這い上がってきたK-ness.を退け、V13に成功したCIMAが戸澤を逆指名!復活クネスカにCIMAが合体してMBと対決へ

130404_DragonGate-1.jpgDRAGON GATE
THE GATE OF PASSIOPN
日時:4月4日(木)開始:18:30
会場:後楽園ホール
観衆:1850人(超満員札止め)

 4日、後楽園ホールで行われたDRAGON GATE『THE GATE OF PASSIOPN』開幕戦。今年に入って月イチの後楽園大会で暁との抗争を展開していたウィンドウズ。その中でYAMATOに2連勝したあと、3・7後楽園大会では鷹木信悟にもシングルマッチで勝利したK-ness.が、今大会でCIMAの持つドリームゲート王座に挑戦。現在12回の防衛に成功し、このCIMAから王座を奪った者こそが次代のドラゲーのエースだと目されている中、敢えて大ベテランのK-ness.が挑戦することとなった。

 マスク越しでも気合いが入っていることが十分分かる様子で入場してきたK-ness.を後押しするように、観客からも「クネス」コールが起こる。CIMAと握手を交わした直後、奇襲攻撃を仕掛けていったK-ness.だが、場外戦でK-ness.が爆弾を抱える腰を攻撃していったCIMAは、さらにイスまで持ち出して非情な腰攻撃。珍しくライオンサルトやゴリラクラッチまで出したCIMAだが、耐えるK-ness.の姿を見たかつてのパートナー、ジミー・ススムが思わずリングサイドに駆け付けて檄を飛ばすと、ジミーズの面々もK-ness.に声援を送る。
 するとK-ness.はCIMAのメテオラをかわし、低空の昇龍脚を叩き込んでから、コーナーに逆さ吊りにしておいてのダブルフットスタンプから介錯やソバットの連打。そして鷹木信悟からピンフォールを奪ったランニングスリーと一気に攻め込む。CIMAもカウンターでトラースキックを返すが、気合いで堪えたK-ness.はヨシタニックを決めると、そこから光の輪!
 辛くもカウント2で返したCIMAはシュバインで叩き付けると、背後からスワンダイブ式メテオラ。さらにクロスファイヤーで叩き付けるが、K-ness.もカウント2で返す意地を見せる。ならばとCIMAはダメ押しのメテオラを発射して3カウント。

130404_DragonGate-2.jpg 27分を超す熱戦を制し、V13を達成したCIMAだったが、しばらくK-ness.と共に大の字に倒れたまま。ようやく息を整えたCIMAが「オイ、K-ness.。お前、強烈やないか! ちょっとK-ness.のことを舐めていた。申し訳ない」と謝りを入れる。CIMAは首、K-ness.は腰とお互いにヘルニアを抱え、満足にウエートトレーニングも出来ないコンディションだが、それでも2012年のK-ness.がウソのように、見違えるような肉体を作り上げ、快進撃を続けてきたK-ness.に対し、CIMAは「平日にも関わらず、今日のホールはチケットが一枚も残ってないらしいぞ。K-ness.、お前にパワーを持ってきたんやぞ。俺もよ、ドリームゲート毎回毎回ラストランのつもりでやっているけど、なかなかドラゴンゲート最前線の試合もいいもんやろ? 今日、これだけのお客さんとファンの皆さんの後押しがあるんだぞ。またドラゴンゲートのレギュラー獲らないとK-ness.の名が廃るぞ」とエールを送る。
 それを聞いたK-ness.が「俺はお前がいたからここまで這い上がれた。お前のお陰でここまで這い上がれた。でもな、ここがゴールじゃない。俺は年明けに言った。年明けに年末まで突っ走るとお前との試合も通過点だ。でもな、CIMA。今日はありがとうございました」と言って頭を下げると、CIMAは「お前よ、俺のお陰とか気持ち悪いこと言うなよ。今日やったのはK-ness.、ダークネスドラゴン、MAKOTO、斎藤誠やないか! ウィンドウズ、お前らもドラゴンゲートにとって宝なんや! 俺はまんべんなくみんなドラゴンゲートの武器やと思ってるぞ。これからも一緒にテッペン目指して頑張っていこうぜ」と言って抱き合った。
 だが、そこにMAD BLANKEYが乱入。戸澤が「ええトシこいたおっさん2人が何青春ごっこしとんのじゃ?」といい雰囲気をブチ壊すと、MAD BLANKEでCIMAを袋叩きにしていく。そこに欠場中のGammaが入ってきてCIMAを救出するが、まだ本調子ではない上に多勢に無勢。Gammaまでやられてしまうと、そこにススムが入ってきてジャンボの勝ち!でMAD BLANKEYを蹴散らし、「おっさんが泣いて何が悪いんだ! おっさんだって青春したいんだ! 試合もしてないのに泣いている俺はどうなるんだ!」と訴える。

