紅白プロレスが4年ぶりに開催した16人参加5分1本勝負1dayトーナメントは、決勝で曙に観客判定で勝利した千賀が優勝!

130710_Kouhaku-1.jpg紅白プロレス合戦
第二回5分1本勝負1dayトーナメント
日時:7月10日(水)開始:19:00
会場:新宿FACE
観衆:355人

 10日、新宿FACEで行われた紅白プロレス合戦。今大会では約4年ぶりに16人参加の『第2回5分1本勝負1dayトーナメント』を開催。引き分けの場合、観客の判定により勝敗が決まるという、紅白プロレスでしか見ることができない試合形式。第1回の優勝者はあのディック東郷だが、今大会には何とあの曙が参戦!

 1回戦で曙と当たったCHANGOはどう攻略したらいいか思案した挙げ句、「横綱が俺と相撲とるのビビってるぞ! 俺と横綱の相撲、見たいだろ?」と相撲勝負を要求。曙が立ち合いの体勢になり、相撲勝負に挑もうとすると、CHANGOは猫だましから足に絡みついて倒そうとするが、ビクともしない曙は張り手でなぎ倒す。さらにCHANGOのダイビング・ボディアタックをはたき落とした曙はエルボードロップを落として3カウントを奪った。

130710_Kouhaku-2.jpg 5・23新宿大会で「お前の知ってる西村賢吾じゃない」と、大鷲透に宣戦布告したブードゥー・マーダーズの拳剛が早くもトーナメント1回戦で大鷲と激突。拳剛はリングインしようとした大鷲に奇襲攻撃を仕掛けていくが、大鷲もビッグブーツを返すと、いきなり垂直落下気味のブレーンバスターからレッグドロップを落とし、さらにのど輪落としで叩き付ける。
 「西村!」と叫びながら攻撃していく大鷲だが、拳剛もドロップキックで反撃。だが、強引にランニングのど輪落としで叩き付けた大鷲は残り3分でパワーボムを狙うが、ここでTARUが乱入! エプロンまで登ってきたTARUと大鷲が口論を始めると、大鷲の背後からYASSHIが乱入してきてレッドボックスで大鷲を急襲!
 YASSHIは大鷲の脳天にさらに一撃! そこを拳剛が首固めで丸め込んで3カウント。してやったりの拳剛は「大鷲! このボックスの意味が分かるか? お前ら悪冠一色が大好きなこのボックスを今日は持ってきたったぞ。これからブードゥー・マーダーズと悪冠一色の......」と挑発したところで大鷲が殴りかかる。だが、拳剛はボックスで殴打して大鷲を返り討ちにすると、YASSHIと共に引き上げていった。

 曙は2回戦でイタリアン・フォーホースメンのササキ・アンド・ガッパーナと対戦。ササガパも1人では曙を相手にどうにもならず、セコンドのアントーニオ本多が乱入してイタリアンパウダーを投げつける。すかさずササガパが丸め込むが、これでも曙から3カウントは奪えない。1人で2人を相手にしてみせた曙は、大横綱プレスを投下して3カウント。
 さらに準決勝ではヤス・ウラノと対戦。どうにかインサイドワークを駆使して曙を翻弄しようとしたヤス。場外に誘い込んでリングアウト勝ちも狙ってみせたり、丸め込みを狙ったりしたが、最後はやはり大横綱プレスで轟沈。これで曙は決勝進出を決めたが、曙vs.DDT勢の対戦はまだ珍しく新鮮味があった。
 一方、1回戦ではがばいじいちゃんに苦戦したものの勝利。2回戦での拳剛戦ではTARUとYASSHIが乱入してきたところで大鷲が助けに入ったことで、必殺の十三不塔で撃破した菅原拓也が準決勝でヘラクレス千賀と対戦。
 菅原の勝利は堅いかと思われたが、開始直後から得意技を次々に繰り出して早期決着を狙う菅原に対し、十三不塔だけはことごとく逃げてみせた千賀が一瞬の隙を突き、黄龍で丸め込んで3カウント! 大金星を挙げて決勝進出を決めた千賀の勝利を菅原も潔く称えた。

