ケニーがイサミを下して二冠王!Mアーミーが6人タッグ王座奪取!男色尻の餌食となったゆずポンは路上で再戦へ!

130127_DDT-1.jpgDDTプロレスリング
Sweet Dreams!2013
日時:1月27日(日)開始:12:00
会場:後楽園ホール
観衆:1542人(超満員)

 27日、後楽園ホールで行われたDDTプロレスリング『Sweet Dreams!2013』。昨年末、エル・ジェネリコを下してケニー・オメガが奪取したKO-D無差別級王座と、1・14ユニオン新木場大会で石井慧介を下して木高イサミが奪取したDDT EXTREME王座。この2つのタイトルを賭けて、ケニーとイサミが激突することになった。

 EXTREME王者は試合のルールが決められるのだが、イサミは敢えて通常のプロレスルールを指定。さらにケニーの波動拳には弱昇龍拳で対抗するという。カプコンの『ROCK-MEN』が生演奏する自身の入場テーマに乗り、ノリノリで登場したケニーは序盤から試合を優位に進めていく。
 さらにエプロンでコタロー・クラシャーを決めたケニーだったが、場外戦になるとイサミは入場ゲートの鉄枠の上に登ってダイビング・ダブルニードロップを投下。さらにエプロンでケニーに勇脚を叩き込んで、場外カウント17でリングの中に。だが、ケニーは辛くもカウント19で生還。
 ここでケニーはイスを持ち出し、ハードコアルールを得意とするイサミをイスで滅多打ちにしていく。場外でもイス攻撃を見舞って言ったケニーだが、イサミがかわしたため鉄柱に誤爆。松井レフェリーもここでイスを取り上げようとして押し問答。すると、そこにイサミが対角線ダッシュしてのトペを発射。
 ここに松井レフェリーが巻き込まれてしまい失神。レフェリー不在のリング上でケニーはイスでイサミを殴打していくがイサミは敢えて「来い」「来い」と挑発し、ケニーのイス攻撃を受け止める。ケニーは旋回式ドクターボムから波動拳を放っていくが、イサミは予告通り昇龍拳で迎撃。さらにエルボー合戦でもイサミはカウンターのグーパンチを叩き込む。
 ケニーもコーナーにイサミを乗せると、コーナーに登っていってイサミを肩車。そのままトップコーナーに登って雪崩式クロイツ・ラス! やや体勢が崩れて完璧には決まらなかったため、ケニーは正調クロイツ・ラスを狙ったが、着地したイサミは勇脚。後頭部にもう一発叩き込んだイサミは、勇脚・斬を狙ったが、かわしながら肩口に担ぎ上げたケニーは片翼の天使で叩き付けて3カウント!
 KO-D無差別とEXTREMEの二冠王となったケニーは、2・17後楽園大会で行うKO-D無差別級王座の挑戦者に「DDTで一番強い選手だから」という理由でHARASHIMAを指名。これまで4度のシングル戦で3敗(1勝はハードヒットルール)と分が悪いHARASHIMAだが、「指名されなくても名乗り出ようと思っていた。本当のビッグマッチ、DDTのメインイベントでお前に勝ちたい」と語った。

130127_DDT-2.jpg 1・12大阪大会でトーナメントを勝ち抜き、初代KO-D6人タッグ王者チームとなった石井慧介&高尾蒼馬&入江茂弘のチーム・ドリフ。初防衛戦の相手はアントーニオ本多&佐々木大輔&火野裕士のモンスターアーミー。
 この試合からDDT所属となった入江は高尾に向かってロープに飛んだ佐々木に対し、横から飛び込んでいってタックルで吹っ飛ばすと、高尾と一緒にクネクネしてからバマイェを狙ったが、これは火野がダブルラリアットで迎撃。石井が火野にニールキックを放っていったが、佐々木が石井をNOW OR NEVERで叩き付けてモンスターアーミーが勝利。
 6人タッグ王座を奪取したアントンは「我々モンスターアーミーがこの真っ白なベルトを我々の色に染めることで、その価値が天まで届くようにします。その価値が3億円くらいまでになったとき、ヤフーオークションに......なんちゃってね。我々の新しい未来をこのベルトと共に見守ってください」とマイクアピール。
 実家のちゃんこ屋を継ぐためプロレスからセミリタイヤ状態だった大鷲透。昨年から徐々にプロレスを再びやるようになっていたが、大鷲ちゃんこ東京進出を目指して、東京に移住したことを発表。そこでDDTにも本格復帰することを宣言したが、高木大社長は今年の契約更改で、予想に反して誰も辞めなかったため、これ以上選手は増やせないと言い出す。
 そこで鶴見亜門GMが2・17後楽園大会で大鷲の査定試合を行い、もし大鷲が合格した場合は代わりに誰か1人クビにすることを提案した。

