久しぶりに一騎打ちを行ったイサミと真霜が握手!石井から温情をかけられた大家だが、美央を道連れにゴリ押し退団!?

130213_Union-1.jpgユニオンプロレス
鬼は外福はユニオン 2013
日時:2月13日(水)開始:19:30
会場:新木場1stRING
観衆:251人(超満員)

 13日、新木場1stRINGで行われたユニオンプロレス『鬼は外福はユニオン 2013』。メインではかつてK-DOJOに所属していた木高イサミがユニオンのエースとして、古巣K-DOJOの現エースである大家(真霜)拳號と久しぶりの一騎打ちを行った。

 イサミは拳號をコーナーに乗せるが、拳號は叩き落とそうとする。しかしロープを掴んで踏み止まったイサミは下からヘッドバットで突き上げると、雪崩式フランケンで投げていく。だが、ドラゴンスクリューを返して水面蹴りでダウンを奪った拳號が挑発するように前蹴りを顔面に叩き込むと、イサミは自らの頬を叩いて「来いよ、オラ」と逆挑発。そこからロープに飛んだ拳號を追走してフロントキックを叩き込んだイサミはバズソーキック。しかし拳號も立ち上がり、両者は笑顔を浮かべながら意地のエルボー合戦。
 さらにお互い相手の腕を掴んだ状態で張り手で殴り合う。そこからイサミは勇脚からのダイビング・ダブルニードロップを投下するが、かわした拳號は真剣を叩き込む。イサミも勇脚・斬を返していくが、これを避けて真剣を叩き込んだ拳號は、ダメ押しの垂直落下式ブレーンバスターで叩き付けて3カウント。

130213_Union-2.jpg 試合後、マイクを持った拳號は「お前のことはその頃から大嫌いんだよ。でもこのユニオンに何年前から参戦するようになって、大家拳號を名乗らされ、今でも大家コールが起こりやがる。だけどもだ。木高イサミ、お前だけはずっと真霜って言ってきたよな。実はちょっとだけ嬉しかったよ。お前のことだけ大嫌いだけど、ほんのちょっとだけ好きになったよ。木高イサミ、ありがとう」と、ユニオン参戦時は「大家拳號」になるのに、それでも「真霜」と呼び続けたイサミに感謝の言葉。
 イサミは「お前に認められたってちっとも嬉しくないんだよ」と言いながらも「大変だけど、あんたのところを出てから楽しくエースさせてもらっているよ。真霜、これからもユニオン出るんだろ?」と、最近では新日本プロレスにも準レギュラー参戦している真霜に、今後もユニオンに参戦するだろうと尋ねる。「真霜拳號ならいつでも来てやるよ。大家拳號で発表するようなら出ないからな」と答えた真霜に対し、イサミが握手を求めると、真霜も「今日だけはいいぜ」と言って握手に応じた。
 そしてユニオンの選手たちがリングに上がってきたところで、イサミが「エースだとほざきながら負けてばかりのこんな弱っちい俺ですが、それでも俺は諦めねぇ!」と絶叫。すると諸橋晴也が「イサミ、ユニオンはお前1人じゃねぇんだよ! 勘違いするな。ここにいるみんながユニオンなんだよな。今はこのリングに取り戻さなきゃいけないものがあるんじゃないですか? この俺がEXTREMEのベルト、このリングに持って帰ってきてやる!」と、現在ケニー・オメガが持っているDDT EXTREME王座を奪還すると宣言。

130213_Union-3.jpg それを聞いた石川修司は「俺もやります......ジャイアントリサイタルやります!」と謎のイベント開催(?)を宣言。場内が何とも言えない空気に包まれる中、その場にいなかった福田洋が「ブラザー葛西が覆面2人組にさらわれた!」と叫びながら、慌ててリングに入ってくる。
 するとステージ上に目出し帽を被った男女と思われる2人組が、葛西をボールペンで脅しながら登場。男のほうが明らかに聞き覚えのある声で「俺たちの要求はただ1つ、我々2人を3月10日のユニオンプロレスに出場させることだ!」と要求。するとナオミ・スーザン代表は即受諾した上で、「大家があんなことになって心配したけど、いろいろ考えているみたいね」と、なぜか安堵の表情を浮かべた。
 ちなみに「あんなことになった」という大家健はこの日、DDTの石井慧介と「負けたらユニオン退団(石井が負けた場合はチーム・ドリフがユニオンから撤退)」を賭けて対戦。大家が負けた場合、一緒にユニオンから撤退しなくてはならない紫雷美央をセコンドにつけ、やる気十分だった大家はヘッドバットや炎のスピアーで石井をかなり追い込んでみせたが、大家のジャーマンを着地した石井は背後からのニーから顔面へのニールキックで勝利。
 試合後、石井は「大家さんは勝っても負けてもユニオンプロレスに必要な人間だと思います。だからこれからもユニオンプロレスで頑張っていってください」と言うと、ユニオンでやりたいことはやり尽くしたので一度撤退することを宣言。この温情によってユニオンに残留できることになり、美央もスーザン代表も喜んでいたのだが、大家は「男が一度退団って言ったら退団なんだよ! 大体、俺はユニオンのような小さな団体に収まる器じゃない! 俺を救世主(メシア)として必要とする大きな団体はいくらでもあるんだ!」と、まさかの退団ゴリ押し! 嫌がる美央を強引に連れてユニオンのリングから去って行った。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 タッグマッチ 20分1本勝負
○福田洋/葛西純(FREEDOMS)
8分35秒 メダル殴打→体固め
●趙雲子龍(新北京)/曹彰(新北京)

▼第2試合 シングルマッチ 20分1本勝負
○諸橋晴也
8分38秒 クリップラー・クロスフェイス
●ゴロージュニア with エル・イホ・デル・ゴロー

▼第3試合 タッグマッチ 20分1本勝負
●チェリー/紫雷美央(フリー)
10分9秒 ロールスルー・ジャーマンスープレックス・ホールド
高梨マサ子/○米山香織(フリー)
※米山が新しいベルトの命名権とデザイン権を獲得。

▼第4試合 シングルマッチ 30分1本勝負
●大家健
9分45秒 ニールキック→片エビ固め
○石井慧介(DDT)
※大家健のユニオン退団と紫雷美央のレギュラー参戦打ち切りが決定。

▼第5試合 4WAYタッグマッチ 30分1本勝負(※勝ち残り)
<1組目>
めんそ〜れ親父(フリー)/○イリオモテ・ワイルドキャット(フリー)
6分57秒 名前はまだない→片エビ固め
●風戸大智/SAGAT

<2組目>
○石川修司/FUMA
8分33秒 ジャイアントクラッチ
入江茂弘(DDT)/●高尾蒼馬(DDT)

<3組目>
めんそ〜れ親父(フリー)/○イリオモテ・ワイルドキャット(フリー)
11分9秒 名前はまだない→片エビ固め
石川修司/●FUMA

▼第6試合 シングルマッチ 30分1本勝負
●木高イサミ
13分53秒 垂直落下式ブレーンバスター→体固め
○大家拳號(K-DOJO)

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