健介が126日ぶりの復帰戦で勝彦から勝利!宮原と滝澤がまさかのVM入りし、TARUは新リーダーにYASSHIを指名!

130211_DiamondRing-1.jpgDIAMOND RING
Dream Anniversary 2013
日時:2月11日(月・祝)開始:12:00
会場:後楽園ホール
観衆:2099人(超満員札止め)

 11日、後楽園ホールで行われたDIAMOND RING『Dream Anniversary 2013』。メインでは頸椎椎間板ヘルニアの手術から126日ぶりに復帰する佐々木健介が、プロレスリング・ノアの杉浦貴と初タッグを結成し、中嶋勝彦&ZERO1の大谷晋二郎の"歴代付き人コンビ"と対戦。

 いきなり健介vs.勝彦の"親子対決"から試合開始。勝彦のミドルキックに対し、健介は逆水平チョップで対抗。しかし勝彦のローからのミドルを食らった健介は、一旦退いて杉浦にタッチ。大谷は杉浦をコーナーに逆さ吊りにすると、勝彦と一緒に串刺しドロップキックを連続発射。
 杉浦と勝彦、健介と勝彦はヘッドロックでギリギリ絞め合う展開。勝彦のヘッドロックをバックドロップで脱出した健介が杉浦にタッチすると、杉浦がサッカーボールキック。すぐに勝彦もサッカーボールキックを返すと、杉浦は強烈な張り手一発で勝彦をダウンさせる。
 朦朧とした勝彦に健介は串刺しラリアットを連発。それでも勝彦は杉浦をコンプリート・ショットでコーナーに叩き付けて大谷にタッチ。すると大谷は「一緒にやろうよ」と、健介を捕まえた勝彦を誘って、同時に顔面ウォッシュを敢行。
 ならばと健介がダブルラリアットで大谷&勝彦を吹っ飛ばしてから、大谷に逆一本背負いからのストラングルホールドγ。さらに勝彦には逆水平チョップからパワースラムを決めると、杉浦のサッカーボールキックと健介の逆水平チョップを後ろ前からバシバシと叩き込む。だが、健介のラリアットを勝彦が蹴りで迎撃すると、大谷がミサイルキックで吹っ飛ばし、勝彦が三角蹴り。さらに大谷の投げ捨てドラゴンスープレックスから勝彦がランニングロー。
 カウント2で杉浦がカットすると、勝彦のミドルキックと健介の逆水平チョップの真っ向勝負へ。おこから健介がラリアットを叩き込むが、勝彦も垂直落下式ブレーンバスターからジャーマンを返す。20分が経過し、健介はラリアット2連発で勝彦を吹っ飛ばすが、それでも立ち上がってくる勝彦をダメ押しの北斗ボムで叩き付けて3カウント。
 試合後、健介と額をくっつけて睨み合った勝彦だが、健介は「プロレス界から見たらこのDIAMOND RINGはまだまだ小さい団体かもしれないけど、どこよりも輝いてみせます! 今日の対戦相手、歴代の付き人コンビと闘いました。コイツら俺と一緒に過ごした時間を考えて、数倍、数十倍大きくなって俺の前に立ってくれました。そのことが涙出るくらい嬉しいです。プロレスはプロレス、もっと純粋にもっと強くなって、俺を含めてもっと認めてもらえるように頑張りますので応援よろしくお願いします!」とマイクアピールして大会を締めくくった。

130211_DiamondRing-2.jpg 2011年5月の全日本プロレス神戸大会の試合前、スーパー・ヘイトこと平井伸和さんを殴打したとして、無期限出場停止処分中だったTARUが復帰を決意。平井さんは同日の試合後に倒れて急性硬膜下血腫で手術を受けたが、一定の回復がみられることから、周囲への恩返しのためにも復帰することを決意したというTARUは、"brother"YASSHIが新メンバーの拳剛と共に復活させた新生ブードゥー・マーダーズ(以下VM)に合流! 復帰の場となった今大会ではVMが"平成のテロリスト"村上和成と合体し、宮原健斗&滝澤大志と対戦することになった。
 YASSHIが「オイ、カス野郎! 久しぶりだな後楽園ホール! 俺たちが、俺たちが、俺たちがこのプロレス業界に戻ってきたVMだ、カス野郎!」と久しぶりのマイクパフォーマンスを披露していると、宮原と滝澤は「俺たちが用があるのは村上、そしてTARUだ!」と言って奇襲攻撃。
 だが、セコンドについていた梶原慧と北宮光洋も乱入したことから、YASSHIと拳剛も交えて大乱闘になり、あっという間に無効試合を告げるゴングが鳴らされる。すると宮原が「ノーコンテストで終わらされてたまるか! お前らちょうど4人いるから4vs.4でやってやるよ!」と8人タッグでの再試合を要求。この要請を受けて、和田京平レフェリーが再試合開始のゴングを要請。
 YASSHIと拳剛が加わったことで、VMは機動力が一気にアップ。YASSHIと拳剛が北宮をY字に捕らえると、TARUが股間にカカト落としという往年の連係攻撃も繰り出していく。DIAMOND RING(以下DR)側も滝澤がVMに一気呵成に攻め込んでいき、拳剛をバックフリップで叩き付ける。そして両チームともトレイン攻撃を見舞っていくが、TARUが宮原にダイビングギロチンドロップを投下。
 カウント2で返した宮原はラリアットを連発。さらにトラースキック、ライガーボム、ジャーマンと畳みかけるが、TARUはまるでゾンビのようにカウント2で返して立ち上がってくる。だが、宮原はもう一度ジャーマンで投げていき、今度こそ3カウントを奪った。

