたかったんだよ!」と笑顔で語ると、最後は全選手と観客がアルコールの入った"スポーツドリンク"を手に乾杯をして、ハードヒット初のビアガーデンプロレスを締めくくった。

130731_HardHit-2.jpg 今大会はハードヒット初のビアガーデンプロレスということで、どこかで聞いたことのある"ハードヒット実験リーグ"と題し、文字通り実験的な試合が2試合組まれた。8・18両国大会で入江茂弘の持つKO-D無差別級王座に挑戦する一方、ハードヒットでも5・19横浜大会で行われたグラップリングトーナメントで優勝したHARASHIMAへの対戦権を賭けて、星誕期、遠藤哲哉、室田幸生、唯我の4選手が、アルティメット・ロワイヤルという某メジャー団体が黒歴史にしている(?)ルールで激突。
 1回戦は遠藤vs.唯我、誕期vs.窪田。この2試合を1つのリング上で同時に行うというところが、いかにもアルティメット・ロワイヤルだ。唯我が遠藤のタイツを脱がしている横で、誕期が窪田をうっちゃるというもの凄い光景も見られたが、窪田が水車落としからのアキレス腱固めで誕期からギブアップを奪うと、遠藤がハイキックでダウンを奪い、立ち上がってきた唯我に飛びヒザ蹴りを見舞ってKO。
 この結果、決勝は窪田vs.遠藤に。以前、船木誠勝がパンクラス時代に見せていたような独特な構えでプレッシャーをかけていった窪田に対し、積極的に攻撃していく遠藤。ジャーマンで投げていったり、アナコンダバイスを決めた上、肩固めであと一歩という場面も見られたが、ブレーンバスターで投げたところを窪田がフロントネックロックで絞め上げて勝利。
 勝った窪田は「何か今日、すごいルールだったんだけど、グラップリングトーナメントの決勝でHARASHIMA選手に負けているんで。これで勝って次はHARASHIMA選手なんで、次はハードヒットルールでお願いします!」とアピールした。

130731_HardHit-3.jpg もう1つの実験リーグは中澤マイケルvs.タノムサク鳥羽のハンディキャップ戦。何とラウンドごとにマイケルが希望する"ハンデ"が与えられるというマイケル絶対有利なルール。第1Rのハンデはマイケルのオイルの使用OKというハンデ。久し振りに全身にオイルを塗ってヌルヌルにしたマイケルだったが、せっかくテイクダウンを奪ってグラウンドで攻撃しようとしてもヌルヌルしてしまって技が極められないという有り様。
 続く2Rのハンデはマイケルが持参した合法サプリの使用許可。何やら怪しげな錠剤と怪しげな液体をガブ飲みしたマイケルは、鳥羽の強烈なパンチやキックを食らっても倒れず、何かにトリップしたようなマイケルだったが、それでも攻めきれず3Rへ。
 3Rのハンデは鳥羽がマイケルからダウンを奪う度に、鳥羽がテキーラを飲まないとダウンカウントを数えないというもの。明らかにわざとダウンして何度も鳥羽にテキーラを一気飲みさせたマイケル。そして迎えた4Rは何と3カウントフォールありの通常のプロレスルール!
 完全に酔っ払ってフラフラの鳥羽を一気呵成に丸め込んでいったマイケルだが、鳥羽もカウント2で返す。するとマイケルはアンダータイツを手にアルティメット・ベノムアームを狙ったが、間一髪でかわした鳥羽はバックブローを叩き込み、逆に3カウントを奪って勝利した......

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 ハードヒット公式ルール 10分1本勝負(3ロストポイント)
○ISAO(坂口道場一族)[1D0E0P]
6分51秒 アンクルホールド
●FUMA(ユニオン)[0D1E0P]

▼第2試合 ハードヒット実験リーグ ハンディキャップ戦 3分5R
●中澤マイケル(DDT)
4R 1分7秒 バックハンドブロー
○タノムサク鳥羽(フリー)

▼第3試合 ハードヒット公式ルール 10分1本勝負(3ロストポイント)
○HARASHIMA(DDT)[1D0E0P]
8分18秒 TKO(3ロストポイント)
●関根龍一(K-DOJO)[1D2E0P]

▼第4試合 ハードヒット実験リーグ 次期HARASHIMA対戦権争奪アルティメット・ロワイヤル 時間無制限1本勝負
<1回戦>
●星誕期(DDT)
2分28秒 アンクルホールド
○窪田幸生(坂口道場一族)

<1回戦>
○遠藤哲哉(DDT)
3分50秒 飛び膝蹴り
●唯我(プロレスリング・ナイトメア)

<決勝戦>
○窪田幸生(坂口道場一族)
10分40秒 フロントネックロック
●遠藤哲哉(DDT)
※窪田がHARASHIMAへの対戦権を獲得

▼第5試合 ハードヒット公式ルール 15分1本勝負(5ロストポイント)
△佐藤光留(パンクラスMISSION)[2D2E0P]
時間切れ 4-4 ドロー
△坂口征夫(坂口道場一族)[2D2E0P]

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