小谷が無敗のクラットに盤石の勝利!日本vs.イギリス&日本vs.中国の海外対抗戦はどちらも日本が勝ち越し!

130609_RINGS-1.jpgFIGHTING NETWORK RINGS
RINGS/THE OUTSIDER IN 横浜文化体育館
日時:6月9日(日)開始:15:00
会場:横浜文化体育館
観衆:3770人(満員)

 9日、横浜文化体育館で行われたFIGHTING NETWORK RINGSとTHE OUTSIDERの合同興行『RINGS/THE OUTSIDER IN 横浜文化体育館』。すっかり恒例となったプロ部門のRINGSと、アマチュア部門のOUTSIDERの合同興行だが、メインでは当初は4・7『ZST.35』で行われる予定だったが、流れてしまった《ZSTのエース》小谷直之vs.《コマンドサンボ提督 技のマトリョーシカ》クラット・ピターリの一戦が行われた。

 開始早々、片足タックルでテイクダウンを奪った小谷。ハーフガードのクラットだが、小谷はサイドにパスするとクラットの左腕を取り、コブラクラッチのように首に巻き付けながらパウンド。さらにマウントを取った小谷は冷静にクラットのガードの隙間からパンチを落としていくと、鮮やかに腕十字を極めてタップを奪った。
 無敗のクラットを相手に盤石の勝利を収めた小谷は「俺がやっているのがリングス! 俺がやっているのが本当の格闘技だ!」と叫んだ。前田日明代表も「プロの選手に(クラット戦を)オファーするんですけど、結構断られたんですよ。『(クラットには)勝てない』って。それで(小谷が)勝ったんだから大したもんですよね。これからどんどん上に引っ張りあげてあげたい。ロシアの選手にもあの階級はまだまだ選手もいますし、海外を見ててもいっぱいいますし。彼に本当の意味で海外で通用する選手......日本の中軽量級で有名な選手の1人になってもらいたいですね」と期待を寄せた。

130609_RINGS-2.jpg アウトサイダー部門では日本代表vs.中国代表と日本代表vs.イギリス代表の海外対抗戦が10試合行われた。まず各国代表選手が国旗に先導されて入場。リング上に選手たちがズラリと並び立つ国際色豊かな景色は、リングスらしさを感じさせた。
 イギリス代表との対抗戦には65-70kgトーナメントで優勝している《アウトロースナイパー リアル神代ユウ》佐野哲也、リングス所属のプロとしても活躍している《静岡 沼津の一撃空手王》渡辺竜也らが出場。リングスUK所属の猛者が相手だったが、3勝2敗と日本が勝ち越してみせた。
 中でも前田代表がイチオシの《朝倉兄 神と魂》朝倉未来は、《親日家UK流武士道逆輸入》ムサシと対戦。ミドルキックを何度かキャッチされながらも、スタンドのパンチでKOしてみせた朝倉は「まだ2月から出始めて知らない人も多いと思うけど、これで3戦全勝なので、次は吉永さんとやらせてください」と、《キング・オブ・アウトサイダー格闘彫師》吉永啓之輔との対戦を希望! 前田代表も「朝倉君は若いし、すごいノビしろのある子なんで、今回は思い切ってイチかバチかでこういう試合を組みましたけど、結果的にはよかった。次はちょっと強い選手と...チャンピオンとか吉永とかとやらせようかな」と前向きに検討している模様。
 また、中国代表との対抗戦には60-65kg級ランキング1位の《沖縄道場チーム 荒ぶる闘心》安谷屋智弘らが出場。ハイキックがクリーンヒットしても倒れないどころか前に出て来るという身体の強さを随所に見せた中国選手だったが、日本代表が4勝1敗で勝ち越してみせた。

130609_RINGS-3.jpg 昨年12月の横浜大会で対戦した際、期待に反して不完全燃焼の試合に終わった《横濱義道会初代総長 濱の狂犬》黒石高大と《リアル刃牙》渋谷莉孔が再戦。前田日明代表から前回の試合は「試合じゃなくてダンス」と酷評されただけに、今回ははじめからバチバチとした試合となった。
 いきなり渋谷の蹴りが黒石にクリーンヒットしてダウンを奪うと、後がない黒石も下がることなくパンチ、さらに蹴りで応戦。2R、ミドルを出した黒石がバランスを崩して尻餅をつくと、すぐさま渋谷が覆い被さっていく。打撃を警戒してガードを固めた黒石だが、渋谷は意表を突いてやや変型のスピニングチョーク。これにはさすがの黒石も手が出せずレフェリーが試合をストップ!
 因縁の対決に見事勝利した渋谷は、「まず黒石! いろいろあったけど、俺、お前のこと嫌いじゃねぇよ! お前の真っ直ぐなところ俺は好きだよ。ありがとう。もう1個。今、前田さんが俺のためにベルト作るって言ったんで。チャンピオン、俺しかしないっしょ! 見ておけよ!」と絶叫。ところが大会終了後、前田代表からは「渋谷君、問題が露見しましてね。ちょっとねぇ...(黒石戦は)無効試合になりそうなんですね。まだちょっと発表出来ないんですけど」と意味深発言が飛び出した。

