アジアタッグを防衛したジュニスタに大和&光留が挑戦表明!内田代表に張り手を見舞った蝶野「俺は選手だ!」

130103_AJPW-1.jpg全日本プロレス
2013 新春シャイニング・シリーズ
-NEW YEAR 2DAYS-
日時:1月3日(木)開始:12:00
会場:後楽園ホール
観衆:1750人

 3日、後楽園ホールで行われた全日本プロレス『2013 新春シャイニング・シリーズ-NEW YEAR 2DAYS-』。昨年末の『世界最強タッグリーグ戦』も屈強なヘビー級コンビがひしめく中、ジュニアヘビー級のコンビながらどの公式戦でも熱戦を展開した金本浩二&田中稔のジュニア☆スターズ。ジュニスタの持つアジアタッグ王座に、同じジュニアヘビー同士のコンビであるカズ・ハヤシ&近藤修司のTEAM246が挑戦。

 ジュニア同士らしい目まぐるしく攻守が入れ替わる熱戦となった。ジュニスタはカズに対し、金本のムーンサルトプレスに続き、稔がFIREBALLスプラッシュを投下。これが完璧に決まり、勝負あったかに思われたが、カウント2で近藤が辛くもカット。15分が経過し、稔はバズソーキック。これをキャッチして巻き投げ固めで丸め込んだカズは、続けて丸め込むと、ファイナルカットを狙うが、稔はジャーマンで切り返す。そこに近藤が入ってきてザ☆オリジナル。金本が近藤を蹴っていくが、カズが金本にハンドスプリング・レッグラリアット。
 4者ともダウンする中、246は2人がかりで稔を狙っていくが、稔はことごとくかわしてみせる。だが、カズのファイナルカットが決まると、近藤がキングコング・ラリアット。さらにカズはパワープラントで叩き付けていき、これで勝負あったかと思われたが、カウント2で金本がカット。
 勝負の行方が分からなくなった中、もう一度パワープラントを狙ったカズを稔はミノルスペシャルからのHEATクラッチで丸め込む。これもカウント2で返したカズだったが、稔は電光石火のミノルスペシャルを決め、金本も場外で近藤をアンクルホールドで抑え付けていたため、カズはギブアップ!

130103_AJPW-2.jpg 厳しい試合を制して王座を防衛したジュニスタ。稔はこの試合のダメージにより、ボーナストラックのジュニアヘビー級バトルロイヤルに参加出来なかったが、そこで最後まで残った金本から丸め込みながらピンフォールを奪い、優勝したのが前日に世界ジュニア王座から陥落した大和ヒロシ。
 すると大和は「2013年、昨日、しょっぱなから世界ジュニアのベルトを落としましたが、こんなところでへこたれていられないです。今、アジアタッグのチャンピオンから完璧なフォールを奪いました。だから今の私にアジアタッグに挑戦できる資格があると思います。でもパートナーがいないんです。パートナーが決まっていないからって挑戦しちゃいけないルールなんてないと思います!」と訴える。
 すると、そこに現れたのが大和にとって最大のライバルである佐藤光留! 「大和ヒロシ、新年早々バカが戻ってきたみたいだな。お前以外の全員が思っているよ。アジアタッグに挑戦するならパートナーが決まらないと挑戦できないって。大和ヒロシ、いや情熱バカ! 俺と組んでジュニスタ倒そうぜ!」と情熱変態タッグを再結成し、ジュニスタに挑戦しようと持ち掛ける。
 だが、大和は光留の握手に応じず張り手。当然光留も張り手を返し、相変わらずの張り手の打ち合いになると、大和の情熱が上回り光留はダウン! すると大和は「2013年、俺はこの男と組んでアジアタッグに挑戦します!」と情熱変態タッグでアジアタッグ挑戦を宣言した。

