桜庭も駆け付けた大晦日イベント。DREAMでは川尻が小見川に勝利!GLORYの1DAYトーナメントはシュルトが優勝!

121231_D18-G4-1.jpgグローリースポーツインターナショナル
DREAM.18&GLORY4
〜大晦日 SPECIAL 2012
日付:12月31日(月)開始:16:00
会場:さいたまスーパーアリーナ
観衆:未発表

 31日、さいたまスーパーアリーナで行われたグローリースポーツインターナショナルによる『DREAM.18&GLORY4 〜大晦日 SPECIAL 2012』。FEGからGSIに体制が代わって行われることになった総合格闘技イベント『DREAM.18』に、当初は12・2幕張メッセで開催される予定だった立ち技格闘技イベント『GLORY4』が合体し、大晦日恒例の格闘技イベントとして開催された。

 『DREAM.18』の目玉カードは、第一部(DREAM)のメインとなった川尻達也vs.UFC帰りの小見川道大の一戦。川尻が左ロー、左ハイ、右ジャブで牽制し、小見川の左フックにあわせタックルでていくダウン。両者細かくパンチを刻みながら、川尻はサイドポジションに移動しようとするが、小見川は離さず。川尻は上からコツコツ殴っていくが、小見川も下から応戦。一度立ち上がった川尻は飛び込んでパンチを叩きこもうとするが、これを引きこまれて小見川は腕を極めていく。川尻が上の体勢のまま残り時間1分。なかなか展開が動かず細かく川尻が殴っていく。下から的確に顔面を殴っていく小見川。立ち上がった川尻が走りこんでパンチを狙った所で1R終了。
 3R、川尻の左ローに小見川が左フックを合わせる。さらに川尻のタックルをフロントチョークでキャッチした小見川。そのまま川尻は押し倒し上の体勢を取る。だが小見川が腕を取りこれを身体をひねって逃げた川尻。川尻が上からパンチをコツコツと当てていくが、1R、2Rと同じく決め手に欠ける展開。川尻はサイドポジションに移行、そこからマウントポジションへ。川尻は肩固め。そのまま3R終了し、観客からはブーイングや「つまんねーぞ!」という怒声が飛ぶ中、判定で川尻が勝利した。

121231_D18-G4-2.jpg 『GLORY4』で行われたのは、「GLORY GRAND SLAM」なるヘビー級16選手が参加して行われた1DAYトーナメント。すべて3分3Rで行われていたK-1 WORLD GPなどと違い、1・2回戦は2分3R、準決勝・決勝は3分3Rといった具合にいくつか新たなシステムを採用。
 そのためか、ピーター・アーツやエロール・ジマーマンといったK-1常連組がまさかの1回戦敗退。レミー・ボンヤスキーも2回戦で敗退となった。そんな中、決勝戦まで勝ち上がってきたのは"K-1の絶対王者"だったセミー・シュルトと、ストップ・ザ・シュルト最有力と思われていたダニエル・ギタ。
 シュルトが前蹴りとヒザで牽制しながら、お互い距離を測る。ギタが左ハイから左右のストレートでシュルトの顔面を捉えるも、これは浅い。シュルトがワンツーから前蹴り。さらに追撃のワンツー。ギタは左ストレートで応戦。ならばとシュルトはワンツーからヒザ。ギタもフックで返す。ギタはシュルトのパンチをかいくぐって前に出ようとしたが、そこへシュルトの左ハイが側頭部にヒット。ギタはなんとか立ち上がり、ファイティングポーズを取るも、レフェリーがダメだと判断して試合をストップ。客席からは大ブーイングが飛ぶが、これで決勝は終了。システムが変わろうが、体制が変わろうが、シュルトの強さは何ら代わらないことが証明された。

