波女決勝トーナメントで中川、山縣、そして決勝でJWP王者の中島を撃破した大畠が優勝!レジーナ桜花に挑戦表明!

130715_Wave-1.jpgプロレスリングWAVE
Catch the WAVE 2013 決勝戦
日時:7月15日(月・祝)開始:12:00
会場:後楽園ホール
観衆:912人(満員)

 15日、後楽園ホールで行われたプロレスリングWAVE『Catch the WAVE 2013 決勝戦』。5月からはじまった波女決定リーグ戦『Catch the WAVE』もいよいよ最終戦を迎えた。決勝トーナメントに勝ち進んだのは山縣優(グラマラスブロック1位)、中川ともか(グラマラスブロック2位)、大畠美咲(グラマラスブロック3位)、朱里(スレンダーブロック1位)、中島安里紗(スレンダーブロック2位)、渋谷シュウ(スレンダーブロック3位)の6選手。

 大会前の会見で行われた抽選の結果、準々決勝第1試合は大畠vs.中川。開始早々、中川が奇襲を仕掛ける。フィッシャーマンを堪えられるとフェースクラッシャー、C.R.B.。大畠もサマーソルトドロップから変形フェースクラッシャー、ミサイル弾で攻勢に。だが、ハーフダウンの大畠に延髄斬りを見舞った中川は、唸れ豪腕!を繰り出す。これをキックアウトした大畠がぶっこ抜きジャーマン、花マルどっかんと畳み掛け、バックブローからのブルーダリアで準決勝進出を決めた。
 もう一つの準々決勝は渋谷vs.中島の一戦。試合は渋谷がゴングと同時にドロップキック、串刺しエルボーで先制に成功。場外に中島を落とした渋谷はトペ・スイシーダでダイブ。リングに戻ってミサイル弾を2連射する。
 中島もカウンターのキューティースペシャルで流れを変えると、エルボーからのバックドロップ。さらにDDTを見舞うと、渋谷も応戦。渋谷はタイムマシンで勝負に出るが、中島も研究しているようで何度も乗車拒否。
 一方、渋谷は中島のドラゴンスープレックスを警戒しており、二転三転と攻守が入れ替わる。そんななか中島がカウンターのエルボーからついにドラゴンスープレックスを決め、JWP無差別級王者の執念で準決勝進出を決めた。

130715_Wave-2.jpg 決勝トーナメント準決勝第1試合で、大畠は山縣と対戦。2試合目となる大畠は、開始早々カサドーラ。速攻決着を狙う。山縣もキックアウトするとシュバインの体勢。だがこれを大畠が切り返す。勢いに乗る大畠は低空コーナースプラッシュで追撃。
 山縣も大畠のスイングDDTを阻むと、場外に落としてプランチャで追い打ちをかける。リングに戻ってミサイル発射。フェースロックで絞り上げていく。リリースした山縣はフロントキックからフェースバスター、そしてファイアーマンキャリーで担ぎあげる。だが、これを切り返した大畠がそのまま丸め込み3カウント。大畠が決勝進出を決めた。
 準決勝第2試合では、公式リーグ戦で決着のつかなかった朱里と中島が激突。蹴りや関節技でジワジワと攻め込んでいく朱里。反撃のチャンスを伺う中島は、キックをかわして投げっぱなしジャーマン。 形勢逆転に成功するとコーナーに登る。
 朱里に追いつかれると雪崩式回転エビ固めからバックドロップ、ダイビング・フットスタンプを投下。さらにダルマ式ジャーマンを放っていく。ここを勝機とみた中島は、エルボー弾からもう一度ダルマ式ジャーマン。そこからドラゴンスープレックスへと繋げて、朱里との決着戦にピリオドを打った。この結果により波女は、中島と大畠の2人に絞られた。