130103_AJPW-3.jpg 近藤が持っているGHCジュニアと、前日の大日本プロレス後楽園大会で征矢学が奪取したBJW認定ストロングヘビー級のベルトを持った内田代表がリングに上がり、シリーズ最終戦となる1・26大田区体育館大会で、武藤敬司&リック・フレアーvs.藤波辰爾&真田聖也が決まったと発表。観客から大きなどよめきが起こると、内田代表も思わず「頑張りました。なお、藤波選手は全日本初参戦となります」と自信のある表情で語った。
 さらに内田代表は蝶野正洋とリング上でアドバイザリー契約を公開で交わすことに。交渉が難航していると言われていたが、大人しく内田代表と同じテーブルについた蝶野は契約書にサインをすると、「プロレスを続けて、たくさんのことを勉強させてもらっています。プロレスに感謝しています。今年、全日本プロレスにアドバイザーという形で関わらせてもらいます。目指す以上はテッペンを目指して! このリングを日本から発信する世界のリングに。自分は協力して邁進します」長い歴史を持つ全日本プロレス、王道プロレス、プロレスLOVE。業界でトップを取るのがこの団体の使命として、アドバイザーとして協力すると。お願いします!」と真摯に挨拶。
 そして、いざ内田代表と握手をかわそうとした瞬間、何と内田代表に思いきり張り手を見舞った蝶野は「オイ、アドバイザーだと、ふざけるな! 何がアドバイザリー解約だ、オラ! 俺は選手だ! 諏訪魔! 大田区! 俺のリング用意しろ、オラ! アドバイザーっていうのは何を言ってもいいんだ! よく覚えておけ、オラ! ガッデム、アイムチョーノ!」と態度を一変させ、アドバイザーとしてではなく、"選手"として1・26大田区大会への参戦を表明。以前から合体を示唆していた諏訪魔をパートナーに指名したとのこと。
 また、この日行われた曙vs.ジョー・ドーリングの次期三冠挑戦者決定戦は、曙がアバランシュホールドからのボディプレス3連発で勝利したため、1・26大田区大会で船木誠勝の持つ三冠王座に曙が挑戦することが決定した。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 シングルマッチ 30分1本勝負
○西村修(フリー)
2分53秒 逆さ押さえ込み
●中之上靖文

▼第2試合 タッグマッチ 30分1本勝負
○KENSO/MAZADA(東京愚連隊)
8分4秒 ダイビングエルボードロップ→片エビ固め
SUSHI/●アンディ・ウー

▼第3試合 シングルマッチ 30分1本勝負
○河野真幸
6分46秒 ジャイアントニードロップ→片エビ固め
●宮本和志(天龍プロジェクト)

▼第4試合 太陽ケア壮行試合 10人タッグマッチ 30分1本勝負
○太陽ケア/武藤敬司/船木誠勝/渕正信/TAKAみちのく(K-DOJO)
17分19秒 TKO→片エビ固め
諏訪魔/大森隆男/征矢学/浜亮太/●大和ヒロシ

▼第5試合 次期三冠挑戦者決定戦 シングルマッチ 時間無制限1本勝負
○曙(フリー)
5分2秒 ランニングボディプレス→片エビ固め
●ジョー・ドーリング
※曙が1・26大田区大会で開催される三冠ヘビー級選手権試合の挑戦者に決定

▼第6試合 アジアタッグ選手権試合 60分1本勝負
[王者組]○田中稔/金本浩二(新日本)
19分20秒 ミノルスペシャル
[挑戦者組]●カズ・ハヤシ/近藤修司
※第89代王者組ジュニスタが2度目の防衛に成功

▼第7試合 GAORA TV チャンピオンシップ 60分1本勝負
[王 者]○真田聖也
20分48秒 THIS IS IT
[挑戦者]●本間朋晃(チーム花鳥風月)
※初代王者・真田が3度目の防衛に成功

▼第8試合 新春ジュニアヘビー級バトルロイヤル 時間無制限
○大和ヒロシ
6分27秒 横入り式エビ固め
●金本浩二
【退場順】カズ・ハヤシ→近藤修司→アンディ・ウー→渕正信→TAKAみちのく→MAZADA→SUSHI→金本浩二

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