入江が飯伏を撃破してKO-D無差別級王座V3!次はタッグ王座を奪取した光留vsHARASHIMAの勝者が挑戦!
DDTプロレスリング
MAX BUMP 2013
日時:5月3日(金・祝)開始:12:00
会場:後楽園ホール
観衆:1819人(超満員札止め)
3日、後楽園ホールで行われたDDTプロレスリング『MAX BUMP 2013』。4・13新宿大会で坂口征夫相手にKO-D無差別級王座初防衛に成功した入江茂弘だが、鶴見亜門GMが指名した最強の挑戦者である飯伏幸太を相手に3度目防衛戦を行った。
入江は開始早々エルボーからのファイアーサンダーを狙ったが、着地した飯伏は入江を場外に追いやると三角飛びケブラーダを発射。しかし入江がかわしため、着地した飯伏の左ヒザに大きなダメージを負ってしまう。入江は光明を見いだしたとばかりに飯伏の左ヒザにヘッドバットを連発していくが、飯伏も蹴りで反撃すると入江にも劣らないパワーで対抗。
さらに今度こそ三角跳びケブラーダをヒットさせた飯伏は、ムーンサルト・ニープレスやラリアット、ジャーマンと畳みかけていく。しかし飯伏が肩口に入江を担ごうとしたところで、背後に着地した入江はファイアーサンダー。続けて自分が垂直落下式バックフリップで叩き付けるがカウントは2。
ならばとかつてピンフォールを奪った全体重を乗せたエルボーバットを叩き込んで抑え込むが、これもカウントは2。飯伏はカウンターのラリアットを叩き込むと、入江をコーナーに乗せ、エプロンからスワンダイブで飛び付いての雪崩式フランケン。カウント2で返した入江に対し、飯伏はシットダウン式ラストライドで叩き付けるがカウントは2。もう一度狙う飯伏だが、入江はこれをバックフリップで切り返そうとする。飯伏が堪えると入江はノータッチヘッドバットからパッケージドライバー! 飯伏もカウント2で返すが、入江は間髪入れず自分が垂直落下式バックフリップで叩き付けて3カウントを奪った。
2011年のKING of DDTの時よりも、より完璧な形で飯伏からフォールを奪った入江。これでシングルでの通算成績1勝2敗と入江に負け越した飯伏は、潔く握手を求めると、握手に応じた入江の腕を上げて健闘を称えた。
そこにこの時点で"いつでもどこでも挑戦権"を持っているDJニラ、MIKAMI、佐々木大輔が入ってきて、今すぐ挑戦権を行使するか、それとも次の防衛戦を予定している5・26広島大会で行使するか、それともまだ行使しないか尋ねたところ、3人ともまだ行使しないと応えたため、5・26広島大会での防衛戦の相手は鶴見亜門GMが指名することに。
GMが指名したのは佐藤光留......とHARASHIMAの2人! 「どうしても1人に絞りきれませんでした。私個人としてもこの2人のシングルマッチが見たくなりまして」と言ったGMは、5・12大阪大会で光留vs.HARASHIMAの次期KO-D無差別級王座挑戦者決定戦を行い、勝者が5・26広島大会で入江に挑戦すると発表した。
だが、それを聞いた入江は「いい加減にしろよ! 何2vs.1とか組んでんだよ!」と勝手にハンデキャップマッチと勘違いしてGMに詰め寄っていくが、興奮&混乱している入江にはいくら説明しても通じず、バックステージでコメントを出す際に週プロの加藤記者に説明されたところでようやく理解した入江は「なんだ2vs.1じゃないくて1vs.1なんですね。じゃあ僕が勝ちます!」と満面の笑みを浮かべた。
光留とHARASHIMAはこの日、KO-Dタッグ王座を賭けて激突。4・14愛知大会でKO-Dタッグ王座4度目の防衛に成功したHARASHIMA&ヤス・ウラノが、次の挑戦者チームに指名したのが佐藤光留&坂口征夫組だった。