130404_DragonGate-3.jpg するとCIMAは戸澤に向かって「俺とお前には歴史も何もないな。対戦相手が戸澤陽なら叩き潰すだけや。平和ボケしてるドリームゲートを味わってもらおうやないか。次のドリームゲート戦、お前が来いや。CIMAは行くで」と14回目の防衛戦の相手に戸澤を逆指名!
 戸澤は「偉そうに逆指名か? お前は腐ってもチャンピオンや。逆指名受けたろうやないか! 自分のラストランを格好良くゴールしようとしているかもしれんけど、俺が相手ならそのラストランは強制終了や!」と承諾。するとCIMAはリング上にいるCIMA、K-ness.、ススムの3人でMAD BLANKEYとやろうやないかと提案。
 「さらに1カ月、テンション持続出来るか?」とCIMAに聞かれたK-ness.が「当たり前だ! 言ったよな、年末まで突っ張るって。約束したよな? 来月、俺はCIMAの横に立つ。そしてススム! 今なら胸張ってお前の横立てるよな」と言うと、ススムは「K-ness.! 俺はずっと待っていたよ。まぁ敢えて手を差し伸べることなく、俺はこんなK-ness.をずっと待っていたんだよ。CIMA、ひと言だけ返すよ。タッグね? もちろんだよ。もう、いいね。久々にあの曲かけてもらって、お揃いのTシャツ着て、来月久々にタッグ組むよ」とクネスカを復活させてCIMAと合体することを涙ながらに承諾した。
 それを見た戸澤が自分とウーハー・ネイションが迎え撃つことを告げると、マイクを奪い取ったKzyが「陽、そういうことなら俺にやらせてくれないかな。月1回くらいしか試合してねぇ奴がちょっと勝ったくらいで調子に乗ってるなよ。こっちだって頑張ってんだよ。お前らみたいなのはクソ食らいなんだよ!」とシリアスムードで名乗りを挙げる。これにより5・10後楽園大会でCIMA&クネスカvs.戸澤&ウーハー&Kzyが決定。
 CIMAはさらにお揃いのコスチュームでお揃いのTシャツを着るというクネスカに合わせて、いつもの青でなくWORLD-1と合体したときのように、色を合わせてコスチュームを新調することを約束。「揃えるならコスチュームと、その身体、Tシャツで覆ってもらうからな」と注文をつけたK-ness.は締めのマイクをCIMAから任せられると、「今日は俺一人の力じゃここまで闘えなかった。ここにいるファンの声援があったから、俺は限界を突破してCIMAと真っ正面からぶつかり合うことが出来た。そしてススム。お前が来てくれたから限界を突破でできた。何より全国のみんなの元気が俺に力を与えてくれました。ここ1カ月間、酒も断ってきたけど、だけど来月もこの3人で組むんだ。禁酒は継続させてもら、けどな、今日くらいビール一本は飲ませてくれ。また明日から1カ月後のホールを目指して突っ走る。さらにその先の年末まで突っ走る。来月はクネスカwithCIMAで後楽園を爆発させるんで、今日はどうもありがとうございました!」と挨拶したあと、再びマットに大の字に倒れる。
 岡村社長がリングに上がってK-ness.を介抱し、若手が担架を運び込むほどの緊迫した状態となったが、観客から「クネス」コールが起こると、K-ness.は自力で立ち上がり、肩を貸そうとする若手を制止して、朦朧としながらも自分の足で花道を引き揚げていった。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第0試合 シングルマッチ 10分1本勝負
●富永千浩
4分14秒 逆打ち→エビ固め
○三代目超神龍

▼第1試合 6人タッグマッチ 20分1本勝負
望月成晃/ドン・フジイ/●スペル・シーサー
12分29秒 谷嵜のインプラントの体勢から丸め込み→エビ固め
ジミー・神田/○ジミー・カゲトラ/Mr.キューキュー"谷嵜なおき"豊中ドルフィン

▼第2試合 タッグマッチ 20分1本勝負
○Kzy/問題龍
5分42秒 韻波句徒→踏みつけ式体固め
●"ハリウッド"ストーカー市川/サイバー・コング

▼第3試合 シングルマッチ 30分1本勝負
○鷹木信悟
7分44秒 ニードロップ→体固め
●琴香

▼第4試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負
土井成樹/○吉野正人/しゃちほこBOY
15分43秒 ライトニングスパイラル→エビ固め
●堀口元気H.A.Gee.Mee!!/ジミー・ススム/斎藤"ジミー"了

▼第5試合 特別試合 シングルマッチ 45分1本勝負
○YAMATO
15分0秒 ギャラリア→片エビ固め
●新井健一郎

▼第6試合 スペシャル・タッグマッチ 45分1本勝負
B×Bハルク/○戸澤陽
8分31秒 パッケージジャーマンスープレックスホールド
ドラゴン・キッド/●HUB(フリー)

▼第7試合 オープン・ザ・ドリームゲート選手権試合 60分1本勝負
[王 者]○CIMA
27分33秒 メテオラ→エビ固め
[挑戦者]●K-ness.
※第14代王者CIMAが13度目の防衛に成功

このページの先頭へ
コラム女子プロレス団体『FEATURES』
スターダム世IV虎の番長日記
はるか悠里の格闘アイドル育成計画
スターダム須佐えりの初勝利への道
月別アーカイブ
団体