NJCは今年も波乱の幕開け!中邑、小島、真壁が敗れ、オカダ、鈴木、石井、昨年度の覇者・後藤らが2回戦進出!

130311_NJPW-1.jpg新日本プロレス
NEW JAPAN CUP 2013
日時:3月11日(月)開始:18:30
会場:後楽園ホール
観衆:1950人(超満員)

 11日、後楽園ホールで行われた新日本プロレス『NEW JAPAN CUP 2013』開幕戦。新日本プロレス"春の祭典"『NEW JAPAN CUP』(以下NJC)が今年も開幕! 3・23後楽園大会で決まる優勝者は4・7両国国技館大会で、棚橋弘至の持つIWGPヘビー級王座に挑戦できる。

 優勝候補の一人、現IWGPインターコンチネンタル王者の中邑真輔は、1回戦で現IWGPタッグ王者のデイビーボーイ・スミスJrと対戦。3・3後楽園大会でもう一人のIWGPタッグ王者であるランス・アーチャーにインターコンチ王座を防衛したばかりの中邑。短期間にKES(キラー・エリート・スクワッド)とシングルで連戦することとなった。
 中邑はいつものクネクネに加えて、敢えてスミスJrに対して筋肉ポーズをしたりと、終始余裕を感じさせる試合運びを展開。スミスJrの中邑の左腕を集中攻撃していくが、パワーボムをウラカン・ラナで切り返した中邑は「イヤァオ!」と叫びながらのライダーキック。さらにスピンキック、バッククラッカー、リバースパワースラムと得意技で畳みかけた中邑はボマイェの体勢に。
 ここでスミスJrのセコンドについていたTAKAみちのくがエプロンまで上がってきて妨害。だが、中邑はコーナーからダイビング・ボマイェをスミスJrに発射すると、続けて正調ボマイェ。ところがスミスJrはすぐに上体を起こし、串刺し式ボマイェをかわしてバックを取ると、何とタイガースープレックス!
 そこから今度はスミスJrが蹴り足をキャッチしてのパワーボム、シャープシューターで畳みかけると、ジャンピング・パワーボムで叩き付けて3カウント! インターコンチ王者から完璧なピンフォールを奪ってスミスJrが2回戦進出を決めると、鈴木軍が一斉に入ってきて中邑を袋叩きにし、救出に入ってきたオカダと外道も蹴散らす。そして鈴木は「オイ、よえーな、お前ら。オイ、新日本、それからCHAOS、テメーらよえーのばっかだな。俺たちのほうがつえーんだよ。NEW JAPAN CUP、俺たち鈴木軍がいただくぞ。なぜならば、なぜならば、鈴木軍、イチバーン!」と言い放った。

130311_NJPW-2.jpg その一方、"レインメーカー"オカダ・カズチカはアーチャーと対戦。のど輪で捕まえて場外に突き落としたり、エプロンからロープにもたれ掛かったオカダの後頭部にコーナーからレッグドロップを落としたり、首相撲のような形でオカダを捕まえるとそのままフロントスープレックスのように投げ飛ばしたりと、荒っぽいながら豪快かつ大きなダメージを与えるに十分な攻撃を繰り出すアーチャー。
 オカダもムーンサルトプレスをかわし、DDT、ベースボール・スライドを叩き込んだり、パワーボムをリバース・ネックブリーカーで切り返す。だが、必殺のレインメーカーもドロップキックもかわしてみせたアーチャーは、チョークスラムで叩き付ける。
 だが、一度はかわされたもののカウンターでドロップキックを決めたオカダはそこから新兵器の変型キャメルクラッチ「レッドインク(※これが出たら終わりという意味)」に捕らえてアーチャーからギブアップを奪った。この結果、オカダは2回戦で昨年のG1決勝でも対戦したカール・アンダーソンと対戦することとなった。