鋭い蹴りと隙あらば絡みつく関節技で優位に試合を進める挑戦者組だが、試合巧者のヤスは蹴りをブロックしたり、蹴り足をキャッチして切り返してたりして対抗。HARASHIMAは光留にハイキックを叩き込むとリバースフランケン。
そこに坂口が入ってきてハイキックでアシストしようとしたが、ヤスがかわして光留に誤爆。すかさずヤスは光留をツームストンパイルドライバーで叩き付けるが、カウント2で坂口がカット。ヤスはさらに光留と坂口をまとめてスクールボーイで丸め込むが、これもカウントは2。
HARASHIMAが坂口を場外に連れ出すと、ヤスはバックドロップを狙うが、光留はビクトル投げからのヒザ十字で切り返すとアンクルホールドに移行。さらにバックドロップで投げるがカウントは2。腕十字に捕らえた光留。HARASHIMAがカットに入ろうとするが、背後から坂口が胴絞めスリーパーに捕らえて阻止。リング中央でガッチリ腕十字が極まり、動けないヤスを見た松井レフェリーが試合をストップ! 坂口にとってはタイトル初戴冠となった。
試合が決まってもなかなか腕十字を離さない光留にHARASHIMAが激怒し、両者の遺恨が深まったが、光留は2010年11月に大阪でHARASHIMAを破ってKO-D無差別級王座を奪取しているだけに、「両国、両国うるせーよ。お前ら、両国の試合で週プロの表紙取ったことあるのか? ......思い出した。試合じゃなかった。今年は両国に縁があるような気がするんだよ。あの大阪でHARASHIMAさんに勝って、広島で入江に勝って、両国の試合で週プロの表紙を取ります!」と自信を覗かせた。
また、両国2DAYSの初日となる8・17両国大会に、大槻ケンヂが参加することが発表された。
※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。
▼ダークマッチ タッグマッチ 10分1本勝負
松永智充/●ワンチューロ
7分36秒 アスリートジャーマンスープレックスホールド
○吉野達彦(ガッツワールド)/アグレソール
▼第1試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負
○佐々木大輔(フリー)/火野裕士(K-DOJO)/星誕期
12分1秒 Now or Never→片エビ固め
彰人(スポルティーバ)/●遠藤哲哉/竹下幸之介
▼第2試合 タッグマッチ 30分1本勝負
男色ディーノ/●大石真翔
10分20秒 クロイツ・ラス
○ケニー・オメガ/伊橋剛太
▼第3試合 タッグマッチ 30分1本勝負
石井慧介/●高尾蒼馬
15分42秒 垂直落下式ブレーンバスター→片エビ固め
○中嶋勝彦(DIAMOND RING)/梶原慧(DIAMOND RING)
▼第4試合 8人タッグマッチ 30分1本勝負
XL・サムライ/XXL・サムライ/●エル・サムライ(スポルティーバ)/M・サムライ
9分42秒 首固め
MIKAMI/マサ高梨/中澤マイケル/○DJニラ(在野)
※サムライのいつでもどこでも挑戦権がニラに移動
▼第5試合 シングルマッチ 30分1本勝負
○KUDO
13分37秒 バズソーキック→片エビ固め
●アントーニオ本多
▼第6試合 KO-Dタッグ選手権試合 60分1本勝負
[王者組]HARASHIMA/●ヤス・ウラノ
16分38分 腕ひしぎ逆十字固め→レフェリーストップ
[挑戦者組]○佐藤光留(パンクラスMISSION)/坂口征夫(坂口道場一族)
※第46代王者組が5回目の防衛に失敗。光留&坂口組が第47代王者組となる
▼第7試合 KO-D無差別級選手権試合 60分1本勝負
[王 者]○入江茂弘
18分57秒 自分が垂直落下式バックフリップ→片エビ固め
[挑戦者]●飯伏幸太
※第45代王者・入江が3度目の防衛に成功
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