121231_D18-G4-3.jpg 第一部の休憩時間明けに桜庭和志が登場。仮面姿でDREAMと新日本プロレスのマークが入ったTシャツ姿でリングに上がった桜庭は、「皆さん、久しぶりの格闘技、楽しんでますか? 皆さんに紹介したい人がいます。ピエールさんよろしくお願いします」とGLORY代表のピエール氏を呼び込む。
 ピエール氏は「この日本にとって、とても大事な大晦日に、さいたまスーパーアリーナに来ることが出来、嬉しく思います。さいたまスーパーアリーナは日本の格闘技のホームです。素晴らしいファンの皆さんに会えて嬉しいです。私は全力で日本で格闘技を蘇らせる努力をします」と挨拶。
 そして1・4新日本プロレスの東京ドーム大会で中邑真輔とシングルマッチが決まっている桜庭は「僕は今度1・4東京ドームで試合をしますが、またさいたまでも試合をしたいと思いますので応援よろしくお願いします」と、再び格闘技への出陣も示唆。
 また、"コスプレファイター"長島☆自演乙☆雄一郎は、GLORY4の70kg級スーパーファイトに出場。何と自演乙はV字の吊りパンに、パンツを顔に被った"変態仮面"のコスプレで登場! 試合では飛びヒザ蹴りを仕掛けたり、バックブローから浴びせ蹴りのようなトリッキーな動きも見せたが、コツコツと打撃を当てていったオランダのロビン・ファン・ロスマーレンが判定勝ちを収めた。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 DREAMライト級ワンマッチ:DREAMルール/5分3R
●北岡悟(LOTUS)
2R 3分46秒 レフェリーストップ
○ウィル・ブルックス(アメリカ/MIDWEST TRAINING CENTER)

▼第2試合 DREAM女子ワンマッチ:DREAMルール/5分2R
○マルース・クーネン(オランダ/ゴールデン・グローリー)
1R 3分29秒 腕ひしぎ十字固め
●フィオナ・マクスロー(オーストラリア/CALE CROSBY MMA)

▼第3試合 DREAMウェルター級ワンマッチ:DREAMルール/5分3R
○桜井"マッハ"速人(マッハ道場)
判定3-0
●フィル・バローニ(アメリカ/AKA)

▼第4試合 DREAMミドル級ワンマッチ:DREAMルール/5分3R
○メルヴィン・マヌーフ(オランダ/ショータイム/マイクスジム)
1R 50秒 レフェリーストップ
●デニス・カーン(カナダ/アメリカン・トップチーム)

▼第5試合 DREAMバンタム級ワンマッチ:DREAMルール/5分3R
○ビビアーノ・フェルナンデス(ブラジル/ファイトチーム・ビビアーノ)
1R 1分46秒 三角絞め
●前田吉朗(パンクラス稲垣組)

▼第6試合 DREAMライト級ワンマッチ:DREAMルール/5分3R
○青木真也(パラエストラ東京/Evolve MMA)
2R 24秒 ギブアップ
●アントニオ・マッキー(アメリカ/BodyShop Fitness Team)

▼第7試合 DREAMフェザー級ワンマッチ:DREAMルール/5分3R
●高谷裕之(高谷軍団)
判定1-2
○ジョージ・カラカニアン(アメリカ/ミレニアMMA)

▼第8試合 DREAMフェザー級ワンマッチ:DREAMルール/5分3R
○川尻達也(吉田道場)
判定3-0
●小見川道大(T-BLOOD)

▼第9試合 GLORY スーパファイト:GLORYキックボクシングルール/3分3R
○ジェロム・レ・バンナ(フランス/Le Banner X tream Team)
3R KO
●KOICHI(バンゲリングベイ・スピリット)

<第2部:GLORY>
▼第1試合 GLORY GRAND SLAM 1回戦:GLORY GRAND SLAMルール/2分3R
○セミー・シュルト(オランダ)
2R 2ダウン
●ブライス・ギドン(フランス)

▼第2試合 GLORY GRAND SLAM 1回戦:GLORY GRAND SLAMルール/2分3R
●セルゲイ・ハリトーノフ(ロシア)
2R ポイント連取
○リコ・ヴァーホーベン(オランダ)

