里歩との初対決に勝利した栗原が市ヶ谷大会参戦を表明!奈苗と組んださくらは独特すぎる合体攻撃を繰り出す

130605_GatoMove-1.jpg我闘雲舞
運命の水曜日・・・センターは誰だ!
日時:6月5日(水)開始:19:00
会場:板橋グリーンホール
観衆:182人(満員)

 5日、板橋グリーンホールで行われた我闘雲舞『運命の水曜日・・・センターは誰だ!』。試合に先立ち、まず4thシングル『ガンバレ!2013』のセンターを務めるのは誰かが決まる我闘雲舞総選挙の最終結果が発表された。

 最終結果は4位が168票で「ことり」、3位が171票でさくらえみ、2位が176票で帯広さやか、そして1位は237票とぶっちぎりで里歩。頑なに歌をうたうことを嫌がっている里歩だが、「みんなが僅差の中、ちょっと差があって1位を取ることが出来ました。絶対に取れないと思っていましたし、1位になっても歌えないしどうしようか考えたんですけど、こうやって1位を取ると今まで持てなかった自信を持ってやっていこうと思います」と若干ながら心境に変化が......
 その里歩は5・4板橋大会で行われた1DAYミックスドタッグトーナメント『ゴーゴー!グリーンカレーコップンカップ』で優勝したアントーニオ本多との"マイル・ウォーカーズ"で、栗原あゆみが田村和宏の田村様と組んだ"タムクリ"と対戦。
 8・4後楽園ホールで引退することが決まってる栗原にとっては、これが最初で最後のガトムー参戦。里歩ともアントンとも初対決なだけに、まずはアントンに対して「アントン、はじめまして」と言いながらエルボーを見舞うとドロップキック。さらに栗原はぶら下がり式腕十字を決めると、田村との合体攻撃でなおもアントンを攻撃。だが、アントンも両腕でのダスティンで2人まとめてなぎ倒す。
 里歩は田村に対して真っ向からエルボー勝負を挑んでいくと、さらにジャンピングニー、くるくるリボン、キチンシンク、さくらえび固めと決めていくが、栗原がカット。タムクリはトレイン攻撃を繰り出すが、アントンが救出に入ると里歩は栗原に対してダイビング・フットスタンプを投下。
 栗原もコードブレイカーを返すが、またもアントンが救出に入り、さらに里歩と2人で腰を振ってからのボディブロー。しかし続く里歩のそうまとうを栗原がくぁすと、田村が里歩にエースクラッシャー。さらにアントンにはタムクリで合体式エースクラッシャーを決めていく。栗原はミサイルキックで里歩にトドメを刺しに行ったが、里歩がカウント2で返すと、栗原は敢えて「来い、里歩!」と叫んでエルボー合戦を仕掛ける。
 お互いガンガンとエルボーを打ち合った上、それぞれランニングエルボーでなぎ倒していったが、カウント3が奪えない里歩がロープに飛んだところで栗原がカウンターの裏投げで投げていって3カウント。

130605_GatoMove-2.jpg 試合後、栗原が「里歩、私は密かにあなたとずっと試合がしたいと思っていました。ありがとう」と声をかけると、里歩は「栗原さん、最後に我闘雲舞に参戦していただいて、自分と対戦していただいてありがとうございました。8月に引退するのはすごく淋しいですけど、最後にこうして対戦させていただいてすごく嬉しかったです」とお礼。
 ところが、栗原からは「えっ、最後なんですか?」という意外な言葉が。次の板橋大会はWAVEの大会と重なっている上、ダブルヘッダーは難しいとさくらが説明したのだが、栗原が「我闘雲舞さんは2カ月に1回の試合なんですか?」と言い出したため、場内がざわつく。それを聞いたさくらが「市ヶ谷でもやっているんですけど......狭いし、冬は寒いし、ジメジメしてるし、米ちゃんとかひろよんとかどうでもいい男子ならいいですけど、栗原さんに市ヶ谷に出てもらうのは申し訳ないよね」と苦笑いしながら言うと、栗原は「市ヶ谷出ます! さくらさんとも、帯広さんとも、「ことり」さんとも試合がしたいです! 平日なら大丈夫です!」と市ヶ谷参戦を表明!
 戸惑うさくらだが、代わりに田村様が「クリ、市ヶ谷いけるか? 今、田村様が決めた! ケッテーイ!」と正式に決定してしまったため、7・17市ヶ谷チョコレート広場大会に参戦することになった栗原は、何と「我闘雲舞のことをちょっと勉強してきました。最後に歌うんですよね?」と言って『限界のうた』をアカペラで歌ってみせた。
 さらに場内が暗転すると、観客が持ったピンクのサイリウムが振られる中、さくらがバースデーソングを歌い出す。このサプライズでリング上の選手と観客が一緒になって、里歩の16歳の誕生日を祝った。

