大荒れのランバージャックマッチで光留が村上に敗れる!"鬼神道のエース"田村が政宗に敗れ、まさかのエース交代!?

130409_Kishindo12-1.jpg鬼神道プロモーション
鬼神道Returns12
日時:4月9日(火)開始:19:00
場所:新木場1stRING
観衆:251人(満員)

 9日、新木場1stRINGで行われたミスター雁之助プロデュース興行『鬼神道Returns12』。昨年12・18の『Returns11』で村上和成と対戦した佐藤光留だったが、喧嘩腰でやり合った末、場外乱闘でレフェリーをも巻き込んでしまい、無効試合という消化不良の結果に終わった。そこで今大会ではランバージャックマッチによる完全決着ルールで再戦することとなった。

 ランバージャックマッチのため、第0〜第4試合まで出場した選手や来場していた選手がリングを取り囲む。第2試合に出場したがばいじいちゃんが登場した際は場内からどよめきが起こったが、じいちゃんはリングサイドの客席に腰をかけた......
 光留と村上はお互いに殺気を放ちながら激しく睨み合う。いきなり村上のミドルキックをキャッチした光留がアキレス腱固めに捕らえると、村上はそのまま場外に転落しようとするが、セコンド陣が一斉にリング内に押し戻す。ところが光留も村上も「邪魔するな!」とばかりにセコンドのレスラーたちにも殴りかかる!
 試合そっちのけで大乱闘になったかと思いきや、場外で光留が村上に殴りかかっていく。セコンド陣が「中でやれ!」と両者を引き離して無理矢理リングに戻すと、光留は腕十字を仕掛ける。持ち上げようとした村上だが、光留は下からの三角絞めに移行。村上はロープにエスケープし、レフェリーがブレイクを命じるが、光留はレフェリーを蹴飛ばして離さない。
 すると村上はコーナーに押し込むながらコーナーの上まで光留を持ち上げていった村上だが、光留はぶら下がり式腕十字へ。そのまま場外に両者転落すると、セコンド陣が両者を分けてリングに戻そうとするが、光留は客席の最後方まで村上を連れ出して蹴りまくる。だが、村上が顔面にパンチを叩き込むと、光留はひな壇から転落!
 そのまま村上は「戻れ!」と強引に光留をリングに戻すと、ボディへのソバットからSTOボンバーで叩き付け、ガッチリと抑え込んで3カウントを奪った。客席からの転落と、STOボンバーで二度続けて後頭部を強打した光留をセコンドたちが介抱しようとするが、光留は次々にセコンドたちを蹴り飛ばし、客席に叩き付ける荒れようだった。

130409_Kishindo12-2.jpg 鬼神道では"vs.ドラゴンゲート"をテーマにしていた田村和宏。昨年12・18の『Returns11』でジミー・カゲトラに敗れ、一旦鬼神道から撤退して新団体HEAT-UPに専念すると宣言したが、雁之助プロデューサーから「お前なら二足のわらじでやれる」と言われると、アッサリと鬼神道のエースも継続すると宣言。そこで今大会ではドラゲー参戦経験もある政宗と対戦することになった。
 グラウンドでのチェーンレスリングを展開した両者だが、対角線にホイップされた田村がコーナーを駆け上がろうとしたところでちょっと遅れてしまうと、すかさず政宗が背後から場外に蹴り落とす。そこから政宗はラフ攻撃を織り交ぜながら田村の左ヒザを徹底的に攻撃。
 それでも田村は今度こそコーナーに駆け上がってたウルトラタイガードロップを決めると、飛び付き腕十字を仕掛けるが政宗はロープに脱出。ならばと政宗の左腕を捻り上げていった田村はショルダーアームブリーカー。しかしブレーンバスターで投げようとした田村をアームブリーカーで叩き付けた政宗は骨喰に捕らえる。
 田村は必死に脱出するが、政宗はチンクラッシャーやネックスクリューから再び骨喰。田村も飛び付き腕十字を返すが、クラッチが切れた瞬間、政宗は骨喰で切り返す。この腕十字と骨喰の応酬から、政宗は回転して骨喰から逃れようとする田村に合わせて自らも回転して逃さない。さらにリング中央に引きずり戻してなおも絞め上げると、田村も無念のタップアウト。

130409_Kishindo12-3.jpg 鬼神道のエースでありながら、またもメインで敗れてしまった田村だが、雁之助プロデューサーから「本当に素晴らしいメインイベントだったと思います」と称えられると、「前回みたいなマイナス発言はもうしません。HEAT-UPも、この鬼神道も僕が盛り上げます! このままエースを続けたいと思います!」と前向き発言。
 そこに第1試合でジ・ウインガーと対戦し、健闘したものの敗れた666の有賀兄さんが入ってきて「田村さん、HEAT-UPのエースと鬼神道のエース、両立は難しいんじゃないですか? だから雁之助さん、僕にエースをやらせてください」と直訴。だが、兄さんはこの日が鬼神道初参戦だったこともあり、雁之助は「ちょっと早いんじゃないのか?」と難色を示す。
 だが、「お前、何が出来るんだ?」と聞かれた兄さんは「歌が歌えます!」とアピール。田村は人前で歌えないということで、兄さんが心意味を見せるために入場狂の『宇宙刑事ギャバン』を歌うことに。
 音ズレまくり、歌詞間違いなくりで歌い上げた兄さん。田村は「ダメでしょ」と即却下したため、最終的に雁之助プロデューサーが判断することに。すると、雁之助が腕を上げたのはまさかの有賀兄さん! 雁之助が「お前はHEAT-UPに専念して大きくしろ」と田村に声をかけると、最後は鬼神道の新エースとなった兄さんが「スリー、ツー、ワン、ボッキング! ボッキング!」と締めくくった。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第0試合 18時45分から18時57分まで1本勝負
○佐野直(フリー)/勇者アモン改めアモン・ザ・キシンドー(東京多摩ルチャス) with ラ・ソルテロナ 貂蝉
6分54秒 ジャーマンスープレックスホールド
●川越えないシェフ(西口)/アニマル浜栗(西口) with 遠藤マメ(新宿二丁目)

▼第1試合 シングルマッチ 30分1本勝負
●有賀兄さん(666)
11分50秒 首固め
○ジ・ウインガー(FREEDOMS)

▼第2試合 タッグマッチ 30分1本勝負
宮本裕向(666)/●がばいじいちゃん(フリー)
14分40秒 ケイチャンボンバー!!→エビ固め
藤田峰雄(ZERO1)/○矢野啓太(ワラビー)

▼第3試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負
○ヤス・ウラノ(DDT)/木高イサミ(ユニオン)/チェリー(ユニオン)
12分24秒 エビ固めをイサミの勇脚で切り返す→エビ固め
ガッツ石島(ガッツワールド)/CHANGO(フリー)/●ミクロ(フリー)

▼第4試合 シングルマッチ 0分1本勝負
●雫あき(フリー)
10分32秒 後方回転エビ固め
○米山香織(フリー)

▼第5試合 シングルマッチ 30分1本勝負
●新井健一郎(DRAGON GATE)
12分8秒 ラストライド→片エビ固め
○マグニチュード岸和田(フリー)

▼第6試合 完全決着ルール・ランバージャックマッチ 時間無制限1本勝負
●佐藤光留(パンクラスMISSION)
5分56秒 ラリアット→片エビ固め
○村上和成(フリー)

▼第7試合 シングルマッチ 30分1本勝負
●田村和宏(HEAT-UP)
14分31秒 骨喰
○政宗(大阪プロレス)

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