130715_Wave-3.jpg 2013年の波女をかけて決勝の舞台に上がったのは大畠と中島だった。中島は黒のコスチュームに衣装チェンジして決勝に臨む。グラウンドの攻防から中島が逆片エビ固め。ジワリジワリと主導権を握った中島はドロップキックでカバーにいく。
 大畠はチョーク攻撃で立ち上がるも、中島はもう一度、逆片エビ固めで絞る。腕十字をエスケープした大畠はドロップキック、低空コーナースプラッシュでコーナーに登る。中島も追いかけたが、飛び降りた大畠が投げっぱなしパワーボムで切り返し、ダイビング・ボディープレスで追撃する。
 これを剣山で回避した中島は投げっぱなしジャーマン。すぐに大畠も同じ技で返していくと、お互いに投げっぱなしジャーマンを連発。さらにランニングエルボーの打ち合いから、中島は場外に大畠を落としてプランチャを狙う。だが大畠が駆け上がり阻止する。
 ならばとエプロンDDTを見舞った中島はミサイル弾を3連発。雪崩式回転エビ固めから後頭部へのミサイル弾。さらにはドラゴンスープレックスを狙うも、大畠が切り返し逆打ちへ。だがダメージが大きくカバーには行けない。
 両者ほぼ同時に立ち上がり、エルボーを打ち合う。そこから中島が連続ジャーマン。もう一度、ドラゴンの体勢に入るが、これをアームドラッグで回避した大畠。すぐに中島はキューティースペシャル、ダルマ式ジャーマンで追撃するが、大畠は顔面蹴りで流れを変えて投げっぱなしジャーマン、逆打ち、花マルどっかんで追い討ちをかける。これも決まらないと、大畠はバックブローを連発!
 そしてブルーダリアへと繋げたがこれは崩れてしまう。大畠は諦めずにもう一度、ブルーダリア! 今度は完璧に決まり、3カウント。5度目の挑戦にして、はじめて大畠のもとに波女の称号が舞い降りた。

 大畠は表彰式で「今日ね、新しいコスチューム、お腹の部分水色じゃないですか。やっぱり私のお腹は黒くなきゃダメだと思うんです。WAVEのベルト......正面はシルバーだけど黒地じゃん。腹黒の証明として、あのベルトは絶対、欲しいので。私は今までWAVEで誰もやったことがない後楽園ホールのメインイベントを2回続けて入りたいので。それも王者として入りたいので、その前の8月25日の新木場、ベルト挑戦させろ」と、レジーナの桜花由美に視線を送と、桜花も「やりましょう」と承諾した。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 Catch the WAVE決勝トーナメント準々決勝 時間無制限1本勝負
○大畠美咲
6分6秒 ブルーダリア
●中川ともか

▼第2試合 Catch the WAVE決勝トーナメント準々決勝 時間無制限1本勝負
○中島安里紗
6分43秒 ドラゴン・スープレックス・ホールド
●渋谷シュウ

▼第3試合 スクランブルWAVE 20分1本勝負
○春日萌花/チェリー/藤本つかさ/フェアリー日本橋
8分9秒 お嬢様クラッチ→エビ固め
水波綾/旧姓・広田さくら/花月/●下野佐和子

▼第4試合 チャンスWAVE 15分1本勝負
○浜田文子
8分25秒 スピンキック→体固め
●勇気彩

▼第5試合 Catch the WAVE決勝トーナメント準決勝 時間無制限1本勝負
○大畠美咲
4分17秒 丸め込み→エビ固め
●山縣優

▼第6試合 Catch the WAVE決勝トーナメント準決勝 時間無制限1本勝負
○中島安里紗
11分2秒 ドラゴン・スープレックス・ホールド
●朱里

▼第7試合 メモリアルWAVE~栗原あゆみ引退ロード18・最初で最後のスローモーション~ 時間無制限1本勝負
○GAMI
17秒 ガミドーラ
●栗原あゆみ

<再試合 時間無制限1本勝負>
○栗原あゆみ
16秒 裏投げ→体固め
●GAMI

<再々試合 時間無制限1本勝負>
○栗原あゆみ
15分6秒 首固め
●GAMI

▼第8試合 WAVE認定タッグ選手権試合 30分1本勝負
[王者組]華名/●紫雷美央
15分18秒 ビッグブーツ→エビ固め
[挑戦者組]○桜花由美/志田光
※トリプルテイルズ.Sが2度目の防衛に失敗。シダレザクラが第6代王者組となる

▼第9試合 Catch the WAVE 2013~3位決定戦4WAY 時間無制限
○渋谷シュウ
3分58秒 アウト・オブ・ザ・リング
●山縣優
【退場順】中川&朱里、山縣

▼第10試合 Catch the WAVE決勝トーナメント決勝戦 時間無制限1本勝負
○大畠美咲
13分6秒 ブルーダリア
●中島安里紗
※大畠がCatch the WAVE 2013優勝

【記事提供/プロレスリングWAVE】

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