グラレスラーとして最後の地元凱旋でゆずポンが飛んだ!木村のピンチをヘイリーが救出し、モンスター軍は一枚岩に

130310_Stardom-1.jpgスターダム
TAKAMTSU レッスル☆フェス2013
愛川ゆず季 四国ラストマッチ!!
日時:3月10日(日)開始:14:00
会場:高松シンボルタワー
観衆:320人(満員)

 10日、香川・高松シンボルタワーで行われたスターダム『TAKAMATSU レッスル☆フェス2013〜愛川ゆず季 四国ラストマッチ!!』。4月29日にプロレスを引退する愛川ゆず季にとって最後の地元・愛媛のある四国凱旋マッチ。
 愛川は紫雷イオ&ダーク・エンジェルと珍しいトリオを結成。飛翔タッグと組むということもあり、最初で最後の"飛び技"を予告した愛川だが、対するは三冠王者の夏樹☆たいよう率いる世IV虎、安川惡斗の川崎葛飾最強伝説。

 惡斗は愛川を指名するが、愛川は応じない。愛川は3・24大阪大会でタッグを組む世IV虎と激しくやり合い、ローキックを連打した愛川は、パイパイアタックを狙うが、世IV虎は体当たりで迎撃するとセクシーポーズで踏みつけフォール。世IV虎が世IVコブラに捕らえると、イオとエンジェルがカットに入り、川葛の3人を同じコーナーに叩き付ける。そこに愛川がダッシュし、イオとエンジェルのアシストを受けて、合体式のパイパイアタック!
 「飛ぶぞー!」とコーナーに登った愛川だが、世IV虎が肩口に担ぎ上げて前方に投げ捨ててから上からヨシコ。これを愛川がかわすと、エンジェルが世IV虎を場外に追いやってトペを発射。そこに夏樹が三角跳びプランチャを放つと、イオがケブラーダ。惡斗もエプロンからトペコンを発射すると、愛川もコーナーに登ってプロレスラー生活初となるプランチャを投下!
 リングに戻った愛川に対し、ようやく惡斗が向かって行きコンプリート・ショット。そこからサンセットフリップ2連発を落とした惡斗は、コーナー二段目から惡トーンを投下したがカウントは2。ACTスペシャルを狙った惡斗だが、そこにオリジナル川葛がサンドイッチ攻撃で加勢。さらに川葛は3人がかりで合体式世IVドンを決めると、惡斗が愛川のYKレッド(カカト落とし)をキャッチ。だが、強引に振り解いた愛川は、惡斗の背中にカカトを連続で落としてからシャイニングゆザードを発射。
 川葛も合体攻撃で形勢逆転に出るが、イオ&エンジェルも見事なチームワークで流れを渡さない。イオは惡斗に対してアッパー掌底からバズソーキック。さらに新幹線アタックからムーンサルトプレスを狙うが、夏樹がパワーボムの体勢に捕らえる。惡斗がすかさずコーナーに登るが、イオがウラカンで切り返すと、コーナーに登った惡斗を愛川が蹴落としてからYKイエロー(ハイキック)を叩き込む。そこにイオがダメ押しのムーンサルトプレスを投下して3カウント。

 グラレスラー愛川ゆず季にとって、最後の凱旋試合に勝って花を添えたイオ。そのイオからマイクを渡された愛川は「四国・高松の皆さん、飛べましたー! これで見事勝って地元凱旋を締めくくれたので、本当に嬉しいし感謝の気持ちでいっぱいです。残りグラレスラー生活、8試合となってしまいましたが、1試合1試合心に残る、そしていつもの全力ゆずポンでグラレスラー魂を見せて、引退を惜しまれる選手に最後までなっていたいなという気持ちでいっぱいです。プロレスを始めて約2年半ですか。地元凱旋もさせてもらって、こうやって地元の方に応援してもらえて......(※涙ぐむ)ありがとうございます。やっぱり寂しい気持ちも多いんですけど、こうやって地元、この四国からも応援してもらえているってことを胸に両国大会でグラレスラー生活をケガなく終えたいなと思います。本当に支えられたので、こうやって直接ありがとうって言えてよかったです。ありがとうございました」と、途中涙ぐみながら挨拶し、四国のファンから大きな声援を浴びた。

130310_Stardom-2.jpg また、3・3新木場大会でキムラモンスター軍☆の新メンバーとして登場したザ・フィーメル・プレデター"アマゾン"。アマゾンの存在を煩わしく思ったのか、ヘイリー・ヘイトレッドと小競り合いを起こし、仲裁しようとした木村響子を睨み付けたヘイリー。3・17オリジナル川葛の持つタッグ王座挑戦を前に、モンスター軍に暗雲が立ち込めていたが、この日、木村とアマゾンは高橋奈苗&ケリー・スケーターと対戦。
 アマゾンがまたも驚異的なパワーを発揮し、ケリーを必殺のチョーク・ボムで沈めて勝利したのだが、試合後にマイクを持った木村が「オイ、うどんのオイシイ香川県の皆さん、そうですか高橋奈苗の無様な姿。長期政権? ふざけるな、次の後楽園でお前のベルトはモンスター軍のものになる。川葛のベルトもモンスター軍のものになる。意味の分からない奴はスターダムのホームページでも見てくれ。飛行機でひとっ飛びすれば3月17日の後楽園ホールに来られるんだから絶対に観に来いよ。どんな気分だ? はるばる四国まで恥をかきに来た気分は?」と奈苗を挑発。
 すると奈苗が木村に殴りかかっていったのをキッカケに、セコンドについていたナナエ軍団のメンバーも雪崩れ込んできて、全員で木村を袋叩きに。だが、そこにヘイリーが入ってきて木村を救出! 改めて木村がヘイリーに「マイベストパートナー」と言うと、ヘイリーも木村と握手。仲違いしていたアマゾンも加わり、モンスター軍は改めて一枚岩となったことをアピールした。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 シングルマッチ 15分1本勝負
○脇澤美穂
8分36秒 バックスライド・フロム・ベノム
●吉乃すみれ

▼第2試合 シングルマッチ15分1本勝負
●岩谷麻優
5分12秒 ハリケーンドライバー→片エビ固め
○ヘイリー・ヘイトレッド(フリー)

▼第3試合 タッグマッチ 20分1本勝負
宝城カイリ/○翔月なつみ
11分2秒 トラースキック→片エビ固め
須佐えり/●横尾由衣

▼第4試合 タッグマッチ 20分1本勝負
高橋奈苗/●ケリー・スケーター(フリー)
14分34秒 チョーク・ボム→体固め
木村響子(フリー)/○ザ・フィーメル・プレデター"アマゾン"

▼第5試合 ゆずポン最後の四国凱旋 6人タッグマッチ 30分1本勝負
愛川ゆず季/○紫雷イオ/ダーク・エンジェル(フリー)
18分2秒 ムーンサルトプレス→片エビ固め
夏樹☆たいよう/世IV虎/●安川惡斗

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