▼第3試合 GLORY GRAND SLAM 1回戦:GLORY GRAND SLAMルール/2分3R
○グーカン・サキ(オランダ)
1R 2KO
●羅王丸(日本/TARGET)

▼第4試合 GLORY GRAND SLAM 1回戦:GLORY GRAND SLAMルール/2分3R
○アンデウソン"ブラドック"シウバ(ブラジル)
1R 2KO
●イゴール・ユルコビッチ(クロアチア)

▼第5試合 GLORY GRAND SLAM 1回戦:GLORY GRAND SLAMルール/2分3R
○レミー・ボンヤスキー(オランダ)
判定
●フィリップ・ヴェルリンデン(ベルギー)

▼第6試合 GLORY GRAND SLAM 1回戦:GLORY GRAND SLAMルール/2分3R
●エロール・ジマーマン(オランダ)
2R ポイント連取
○ジャマール・ベン・サディック(モロッコ)

▼第7試合 GLORY GRAND SLAM 1回戦:GLORY GRAND SLAMルール/2分3R
●ピーター・アーツ(オランダ)
2R レフェリーストップ
○ムラッド・ボウジディ(オランダ)

▼第8試合 GLORY GRAND SLAM 1回戦:GLORY GRAND SLAMルール/2分3R
○ダニエル・ギタ(ルーマニア)
3R 判定
●ジョナタ・ディニス(ブラジル)

▼第9試合 GLORY GRAND SLAM 2回戦:GLORY GRAND SLAMルール/2分3R
○セミー・シュルト(オランダ)
2R ポイント連取
●リコ・ヴァーホーベン(オランダ)

▼第10試合 GLORY GRAND SLAM 2回戦:GLORY GRAND SLAMルール/2分3R
○グーカン・サキ(オランダ)
1R KO
●アンデウソン"ブラドック"シウバ(ブラジル)

▼第11試合 GLORY GRAND SLAM 2回戦:GLORY GRAND SLAMルール/2分3R
●レミー・ボンヤスキー(オランダ)
2R ポイント連取
○ジャマール・ベン・サディック(モロッコ)

▼第12試合 GLORY GRAND SLAM 2回戦:GLORY GRAND SLAMルール/2分3R
●ムラッド・ボウジディ(オランダ)
2R TKO
○ダニエル・ギタ(ルーマニア)

▼第13試合 GLORY85kg級スーパーファイト:GLORY キックボクシングルール/3分3R
●松本哉朗(藤本ジム/新日本キックボクシング協会)
判定
○ジェイソン・ウィルニス(オランダ)

▼第14試合 GLORY GRAND SLAM 準決勝戦:GLORY GRAND SLAMルール/3分3R
○セミー・シュルト(オランダ)
2R ポイント連取
●グーカン・サキ(オランダ)

▼第15試合 GLORY GRAND SLAM 準決勝戦:GLORY GRAND SLAMルール/3分3R
●ジャマール・ベン・サディック(モロッコ)
1R KO
○ダニエル・ギタ(ルーマニア)

▼第16試合 GLORY53kg級スーパーファイト:GLORYキックボクシングルール/3分3R
○江幡睦(伊原道場/新日本キックボクシング協会)
判定
●キム・サンチェ(韓国)

▼第17試合 GLORY70kg級スーパーファイト:GLORYキックボクシングルール/3分3R
●長島☆自演乙☆雄一郎(魁塾)
判定
○ロビン・ファン・ロスマーレン(オランダ)

▼第18試合 GLORY GRAND SLAM 決勝戦:GLORY GRAND SLAMルール/3分3R
○セミー・シュルト(オランダ)
1R KO
●ダニエル・ギタ(ルーマニア)
※シュルトがGLORY GRAND SLAM優勝

このページの先頭へ
コラム女子プロレス団体『FEATURES』
スターダム世IV虎の番長日記
はるか悠里の格闘アイドル育成計画
スターダム須佐えりの初勝利への道
月別アーカイブ
団体