つくしを下した藤本がIW19を封印し、ICE×60の体重制限撤廃を宣言!朱里に勝利した志田が真琴を含む同世代マッチを発表!

13714_Iceribbon-1.jpgアイスリボン
アイスリボン新宿大会(アイスリボン482)
日時:7月14日(日)開始:12:00
会場:新宿FACE
観衆:398人

 14日、新宿FACEで行われたアイスリボン『アイスリボン新宿大会(アイスリボン482)』。19時女子プロレスの放送も終了し、役目を終えたということで、現王者の藤本つかさが封印することを宣言したIW19王座。すると現ICE×60王者のつくしが「初めて巻いたベルトがIW19のベルトだったから最後に巻きたい」と挑戦を表明。そこで今大会のメインで藤本のIW19と、つくしのICE×60を賭けた最初で最後のダブルタイトルマッチが行われることになった。

 特別立会人のGENTARO、セミファイナルで新田猫子を下した豊田真奈美も本部席から見守る中、じっくりとしてレスリングで試合が始まる。藤本はロープにつくしを貼り付けると、背後からドロップキックを放っていくが、かわしたつくしはエプロンに出て逆にドロップキックを見舞って藤本を場外に叩き落とすと、コーナーからプランチャを投下。
 さらに藤本をリングに戻すと、つくしはトゥインクルスター・ロックや横回転しての連続逆さ押さえ込みで追い込む。前転してもう一度逆さ押さえ込みを決めたつくしだが、これもキックアウトした藤本はクロスフェースや極楽固めで反撃するが、ビーナスシュートをかわしたつうしはタイガースープレックスと見せかけてのどどん、丸め込みからのタイガースープレックスと畳みかける。
 藤本もつくしの喉元にミサイルキックを叩き込むが、カウント1で返す意地を見せたつくしはビーナスシュートを狙った藤本をハルカゼで丸め込む。だが、カウント2で返してみせた藤本は間髪入れずビーナスシュートを放っていき3カウント。

13714_Iceribbon-2.jpg 成長著しいつくしをねじ伏せた藤本は腰にIW19のベルトを一旦巻いてから、GENTAROにベルトを返還。涙ながらにGENTAROがベルトを封印すると、藤本は「今、私がアイスリボンのチャンピオンです。やることがあります。......宣言します。ICE×60、体重制限を撤廃します! 体重制限がなくなったタイトルマッチ、はじめての挑戦者に豊田真奈美、あなたを指名します!」とアイスリボン最高峰のベルトにして、体重が60kg以下じゃないと挑戦できないという条件があったICE×60から、体重制限を撤廃すると宣言。その上で本部席からメインを見舞っていた豊田を挑戦者に指名した。
 藤本もつくしも娘のように思っているという豊田が「私を超えることが出来る?」と聞くと、藤本は「出来るから言ってます!」と即答。それを聞き豊田も納得したことで、8・25後楽園大会で藤本vs.豊田のタイトルマッチ(※ICE×60から名称変更する可能性あり)が決定した。
 タイトルの件も含めて「これからのアイスリボンはどんどん変わっていくかもしれない」と言った藤本は、8・25後楽園大会で今年1月から欠場していた成宮真希が復帰することと、9月に宮城県の三陸町で第2回被災地キャラバンを開催することも発表した。

13714_Iceribbon-3.jpg ここまで1勝1敗1分けとイーブン。しかも世代も近く自他ともに認めるライバル関係にある志田光とWNCの朱里が、時間無制限1本勝負で完全決着を行った。志田は朱里を場外に連れ出すと、客席に叩き付けたりテーブル席の上で足4の字固めを決めたりと、かなり荒っぽい攻撃。朱里も蹴りで反撃していくが、気合いを入れ雄叫びをあげながら耐えてみせた志田は、蹴り足をキャッチしてドラゴンスクリュー。
 しかし朱里も志田のスリーカウントをかわすと、掟破りの逆スリーカウントを叩き込む。だが、志田は朱里の右足に絡みつくとストレッチマフラーで悶絶させる。一度は脱出した朱里だが、志田はファルコンアローで叩き付けると、朱里のハイキックをブロックしてスクリューキック。さらにもう一度ストレッチマフラーに捕らえると、リストクラッチするフルメタルマフラーに捕らえてギブアップを奪った。
 朱里と決着をつけた志田は「最初のシングルマッチから2年経って、もう今日で完全に終わり。決着をつけて完全に終わり......そう思っていたけど、やっぱり私たちのライバルストーリーはまだまだ終わらねぇんだよ!」と叫ぶと、「新人でもなければベテランでもない。私はこの25歳(のときに)、何かを残したいと思っています」と言うと、8・25後楽園大会で24〜25歳の選手たちで8人タッグをやると宣言。

13714_Iceribbon-4.jpg そのメンバーとして自身のほか、希月あおい、中島安里紗、下野佐知子、大畠美咲、中森華子の名前を挙げた志田は、朱里に「今日、試合をしたから今度は後楽園ホールという舞台でタッグを組んでくれませんか?」と打診。これを朱里が受諾すると、志田はさらに退団して以来、約2年ぶりに古巣・アイスリボンのリングに上がり、いまや唯一残る創世記からのメンバーとなった希月あおいとシングルマッチを行ったが、15分ドローに終わった真琴を呼び出す!
 志田が真琴に向かって「お前、あんだけワガママ言って、何でアイスリボン戻ってきてるんだ? お前、8月25日どうせ暇だろ? 私はお前がアイスリボンに戻ってきたことを許していない。だから私の相手として後楽園に出ろ! そうしたら私がぶっ潰してやる!」と24〜25歳の選手による8人タッグのメンバー、最後の1人として指名するが、真琴は「1つだけ......私、まだ23です」と言い返す。
 それを聞いた志田が「今年24だろ? いいんだよ、そういう括りで!」と絶叫すると、真琴は「出ます! ちょっとまだ23歳ですけど出ます! 自分も言っておきますけど、志田さんのこと大嫌いなんで」と出場を快諾した上で宣戦布告してみせた。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 タッグマッチ 20分1本勝負
星ハム子/○くるみ
10分4秒 ラ・マヒストラル
ヘイリー・ヘイトレッド(フリー)/●ケーシー・オーウェンズ

▼第2試合 タッグマッチ 20分1本勝負
○チェリー(ユニオンプロレス)/内藤メアリ
8分16秒 春夜恋
紫雷美央(フリー)/●松本都(崖のふちプロレス)

▼第3試合 シングルマッチ 15分1本勝負
△希月あおい
時間切れドロ―
△真琴(WNC)

▼第4試合 シングルマッチ 時間無制限1本勝負
○志田光
15分15秒 フルメタルマフラー
●朱里(WNC)

▼第5試合 タッグマッチ 20分1本勝負
世羅りさ/●山口ルツコ
13分23秒 冷蔵庫爆弾→片エビ固め
○高橋奈苗(スターダム)/須佐えり(スターダム)

▼第6試合 シングルマッチ 30分1本勝負
○豊田真奈美(フリー)
16分5秒 ジャパニーズ・オーシャン・サイクロン・スープレックスホールド
●新田猫子

▼第7試合 ICEx60&IW19選手権試合 時間無制限1本勝負
[ICEx60王者]●つくし
15分28秒 ビーナスシュート→片エビ固め
[IW19王者]○藤本つかさ
※第17代ICEx60王者つくしが4度目の防衛に失敗、藤本が第18代ICE×60王者となる。また、第10代IW19王者の藤本が初防衛に成功すると同時に同王座は封印となる

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