大谷がZERO1の12周年記念大会で敗れるも、久し振りにプロレスの教科書を開く!日高と組んだ丸藤がハヤトと初対決!
プロレスリングZERO1
ZERO1_TWELVE
日時:3月6日(水)開始:18:30
会場:後楽園ホール
観衆:非公開
6日、後楽園ホールで行われたプロレスリングZERO1・12周年記念大会『ZERO1_TWELVE』。メインでは大谷晋二郎と田中将斗の炎武連夢が、大仁田厚と合体! ZERO64・曙&関本大介のNWAインターコンチネンタルタッグ王者コンビ+4年半ぶりのZERO1参戦となる大森隆男のトリオと、12周年記念『大』スペシャル6人タッグマッチと題して激突した。
先に炎武連夢が入場してから大仁田が邪道軍団を従えて入場。リングインしても会話を交わすことなく、背を向けていた大仁田だが、曙&関本組に続き、大森が『Get Wild』に乗って登場すると、クルッと相手コーナーのほうを向き、再三タッグ結成を呼び掛けている曙に近づいていく。
するとレッドミストを噴射! これを合図に場外乱闘で試合開始。いきなり大仁田が曙をテーブルに叩き付けて真っ二つに叩き割ると、田中も関本を場外に設置したテーブルの上に寝かせて、コーナーからスーパーフライを投下しテーブルクラッシュ。さらに田中と大森はソード軍とアックス軍の対抗戦時代を彷彿させるような激しいぶつかり合い。
大谷も久しぶりの大森との激突に顔面ウォッシュ3連発。だが、大森もニールキックからフルネルソンバスターを返す。大仁田vs.曙となると、またもレッドミストを噴射した大仁田が田中からパスされたテーブルの破片で曙を殴打。続いて田中がラリアット3連発で曙をなぎ倒すと、大森と関本に『まとめて』を決めてから曙にスライディングD。
だが、のど輪でキャッチした曙。田中は叩き付けられる前に逃れてロープに飛んだが、曙は64で叩き付ける。関本がアルゼンチン・バックブリーカーで担ぎ上げるが、これは大谷がカット。田中は串刺しラリアットを見舞うが、関本もラリアット相打ちに持ち込んでからロープに飛ぶ。だが、カウンターのラリアットで倒した田中は大谷にタッチ。
ミサイルキックから串刺しフロントキックを見舞った大谷は、カウンターのレッグラリアット。しかしスパイラル・ボムをリバースで切り返した大谷は袈裟斬りチョップを叩き込むと、田中のラリアットと延髄斬りのサンドイッチ攻撃。そこに大仁田がイスを振り落とすと、田中がスライディングD。さらに大谷が投げ捨てドラゴンスープレックス2連発。
勝負あったかと思われたが、曙と大森が関本を救出。逆に大谷を捕まえると、関本がショートレンジラリアットでなぎ倒してからぶっこ抜きジャーマン。そこに曙がボディプレスを投下するが、田中がカット。ならばと曙が炎武連夢の2人にまとめてコーナースプラッシュを見舞うと、続けて大森が田中にアックスボンバー、関本が大谷にラリアットを同時発射。倒れた大谷に曙がダメ押しのボディプレス2連発を投下して3カウント。
試合後、大仁田が曙に「ケンカファイトにはケンカファイトで他団体に乗り込もうぜ!」と呼び掛けるが、曙は退場。ダメージが大きい大谷だったが、田中が「12周年、13年、14年、15年ともっともっと頑張っていきます。僕はこの団体にプロレス生活のほぼ半分います。俺はこの大谷晋二郎がいるからここにおんねん! ここに残っているみんなはこの男についてきとんねん!」と叫ぶと、ようやく立ち上がった大谷は「いっつもいっつも情けない姿ばかり、格好悪い姿ばかり見せてますけど、これだけは胸を張って言えます。何があっても絶対に諦めないから、何があっても絶対に音を上げ投げないからZERO1を12年続けてこられたと思います。情けなくても日本中の人に元気を伝えるため、何度でも立ち上がろうと思います。大谷晋二郎を見て元気を出そうと思う人が1人でもいる限り頑張っていこうと思います。今日はありがとうございました! 突然なのでちょっと変な教科書になるかもしれませんが、久しぶりにいきます。プロレスの教科書! 523ページ! 格好悪く立って、情けなくなって、そんな経験をした人間が本当の勇気を与えられるんだ!」と、久し振りにプロレスの教科書を開いた。
12年前のZERO-ONE旗揚げ戦にも参戦しているプロレスリング・ノアの丸藤正道が、再びZERO1に参戦。現ZERO1ジュニアの象徴である日高郁人とタッグを組み、ZERO-ONE時代のジュニアを支えた高岩竜人&現東北ジュニアヘビー級王者のフジタ"Jr"ハヤトと対戦。
