三冠前哨戦で諏訪魔を下した船木が「リングの上は選手のもの」と主張!全日本vsバーニングによる前哨戦は実力伯仲
全日本プロレス
HOLD OUT TOUR 2013
日時:3月10日(日)開始:12:00
会場:後楽園ホール
観衆:1500人
10日、後楽園ホールで行われた全日本プロレス『HOLD OUT TOUR 2013』開幕戦。2・23後楽園大会から全日本vs.バーニングの対抗戦が本格開戦したが、この日のメインでは3・17両国大会で三冠ヘビー級王座を賭けて激突する王者・船木誠勝と挑戦者・諏訪魔が前哨戦にも関わらず、ギブアップかKOのみで決着がつくノーフォールマッチで激突。
諏訪魔はジョー・ドーリングとの反体制ユニットLAST REVOLUTIONで、船木は1・26大田区大会で三冠戦を行った曙と組んだ。
諏訪魔はダブルチョップで船木を倒すと首投げからサッカーボールキック。船木はすぐに立ち上がりローキック連打からフロントネックロック。腕を引き倒した船木を潰した諏訪魔だったが、体勢を変えた船木がマウントで掌底連打。さらに顔面に膝を叩きこみ諏訪魔はダウン。ダウンカウント5で立ち上がると、諏訪魔は船木の蹴りをキャッチしドラゴンスクリューから串刺しニー。さらにスリーパーでとらえるがこれは曙がカット。
ドーリングが曙を場外に落とし、船木にトレイン攻撃を狙うが曙がドーリングをカット。曙をドロップキックで落とした諏訪魔が走りこんできた船木を投げ捨てバックドロップ。諏訪魔はラリアットの連打から走りこむも、ハイキックで迎撃した船木が掌底連打。だが諏訪魔は首を絞めると船木の掌底をものともせずラリアットで倒しアンクルホールド。これを曙がカット。
諏訪魔は船木をバックドロップで叩きつけ「くたばれー!」と叫びながらラリアットを叩きこむと、ラストライドの体勢へ。だが船木はフランケンで切り返してから三角絞めへ。これを持ち上げようとした諏訪魔だったが、船木はそのまま絞め上げたため、レフェリーがこのままでは危険と判断してTKO!
王者の意地で前哨戦を制した船木は、この日の休憩時間前に内田雅之代表がリング上で「最近色々とリング外で皆様にお騒がせしまして大変御心配をお掛けしますが、今年の全日本プロレスのテーマはベーシック&ダイナミックという形でやっておりますが、どうもダイナミックの方ばかり進んでしまってご心配してると思いますが、全日本プロレスは創立以来延々としてリングの中はレスラーが作るものでございます」と発言したのを受けて、「リングの上は選手が守っていきたいと思います。全日本プロレスは馬場さんの時代から武藤さんの時代、今があります。今ここで絶対方針は変えさせない。誰がなんと言おうと、リングの上は選手のもの、そして皆さんのもの」と、昨今話題になってオーナーの発言に対するメッセージを発信した。
また、3・17両国大会で大森隆男&征矢学のGET WILDが持つ世界タッグ王座に挑戦するバーニングの秋山準&潮崎豪。そして先日の2・23後楽園大会でバーニングの金丸義信が奪取した世界ジュニア王座に挑戦するカズ・ハヤシ。この6人が6人タッグで前哨戦を行った。
ワイルドボンバーを狙った征矢を前蹴りで迎撃した秋山はニーを顔面に叩きこみ潮崎にタッチ。潮崎は串刺しチョップ2連発を打ち込むが、大森が出てきて連携攻撃を狙うも潮崎がショルダータックルで二人まとめて吹っ飛ばす。さらに潮崎は征矢を上げようとするが征矢は耐え走りこむ。これを潮崎はチョップで迎撃するとフィッシャーマンで投げ捨て豪腕ラリアットを狙う。
征矢はワイルドボンバーで迎撃しフォールするも秋山がカット。大森が秋山を場外に投げ、その間両者タッチ。カズと金丸はエルボー合戦からカズがアトミックドロップ風に前に落とすとカズがライオンサルト。これを避けた金丸はラリアットを狙うがこれを避けたカズがスリーパーへ。だがすぐに金丸はカズを丸め込むがカウント1。
走りこんできたカズへ金丸はダイビングボディアタックでフォールも2。さらにムーンサルトを投下するがこれを避けたカズはファイナルカットでフォールするが潮崎がカット。潮崎はカズをコーナーに振りトレイン攻撃から秋山との合体ボムで叩きつけ、金丸が飛びつき式DDT。さらに金丸が上げようとするが着地したカズがハンドスプリング・レッグラリアットを叩き込んで大森にタッチ。
大森は金丸をフルネルソンバスターで叩き付けると、出てきた秋山と潮崎をダブルラリアットで迎撃。続くアックスボンバーは金丸がラリアットで迎撃。だが、そこへ征矢が飛び込んできてワイルドボンバーを叩きこみ、続いてカズがパワープラント。そして満を持して大森がアックスボンバーを叩きこ込んで3カウントを奪い、全日本軍が勝利。
同じく3・17両国大会でアジアタッグ王座を賭けて激突する田中稔&金本浩二のジュニスタと、バーニングの鈴木鼓太郎&青木篤志はそれぞれシングルマッチで前哨戦を行い、金本が青木をアンクルホールドで、鼓太郎が稔をタイガードライバーで沈め、1勝1敗の五分とした。
※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。
▼第1試合 タッグマッチ 30分1本勝負
近藤修司/●大和ヒロシ
9分30秒 TEKKAMAKI
○SUSHI/アンディ・ウー
▼第2試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負
渕正信/浜亮太/●中之上靖文
11分48秒 葉隠れ→片エビ固め
西村修(フリー)/○KENSO/リード・フレアー
▼第3試合 アジアタッグ前哨戦 全日本プロレスvsバーニング シングルマッチ 30分1本勝負
○金本浩二(フリー)
9分17秒 アンクルホールド
●青木篤志(バーニング)
▼第4試合 アジアタッグ前哨戦 全日本プロレスvsバーニング シングルマッチ 30分1本勝負
●田中稔
11分57秒 タイガ―ドライバー→エビ固め
○鈴木鼓太郎(バーニング)
▼第5試合 GAORA TV チャンピオンシップ 60分1本勝負
[王 者]○真田聖也
16分12秒 THIS IS IT
[挑戦者]●河野真幸
▼第6試合 世界タッグ&世界ジュニアW前哨戦 全日本プロレスvsバーニング 6人タッグマッチ 60分1本勝負
○大森隆男/征矢学/カズ・ハヤシ
20分52秒 アックスボンバー→片エビ固め
秋山準(バーニング)/潮﨑豪(バーニング)/●金丸義信(バーニング)
▼第7試合 三冠前哨戦 ノーフォールマッチ 時間無制限1本勝負
○船木誠勝/曙(フリー)
17分25秒 三角絞め→TKO
●諏訪魔/ジョー・ドーリング
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