長期欠場中の飯田美花のために、ホワイトテイルズをはじめとする縁のある選手たちが開催した『IIDAAIDE』は大盛況!

130129_Iidaaid-1.jpgZABUN
IIDAAIDE〜帆立をなめるなよ〜
日時:1月29日(火)開始:19:00
会場:埼玉・レッスル武道館
観衆:103人

 29日、埼玉・レッスル武道館で右ヒザ前十字靭帯断裂で欠場中の飯田美花のために、ZABUNが主催し、ホワイトテイルズが協力する形で『IIDAAID〜帆立をなめるなよ〜』が開催された。

 飯田にゆかりのある選手として、大畠美咲(プロテストや記念マッチで何かと対戦した相手)、藤本つかさ(アイスリボンに継続参戦した時にお世話になった選手)、勇気彩(NEO時代の先輩)、下野佐和子(同期デビューの仲間)の4選手が集結した。組み合わせは帆立の貝殻(裏にコーナーの色が記載)をトランプのように引いていき、大畠&下野が赤コーナー、藤本&勇気が青コーナーとなることに。
 まずは下野と勇気がショルダータックルで激突し、藤本VS大畠では、大畠が「このペチャパイ!」と精神的な揺さぶりをかける。「ふぇーん」と泣きマネをする藤本に、大畠は「いい齢こいて、ウソ泣きとかしてんじゃねーよ!」と変形フェースクラッシャーにムチ攻撃でお仕置きする。藤本もムチに対抗してサッカーボールを投げつけるが、大畠はナイスキャッチ。ならばと藤本は「腹黒女っ!」とエルボーを放つ。大畠も「このペチャパイがっ!」と言い返すと、藤本は力が抜けるように崩れ落ちる。
 さらに下野がボディースラムの連発で追い討ちをかけるが、受けきった藤本が雷電ドロップをかわしてボディースラム返し。やっと攻勢に出たのだが、セコンドの飯田が「ツカモト!」と名前を呼び間違えてしまう。過去にも呼び間違えられた経験のある藤本だったが、さすがにトーンダウン。
 飯田のアシストに、下野は「ナイス!」とコーナースプラッシュ、串刺しニーで追撃していく。藤本も三角跳びプランチャからのサッカーボールキックでやり返すと、開き直って「ツカモト行きます!」と串刺しドロップキックで反撃し、勇気とのダブルのエースクラッシャーを炸裂させる。
 続く勇気はアトミックドロップを一発。エルボー合戦を挟んでフロントキックを叩き込む。下野もなんでやねん!で丸め込む。返されるとすぐにラリアットからブロックバスターを決めるがカウント2。雷電ドロップは、藤本がボールでカットする。
 これで流れが変わると、勇気は大畠に風車式バックブリーカー、藤本のサッカーボールキックを挟んで、エルボードロップと攻め込む。さらにチョークスラムからダイビング・エルボードロップへと繋げるが、決まらない。それならばとデスバレーボムの体勢に入るも、大畠は回転エビに切り返しムチ攻撃へ。
 あっさり形勢逆転に成功した大畠はジャーマンSH、逆打ちで畳み掛ける。勇気もデスバレーで勝負をかけるが、かわした大畠がムチ攻撃からの変形ブラックダリアで勝利した。