130605_GatoMove-3.jpg スターダム5・12新木場大会に急遽出場し、高橋奈苗と一騎打ちを行ったさくらえみは、試合後に「奈苗は確かにスターダムの宝ではあるんですが、さくらえみに協力してもらいたいと思います」と言って、勝手に奈苗とのタッグ結成を発表。何も聞かされていなかったため、戸惑っていた奈苗だったが、さくらとの試合が15分時間切れに終わったのは"さくらのパッションに飲まれたから"と考え、「今度は私が飲み込んでやるぞ!」とタッグ結成を承諾。するとさくらは奈苗とのタッグの対戦相手に、以前我闘雲舞のリングで奈苗と一騎打ちを行ったことがあるJWPのモーリー&中森華子「ハートムーブ」を指名。
 さくらを捕まえたハートムーブ。とくに中森はヘアホイップを狙うさくらに対し、髪を掴まれた頭を振り回して逆に投げると、ならばとヘアホイップを狙った奈苗をも同じ方法で投げ飛ばす。それでも合体攻撃を狙ったハートムーブにさくらがクロスボディを浴びせていき、キャッチしたところに奈苗もクロスボディを浴びせて倒していくと、奈苗が反撃開始。
 さくらがコーナーからプランチャを投下すると、奈苗がモーリーと中森を抑え付けていることをいいことに、さくらは楽しそうにリングサイドを1周してからクロスボディ。さらにムーンサルトプレスや捻りを加えたムーンサルトなどで追い込んでいったさくらだが、中森は3カウントを許さない。ならばと奈苗がバックドロップから冷蔵庫爆弾を狙ってコーナーに登っていくと、何とさくらが追いかけていって奈苗を雪崩式フランケンで投げて中森に叩き付ける独特な合体攻撃。今度はさくらがコーナーに登ると奈苗が追いかけていくが、股下からくぐり抜けたさくらはパワーボムで奈苗を中森に叩き付ける。
 もう一度コーナーに登ったさくらを追いかけようとした奈苗だが、さくらはダイブして奈苗を押し倒すようにして中森にボディプレス。散々な目に遭った奈苗は改めてコーナーに登って冷蔵庫爆弾を投下するが、中森は剣山で迎撃。さくらの延髄斬りもかわし、奈苗に誤爆させた中森だったが、カウンターのラリアットを叩き込んだ奈苗は、今度こそ冷蔵庫爆弾を投下し、残り試合時間わずかのところで3カウントを奪った。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 タッグマッチ 15分1本勝負
米山香織(フリー)/●「ことり」
19分12秒 東海道落とし→片エビ固め
○松本浩代(エスオベーション)/チェリー(ユニオン)

▼第2試合 シングルマッチ 10分1本勝負
△マサ高梨(DDT)
時間切れドロー
△佐藤悠己(K-DOJO)

▼第3試合 タッグマッチ 20分1本勝負
さくらえみ/○高橋奈苗(スターダム)
18分1秒 冷蔵庫爆弾→片エビ固め
モーリー(JWP)/●中森華子(JWP)

▼第4試合 3WAYマッチ 15分1本勝負
○帯広さやか
7分7秒 バース
●小仲=ペールワン(666)
※もう1人は怨霊(666)

▼第5試合 タッグマッチ 20分1本勝負
●里歩/アントーニオ本多(DDT)
13分31秒 裏投げ→片エビ固め
○栗原あゆみ(フリー)/田村和宏(HEAT UP)

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