130127_DDT-3.jpg 2011年に行われた『仮面貴族FIESTA』で一度だけ実現した高木三四郎&愛川ゆず季のタッグ"爆乳222cm砲"がまさかの再結成! 4月に引退する愛川だが、これが正真正銘最後の爆乳222cm砲となるだろう。その相手は愛川を偽乳呼ばわりする世IV虎。ただし愛しのダーリンとのタッグではなく、天敵といってもいい男色ディーノ。
 試合前、高木に向かって「ゆずポンが引退前に他団体に出るのはDDTだけなんですよ。だから何かあったらと思うと心配で」とスターダムのロッシー小川代表が言うと、高木はそれならリングサイドから試合を観て、もうダメだと思ったらストップをかけてくれと提案。
 やや高木の下心が見えつつも、ダブルのゆずポンキックを決めるなど、なかなかの好連携を見せた爆乳222cm砲。だが、世IV虎を羽交い締めにした高木が愛川に向かって「アレしかない! 俺ごとパイパイアタック!」と叫ぶ。小川代表からロッシーストップが入ったが、高木が強行して愛川が突進すると、何と高木は世IV虎を突き飛ばして自分がパイパイアタックを受けようとする。
 しかし愛川はギリギリでストップすると高木をゆずポンキックで制裁。すかさず世IV虎が愛川をネックハンギングボムで叩き付けると、何とディーノにコーナーに登ってケツを出すように指示。さすがのディーノも「いいのか? お前のところの選手だぞ!」と訴えるが、世IV虎は構わずディーノにコーナーに登るように言うと、愛川を抱え上げるが、高木が間一髪で阻止。
 すると世IV虎は高木の顔面をディーノのケツに押し付ける。ついに小川代表自らリングに上がってきてロッシーストップを発動させたが、何と世IV虎は小川代表に蹴りを入れると、ディーノのケツに顔面を押し付ける暴挙に出る! これで邪魔者はいなくなったぜとばかり、満を持して愛川の顔面をディーノの顔面に押し付けていった世IV虎。
 さらに世IV虎は高木とのラリアット合戦にも打ち勝ち、コーナー二段目からのダイビング・セントーンを投下。最後はディーノがアンダータイツの中に高木の頭をねじ込む真・男色ドライバーを決めて勝利。まさかの敗戦を喫した高木が、精神的ショックもあって倒れたままの愛川に向かって「ゆずポン、このままでいいのか? あんたのレスラー魂はこんなものでいいのか?」と訴えるが、ようやく立ち上がった愛川は「私はもうこんな目に遭いたくありません!」と絶叫。
 それでも高木が「まだまだプロレスでやり残したことがあるんじゃねぇのか? もう1回組んでやろうよ」と訴えると、愛川は「実はまだ1つやりたいことがあります。路上プロレス! 私のプロレス人生でやってみたいなと思います」と路上プロレス参戦を表明。それを聞いた世IV虎も「路上プロレス? 最高じゃねぇかよ! うちのダーリンがよくやってるやつだろ?」と乗り気になり、高木は3月頃に路上プロレスでの再戦を示唆した。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 タッグマッチ 30分1本勝負
大石真翔/○彰人(スポルティーバ)
7分14秒 飛び付き完璧足4の字固め
●遠藤哲哉/風戸大智(ユニオン)

▼第2試合 新春お年玉企画!福田洋試練の1vs5ハンディキャップマッチ 30分1本勝負
●福田洋(ユニオン)/ばってん多摩川(西口プロレス)/中澤マイケル/星誕期/DJニラ(在野)
5分43秒 十字架固め
○伊橋剛太

▼第3試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負
○HARASHIMA/ヤス・ウラノ/FUMA(ユニオン)
10分53秒 蒼魔刀→エビ固め
MIKAMI/佐藤光留(パンクラスMISSION)/●マサ高梨

▼第4試合 タッグマッチ 30分1本勝負
●高木三四郎/愛川ゆず季(スターダム)
10分32秒 真・男色ドライバー→漢固め
○男色ディーノ/世Ⅳ虎(スターダム)

▼第5試合 シングルマッチ 30分1本勝負
○飯伏幸太
11分48秒 片逆エビ固め
●竹下幸之介

▼第6試合 KO-D6人タッグ選手権試合 60分1本勝負
[王者組]●石井慧介/高尾蒼馬/入江茂弘
10分32秒 NOW OR NEVER→片エビ固め
[挑戦者組]アントーニオ本多/○佐々木大輔(フリー)/火野裕士(K-DOJO)
※初代王者組が初防衛に失敗。モンスターアーミーが第2代王者組となる

▼第7試合 KO-D無差別級&DDT EXTREME級ダブル選手権試合 60分1本勝負
[KO-D王者]○ケニー・オメガ
23分14秒 片翼の天使→エビ固め
[EXTREME級王者]●木高イサミ(ユニオン)
※第44代KO-D王者ケニーが初防衛に成功。第21代EXTREME王者のイサミが初防衛に失敗。ケニーが第22代EXTREME王者となる

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