130129_Iidaaid-2.jpg ホワイトテイルズが全員集合したメインは、再び帆立の貝殻が登場。セミと同じように引いていき、その結果、栗原&美央vs.渋谷&華名に決定した。
 いきなり華名vs.美央の顔合わせが実現し、華名がヒップアタックを見舞う。そこに渋谷が割って入り、エプロンの栗原を突き落とし、華名&渋谷のトレイン攻撃が決まる。さらにダブルのフェースクラッシャーからサンドイッチキック。すぐに美央も戦闘モードに入り、「栗原さん!」と飯田のマネをして、ダブルのドロップキックを成功させる。美央「あんまうまくできなかったからもう1回」とトライするが、これは渋谷&華名も読んでいた。
 美央のモノマネに渋谷も感化されたのか、美央&栗原、そして華名を仰向けに寝かせると頭を掻きむしってのタニバットを放つ。だが、これが不発に終わり微妙な雰囲気に......。美央は「どうするんだよ、この空気」と、ストンピングでお仕置きしつつ、トレイン攻撃からタニロケットを成功させ、「栗原さん!」とチェンジ。
 栗原が渋谷をキャメルクラッチに捕えると、美央が正面からキックをお見舞い。渋谷もブーメラン式のボディーアタックでやり返して、ようやく華名と交替する。反撃に出た華名はネックブリーカー、ワキ固め、卍固めと一気に流れを変えていく。すると渋谷も調子に乗って栗原に卍固めをかけようとしたが、逆に栗原に捕まってしまう。仕方なく華名が美央をリリースすると、美央がブラ下がり首4の字にフロントキックで挽回していく。
 続く栗原がブラ下がり腕十字やミサイル弾で華名に追い討ちをかけるも、キックアウトした華名がワキ固め。栗原もグラウンド卍固めに切り返したが、華名が「ナメんじゃねーぞ!」とランニングキック。栗原もデュランダルからの裏投げを狙うが、回避した華名がカナゴンを放って渋谷に託す。
 渋谷はミサイル弾から美央を対角線にハンマースルーしようとしたが、美央が攻守を入れ替え串刺しエルボー。渋谷も同じく形勢を入れ替え同じ技でやり返す。そこから飛びつきDDTで主導権を握った渋谷は、華名のロシアンフックを挟んで、ノーザンライトSHと繋げていく。一方、美央も飛びつき首4の字でギブアップを迫るが、かろうじて渋谷の足がロープにかかる。ピンチを脱した渋谷は、ダブルアーム・フェースバスターから「もらった!」とタイムマシンに乗っての体勢に入る。これをかわした美央は延髄斬りから土蜘蛛という必勝パターンに持ち込むが、寸前のところで華名がカット。この機会を見逃さなかった渋谷がタイムマシンに乗ってで丸め込み、美央からピンフォールを奪ってみせた。

130129_Iidaaid-3.jpg メイン終了後、飯田もリングに上がってホワイトテイルズ5人が勢揃い。代表してマイクを握った飯田が「みなさん本日は本当に本当にありがとうございました。今日、たくさんのファンの方たちと、たくさんの先輩方に支えられて、今の自分があるということを実感しました。これから一日も早い復帰を、また自分のプロレスができることを目指して、これからも頑張っていきますのでみなさんよろしくお願いします」と挨拶。
 そしてGAMIが入場者数は103人だったことを発表すると、「これは飯田君にあげる収益です。売り上げ。さっき、こそくに計算しました。収益だけです。全ポラは入ってないです。全ポラをぬかしての興行の収益、売り上げですね。税金だけ抜かせていただきました。収益が19万7740円! 細かいお金は、面倒くさかったので、私から2260円入れておきました。20万円ピッタリです」と太っ腹なところを披露。
 選手たちからも「太っ腹!」の声が飛ぶ中、GAMIは「それでは帆立をなめるなよ実行委員会からの20万円です。渡したので復帰する前に逃げたりしないでくださいね。地獄の底まで追っていきます。全員で取り立てますから、しっかり復帰してください」と飯田にエールを送った。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 イイダモシャススペシャルシングルマッチ 15分1本勝負
○栗原あゆみ
7分45秒 ストレッチマフラホールド
●旧姓・広田さくら

▼第2試合 イイダホールド3WAY 20分1本勝負
○星ハム子
9分41秒 ヨーロピアンクラッチ
●水波綾
●GAMI

▼第3試合 イイダにゆかりのある人タッグマッチ 20分1本勝負
○大畠美咲/下野佐和子
12分13秒 変形ブラックダリア
藤本つかさ/●勇気彩

▼第4試合 ホワイトテイルズスペシャル 30分1本勝負
華名/○渋谷シュウ
13分47秒 タイムマシンに乗って
栗原あゆみ/●紫雷美央

【記事提供/ZABUN】

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