130710_Kouhaku-3.jpg 決勝で曙と対戦した千賀は圧倒的不利な状況ということもあり、セコンドについたパートナーのツトム・オースギと途中から2人がかりで攻撃しようとしたが、それくらいではビクともしない曙はまたも1人で2人を相手にしてみせる。
 それでも千賀は何とか食らい付いていき、残り1分でのど輪落としを決めようとする曙の足にしがみついて決めさせず、5分時間切れに持ち込んだ。そして威力を発揮したのが、「引き分けの場合、観客の判定により勝敗が決まる」というこのトーナメントのルール。曙相手に5分間闘い抜いた千賀の健闘が高く評価され、観客の判定で千賀が勝利!
 千賀の優勝で幕を閉じると、観客判定の数をかぞえる野鳥の会(?)の1人として活躍したアブドーラ・小林に向かって大鷲が「小林さん! あんたが帰ってくるまで紅白プロレス潰さないで頑張りますので、早く帰ってきてくださいよ。僕たちは小林さんを待ってます!」とエールを送った。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 第二回5分1本勝負1dayトーナメント1回戦 5分1本勝負
○ヤス・ウラノ(DDT)
3分47秒 ツームストンパイルドライバー→片エビ固め
●沖本摩幸

▼第2試合 第二回5分1本勝負1dayトーナメント1回戦 5分1本勝負
●ツトム・オースギ
5分0秒 時間切れ判定
○佐藤悠己(K-DOJO)

▼第3試合 第二回5分1本勝負1dayトーナメント1回戦 5分1本勝負
○ササキ・アンド・ガッバーナ
2分27秒 横入り式エビ固め
●関根龍一(K-DOJO)

▼第4試合 第二回5分1本勝負1dayトーナメント1回戦 5分1本勝負
○曙(フリー)
1分50秒 エルボードロップ→片エビ固め
●CHANGO

▼第5試合 第二回5分1本勝負1dayトーナメント1回戦 5分1本勝負
○Ken45°
5分0秒 時間切れ判定
●男色ディーノ(DDT)

▼第6試合 第二回5分1本勝負1dayトーナメント1回戦 5分1本勝負
○ヘラクレス千賀
1分59秒 カンクーントルネード→片エビ固め
●ゴールデンパイン(フリー)

▼第7試合 第二回5分1本勝負1dayトーナメント1回戦 5分1本勝負
○菅原拓也
4分0秒 エビ固め
●がばいじいちゃん(九州プロレス)

▼第8試合 第二回5分1本勝負1dayトーナメント1回戦 5分1本勝負
●大鷲透
2分31秒 首固め
○拳剛(VOODOO-MURDERS)

▼第9試合 第二回5分1本勝負1dayトーナメント2回戦 5分1本勝負
○ヤス・ウラノ(DDT)
3分58秒 首固め
●佐藤悠己(K-DOJO)

▼第10試合 第二回5分1本勝負1dayトーナメント2回戦 5分1本勝負
●ササキ・アンド・ガッバーナ
2分50秒 大横綱プレス→体固め
○曙(フリー)

▼第11試合 第二回5分1本勝負1dayトーナメント2回戦 5分1本勝負
●Ken45°
2分0秒 黄龍
○ヘラクレス千賀

▼第12試合 第二回5分1本勝負1dayトーナメント2回戦 5分1本勝負
○菅原拓也
3分24秒 十三不塔→片エビ固め
●拳剛(VOODOO-MURDERS)

▼第13試合 1回戦敗退者による8人+αタッグマッチ 30分1本勝負
沖本摩幸/ツトム・オースギ/ササキ・アンド・ガッバーナ/○CHANGO/アントーニオ本多
7分24秒 ジャングルクラッチ
男色ディーノ(DDT)/●ゴールデンパイン(フリー)/がばいじいちゃん(九州)/大鷲透/杉浦透(FREEDOMS)

▼第14試合 第二回5分1本勝負1dayトーナメント準決勝 5分1本勝負
●ヤス・ウラノ(DDT)
3分49秒 大横綱プレス→体固め
○曙(フリー)

▼第15試合 第二回5分1本勝負1dayトーナメント準決勝 5分1本勝負
○ヘラクレス千賀
1分34秒 黄龍
●菅原拓也

▼代16試合 UWA世界タッグ選手権試合 60分1本勝負
[王者組]めんそ〜れ親父(フリー)/○日高郁人(ZERO1)
14分47秒 野良犬ハイキック→片エビ固め
[挑戦者組]バラモンシュウ/●バラモンケイ
※第18代王者組が2度目の防衛に成功

▼第17試合 第二回5分1本勝負1dayトーナメント決勝戦 5分1本勝負
●曙(フリー)
5分0秒 時間切れ判定
○ヘラクレス千賀
※第二回5分1本勝負1dayトーナメントは千賀が優勝

このページの先頭へ
コラム女子プロレス団体『FEATURES』
スターダム世IV虎の番長日記
はるか悠里の格闘アイドル育成計画
スターダム須佐えりの初勝利への道
月別アーカイブ
団体