 なお、THE OUTSIDERは9月に大阪に初進出し、12月にも大阪大会を行うことが決定しているが、前田代表は「アウトサイダーを5年間、東京を中心にしてやってきたが、ある意味ヤンキーや不良っていうのは大阪が本場。アウトサイダーが始まったときにいわゆる地下格闘技っていうのがすごく大阪でも横行したが、去年の暮れあたりからそういうのが色々あって解散したりしているんで、今回(アウトサイダーが大阪に進出するのが)9月っていうのはちょうどいいかなって。時間はかかって、後発でいくんですけど、大阪でもそういう素質のある子がいっぱい入ってきて、また関西地方出身の子でレベルの高い子と東京の子たちの対抗戦とかも考えられるし、ちょっと楽しみですね」と語った。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 シングルマッチ 体重Limit62kg
《チームST筋肉超合金》○ゴワス
1R 0分42秒 TKO(2ダウン)
《救世主 騎龍観音》●SHOUGO

▼第2試合 シングルマッチ 体重Limit65kg
《琉球王国の最強島人》○當山馨
1R 2分10秒 腕ひしぎ十字固め
《北海道十勝の最強バトルラングラー》●久保和弘

▼第3試合 シングルマッチ 体重Limit65kg
《埼玉行田 翔拳道のテクニカル・ソルジャー》○マイティー明杜
2R 3分00秒 判定(3-0)
《打倒・兄 秋田大仙のサムライジャパン》●上野圭介

▼第4試合 シングルマッチ 体重Limit60kg
《栃木鹿沼のサッシ野郎カネショウ》○金子翔太
2R 2分59秒 TKO(グラウンドパンチ→レフェリーストップ)
《静岡Team Jokerのフォワード》●竹井佳惟

▼第5試合 シングルマッチ 体重Limit61kg
《WANTED 三すくみ千手観音》●麦わらのユウタ
1R 1分08秒 腕ひしぎ十字固め
《レナトゥス・シューター》○土田雅人

▼第6試合 シングルマッチ 体重Limit60kg
《群馬 萩原イズム継承》●奥木貴之
2R 3分00秒 判定(0-2)
《闘える放送作家》○大井洋一

▼第7試合 シングルマッチ 体重Limit63kg
《沖縄グレイシーコンバット》●宮城貴志
2R 3分00秒 判定(0-2)
《風雲児カオスヒーロー》○ピロシ

▼第8試合 シングルマッチ 体重Limit64kg
《天下無双》●高森茂之
2R 1分54秒 TKO(ドクターストップ)
《風雲児カオスヒーロー》○小松崎優樹

▼第9試合 シングルマッチ 体重Limit72kg
《沼コンバ共和国の超人 柔道×フィジカル馬鹿一代》○コンバ王子
2R 3分00秒 判定(3-0)
《打投極 飛燕》●渡邉 稜

▼第10試合 シングルマッチ 体重Limit72kg
《三枝軍団 平成の狂猿》●島田 勇
1R 0分28秒 TKO(グラウンドパンチ→レフェリーストップ)
《長野格闘技チーム・Fearless代表》○大島渓太郎

▼第11試合 シングルマッチ 体重Limit75kg
《宮城TEAM BADLUCKの弁天小僧》●我妻慎太郎
2R 3分00秒 判定(0-3)
《動けば雷電の如く発すれば風雨の如し 北海道十勝のタイガードラゴン》○久保昌弘

▼第12試合 シングルマッチ 体重Limit60kg
《栃木のスーパーサイヤ人リアル孫悟空》●野沢零羽
2R 3分00秒 判定(0-3)
《ヨコハマ・メタルシティ陵辱キング》○土橋政春

▼第13試合 シングルマッチ 体重Limit65kg
《鶴見のハリケーン》○岩本一貴
1R 1分19秒 チョークスリーパー
《通称栃木鹿沼のキッカー》●星野一磨

▼第14試合 シングルマッチ 体重Limit78kg
《リアルアマプロレスラー》△橋本シバター
2R 3分00秒 ドロー 判定(1-0)
《最年少出場 TeamDATEのお笑い系格闘家》△伊達一輝

▼第15試合 シングルマッチ 体重Limit75kg
《焼津の暴力マリア》○宮永一輝
2R 3分00秒 判定(2-0)
《チームSTパンク・グラウンダー》●ロニー

▼第16試合 シングルマッチ 体重Limit77kg
《宇都宮オリオン通りの闇皇帝 栃木のラストエンペラー》●菱沼郷
2R 0分30秒 TKO(ドクターストップ)
《番外地網走の暴れ漁師》○間宮晃仁

▼第17試合 シングルマッチ 体重Limit70kg
《群馬のリアルアウトロー》○萩原裕介
2R 1分31秒 チョークスリーパー
《名勝負製造機 アウトロースナイパー 佐野哲也の名参謀》●ユースケ・サンダースJr.

