NJC覇者のオカダが棚橋を破り、公約通り歴史を変える!桜庭が試合中に右肘を脱臼!プリンスを捨てたデヴィット!

130407_NJPW-1.jpg新日本プロレス
INVASION ATTACK
日時:4月8日(日)開始:16:00
会場:両国国技館
観衆:8200人

 7日、両国国技館で行われた新日本プロレス『INVASION ATTACK』。メインイベントではNEW JAPAN CUP 2013覇者の"レインメーカー"オカダ・カズチカが、棚橋弘至の持つIWGPヘビー級王座に挑戦。「棚橋を倒して歴史を変える」と豪語していたオカダだが、新日本マットに再びカネの雨が降るのか注目された。

 オカダの入場時、国技館の天井からレインメーカードルが降り注ぎ、観客がそれを手にしようと殺到。これで観客のハートをガッチリ掴んだオカダ。オカダコールが棚橋コールを上回る。オカダはいつものように棚橋の首を集中攻撃していくが、この日は変型のキャトル・ミューティレーションのようなジャベも公開。
 棚橋もオカダの右腕を蹴りあげていくが、蹴り足をキャッチしたオカダは棚橋のお株を奪うようなドラゴンスクリュー。さらにベースボールスライドを叩き込んで棚橋を場外へ落とす。オカダは場外ツームストンパイルを狙うが、これは棚橋が着地しオカダを場外フェンスに叩きつける。場外でエルボー合戦からオカダの右腕を鉄柱に3連続で叩きつけた棚橋はリングに戻るが、すぐさまコーナーにのぼって場外のオカダへハイフライフロー式プランチャ。
 リングに戻ったオカダにスリングブレイド、ドラゴンスクリューと畳みかけた棚橋だが、オカダはカウンターのドロップキックで流れを変えるとレッドインクを狙ったが、棚橋は必死に防御。棚橋もジャーマンで反撃するが、オカダは再び場外戦に持ち込むと、ビッグブーツとDDTで痛めつける。
 リングに戻ったオカダはドロップキックを放つも、これを読んでいた棚橋がロープを掴んで止まり、逆にドロップキック。それでもオカダはレインメーカーを決めてダブルダウン。オカダはレッドインクを決めるが、ロープに脱出した棚橋はハイフライフロー、スリングブレイド、ドラゴンスープレックスで畳みかける。
 うつ伏せに倒れたオカダへハイフライフローを投下した棚橋は、仰向けに寝かせ再度ハイフライフローを投下。これをオカダは剣山で迎撃。30分が経過し、オカダが背後からドロップキック。そしてツームストンパイルドライバーの体勢になるが棚橋が着地。棚橋は腕を捻り上げるもオカダがそのままレインメーカー。しかしこれを避けた棚橋がツームストンの体勢になるが、着地したオカダがそのままツームストン・パイルドライバーで叩きつけ、さらにレインメーカーをオカダが叩き込み3カウントを奪った。

130407_NJPW-2.jpg 試合後、外道が「レインメーカー、完全復活だ。歴史がよ、変わったぞ、オイ! 新しいIWGPチャンピオンが、今までプロレス界が行ったことねぇところまでよ、引っ張ってってくれれるとよ。前チャンピオンの棚橋くんの挑戦はいつでも受けようじゃないか。いつでも、レヴェルの違いをよ、みせつけてやるよ。その前にな。レインメーカーには一つな、ペイバックしなきゃいけない相手がいるんだ。鈴木みのるの大将に、ご足労願おうか」と鈴木みのるを呼び出す。
 鈴木は「今、そこで見てたよ、この試合。確かに新日本プロレスの歴史は変わった。だけどな、プロレス界はな、今も昔もずーっと俺の時代なんだよ。お前が降らしてるカネの雨、偽札じゃねぇかよ。プロレス界の歴史はな、なんにも変わっちゃいねぇんだよ。何故ならば、お前は俺より弱いからだ。どの面下げてインベーダーだとか侵略者だ言ってんだ。侵略者インベーダーはお前なんかじゃない。この俺鈴木みのるだ」とオカダと正面切って睨み合う。
 鈴木は外道をスリーパーで絞め落とそうとしたが、間一髪のところで外道を守ったオカダが「鈴木さん、あなたは僕がこれから作る歴史のほんの小さな小さな踏み台になって頂きますんで......お疲れ様でした」と、棚橋の時と同様に送り出した。