130311_NJPW-3.jpg NJC開幕戦の第1試合で行われた小島聡vs.石井智宏のトーナメント1回戦。両者ともの得意にしているエルボーの打ち合いが中心となったが、先にラリアットを仕掛けたのは小島。雪崩式フランケンから腕のサポーターを外してのラリアットを狙ったが、石井はかわしてジャーマンで投げ捨てると、続けてパワーボム。
 さらに石井はブレーンバスターの体勢で持ち上げるが、耐えた小島が垂直落下式ブレーンバスターで切り返して両者ダウン。立ち上がって走りこんできた小島をバックドロップで投げ捨てた石井はラリアットを狙うが、腕へのラリアットで迎撃した小島が逆にラリアットを叩き込んで石井をなぎ倒す。
 トドメのラリアットを狙った小島だが、今度は石井が小島の腕にジャンピングキックを叩き込んで迎撃してから、逆にラリアットでなぎ倒す。そこからラリアット3連発を叩き込んだ石井だが、小島も意地で倒れない。ならばと石井はエルボーの連打から走り込むが、小島はラリアットで迎撃。
 立ち上った両者はエルボーの応酬。石井はヘッドバッドから延髄斬りを叩き込むと、垂直落下式ブレーンバスターで叩き付けて3カウント! 2・3後楽園大会で行われた田中将斗とのNEVER無差別級王座戦から石井株が急上昇しているが、2回戦では過去NJCを三度制している後藤洋央紀と対戦することが決定。昨年度のNJC覇者である後藤をクリアすれば、その勢いでNJCを制してIWGPヘビー初挑戦をものにできる可能性がグッと近づくが...... 

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合『NEW JAPAN CUP 2013』1回戦 時間無制限1本勝負
●小島聡
13分37秒 垂直落下式ブレーンバスター→片エビ固め
○石井智宏
※石井が2回戦に進出

▼第2試合『NEW JAPAN CUP 2013』1回戦 時間無制限1本勝負
○後藤洋央紀
9分37秒 昇天・改→片エビ固め
●タマ・トンガ
※後藤が2回戦に進出。石井智宏vs.後藤洋央紀が決定

▼第3試合『NEW JAPAN CUP 2013』1回戦 時間無制限1本勝負
●中西学
6分18秒 急所攻撃→体固め
○矢野通
※矢野が2回戦に進出

▼第4試合『NEW JAPAN CUP 2013』1回戦 時間無制限1本勝負
●天山広吉
8分42秒 ガンスタン→片エビ固め
○"ザ・マシンガン"カール・アンダーソン
※アンダーソンが2回戦に進出

▼第5試合 スペシャル6人タッグマッチ 30分1本勝負
○棚橋弘至/アレックス・シェリー/KUSHIDA
12分9秒 ハイフライフロー→片エビ固め
田口隆祐/プリンス・デヴィット/●キャプテン・ニュージャパン

▼第5試合『NEW JAPAN CUP 2013』1回戦 時間無制限1本勝負
●真壁刀義
10分45秒 ぶっこ抜きジャーマン
○高橋裕二郎
※裕二郎が2回戦に進出

▼第6試合『NEW JAPAN CUP 2013』1回戦 時間無制限1本勝負
●永田裕志
10分24秒 ゴッチ式パイルドライバー→片エビ固め
○鈴木みのる(パンクラスMISSION)
※鈴木が2回戦に進出。矢野通vs.鈴木みのるが決定

▼第7試合『NEW JAPAN CUP 2013』1回戦 時間無制限1本勝負
○オカダ・カズチカ
10分14秒 レッドインク
●ランス・アーチャー
※オカダが2回戦に進出。オカダ・カズチカvs.カール・アンダーソンが決定

▼第8試合『NEW JAPAN CUP 2013』1回戦 時間無制限1本勝負
●中邑真輔
13分6秒 ジャンピング・パワーボム→エビ固め
○デイビーボーイ・スミスJr
※スミスJr.が2回戦に進出。デイビーボーイ・スミスJr vs.高橋裕二郎が決定

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