▼第18試合 シングルマッチ 体重Limit84kg
《GTA福岡 666FIXXER代表》●ダグラス
2R 3分00秒 判定(0-3)
《山形のアドレナリン・ジャンキー》○軽部秀和

▼第19試合 シングルマッチ 体重Limit63kg
《横濱義道会初代総長 濱の狂犬》●黒石高大
2R 1分01秒 TKO(スピニングチョーク→レフェリーストップ)
《リアル刃牙》○渋谷莉孔

▼第20試合 シングルマッチ 体重Limit70kg
《キング・オブ・アウトサイダー格闘彫師》○吉永啓之輔
2R 3分00秒 判定(2-0)
《埼玉のリアルバイキンマン》●齊藤勇駿

▼第21試合 海外対抗戦 体重Limit70kg
[日本代表]《NOスタンド NO試合》○高橋ルガー大毅
2R 3分00秒 判定(3-0)
[イギリス代表]《捕食者UK・ザ・プレデター》●ランジェット・バーリヤ(RINGS UK)

▼第22試合 海外対抗戦 体重Limit65kg
[日本代表]《平成生まれの火の玉小僧 弾丸野郎》●比夏瑠
1R 0分53秒 TKO(グラウンドパンチ→レフェリーストップ)
[イギリス代表]《UK格闘技界のダイアモンド ジ・アングリー》○カズ・ファーム(RINGS UK)

▼第23試合 海外対抗戦 体重Limit70kg
[日本代表]《朝倉兄 神と魂》○朝倉未来
2R 0分21秒 KO(スタンドパンチ)
[イギリス代表]《親日家UK流武士道逆輸入》●ムサシ(RINGS UK)

▼第24試合 海外対抗戦 体重Limit70kg
[日本代表]《アウトロースナイパーリアル神代ユウ》●佐野哲也
2R 3分00秒 判定(0-2)
[イギリス代表]《UKのレスター・シュートファイター》○ジェイク・コンスタンチノ(RINGS UK)

▼第25試合 海外対抗戦 体重Limit65kg
[日本代表]《静岡沼津の一撃空手王》○渡辺竜也(MAX GYM/RINGS)
1R 2分02秒 KO(スタンドパンチ)
[イギリス代表]《若き格闘紳士UKグラップラー》●ジョシュ・ニール(RINGS UK)

▼第26試合 海外対抗戦 体重Limit65kg
[日本代表]《九州蹴り技の貴公子》○和田周作
1R 0分31秒 TKO(ヒザ蹴り)
[中国代表]《功夫王 我的絶技》●呉 飛揚(河南順遠功夫王)

▼第27試合 海外対抗戦 体重Limit65kg
[日本代表]《破壊の戦神 竜虎》●ま〜さ
2R 3分00秒 判定(1-2)
[中国代表]《北京拳天下 重散打戦士》○初 光福(北京拳天)

▼第28試合 海外対抗戦 体重Limit65kg
[日本代表]《沖縄道場チーム 荒ぶる闘心》○安谷屋智弘
2R 3分00秒 判定(3-0)
[中国代表]《北京拳天下 全能型戦士》●張 慧鵬(北京拳天)

▼第29試合 海外対抗戦 体重Limit70kg
[日本代表]《エンセン大和魂継承》○YOSHIKI
1R 0分54秒 TKO(グラウンドパンチ→レフェリーストップ)
[中国代表]《山東大兵 一人重戦車》●田 建設(山東大兵MMAクラブ)

▼第30試合 海外対抗戦 体重Limit70kg
[日本代表]《イケイケ沼コンバ》○沼尻和之
1R 2分19秒 チョークスリーパー
[中国代表]《深圳万勝広東省的祖母緑》●劉 楊(深圳万勝MMAジム)

▼第31試合 プロフェッショナルマッチ 体重Limit70.3kg
《アブダビストライカー》●伊澤寿人(和神会/RINGS)
1R 2分58秒 TKO(グラウンドパンチ→レフェリーストップ)
《暴走柔術》○平 信一(綱島柔術/チームZST)

▼第32試合 プロフェッショナルマッチ 体重Limit73.0kg
《ZSTのエース》○小谷直之(ロデオスタイル/チームZST)
1R 2分47秒 腕ひしぎ十字固め
《コマンドサンボ提督 技のマトリョーシカ》●クラット・ピターリ(RINGS)

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