130407_NJPW-3.jpg 1995年10・9東京ドームで行われた新日本プロレスvs.UWFインターナショナル全面対抗戦の第1試合で行われた永田裕志&石澤常光vs.金原弘光&桜庭和志。この当時若手同士の試合が対抗戦のベストバウトだったという呼び声が高かったが、あれから約17年の時を経て、再び永田と桜庭が激突。
 3・17尼崎大会の永田&中西vs.桜庭&柴田に続き行われた永田&後藤vs.桜庭&柴田。桜庭はタックルで永田の足を取って倒すと、ハーフポジションからモンゴリアンチョップとパンチを打ち込み、怯んだ永田へ三角絞め。ここから脱出した永田はタックルに来た桜庭をエクスプロイダーで投げていく。
 後藤vs.柴田の同級生対決も熱くバチバチとやり合い、柴田のPKをキャッチした後藤が牛殺し。さらにローリングラリアットを叩き込むが、柴田も武者返し。ここで再び永田vs.桜庭になると、ジャーマンで投げ捨てた永田は、腕十字狙いの桜庭をナガタロックに捕らえる。柴田がグーパンチでカットするが、永田は桜庭にバックドロップ。
 すると、そのまま桜庭が腕の痛みを訴えてレフェリーストップを告げるゴングが鳴らされる。柴田は後藤と永田を張っていくが、後藤と永田はそれを正面からにらみ受け止める。右肘にアイシングをして立ち上がった桜庭は永田と握手をし、もう1回と再戦を約束した。

 また田口隆祐とのコンビApollo55でKUSHIDA&アレックス・シェリーのTIME SPLITTERSが持つWIGPジュニアタッグ王座に挑戦したプリンス・デヴィット。前哨戦でのシングル対決では田口がKUSHIDAに、デヴィットがシェリーに勝利していたApollo55だったが、試合は田口は延髄斬りから走りこんできたKUSHIDAにどどんを狙ったところで、KUSHIDAがジャパニーズレッグロールクラッチホールドで3カウントを奪った。
 すると試合後、デヴィットは握手を求めたTIME SPLITTERSと田口を急襲。そこにスーツに身を包んだキング・ファレも出てきて、新日本の選手を次々となぎ倒していく。キャプテン・ニュージャパンのマスクを剥いだデヴィットは「Apollo55は未来がない。これから俺の用心棒はバッドラック・ファレだ。俺はもうプリンスじゃない。ロックンローラーデヴィットだ!」と叫ぶとバッドラック・ファレに肩車されリングを後にした。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 IWGPジュニアタッグ選手権試合 60分1本勝負
[王者組]○KUSHIDA/アレックス・シェリー
10分42秒 ジャパニーズレッグロールクラッチホールド
[挑戦者組]●田口隆祐/プリンス・デヴィット
※第34代王者組TIME SPLITTERSが3度目の防衛に成功

▼第2試合 スペシャル8人タッグマッチ 20分1本勝負
天山広吉/○中西学/スーパー・ストロング・マシン/曙(フリー)
10分0秒 上からドン→片エビ固め
飯塚高史/石井智宏/●YOSHI-HASHI/ボブ・サップ(フリー)

▼第3試合 CMLL世界タッグ選手権試合 60分1本勝負
[王者組]タマ・トンガ/○テリブレ(CMLL)
8分57秒 ヌカドール・アルト・テリブレ→エビ固め
[挑戦者組]●バリエンテ(CMLL)/ラ・マスカラ(CMLL)
※王者組が防衛に成功

▼第4試合 スペシャルタッグマッチ 30分1本勝負
真壁刀義/●本間朋晃(TEAM花鳥風月)
10分41秒 スライディングD→片エビ固め
○田中将斗(ZERO1)/高橋裕二郎

▼第5試合 スペシャルシングルマッチ 30分1本勝負
●矢野通
10分9秒 ゴッチ式パイルドライバー→片エビ固め
○鈴木みのる(パンクラスMISSION)

▼第6試合 スペシャルタッグマッチ 30分1本勝負
後藤洋央紀/○永田裕志
11分32秒 レフェリーストップ
●桜庭和志(フリー)/柴田勝頼(フリー)

▼第7試合 トリプルメインイベント I NWA世界ヘビー級選手権試合 60分1本勝負
[王 者]○ロブ・コンウェイ(NWA)
14分24秒 エゴ・トリップ→片エビ固め
[挑戦者]●小島聡
※王者が防衛に成功

▼第8試合 トリプルメインイベント II IWGPインターコンチネンタル選手権試合 60分1本勝負
[王 者]○中邑真輔
18分4秒 ボマイェ→片エビ固め
[挑戦者]●デイビーボーイ・スミスJr.
※第4代王者・中邑が7度目の防衛に成功

▼第9試合 トリプルメインイベント III IWGPヘビー級選手権試合 60分1本勝負
[王 者]●棚橋弘至
31分41秒 レインメーカー→片エビ固め
[挑戦者]○オカダ・カズチカ
※第58代王者・棚橋が8度目の防衛に失敗。オカダが第59代王者となる

このページの先頭へ
コラム女子プロレス団体『FEATURES』
スターダム世IV虎の番長日記
はるか悠里の格闘アイドル育成計画
スターダム須佐えりの初勝利への道
月別アーカイブ
団体