白石体制となって初の後楽園大会、メインは大熱戦の末に潮崎が諏訪魔を撃破して世界タッグ防衛!金丸は大和に世界Jr防衛!

130602_AJP-1.jpg全日本プロレス
RISE UP TOUR 2013
日時:6月2日(日)開始:18:00
会場:後楽園ホール
観衆:1800人

 2日、後楽園ホールで行われた全日本プロレス『RISE UP TOUR 2013』最終戦。6月1日に突如、白石伸生新社長をはじめとする全日本プロレスの新役員体制が発表された一方、武藤敬司が取締役辞任届を提出したと報道されて何かと注目される大会だったが、大会開始前、渦中の白石社長がリングに上がった。

 「6月1日付けで代表取締役に就任しました白石伸生と申します」と改めて全日本ファンに社長に就任したことを報告した白石社長は、自分は30年来の新日本ファンで、中でも武藤敬司の大ファンだったと語り出すと、その縁で全日本の社長になったのだが、両者の考え方に乖離があったため分裂騒動という報道が出てしまったこと、さらにプロレス界に入って見たくないものを見てしまったことがFacebookでの過激な書き込みにつながってしまい、結果的に新日本プロレスに迷惑をかけたしまったことを謝罪。
 最後に「分裂するのか?」という観客の声に「しないように努力しますので、もうしばらくお待ちください。最大限皆さんの信頼を勝ち取れるように努力して参ります」と締めくくった。

130602_AJP-2.jpg そんな状況の中、メインでは秋山準&潮崎豪の持つ世界タッグ王座に、諏訪魔&ジョー・ドーリングのL/Rが挑戦。6・30両国大会で秋山は諏訪魔の三冠王座に挑戦するため前哨戦でもある。
 潮崎の逆水平チョップに対し、ドーリングはより強烈な逆水平チョップ、諏訪魔はダブルチョップで対抗。さらにL/Rはクイックタッチで代わる代わる潮崎をボディスラムで叩き付けていったが、合体攻撃を狙ったL/Rをフライングショルダーで吹っ飛ばした潮崎は、諏訪魔に対してローリング袈裟斬りチョップからジャーマンで投げていくが、潮崎のラリアットをブロックした諏訪魔はキャプチュード。
 だが、圧倒的なパワーで破壊しようとするドーリングを秋山がヒザ攻撃を駆使してうまく押し込め、エクスプロイダー2連発。ダッシュする潮崎にカウンターのドロップキックを合わせた諏訪魔は串刺しラリアットからドーリングに向けてホイップ。スパインバスターで叩き付けていくと、諏訪魔がぶっこ抜きジャーマン。カウント2で返した潮崎を捻りが加わったバックドロップで投げた諏訪魔だが、秋山がカウント2でカットしてエクスプロイダー。そこに潮崎がトラースキックを叩き込むと、秋山はドーリングを場外に連れ出す。
 場外戦のあと、秋山とドーリングがリングに戻ると、L/Rは同時ラリアットから諏訪魔のラストライドとドーリングにレボリューションボムの同時発射を狙うが、バーニングは同時にウラカンで切り返すと、潮崎が諏訪魔に豪腕ラリアットから投げ捨てジャーマン。そこに秋山がランニングニー。諏訪魔も何とかラリアットを返していくが、潮崎は豪腕ラリアットからローリング袈裟斬りを連打。
 ついに諏訪魔が突っ伏すと引き起こしてゴーフラッシャーで叩き付けるがカウントは2! ならばと潮崎は拳を握ってから小橋建太ばりの高さのあるムーンサルトプレスを投下して3カウントを奪い、28分を越す熱戦に終止符を打った。

130602_AJP-3.jpg 金丸義信の持つ世界ジュニア・ヘビー級王座には大和ヒロシが挑戦。何度串刺し攻撃を蹴りで迎撃されようとも、串刺し式スピアーをかわされようとも、退くことを知らない情熱バカはカウンターでスピアーを決めると、場外に転落した金丸にトペを発射。
 リングに戻った大和は串刺し式スピアーからカミカゼを決めると、熱く拳を突き上げてからダイビング・セントーン。さらに金丸をコーナーに乗せた大和は、金丸のエルボーを食らって逆さ吊りになっても腹筋の力で何度でも戻り、スパイダー式フロントスープレックスで投げてからミサイルキックを発射。
 金丸も飛び付き式のスイングDDTからディープ・インパクトを返すが、大和はジャーマン、ノーザンライト・スープレックス、ブロックバスターと畳みかけると、コーナー最上段からのダイビング・セントーン。これをかわした金丸はタッチアウトを狙ったが、ノーザンライトボムで切り返した大和はクロスアーム・ジャーマンを狙う。
 だが、金丸はこれを決めさせず、逆にラリアットからムーンサルトプレス。さらにディープ・インパクトから必殺のタッチアウトを決めて3カウントを奪った。勝った金丸が「オイ、全日本プロレス・ジュニア、次は誰だ? もういねぇのか? こんなものか」と宣戦布告すると、田中稔が現れ「オイ、そのベルト、そろそろ返してもらおうか。今月は確か両国があったよな。6月30日両国でガチンコセメントプロレスなんて屁でもねぇっていう試合やるか」と世界ジュニア挑戦を表明した。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 シングルマッチ 30分1本勝負
○大森隆男
8分38秒 アックスボンバー→体固め
●SUSHI

▼第2試合 タッグマッチ 30分1本勝負
○田中稔/金本浩二(フリー)
11分8秒 ミノルスペシャル
HUB(フリー)/●めんそ〜れ親父(フリー)

▼第3試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負
船木誠勝/曙(フリー)/○浜亮太
9分47秒 シャイニングウィザード→体固め
●MAZADA(東京愚連隊)/バンビ・キラー/ドラガン・オケッチ

▼第4試合 アジアタッグ前哨戦6人タッグマッチ 30分1本勝負
カズ・ハヤシ/○近藤修司/中之上靖文
13分14秒 キングコングラリアット→エビ固め
渕正信/●鈴木鼓太郎(バーニング)/青木篤志(バーニング)

▼第5試合 チャンピオン・カーニバル AFTER THAT シングルマッチ 30分1本勝負
○河野真幸
9分24秒 レフェリーストップ
●KAI

▼第6試合 世界ジュニア・ヘビー級選手権試合 60分1本勝負
[王 者]○金丸義信(バーニング)
14分20秒 タッチアウト→片エビ固め
[挑戦者]●大和ヒロシ
※第35代王者・金丸が3度目の防衛に成功

▼第7試合 世界タッグ選手権試合 60分1本勝負
[王者組]秋山準(バーニング)/○潮崎豪(バーニング)
28分6秒 ムーンサルトプレス→片エビ固め
[挑戦者組]●諏訪魔/ジョー・ドーリング
※第65代王者組・秋山&潮崎組が初防衛に成功

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