「スターダムの風景を変えてやる」という木村に対し、奈苗は「私が風景を変えさせない」愛川は宝城に非情な攻め予告
スターダム
NEW YEAR STARS2013
日時:1月6日(日)開始:12:00
会場:新木場1stRING
観衆:355人(超満員)
6日、新木場1stRINGで行われたスターダムSeason10『NEW YEAR STARS2013』開幕戦。スターダムにとって勝負の年となる2013年最初の大会では、14日の後楽園大会で行われる高橋奈苗vs.木村響子のワールド・オブ・スターダムの前哨戦として、奈苗&脇澤美穂のナナミホvs.木村&ヘイリー・ヘイトレッドが行われた。
ナナミホの先発として脇澤が出て来ると、木村は控えの奈苗に向かって「ビビってんのか?」と挑発。すると奈苗が入ってきてレスリングテクニックでグラウンドに持ち込む。すぐさま木村も総合仕込みの動きで対応し、腕十字を仕掛ける。脇澤も奈苗をサポートしようとするが、ヘイリーは蹴りとチョップで圧倒。脇澤がモンスター軍に捕まる場面が目立つようになる。
さらに奈苗のブレーンバスターをフロントネックロックで切り返した木村は、後方の投げてからアンクルホールドへ。回転して逃れた奈苗はアルバトロスに捕らえるが、木村は強引に立ち上がってバックドロップ。奈苗もバックドロップを返すが、木村はすぐに立ち上がってビッグブーツを返すと、奈苗のラリアットを腕へのビッグブーツで迎撃してからノータッチヘッドバット。
ヘイリーもラリアットを奈苗に叩き込むと、脇澤に対してモンスター軍は合体攻撃を狙う。だが、奈苗が木村を捕まえると、脇澤が縁ーを場外に追いやってから木村にクローホールSTO。さらに雪崩式フランケンで投げると、奈苗のイクボムから脇澤がダイビング・ボディプレスを投下。そしてフィッシャーマンバスターで投げてカバーにいくと、ヘイリーが入ってきてぶっこ抜きジャーマンでカット。
モンスター軍は再び合体攻撃を狙うが、脇澤は木村にバックスライド・フロム・ベノム! 辛くもカウント2でヘイリーがカットすると、木村はビッグブーツを連発。奈苗には張り手からのグーパンチ! これでダウンした奈苗をヘイリーが抑え付けると、木村は「よく見ておけ」と言い放ってから脇澤にスリーパーを決めてレフェリーストップで勝利。
試合後、木村は「オイ、高橋奈苗! 最高だな、お前の泣きそうな顔。オイ、お前らも普段一番上でふんぞり返っている奴の泣きそうな顔、見たいだろ? そこらへんのお前らも見たいだろ? 後楽園ホールでベルト獲ってコイツの泣き顔を見せてやるよ。そしてスターダムの退屈な風景を変えてやるよ」と言い放つ。対する奈苗も「スターダム、次の後楽園で2周年を迎えます。ここまで来るのは決して順調ではなかった。私たちは道なき道を作ってきたいんです。私は後楽園、両国、その先を見ている! だから木村響子が何を叫ぼうがちっちゃなことなんだよ! 私がスターダムの風景を変えさせない!」と言い返した。
14日の後楽園大会でワンダー・オブ・スターダムを賭けて対戦する愛川ゆず季と宝城カイリは、この日は同じ全力女子として夕陽、松本浩代と組んで、夏樹☆たいよう&世IV虎&鹿島沙希&安川惡斗の川崎葛飾最強伝説とユニット対抗戦を行った。
これが最後の8人タッグマッチとなる愛川だが、リングインすると全力女子全員でゆずポンキックシャドー。14日の後楽園で一騎打ちが決まっている松本と世IV虎は序盤から激しいぶつかり合い。いきなり松本がジャーマンで投げれば、世IV虎も世IVドンを返す。さらに夏樹が入ってきて世IV虎との合体攻撃を狙えば、昨年12・24後楽園大会でのタッグタイトル戦で敗れている夕陽が入ってきて阻止。
だが、川葛はさすがのチームワークで夕陽を捕まえていき、代わる代わる攻撃。夕陽は何とか蹴りで反撃すると宝城にタッチ。前方回転ネックブリーカーからダブルチョップを連打した宝城だが、スピアーを世IV虎はガッチリと受け止める。背後から愛川が蹴りを連打すると、宝城のスピアーと愛川の水面蹴りを合体でお見舞い。だが、世IV虎もダブルラリアットで2人まとめてなぎ倒すと、白ベルトを執拗に狙っている惡斗が愛川に向かっていく。
さらに愛川とは因縁のある鹿島もクリストと見せかけてヒザ十字固めを決めていったが、愛川はロープに脱出。徐々に捕まり出した愛川だが、ヒザをついた愛川を踏み台にして夕陽がジャンピングキックでカットに入ると、松本と宝城が愛川を持ち上げてYKレッド(カカト落とし)。夏樹が三角跳びプランチャを放っていくが、宝城がかわしてリングに戻ると、松本が宝城を持ち上げて場外の川葛に投げつける。
リング上は愛川vs.鹿島に。愛川のシャイニングゆザードからパイパイアタックを、「気持ちワリィな!」と叫びながら蹴りで迎撃した鹿島はしじみで丸め込むがカウントは2。すると愛川は蹴りで反撃していき、最後はYKブルー(後ろ回し蹴り)からのYKレッドを非情なまでに叩き込んで3カウントを奪った。
不適な笑みを浮かべながら鹿島を見下ろした愛川。あと4カ月で引退とはいえ、さすがに後輩たちには滅法強く、14日の後楽園で愛川に挑む宝城に対しても「今の時点ではキャリアも練習量も体格もひとつも負けていないと思います。思い出マッチにならないように全力を尽くして、非情なまでに攻めて絶対にベルトを防衛したいと思います」とキッパリ。宝城はマル秘の攻撃を特訓しているというが、果たして......
※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。
▼第1試合 スターダム3WAYバトル 15分1本勝負
○翔月なつみ
6分26秒 横入り式エビ固め
●横尾由衣
※もう1人は岩谷麻優
▼第2試合 シングルマッチ 15分1本勝負
○紫雷イオ
9分52秒 マヒカ・デ・イオ
●ケリー・スケーター(SHIMMER)
▼第3試合 ユニット対抗戦 8人タッグ 20分1本勝負
[全力女子]○愛川ゆず季/松本浩代(エスオベーション)/夕陽(ZERO1野良犬道場)/宝城カイリ
12分23秒 ゆずポンキック・レッド→片エビ固め
[川崎葛飾最強伝説]夏樹☆たいよう/世IV虎/●鹿島沙希/安川惡斗
▼第4試合 ユニット対抗戦 タッグマッチ 30分1本勝負
[ナナエ軍団]高橋奈苗/●脇澤美穂
16分25秒 胴絞めスリーパー→レフェリーストップ
[キムラモンスター軍☆]○木村響子(フリー)/ヘイリー・ヘイトレッド(フリー)
▼第5試合 新春スターダム・ランブル
○脇澤美穂
16分25秒 オーバー・ザ・トップロープ
●宝城カイリ
●翔月なつみ
【退場順】木村響子→ヘイリー・ヘイトレッド→高橋奈苗→松本浩代→愛川ゆず季→世IV虎→ケリー・スケーター→夏樹☆たいよう→鹿島沙希→紫雷イオ→夕陽→横尾由衣→岩谷麻優→安川惡斗
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