夏樹とスターダム本格参戦の米山によるハイスピード戦は時間切れ!新メンバー加入でモンスター軍にまさかの亀裂が...

130303_Stardom-1.jpgスターダム
grows up stars2013 開幕戦
日時:3月3日(日)開始:12:00
会場:新木場1stRING
観衆:380人(超満員札止め)

 3日、新木場1stRINGで行われたスターダムSeason11『grows up stars2013』開幕戦。2・3新木場大会に現れ、スターダムへの参戦を表明した米山香織が今大会から本格参戦。しかもいきなり夏樹☆たいようの持つハイスピード王座に挑戦。両者がハイスピード王座を賭けて対戦するのはこれで3度目となるが、長年所属していたJWPを退団し、フリーとして「夏樹がいたから」とスターダムに乗り込んできた米山に対し、いまや川葛の親分として三冠王となった夏樹と、両者の立場が大きく変わっての対戦となった。

 開始早々、お互いにトップギアでまさしくハイスピードの名に相応しい目まぐるしい攻防を展開。夏樹はロープやコーナーに飛び乗って得意の幻惑殺法。しかし米山もトリッキーな動きで夏樹をエプロンに出すと、奈落ジャーマンを狙ったが、これは夏樹も必死に防御。随所でエルボー合戦や張り手合戦などの意地の張り合いを入れながらも、両者ほぼ止まることなく攻守がクルクルと入れ替わる。
 すると夏樹は"まだ米山が味わったことがない"酔拳を繰り出していき、そこからDDTで叩き付けてのドラゴンスリーパー。米山も回転して体勢を入れ変えるとドラゴンスリーパーをお返し。15分が経過し、米山は夏樹を起こすと、夏樹は張り手からボディブロー、ソバットでコーナーに追い詰める。
 しかし串刺しドロップキックをかわした米山はニーを叩き込んでからコーナーに登っていき、後頭部にミサイルキック。さらにランニングニーを再び後頭部に叩き込むと、もう一度コーナーに登るが、コーナーに駆け上がった夏樹は雪崩式アームドラッグ。さらにムーンサルトアタックから旋回式ペディグリーで叩き付けるとラ・マヒストラル。カウント2で返した米山だが、夏樹はロープに飛ぶ。背後に回った米山はロールスルージャーマンを狙うが、股下をくぐって脱出した夏樹はドロップキック。
 米山は雪崩式ダブルリストアームサルトで夏樹を投げ捨てると、ダイビング・セントーンで勝負に出たがカウントは2。もう一度コーナーに登った米山を場外に蹴落とした夏樹は三角跳びプランチャ。そこから夏樹が一気に畳みかけていき、レッグクラッチスープレックスからたいようちゃん☆ボムを狙ったが、背中に乗った夏樹の足を掴んだ米山はアンクルホールドで切り返す。
 お互いにスペルラナを得意としているため、お互いに攻略法も分かっている様子。さらにモモ☆ラッチもカウント2で返され、イグチボムはDDTで切り返された夏樹だが、残り時間数分のところでついにたいようちゃん☆ボムを決める。しかし、これもカウント2で返した米山が必殺のロールスルージャーマンスープレックスで投げたところで30分時間切れのゴング! あっという間の30分だったが、お互いに「もう1回」をアピール。観客も早く続きが見たいといった様子だったが、王座を防衛した夏樹は「ここからハイスピードの第二章が始まったと思っています。自分がずっと言っている通り、スターダムをハイスピード王国にするためにも自分はまだまだもっと前に進み続けていきたいと思ってます」と宣言した。

130303_Stardom-2.jpg 3・17後楽園大会で赤いベルトとタッグ王座に挑戦するキムラモンスター軍☆に、新メンバーとしてザ・フィーメル・プレデター"アマゾン"が加入。後楽園大会ではアルファ・フィーメルの挑戦を受ける高橋奈苗は、まずはユニット対抗戦6人タッグマッチで、"もう1人のフィーメル"と激突。
 身長182cmとヘイリーよりも身長が高く、身体もゴツイ黒人選手ということで迫力満点のアマゾン。珍しく入場するなり奇襲攻撃を仕掛けていったナナエ軍団は、ヘイリーの左ヒザに狙いを定めて集中攻撃。そして奈苗と木村が熱くやり合っている中で、木村のスリーパーに捕らえられた奈苗が、後方のコーナーに叩き付けて脱出すると、エプロンからヘイリーがラリアット。
 これが木村にもややヒットし誤爆っぽくなると、木村がヘイリーに詰め寄って険悪なムードに、すかさずナナエ軍団はモンスター軍を分断していくが、アマゾンには小柄な須佐が向かっていく。ドロップキック、エルボー、さらにバックブローとパンチの乱れ打ちで果敢に向かっていく須佐だが、強引なラリアットで須佐をなぎ倒したアマゾンはコーナーへ。
 だが、何とここでヘイリーがアマゾンを突き飛ばす! 木村が慌てて仲裁に入るが、ナナエ軍団がモンスター軍がまさかの仲間割れをしている隙を突いて襲いかかると、ヘイリーのフロントキックが木村に誤爆! すかさず須佐がアマゾンに飛び付いたが、アマゾンはチョーク・ボムで叩き付けて3カウント。試合後、木村はヘイリーに和解の握手を求めるが、ヘイリーは拒否して1人先に退場。
 すると木村は「今日はちょっとヘイリーがスネちまったけど、気持ちは分かっている。ジェラシーだ。でも私はジェラシーのないプロレスラーなんてクソだと思っている。だからそのジェラシーごと受け止める。でもいつまでもヘイリーがスネてるようなら、アマゾンとだってタッグのタイトルを獲れるんだぜ」と、モンスター軍に亀裂が入ったことはとくに問題はないとし、ヘイリーに代わってアマゾンを正パートナーにする考えがあることを明かした。すでに3・17後楽園大会で木村&ヘイリーが夏樹&世IV虎のタッグ王座に挑戦することが決まっているが、果たしてどうなるのか......

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 タッグマッチ 15分1本勝負
○紫雷イオ/岩谷麻優
8分6秒 マヒカ・デ・イオ
●横尾由衣/ケリー・スケーター(フリー)

▼第2試合 タッグマッチ 20分1本勝負
松本浩代(エスオベーション)/●吉乃すみれ
9分21秒 ACTスペシャル→片エビ固め
世IV虎/○安川惡斗

▼第3試合 ゆずポン&夕陽最後のチーム タッグマッチ 20分1本勝負
○愛川ゆず季/夕陽(ZERO1野良犬道場)
11分32秒 ゆずポンキック・ブルー→片エビ固め
●宝城カイリ/翔月なつみ

▼第4試合 ユニット対抗戦 6人タッグマッチ 30分1本勝負
高橋奈苗/脇澤美穂/●須佐えり
12分46秒 チョーク・ボム→エビ固め
木村響子(フリー)/ヘイリー・ヘイトレッド(フリー)/○ザ・フィーメル・プレデター"アマゾン"(フリー)

▼第5試合 ハイスピード選手権試合 30分1本勝負
[王 者]△夏樹☆たいよう
時間切れ引き分け
[挑戦者]△米山香織(フリー)
※王者・夏樹が3度目防衛に成功

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