巻き返しをはかりたい美央だが、まさかのアクシデントがふりかかる。朱里の至近距離からのランニング・ニーを右肩に食らい、場外に逃げ込む事態に。会場が静まり返るなか、レフェリーチェックが入る。
　場外カウント9で美央が生還するも、朱里は攻撃の手を緩めずにキック、腕十字と一気に攻め込む。苦しい展開の美央だったが、朱里がロープに走ったところをフロントキックで迎撃し、首4の字へ。
　朱里は首をひっこ抜いて脱出すると、美央の痛めた右肩を腕固め。形が崩れると下から腕十字を狙う。しかし、ここで美央が強烈なヘッドバット！　すぐさまカバーにいくが、カウント2。そのまま土蜘蛛で丸め込んで、リーグ戦初勝利を収めたが、思わぬ痛手を負ってしまった。
　試合後、肩の具合について聞かれた美央は「深手ですね。予想外の2戦目にして、これなので...なんだかんだ言って大丈夫っていうのが紫雷美央だと勝手に思ってるところがあるので、たぶん大丈夫です」とコメントした。

　公式戦初戦で渋谷シュウとのクラシックギャルズ対決を制し、幸先いいスタートを切ったチェリーがアイスリボンの志田光と対戦。一方の志田はプロデューサー枠としてCATCH THE WAVE初参戦を果たした。ゴングを待てない志田は チェリーに一直線！　垂直落下ブレーンバスター、魂のスリーカウントと秒殺狙い。
　チェリーもキックで流れを変えると、ダブルリスト・アームサルトに馬乗りパンチ。志田の足を踏みまくって、「どっこいしょ！」と河津掛け。さらにミサイル弾を投下する。
　ここで志田は竹刀を持ち出すが、かわしたチェリーが志田の上に竹刀を置いてコーナーに登る。しかし、志田もその竹刀をチェリーに投げつけ、起き上がると、すかさずコーナーへ。チェリーを引きずりおろして、フランケンシュタイナー、延髄斬りで攻勢に出る。そして魂のスリーカウントを狙うが、チェリーは春夜恋で切り返す。これをキックアウトした志田はファルコンアローに繋げるが、チェリーも体勢を入れ替えカバー。ヒヤリとした志田だったが、ジャンピングニーから今度こそは！の魂のスリーカウントで勝負あり。

　8月に引退する栗原あゆみの引退ロード2人目の相手は、同期デビューの春日萌花。試合は力比べから栗原がアームホイップ、アームロックでジワリジワリと栗原ペースに持っていく。「一発いくぞ！」と栗原はドロップキック。逆片エビ固めで動きを封じたあと、串刺しダブルニーを2発、ボディースラムをお見舞いする。
　なおも栗原ペース。逆エビ固めを極めるが、ドロップキックで逆襲に出た春日がブラ下がり腕十字へ。リング内でも腕十字を極めると、クリストで追い討ちをかける。
　栗原はドロップキックで形勢逆転すると、ロープ際に座り込む春日に低空ドロップキックを連発。残り５分となると、春日が逆さ押さえ込み！　さらに腕十字で栗原をロープに這わせると、ダブルリスト・アームサルトにダイビング・フットスタンプで追撃する。
　立ち上がった両者はエルボー合戦。競り勝った栗原がミサイル弾を2発投下する。これがカウント2に終わると再びエルボー合戦となり、チャンスを伺った春日がもう一度、逆さ押さえ込みへ。キックアウトした栗原は、ヘッドバットからの裏投げと一気に畳み掛け、春日とのラストシングルにピリオドを打った。

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▼第1試合　グラマラスWAVE 20分1本勝負
水波綾／○浜田文子
10分7秒　APクラス→片エビ固め
大畠美咲／●華名

▼第2試合　スレンダーブロック公式戦 15分1本勝負
○志田光【2点】
5分54秒　魂のスリーカウント→片エビ固め
●チェリー【2点】

▼第3試合　スレンダーブロック公式戦 15分1本勝負
○紫雷美央【2点】
5分40秒　土蜘蛛
●朱里【0点】

▼第4試合　スレンダーブロック公式戦 15分1本勝負
○中島安里紗【2点】
8分33秒　ドラゴン・スープレックス・ホールド
●渋谷シュウ【0点】

▼第5試合　メモリアルWAVE～栗原あゆみ引退ロード2～ 15分1本勝負
○栗原あゆみ
13分37秒　裏投げ→体固め
●春日萌花

▼第6試合　スクランブルWAVE 30分1本勝負
○GAMI／中川ともか
13分53秒　ガミドーラ
桜花由美／●山縣優

【記事提供／プロレスリングWAVE】