130211_DiamondRing-3.jpg 試合後、YASSHIと拳剛の手を借りてやっと立ちがあったTARUは「DR、思ったより気持ちええところやのぅ。健介以外はカスの集まりかと思ったけど、今日肌を合わせて滝澤、宮原、お前らの名前をここにきっちり刻んだぞ」と言ってから、改めて滝澤と宮原を絶賛。そして「宮原、お前はまだまだ上にいかないかん男や。その力をVMMに入って使ってみいへんか? 健介はもちろん、中嶋ちゅう奴がつっかえてるぞ。同じところに立ってたらアイツを超えることは出来ん。だからこっち来いと言うとんねん。滝澤、宮原、お前ら2人をスカウトする。新生ブードゥーはお前らのような若い力でやっていくんや」とまさかのスカウト活動!
 ダメージの大きいTARUが倒れると、何と滝澤と宮原が手を貸して起こし、詰め寄ってきた梶原と北宮を場外に投げ捨てる。そしてマイクを持った宮原は「DR、さよなら!」とまさかの決別宣言!
 TARUやYASSHIと一緒にコメントスペースに現れた滝澤と宮原を見て、TARUは「お前ら2人、ブードゥーに入ってくれんねんな? それやったら俺も思い残すことないというか、誠心誠意、体力の続く限りVMを育てていくし、アイツが帰って来るまではブードゥーを続けるぞ」と宣言。かつてVMは全日本プロレスで武藤敬司というトップを超えるために、小島聡や諏訪魔をVMにスカウトしたことがあったが、TARUはさらに「今日からVMは新しく生まれ変わる。俺がリーダーでも何でもない! "brother"YASSHIがリーダーや! これからドンドンドンドンいろんな団体を潰して、そこからエエ奴を引き抜いて、暴れまくろうや!」と新生VMのリーダーにYASSHIを指名。
 そしてVM入りを決意した宮原は「俺は本気だってことだ。いつまでも家族ごっこしてる暇はねぇんだって。俺はそういうことするためにプロレスラーになったんじゃねぇんだ。これから自分で決めていかなきゃいけない。それが今日の一歩です」と改めて健介ファミリーに決別宣言。滝澤は「俺と宮原君は一蓮托生だよ」と、健介&勝彦超えを目指す宮原をサポートする模様。今後もVMは増殖していくのか?

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 <夢穫ります!くす玉割りバトルロイヤル>時間無制限くす玉割れるまで
【退場順】井上雅央(フリー)→マリーンズマスク(フリー)→めんそ~れ親父(フリー)→CHANGO(フリー)→高山善廣(高山堂)→なまずマン&菊タロー(アキバプロレス)&バラモン・シュウ(フリー)→バラモン・ケイ(フリー)&なまずマン
○アントーニオ本多(DDT)
12分41秒 くす玉割り成功
●NOSAWA論外(東京愚連隊)
※アントーニオ本多が100万円相当の商品として『佐々木健介との一騎打ち』を獲得

▼第2試合 北斗晶プロデュース~女子プロレス特別試合 30分1本勝負
○豊田真奈美(フリー)/里村明衣子(センダイガールズ)
12分4秒 ジャパニーズ・オーシャン・クインビー・ボム→体固め
堀田祐美子(ディアナ)/●加藤園子(OZアカデミー)

▼第3試合 6人タッグマッチ Junior Scramble Wars 30分1本勝負
○梶原慧/土方隆司(フリー)/TAJIRI(WNC)
12分31秒 ムーンサルトプレス→片エビ固め
フジタ"Jr"ハヤト(みちのくプロレス)/●新井健一郎(DRGON GATE)/K-ness.(DRGON GATE)

▼第4試合 シングルマッチ ザ・トラディショナル・レスリング 30分1本勝負
●北宮光洋
8分27秒 逆さ押さえ込み
○西村修(フリー)

▼第5試合 タッグマッチ 30分1本勝負
宮原健斗/滝澤大志(K-DOJO)
1分35秒 ノーコンテスト
TARU(VM)/村上和成(フリー)

<再試合>
○宮原健斗/滝澤大志(K-DOJO)/梶原慧/北宮光洋
14分42秒 ジャーマンスープレックスホールド
●TARU(VM)/"brother"YASSHI(VM)/拳剛(VM)/村上和成(フリー)

▼第6試合 タッグマッチ~佐々木健介復帰戦 30分1本勝負
○佐々木健介/杉浦貴(NOAH)
21分3秒 ノーザンライトボム→体固め
●中嶋勝彦/大谷晋二郎(ZERO1)

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