マスカラスが飛んだ!圧倒的な存在感で論外に完勝。ミノディ&タカンの超獣コンビが暴走戦士相手に大暴れ!

130411_NosawaBomBaYe7-1.jpgNOSAWA論外18周年記念興行
NOSAWA BOM-BA-YE 7 〜論外の挑戦状〜
日時:4月11日(木)開始:19:00
会場:新宿FACE
観衆:502人(超満員札止め)

 11日、新宿FACEで行われたNOSAWA論外18周年記念興行『NOSAWA BOM-BA-YE 7 〜論外の挑戦状〜』。今大会で論外は"仮面貴族"ミル・マスカラスとの一騎打ちを実現させた。しかも前日会見の席でマスカラスが保持している「ALLL(アライアンス・ラテンアメリカ・ルチャ・リブレ)ヘビー級王座を賭けてほしい」と直訴した結果、急遽タイトルマッチで行われることに。

 論外のセコンドには4・14新木場『STARDOM MASK FIESTA』でマスカラス組と対戦するブラック・タイガーがつく。マスカラスはマントの代わりにオリジナルのライダースを着て登場。そしてオーバーマスクを脱ぎ捨てるその佇まいは、相変わらずのカッコ良さ。
 いきなりサーフボードストレッチからコークスクリュー・シザースで投げていったマスカラスは、カニ挟みで倒すとインディアンデスロックと羽根折り固めの複合技。流れるようにジャベを決めていくマスカラスに対し、論外は地獄突きからの一本足頭突きで反撃するが、論外がメキシカンストレッチに捕らえると、マスカラスはヒザへのクローで脱出!
 そこからダブルアームやフルネルソンで絞め上げていったマスカラスは、ショルダータックルでなぎ倒してから十八番のフライング・クロスチョップ2連発。論外も串刺し攻撃を狙うが、かわしたマスカラスはショルダースルーで投げ飛ばすと、そこからコーナーに登ってダイビング・ボディアタックを決めて3カウントを奪った。
 マスカラスの"存在感"にやられてしまった論外だが、「いやぁヤバイっすね。仮面貴族ミル・マスカラス。とんでもない爺さんだ。悔しいね。もう1回呼ぼうかな。マスカラス&ドス・カラス。相手はNOSAWA&MAZADAだよ」と、次はパレハとのタッグで、マスカラス兄弟と対戦するとアピールしてみせた。

130411_NosawaBomBaYe7-2.jpg 2010年の『NOSAWA BOM-BA-YE 6』以来、約2年半ぶりに"再来日"することになったブルーザー・ミノディ&タカン・ハンセンの超獣コンビは、菊・ウォリアー&マサオ・ウォリアーの暴走戦士と対戦。
 まずは『NTVスポーツテーマ』に乗ってスキンヘッドのヅラを被ったジョー京平レフェリーが登場。そして『アイアンマン』に乗って段ボールで作ったプロテクターを装着した暴走戦士が入場。さらに『サンライズ』に乗ってタカンがブルロープを振り回しながら登場。最後に『移民の歌』に乗ってミノディがシャウトしながら入場。遠目から見れば、まるであの頃の全日本マットが再現されたかのような光景。
 菊&マサオウォリアーはウォリーズ殺法で果敢に攻めていくが、超獣コンビはやはり強い。ウォリアーズは同時リフトアップをやろうとするが、超獣コンビが持ち上がるわけがなく、そこで菊がお札を何枚はミノディに渡して話を付け、超獣コンビはコーナーの上に寝転がり、ウォリアーズの2人はコーナー下から両腕を上げて擬似的に同時リフトアップに成功。
 しかし続くダブルインパクトに失敗すると、超獣コンビは菊ウォリアーのマスクを剥がしてしまう。だが、マスクの下は何とちゃんとホークのペイントをし、逆モヒカン姿のKIKUZAWA! これで覚醒した菊ウォリアーは止めるマサオを突き飛ばし、「何がミノディだ!」とミノディのカツラを剥ぎ取る。さらにコーナーに登って「ウォリアーズ、イチバン!」とアピールしたが、背後から超獣コンビが詰め寄っていく。
 それに気付き、コーナーを降りた菊は「スミマセンでした」と土下座して謝罪するが、超獣コンビはストンピングの嵐からサンドイッチ・ミドルキックで菊をKO。リング下に逃げていたマサオにもがリングに戻ると、「お前何年プロレスやってんだよ。空気読めよ」と詰め寄っていく。そしてサンドイッチ・ランニングローを叩き込むと、ミノディが菊にゴッチ式パイルドライバー、タカンがマサオにエベレストジャーマンを決めようとするが、ジョー京平が「ミノディだろ!」と一喝。
 正気に戻った超獣コンビは、タカンは髭を、ミノディはヅラを付け直すと、タカンがマサオにウエスタン・ラリアット。さらにミノディがワンハンド・ボディスラムで叩き付けた菊にキングコング・ニードロップを投下して3カウントを奪った。