注目されたのはこれがノア勢とは初対決となるハヤト。しかもいきなり天才・丸藤との対決は実に刺激的。まずは丸藤の腕を取っていったハヤトだが、トリッキーな動きで切り返した丸藤に対し、ハヤトはフロントキックをお見舞い。丸藤も幻惑殺法から低空ドロップキックを狙ったが、かわしたハヤトは場外に放り投げてエプロンからランニングキック。
さらにハヤトはみちのくプロレス3・17仙台大会で東北ジュニア王座を賭けて対戦する日高に対しては、強烈なヘッドバットを何発もお見舞い。かなり面食らった感じの日高をハヤトはその後もアームロックに捕らえていくが、丸藤が入ってきてハヤトを足蹴にしていくと、立ち上がったハヤトは強烈なミドルキックで丸藤を吹っ飛ばす。
不知火を狙った丸藤をコーナーに叩き付けた高岩は、串刺しラリアットからダイビング・エルボードロップ。逆水平チョップ合戦からショートレンジラリアットでなぎ倒した高岩だが、丸藤は不知火の体勢に。高岩が防御すると丸藤はトラースキックを叩き込むが、高岩は返す刀でショートレンジラリアット。そこに日高とハヤトがリングインし、ハヤトの串刺し攻撃を防御した日高がニールキック。しかしハヤトもインプラントDDTを返すとロープに。だが、背後からエプロンの丸藤が攻撃。
ロープ越しのドラゴンスクリューを決めた丸藤は、ロープにもたれ掛かったハヤトに場外から助走を付けてドロップキック。すかさず日高がヒザへのミサイルキックからショーンキャプチャーを狙ったが、ハヤトはK.I.Dで切り返す。しかし丸藤が入ってきてトラースキックでカット。しかし高岩はパワー殺法でハヤトを救出し日高を追い込んでいくが、日高が野良犬ハイキックを返すと、丸藤がトラースキック。そのまま日高が高岩にミスティフリップを決めて3カウント奪うと、同時に丸藤もハヤトに不知火を決めて動きを止めた。
試合後、何やら言い合いになった日高と丸藤。すると丸藤が日高に不知火をかけようとしたが、日高は回避。引き上げていった丸藤は日高への不知火に関して「謎かけだよ」とだけ言って控室へ。一方の日高は「丸藤とはまた組んでみたい」と刺激的なパートナーだからこそ組む意味があるとタッグ継続に前向きな発言。
また、最近あまり存在感が発揮出来ていない崔領二と2・3後楽園大会で対戦したのをキッカケにして、3・3岐阜大会に続き今大会でもタッグを組んだ全日本プロレスのKENSO。この日はライディーン&ゼウスの風林火山優勝コンビと対戦したが、なかなかのチームワークを発揮し、最後は葉隠れとスカイキックの同時発射から、崔が那智の滝でゼウスから勝利。すりとKENSOは「崔領二、崔領二! 曙、そして関本の持つベルトに挑戦しようじゃないか! それでも新しいビチッと領二ーで決めたいと思います。ビチッと領二ーっ!」とNEWインターコンチネンタルタッグ挑戦をブチ上げた。
※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。
▼絵本プロレス
ドラゴン・ジョージ/○とびだせ!チンタマン
5分12秒 ダイビング・チントーン→体固め
ゴキブリマスク/●どくとるブレイン
▼シングルマッチ
○横山佳和
8分34秒 キャメルクラッチ
●那須晃太郎(U-FILE CAMP)
▼6人タッグマッチ
菅原拓也(フリー)/藤田峰雄/●佐藤悠己(K-DOJO)
13分24秒 ツームストンパイルドライバー→体固め
○マイバッハβ/スティーブン・ウォルター/ジャック・アンソニー
▼タッグマッチ
佐藤耕平/○KAMIKAZE
15分36秒 ムーンサルトプレス→片エビ固め
●植田使徒/小幡優作
▼Jrスペシャル・タッグマッチ 30分1本勝負
○日高郁人/丸藤正道(NOAH)
17分42秒 ミスティフリップ→片エビ固め
●高岩竜一(フリー)/フジタ"Jr"ハヤト(みちのくプロレス)
▼タッグマッチ 30分1本勝負
○崔領二/KENSO(全日本プロレス)
21分18秒 那智の滝→体固め
ジェームス・ライディーン/●ゼウス(大阪プロレス)
▼ZERO1・12周年記念『大』スペシャル6人タッグマッチ
●大谷晋二郎/田中将斗/大仁田厚(フリー)
18分27秒 大大大横綱プレス→体固め
○曙(フリー)/関本大介(大日本プロレス)/大森隆男(全日本プロレス)
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