130411_NosawaBomBaYe7-3.jpg オープニングマッチでは全日本プロレスの『2013 JUNIOR HYPER TAG LEAGUE』で準優勝だった佐藤光留と、DRAGON GATEの鷹木信悟がシングルマッチで激突。お互い退くことを知らず、真正面からやり合うタイプだけに、光留がサッカーボールキックを叩き込めば、鷹木は「イテーな!」とダブルチョップ。さらに光留のミドルキックに鷹木は逆水平チョップで応戦すると、蹴り足をキャッチしてボディスラム。
 だが、倒れた光留も下から絡みついてヒザ十字固めへ。ロープに逃れた鷹木はカウンターのラリアット。すると光留もロープに飛んだ鷹木にカウンターのニールキックを叩き込むと、水車落としで叩き付ける。しかし光留のショルダータックルとミドルキックを肩を突き出して受け止めた鷹木はエルボー。
 さらに光留の張り手には張り手を返すと、ソバットにはショートレンジラリアットを返す。だが、光留がジャーマンで投げ捨てたところで残り試合時間1分。四つん這い状態のままヘッドバットを打ち合った両者。光留は下からの三角絞めに捕らえるが、持ち上げてバスターで叩き付けた鷹木。それでも光留はなお下からの腕十字に捕らえるが、鷹木は変型の逆片エビ固めに切り返す。しかし光留は最後までギブアップせず時間切れ引き分けに終わった。
 なおも額をくっつけて睨み合う両者。すると鷹木が握手を求める。光留は人差し指を突き出し「もう1回」をアピール。鷹木がうなずくと、光留も握手に応じた。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合「新宿名勝負数え歌~闘いの挽歌~」10分1本勝負
△鷹木信悟(DRAGON GATE)
時間切れ引き分け
△佐藤光留(パンクラスMISSION)

▼第2試合「ワクチンファイト提供試合~臨戦態勢~」30分1本勝負
村上和成(フリー)/●甲斐拓也(ワクチンファイト)
10分6秒 逆さ押さえ込み
○西村修(フリー)/関根龍一(K-DOJO)

▼第3試合「東京最前線~GUERRA DE FUJITA~」60分1本勝負
●FUJITA/日高郁人(ZERO1)/望月成晃(DRAGON GATE)
10分28秒 シットダウン・ひまわりボム→エビ固め
○高木三四郎(DDT)/TAKAみちのく(K-DOJO)/佐々木貴(FREEDOMS)

▼第4試合「超獣コンビvs暴走戦士~生き残れ菊~」60分1本勝負
○ブルーザー・ミノディ/タカン・ハンセン
14分28秒 キングコングニードロップ→体固め
●菊・ウォリアー/マサオ・ウォリアー

▼「NO WAY OUT~弾丸~」60分1本勝負
●MAZADA
14分33秒 スライディングD→片エビ固め
○田中将斗(ZERO1)

▼「NOSAWA論外18周年記念試合 PRECIOSO~SKY HIGH~」ALLLヘビー級選手権試合 60分1本勝負
[王 者]○ミル・マスカラス
9分21秒 ダイビングボディアタック→体固め
[挑戦者]●NOSAWA論外
※王者が防衛に成功

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